移住コラム

【埼玉】秩父へ移住する魅力とは?秩父にある地域ごとの特徴や移住お役立ちサイトを紹介

埼玉県の北西部に位置する秩父地方。自然豊かなエリアでありながら、都心へのアクセスも良いので、二拠点居住や移住先として検討している方は多いでしょう。しかし、秩父に住むことで困ることや後悔することはないか、移住する前に把握しておきたいですよね。

そこで本記事では、秩父地方への移住はありかなしか判断できるよう、魅力や注意点についてまとめました。移住希望者におすすめのエリアも紹介するので、少しでも興味のある方は参考にしてみてください。

秩父の特色・魅力とは?移住するメリットを紹介

まずは、秩父の特色や魅力から押さえておきましょう。今回紹介するメリットは、以下の3つです。

  • 自然豊かで都内へのアクセスも良く暮らしやすい
  • 観光資源が多彩!アクティブに過ごせる
  • 移住・子育て・高齢者対象の支援制度が充実している

それぞれ詳しく解説するので、秩父は移住先として適しているのか自分なりに判断してみてください。

自然豊かで都内へのアクセスも良く暮らしやすい

秩父は雄大な山々に囲まれた地域でありながら、都内へのアクセスも良く、丁度よい田舎暮らしができるエリアです。東京・池袋へは電車で約1時間半ほどで到着するので、休日は都内でショッピングや観光を楽しむなど、思い思いの過ごし方が可能となります。

また、都内に勤務している方にとっても、通えない距離ではありません。例えば、基本はリモートワークで週1〜2日のみ出勤という方は、秩父に移住しても通勤が負担に感じることはほとんどないでしょう。

観光資源が多彩!アクティブに過ごせる

秩父には観光スポットがたくさんあるので、刺激的な日々を過ごせるところもメリットの一つです。例えば、長瀞(ながとろ)町にある宝登山ロープウェイは、山頂から秩父の街並みを展望できる観光スポット。季節ごとに変わる風景は、何度訪れても楽しめます。山頂には宝登山小動物公園もあるので、親子で訪れるのもおすすめです。

他にも、ライン下りを楽しめる長瀞岩畳や約2100年の歴史ある秩父神社、桜の名所で知られる羊山公園など、魅力的な観光スポットがたくさんあります。アクティブに過ごしたい方にとっても、秩父での暮らしは満足することでしょう。

移住・子育て・高齢者対象の支援制度が充実している

秩父が暮らしやすい理由は、町の雰囲気や立地の良さだけでなく、支援制度が充実している点も挙げられます。移住を考えている方向けの支援制度が新設されたことで、以前に増して、秩父は移住しやすい町として注目されています。

秩父市を例にすると、以下の支援制度を実施しています。

  • 若者移住者(IJUターン)就職奨励金:1人あたり20万円を交付
  • 軽自動車購入費助成金:車両本体購入費の1/2に相当する額を交付
  • 移住支援金:60〜100万円の支援金を交付
  • 秩父市出産祝金:最大50万円の祝金を交付
  • 乳児おむつ購入費助成制度:乳児一人につき上限1万円を助成
  • バス回数乗車券の購入費助成:バス回数乗車券(3,000円)の購入時に1,500円を助成

それぞれが設けている要件を満たすことで、対象者として支援を受けられます。他の地域でも独自の支援を実施しているので、ぜひチェックしてみてください。

参考:移住を考えている方向けの支援制度
参考:子育て・教育の支援制度
参考:高齢者世帯向けの支援制度

秩父への移住は後悔しない?把握しておくべき2つの注意点

秩父には、移住するメリットがある反面、注意しなければいけないこともあります。ここでは、移住前に把握しておくべき2つの注意点を紹介します。移住してから後悔しないためにも、しっかり押さえておきましょう。

夏は暑く冬は寒さが厳しい

山々に囲まれた秩父は盆地になるので、夏は涼しい風が入りにくく、冬は冷たい空気が溜まりやすい地域です。そのため、夏は暑く冬は寒さが厳しい日が多い傾向にあります。快適に暮らすためには、住宅づくりの工夫や、冷暖房器具の導入が必要になるでしょう。

とはいっても、1日中暑い・寒いというわけではありません。秩父は日中と夜間の気温差が大きいのも特徴の一つです。夏の夜は涼しいので寝やすいですし、冬の日中は暖かい陽気になるので過ごしやすいです。

自家用車がないと不便な地域が多い

秩父で暮らすなら、自家用車は持っておいたほうが便利です。中心街であれば、交通の便が良いので、自家用車がなくてもそれほど不便には感じないでしょう。しかし、中心街から外れると、お店や駅、病院に行くにも自家用車は必要になることがほとんどです。

また、冬になると雪が降ることもあるので、スタッドレスタイヤの用意も必須です。維持費もかかるので、移住を検討する際には車両費を含めて予算を立てておくと、後悔を防げます。

秩父への移住希望者におすすめエリア5選

参考:埼玉で訪ねてほしい人たち–秩父地域編–

秩父は秩父市・小鹿野町・皆野町・長瀞(ながとろ)町・横瀬町の5つのエリアで成り立っています。それぞれの地域の特性を紹介するので、自分にとって住みやすい地域はどこなのか、参考にしてみてください。

都心に近い田舎暮らしができる「秩父市」

秩父市には「西武秩父駅」や「秩父駅」など、主要な鉄道駅があります。都内へのアクセスが良く、特急電車を利用すれば渋谷までは最短77分での移動が可能です。また、高速道路へのアクセスも良いので、車での移動もスムーズにできます。

秩父市の中心街は、商店街や百貨店などが多く、買い物の利便性が高く便利です。中心街から少し外れると山々に囲まれた自然豊かな環境が広がり、さまざまな種類の農作物の栽培が盛んに行われています。「田舎暮らしには憧れるけれど、不便すぎるのは困る…」という方も、理想の暮らしを実現しやすいでしょう。

地方創生の支援対象地区で移住しやすい「小鹿野町」

小鹿野町は「地方創生」支援対象地区です。地方活性化を目的に、自治体が移住者や起業者を補助や支援金といった形でサポートしています。具体的には、以下の取り組みを実施しています。

  • 起業支援金:起業のための支援と事業費として最大200万円を助成
  • 移住支援金:一定の条件で東京圏から小鹿野町に移住した方に最大100万円を交付
  • 定住促進奨励金:建物にかかる固定資産税相当額を最大5年間補助
  • マイホーム取得奨励金:町内に住宅を取得した方に最大20万円を交付
  • 民間賃貸住宅家賃助成金:民間賃貸住宅に入居した方に1万円/月を交付

さらに、鹿野町は自然に囲まれた静かな町です。田舎暮らしに憧れがあり、補助や支援金を受けるための条件をクリアしている方にとって、有力候補といえるでしょう。

参考:移住者支援情報|小鹿野町

子育て支援が充実している「皆野町」

皆野町は、子育て世帯に優しい町です。子育て世帯をサポートする制度が充実しているので、子供を育てやすい環境が整っています。例えば、令和元年から始まった幼児教育・保育無償化は、3歳から5歳の子どもが幼稚園や保育所、認定こども園を0円で利用できます。預かり保育も月額11,300円の自己負担を超える分が無償化となっているので、共働き世帯も安心です。

他にも、町に定住する子育て世帯が新たに住宅を取得する場合、奨励補助金が交付されます。皆野町なら新築住宅の取得も叶えやすいでしょう。また、自然が豊かな皆野町は、伸び伸びと子育てできます。ライン下りやハイキングなども近場でできるので、子供にとっても刺激的な日々を過ごせます。

参考:幼児教育・保育無償化について|皆野町

豊かな自然に囲まれた「長瀞町」

長瀞町は、町全体が自然公園に指定されており、四方に山、中央には荒川が流れている自然豊かな地域です。四季によって変化する風景、登山や釣りなどのアクティビティなど、自然を満喫できる暮らしが叶えられます。

また、自然に囲まれているといっても、車で15分圏内にはスーパーや学校、病院などがあるので、生活に困る心配もありません。自家用車は必須になりやすいですが、ほとんど不便に感じることはないでしょう。

秩父市の隣の町で不便すぎない「横瀬町」

横瀬町は秩父市に隣接し、秩父地域の東の玄関口に位置する地域です。都心へのアクセスが良く、西武線を利用すれば池袋駅までは最短70分ほどで到着します。足を伸ばせば、秩父市にも簡単に行ける距離なので、不便すぎない適度な田舎暮らしを満喫できます。

横瀬町といえば、果樹公園あしがくぼの氷柱が有名です。冬季の期間のみ現れる氷の世界は幻想的で、観光スポットとしても人気があります。他にも、フルーツ狩りも体験できるので、食育に興味がある方にもおすすめです。

秩父への移住に役立つ情報源3選

秩父への移住をスムーズにするのに役立つ情報源を紹介します。知らないと損をすることもあるので、ぜひチェックしてみてください。

埼玉での移住生活をコミカルにまとめた「#埼玉物語~移住してよかった~」

会社でテレワークが導入されたことをきっかけに、埼玉への移住を実現した家族をモチーフにしたPR動画。「移住して良かった」をテーマに、全12話が収録されています。

主人公・ひろし役を務めたのは、映画「カメラを止めるな!」で主役を演じた、濱津隆之(はまつ たかゆき)さん。そして、日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した篠原哲雄氏など4人の映画監督によって撮影された本格的なPR動画です。

クスッと笑えるようなコミカルな世界観となっています。秩父での移住を具体化したい人におすすめです。

参考:#埼玉物語~移住してよかった~

秩父での移住体験を把握できる情報サイト

移住に関する情報を収集できても、実際に暮らしてみないと分からないことはたくさんあります。移住してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないよう、移住体験しておくのもおすすめです。

秩父には、移住体験ができる施設が複数あります。小鹿野町・皆野町・東秩父村・秩父市にそれぞれお試し住宅があります。家電や家具などが完備されているので、旅行感覚でお試し移住を体験できます。ホテルや旅館に宿泊するよりも低価格で利用できる上、自治体とのつながりをもてるので、移住に関する疑問や不安も解消しやすくなります。

参考:移住お試し住宅|埼玉県

町の特徴や支援制度をまとめた各地域の移住ポータルサイト

各地域には、自治体が運営する移住ポータルサイトがあります。秩父の5つの地域でも移住ポータルサイトをそれぞれ運営しているので、一度チェックしておくとよいでしょう。

移住ポータルサイトには、町の特徴や支援制度をはじめ、仕事情報や空き家情報など、移住に役立つ情報がまとめられています。情報を把握できるので、自分に合っている地域を特定するのに役立ちます。

参考:秩父市移住推進事業公式サイト 暮らす秩父

秩父に移住し、程よい田舎暮らしを楽しもう

秩父は自然に囲まれながらも、都内へのアクセスが良く、支援制度も充実している町です。自然に触れ合いながら暮らしたい方、ハイキングやカヌーなどさまざまなアクティビティにチャレンジしたい方、伸び伸びと子育てしたい方にとって、理想的な環境が整っているといえるでしょう。

秩父に移住して後悔しないか心配な方は、今回紹介した情報源を参考にしてみてください。町の特徴や支援制度、さらにはお試し移住に関する情報がまとめられています。しっかり準備を整えることで、秩父での暮らしが自分に合っているか適切に判断できます。

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