移住コラム

神戸市へ移住して洗練されたオシャレな都市の生活を!人気の理由やデメリットまで紹介

皆さんは「神戸」という街にどのようなイメージを持たれていますか?港町でありオシャレな街として全国的に有名な神戸市ですが、「移住先」として見るとこれまで気付かなかった新たな魅力を再発見できます。

六甲山をはじめとする豊かな自然や有馬温泉といった有名な温泉も近く、摩耶山から眺める有名な100万ドルの夜景はとてもキレイです!北野異人館街やオシャレなカフェ、中華街(南京町)に神戸ハーバーランドと、移住先としての神戸市は語り尽くせない魅力がたくさんあります。

今回は、神戸市が移住先として人気の理由やデメリット、利用できる補助金や支援金、オススメのエリアまで神戸市へ移住するために必要な情報を余すことなく紹介します!

「自然が近いオシャレな港町」神戸市へ移住して、キラキラと彩りのある毎日を過ごしてみませんか?

神戸市が移住先として人気の理由6選

神戸市の様子
神戸という街自体は非常に有名ですが、なぜ移住先として人気があるのでしょうか?まずは、人気の理由を6つ紹介します。

全国的に有名なオシャレな街並み

「神戸」と聞いてまず思い浮かべるのは「オシャレな街並み」という方は多くいらっしゃいますが、そのイメージはどこから来ているのでしょうか?

神戸市は、1868年の神戸港開港により海外から多くの人が貿易のため来日し、神戸に拠点を構えました。その名残が「旧居留地」や「北野異人館」で、積極的に西洋文化を取り入れた結果、現在もなお重厚な石造りのオシャレな街並みが残っているのです。また、昭和中期からファッション関連産業が隆盛を極め、「ファッションの街・オシャレな港町」として現在の神戸ブランドにつながっています。そのため、多くの人が神戸という街にオシャレなイメージを持っているのです。

神戸の街中を歩くだけで、なんだか気分が軽くなる。毎日をワクワク過ごせるオシャレな街並みが人気の理由の1つといえます。

都会と自然が融合している

神戸市は、北側の六甲山と南側の大阪湾に挟まれた、東西に広がる小さな平野が主要な市域となるコンパクトシティです。山と海がすぐ近くにあるため、地元の人が方角を指すときは「北」や「南」ではなく、「山側」「海側」と言い、有名百貨店である神戸大丸の店内標識でも実際に「山側」「海側」と記載されているほどです。自然が近くにあるため、都会的な洗練された暮らしの中にさりげなく海や山といった自然の景色が溶け込み、無機質になりがちな都市の生活に彩りを与えてくれます。摩耶山から一望できる神戸市の夜景は「100万ドル(最近は1,000万ドルとも)の夜景」といわれ、日本三大夜景の1つに数えられるほど美しく、多くの人が展望台を訪れます。

夕方、特に自然が近い山側の住宅地を歩いていると、可愛らしい「ウリ坊」に遭遇することはいわゆる「神戸あるある」として有名です(あぶないので決して触ってはいけません!)。オシャレな街並みに整備された港、後ろを振り向けばすぐ近くに六甲山と、これほど都会と自然が近く共存関係にあり、バランスの取れた街は他にあまりありません。この自然の近さが移住先として人気である理由の1つです。

市営地下鉄があり公共交通機関が発達している

150万人都市である神戸市は、公共交通機関が非常に発達しております。コンパクトな街であり市営地下鉄もあることから、市街地で生活する分にはどこへ行くにも基本的に自動車は必要ありません。六甲山にはケーブルカーやロープウェイも利用できます。

主な電車の路線として山側から順に山陽新幹線、阪急電鉄、JR在来線、阪神電車と、東西に並行して4路線走っており、山陽新幹線では新神戸駅に「のぞみ」や「ひかり」が停まります。また、中心駅であるJR三ノ宮駅からJR京都駅へは乗換なしで1時間を切っており、大阪市内へも約20分でアクセス可能です。

関西では、神戸・大阪・京都を「三都」と呼んで親しんでおり、お互いが行き来しやすい距離感です。休みの日は気分転換にふらっと「京都・大阪」へ。気軽に京都や大阪へ遊びに行けることが、移住先として人気の理由の1つであり、神戸市内の公共交通機関が発達していることとあわせた大きな強みなのです。

災害に強い街づくりをしている

神戸市は、過去の災害経験を教訓にして、災害に強いまちづくりを進めています。特に1995年の阪神・淡路大震災は記憶に新しく、実際に揺れを感じた人も多いのではないでしょうか。この震災を契機に防災対策を強化し、住民の安全を確保するためのさまざまな施策を導入してきました。震災はいつどこで発生するかわからないので、自治体をあげて対策していると安心ですよね。数ある施策の中でも、代表的なものを3つご紹介します。

耐震化の推進:公共施設や住宅、インフラの耐震化を進めています。特に学校や病院などの避難所となる施設の耐震化が重視されています。
防潮堤・堤防の整備:津波や高潮から市民を守るための防潮堤や堤防の整備が進められています。
緊急情報伝達システム:市民に対する緊急情報の迅速な伝達を目的に、緊急速報メールや市の公式アプリ、地域FMなどを活用しています。

住みやすい気候である

神戸市はその立地から、瀬戸内気候に属しており、1年を通して穏やかな気候です。春と秋は比較的温暖で、冬はそれほど厳しくなく、雪が積もることはあまりありません。夏は暑く湿度が高いですが、海風が吹くことで、内陸部に比べて幾分過ごしやすい環境となっています。ただし、夏場の市街地は日光の照り返しやコンクリートからの熱が強いので、出歩く際は日傘をさしたり、こまめに水分補給をしたり、熱中症に注意しましょう。

教育水準が高い

優れた教育機関や教育環境が整備されていることに加えて、教育に対する市民の意識が高いことから、神戸市は教育水準が高い都市として知られています。神戸市の小中学校ではICT教育や英語教育、特別支援教育など多様な教育プログラムが導入されており、高等学校は全国的にも有名な進学校が多いため、大学進学率も高いです。また、国内内外で高い評価を受けている神戸大学や、市内には関西学院大学や神戸学院大学、神戸女学院大学など、多くの私立大学があります。それぞれ特色ある教育・研究活動を行っているので、選択肢の幅広さは大きな魅力といえるでしょう。

また、神戸市内には外国人児童・生徒向けのインターナショナルスクールがいくつかあるほか、小中学校では英語教育が強化されており、早期からの英語学習が進められているなど、神戸市では質の高い英語教育を受けられます。第二言語の習得は進路や就職を検討するうえで大きな武器になるので、子育て世帯には移住先を選ぶ基準のひとつになるのではないでしょうか。

神戸市移住のデメリット3選

神戸市の様子

続いては、神戸市移住のデメリットも紹介します。どんな場所にもメリット・デメリット両方あるものです。事前にデメリットを知っておくことが移住を失敗しない秘訣であり、これから紹介する3つのデメリットがあなたのライフスタイルに許容できるかどうか、ぜひご検討ください。

人気の観光地のため渋滞が激しい

神戸市はその美しい街並みから観光地としても人気で、自動車で市内を回る人も数多くいます。神戸市では東西に伸びる市街地の主要道路が国道2号線と国道43号線のみであり、この2つの国道に自動車が集中するため、朝夕をはじめ渋滞が頻繁に発生しております。

では高速道路はどうでしょうか?神戸市の市街地を走る主な高速道路として阪神高速3号神戸線と5号湾岸線がありますが、こちらも渋滞しやすい高速道路として有名です。

このように、渋滞が激しいことが神戸市移住のデメリットの1つといえます。ただし、市内の公共交通機関は非常に発達しているため、そもそも自動車を所有しないという選択肢は十分に可能です。

坂道が多く徒歩移動がつらいエリアがある

神戸市の北側には六甲山がどんと鎮座しており、必然的に市内の山側、特に阪急沿線から北側は坂道が多くなっております。北野異人館街にあるオシャレなカフェに行こうと思って歩きだすと思いのほか坂道がキツく、たどり着いた頃にはフラフラに……ということもよくあります。神戸市自体がどうしても山に近いため避けようがなく、この点はデメリットといえるかもしれません。可能であれば原動機付自転車などでの移動をオススメします。

ただし、高台から望む「港町神戸」は絶景であることもお伝えしておきますね。

神戸市の企業で就職する場合は東京より賃金が下がることがある

首都である東京と違い、地方都市である神戸市では同じ職種の仕事であっても賃金が下がることがあります。もちろん、家賃などの物価は東京の方が高いため、賃金が下がった分生活が大変だとは一概にはいえません。一例として挙げるなら、アルバイトの最低賃金は2022年10月現在、東京都が1,072円に対し兵庫県は960円となっております。

そもそも東京都区部と神戸市では物価が違うため単純に比較できるものではありませんが、東京よりも賃金が下がる可能性があることはデメリットといえるでしょう。

神戸市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

神戸市の様子

神戸市へ移住を検討されている方に向けて、さまざまな補助金や支援金・サービスなどが利用できます。条件等はありますが、クリアできるのであればぜひ活用し、少しでもお得に移住を叶えましょう!

こうべぐらし応援補助金『住みかえーる』

子育て世帯や若年夫婦世帯が、神戸市外から神戸市北西部(兵庫区・北区・長田区・須磨区・垂水区・西区)の賃貸住宅に住み替える場合や、新たに住宅を購入する場合など、住み替えに要する費用を補助してくれるとてもお得な補助金です。ここでは条件を一部抜粋しますので、詳細は、リンク先URLを参照してください。

〈対象要件〉
若年夫婦世帯

  • 申請日時点において、年齢の合計が80歳以下の夫婦のみで構成される世帯

子育て世帯

  • 申請日時点において、小学校入学前の子どもとその親を含む世帯(出産予定を含む)

〈補助金額〉
住宅を借りる場合

  • 最大25万円 基礎額20万円+親子近居同居加算5万円

住宅を購入する場合

  • 最大95万円(建替え型)

問い合わせ先:神戸市 建築住宅局政策課
URL:https://www.city.kobe.lg.jp/a01110/kurashi/sumai/jutaku/information/shinkonportal/index.html

お試し移住・就労体験

兵庫県外在住の方が、神戸市へ2泊3日程度の就労体験会に参加し、実際の採用も見据えた「お試し転職」の機会を提供してもらえます!

受入事業者も、レストランやカフェ、アスレチックパーク、靴や革小物の販売、農業、酒造り、ワイナリーなど、多種多様な仕事が用意され実際の仕事を体験できます。

宿泊費用は自己負担ですが、もちろん補助(条件あり)は出るので、神戸のオシャレな街並みに触れながら、お試しで移住・就労体験をされてみてはいかがでしょうか?

問い合わせ先:神戸市 企画調整政策課
URL:https://www.city.kobe.lg.jp/a47946/20220729.html

仕事旅行社
URL:https://www.shigoto-ryokou.com/feature/kobe

神戸市移住でオススメのエリア3選

神戸市の様子

ここまでで、神戸市の魅力は十分に伝わったかと思います。では実際に神戸に移住したら、どこに住めばよいのでしょうか?

神戸市は、住むエリアによってまったく異なる顔を持つ街です。ここからはそんな神戸市のオススメエリアを3つ紹介します。あなたのライフスタイルに合わせて、理想が叶えられるエリアを選びましょう!

神戸のオシャレな街並みを楽しめる「東灘区エリア」

「東灘区エリア」は、神戸市のもっとも東に位置し、関西屈指の高級住宅地である芦屋市に隣接しているとても人気のあるエリアです。東灘区エリアもオシャレな高級住宅地として有名で、特に山側にある阪急沿線沿いの「岡本駅」「御影駅」周辺は、かなりのブランド力があるセレブな街として、よくTVや雑誌でも紹介されます。

梅田へは20分、三宮へは10分足らずと交通利便性も高く、美しい街並みにオシャレなカフェやショップもたくさんあり、大学が点在しているため若者が多いものの、街の雰囲気はいたって穏やかです。治安もよく女性1人でも安心して暮らせるでしょう。これぞ神戸!といわれるセレブな街、東灘区エリアに移住してオシャレで優雅な毎日を送ってみませんか?

神戸にいながら田舎暮しができる「北区エリア」

「北区エリア」は、六甲山の北側にある広大な大自然に囲まれたかなり広いエリアです。神戸にいながら田舎暮らしを送れるのが大きな強みで、田舎暮しを楽しみながらも、いざとなれば神戸電鉄や市営地下鉄を利用して短時間で神戸市街地に出られます。

多くの観光客で賑わう、関西屈指の温泉地「有馬温泉」も北区にあり、北区在住であればふらっと立ち寄ることも可能です。

田舎暮しを堪能できる北区エリアですが、新たに開発された住宅地という側面もあるため、生活に必要なスーパーや飲食店も十分にあり、それほど不便さを感じることはありません。「神戸市在住田舎暮し」という、ある意味贅沢な場所でのんびり暮らすのもオススメです。

交通アクセスがよい「中央区エリア」

「中央区エリア」は、神戸市最大の繁華街・三宮がある市内の中心地としてもっとも活気溢れるエリアです。近隣の山側には風光明媚でオシャレなカフェやショップが多い北野異人館街、海側にはハーバーランドやメリケンパークなど多くの有名スポットを抱えます。関西最大の中華街である「南京町」での小籠包や肉まんなどの食べ歩きはとても楽しく、中央区エリア全体が流行の発信基地でもあるため、1日中ショッピングや観光を楽しめます。

また、特筆すべきは交通アクセスの良さです。三宮駅(三ノ宮駅)は阪急電鉄・JR在来線・阪神電車、市営地下鉄など多くの路線が乗り入れ、中央区山側には新幹線が停まる新神戸駅もあります。JR三ノ宮駅から新快速に乗れば、JR京都駅まで1時間を切り、JR大阪駅へは約20分で行けるため「気分次第でふらっと京都・大阪へ」ができる、とても利便性の高いエリアです。アクティブに行動しオシャレな生活を送りたい人は、なんでも揃いどこでも行ける「中央区エリア」を選びましょう!

神戸市の情報を収集する際に便利なサイト3選

神戸市の海の様子

神戸市への移住に興味が湧いてきたけど、もっと神戸市の情報を知りたい!という方に向けて、神戸市の情報を収集するのにとても便利なサイトを3つ紹介します!

こうべぐらし

「こうべぐらし」は、神戸市が企画・運営する神戸市移住を希望される方向けのサイトです。移住希望者が知りたい神戸市の魅力やエリアの紹介、仕事や子育て・教育など幅広い情報を提供しています。

電話やメール・オンライン等で移住相談も受けており、移住支援情報もこちらから収集できるため、移住を検討される方は最初に訪れたいサイトです。

こうべぐらし
URL:https://kobe-life.city.kobe.lg.jp/

夢かなうひょうご

「夢かなうひょうご」は「こうべぐらし」同様、移住希望者向けのサイトですが、こちらは兵庫県が企画・運営する公式移住ポータルサイトです。

神戸市だけでなく兵庫県全体の移住情報をカバーし、移住相談会や就職相談会も積極的におこなっております。移住者へのインタビューも豊富で、先輩移住者のリアルな声を聞けるため大いに参考になるサイトです。兵庫県全体を知ることで神戸市の特色を再発見できるため、こちらもぜひチェックしましょう。

夢かなうひょうご
URL:https://www.yume-hyogo.com/measure/

Feel KOBE

「Feel KOBE」は、神戸市公式観光サイトとして、神戸市の観光スポットやグルメ、イベント情報などを紹介しています。

移住後にどのような生活が送れるかや、どのような観光スポットがあるかを知れるため、観光サイトに目を通すことはとても重要です!神戸市の観光スポットや有名スポットなどを網羅しており、見ていて楽しく移住後の生活を明確にイメージできる非常に有益なサイトです。ワクワクしながら観ることをオススメします!

Feel KOBE
URL:https://www.feel-kobe.jp/

神戸市の魅力を知って移住を検討しよう

神戸市の夜の様子

神戸市は、だれもがイメージする通りのオシャレな街です。ですが、オシャレなだけではなく場所によっては自然の中で生活でき、また、都心部であっても自然が融合した落ち着きある大人の街です。京都・大阪にも近いため、飽きることなく住み続けられます。

神戸市の魅力はまだまだ語り尽くせませんが、少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ前向きに移住を検討しましょう!

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