名古屋市の南東に隣接する豊明市は、名古屋都市圏の一角として名古屋市内へのアクセスがとてもよい移住先です。生活コストが安い地方に移住したいけど、仕事や遊びは大都市がいいという方におすすめで、名古屋市駅まで最速20分という利便性の高さが特徴といえます。有名な「桶狭間の戦い」の舞台でもあり、数多くの歴史とのどかな自然に囲まれた暮らしやすい街として、ぜひ移住先の候補とされてみてはいかがでしょうか?
豊明市移住の人気の理由やデメリット、おすすめエリアやお得な移住支援など、移住へのきっかけとなる情報を盛りだくさん紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
豊明市が移住先として人気の理由3選
最初に、豊明市が移住先として人気の理由を3つ紹介します。なぜ移住希望者が豊明市を選ぶのか、その理由がわかるのでぜひご覧ください。
名鉄名古屋駅まで最速20分でアクセス可能
豊明市が移住先として人気の理由として、名古屋市内へのアクセスの良さが挙げられます。名鉄前後駅から名鉄名古屋駅へは最速20分で移動できるため、普段は生活コストが安くのどかな自然に囲まれた豊明市で生活して、仕事や遊びは名古屋市内で行うことが可能です。
移住といえば、「大自然に囲まれて農業をしよう」といったイメージをよく持たれます。しかし、実際は極端な田舎ではなく、仕事や日常生活に不便さがない大都市近郊の自治体に移住するケースの方が多くなっており、そういった方に好まれるのが豊明市なのです。のどかな自然の中でゆったりとした生活が送れるうえに、最速20分で名鉄名古屋駅へアクセスできる利便性の高さが、多くの人に支持される理由といえるでしょう。
大きな国道や高速道路のICがあり交通の要衝である
豊明市には大きな国道や高速道路のICがあることから、車での移動に便利なことも人気の理由として挙げられます。市内南部には東京から大阪を結ぶ国道1号線が通っており、北へ行けば名古屋市内へ、南へ行けば知立市や安城市などにアクセスできます。
また、高速道路の「豊明IC」もあることで、名古屋市内はもちろん刈谷市や豊田市、岡崎市といった西三河地区の一部へ簡単に移動可能です。さらには高速道路を西に走るとナガシマスパーランドがある三重県桑名市など、東西に移動する自由度や利便性が一気に向上します。
国道1号線と豊明ICを擁する豊明市は、車移動中心の方にとって、まさに「交通の要衝」といっても過言ではないでしょう。
トヨタ系の企業が多い西三河地区へのアクセスが良い
豊明市は、トヨタ系の企業が多いとされる刈谷市や豊田市などの西三河地区へのアクセスが非常に良く、トヨタ系企業に就職する際のベッドタウンとして機能することも人気の理由といえるでしょう。
地理的に遠く離れているわけではないため、知立駅での乗り換えが必要ですが、名鉄を利用すれば豊田市へアクセスでき、車では高速道路や一般道で西三河地区へ気軽に移動できる距離となっております。
トヨタ系企業はじめ、移住後に西三河地区で仕事をする場合でも、豊明市は移住先の候補として検討できることが強みといえるのです。
豊明市移住のデメリット3選
続いて、人気の理由とともに豊明市移住のデメリットにも着目してみましょう。デメリットにも目を向け、事前に理解しておくことが移住成功のカギといえます。こちらもぜひご覧ください。
大型のショッピングセンターが少ない
豊明市は、名古屋市近郊の住宅都市としての側面が強いため、市内に大型ショッピングセンターは多くありません。日常生活に必要なモノはそろいますが、休日のショッピングとなると、やや不便といえるでしょう。
もちろん、豊明市の隣の東郷町にある「ららぽーと愛知東郷」や、日進市にある「プライムツリー赤池」など、市外ですが比較的近い場所に大型ショッピングセンターはあります。また、豊明市は名古屋市内へのアクセスが抜群によいことから、休日の買い物は名古屋市内をメインにするのがよいかもしれませんね。
市内の主要道路は交通量が多く渋滞しやすい
市内の主要道路といえる国道1号線とその周辺は、その利便性の高さから交通量が多く渋滞が発生しやすくなっております。また、豊明市役所の前を通る県道57号線、丸の内交差点付近も渋滞ポイントとされており、自動車での移動がメインの方は注意が必要です。
どうしても渋滞を避けたい場合、可能であれば電車での移動を増やすことも検討しましょう。
南西部しか鉄道が敷かれていない
豊明市には名鉄名古屋本線が敷かれていますが、ちょうど市内の南西部を通っているため、市内北部に居住する場合、電車を利用するのはあまり現実的といえず非常に不便です。電車での移動がメインの方は、住む場所を限定されることがデメリットです。
もちろん、市内にバスがあるので移動自体は可能ですが、どこへでも行けるわけではないため、あまり利便性が高いとはいえません。車なのか電車なのかといったメインの移動手段や叶えたいライフスタイルに合わせて、住む場所を決める必要があるといえるでしょう。
豊明市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
次は、豊明市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します。これらを利用することで一気に移住へのハードルが下がります。要件等はあるものの、ぜひ活用し移住を叶えましょう。
豊明市移住支援事業・マッチング支援事業
東京圏から豊明市に移住して就業・起業した方に「移住支援金」として最大100万円以上を支給するとてもお得な支援事業です。要件等が複雑なため、ここでは概要のみ紹介します。詳細は下記リンクを参照してください。
<移住元に関する要件 一部抜粋>
住民票を移す直前10年のうち、通算5年以上かつ直近の1年以上、東京23区内に在住または東京圏(条件不利地域を除く)に在住にし東京23区内へ通勤されていた方。
<就業・起業に関する要件 一部抜粋>
- 勤務地が豊明市に所在すること。
- 転入日時点で満50歳以下であること。
- 就業先が愛知県マッチングサイト「あいちUIJターン支援センター」に、移住支援金の対象として掲載している求人であること。
- 「プロフェッショナル人材事業」または「先導的人材マッチング事業」を利用し、一定の条件に該当していること。
- 愛知県が別に実施する「あいちスタートアップ創業支援事業」における「起業支援金」の交付決定を受けていること。
<支給額>
- 2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同して移住した場合、1人につき30万円を加算 - 単身世帯 60万円
問い合わせ先:豊明市産業支援課
URL:https://www.city.toyoake.lg.jp/9595.htm
住宅ローン控除の弾力化に係る個人住民税の控除
こちらは豊明市ではなく国の政策になりますが、住宅ローンを組んで住宅を新たに取得した場合、「住宅ローン控除」として一定の金額を10年間所得税や住民税から控除される制度があります。
通常の控除期間は10年間ですが、現在は特例措置として要件を満たすと13年間まで控除期間が延長されることをご存じでしょうか?移住を機に思い切って住宅を取得する場合、大変お得になるためぜひ活用しましょう。所得制限や借入限度額など、詳細は下記URLを参照してください。
<特例措置が適用される期間>
令和7年(2025年)12月31日まで
<適用要件 一部抜粋>
新築住宅・買取再販住宅(不動産会社などが買い取った住宅をリフォームし販売する中古住宅)を取得し、取得した日から6か月以内に入居していること。
<控除金額>
- 1~10年目 年末時点の住宅ローン残高×控除率0.7%
- 11年~13年目 下記のいずれか少ない方
□年末時点の住宅ローン残高×控除率0.7%
□(住宅取得等対価の額-消費税額)×2%÷3
問い合わせ先:国土交通省
URL:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000017.html
豊明市空き家バンク
豊明市にある空き家の利活用促進のために開設され、空き家を貸したい・売りたい人と、借りたい・買いたい人を円滑にマッチングします。公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会が運営を行っており、空き家の知識を持った専門家「空き家マイスター」が取引に関するトラブル等を未然に防ぎ、安心安全の取引を提供してくれます。
契約自体に関与せずあくまでマッチングのみとなりますが、相場よりも安く空家を手に入れることもできるため、とてもお得な支援サービスといえるでしょう。移住の際、空き家に興味がある方は、ぜひ下記のリンクを参照してください。
豊明市空き家バンク
URL:https://akiyabk.com/toyoake/
豊明市移住でおすすめのエリア3選
名古屋市内や西三河地区へ抜群のアクセスを誇る暮らしやすい豊明市で、おすすめのエリアはあるのでしょうか?ここからそれぞれ特徴のあるおすすめエリアを3つ紹介します。移住後に叶えたいライフスタイルに合わせて検討してみましょう。
名古屋に通勤したいなら「前後駅周辺エリア」
名古屋に通勤したい方は、「前後駅周辺エリア」がおすすめです。豊明市の中心駅といえる名鉄前後駅には急行が停車するので、名古屋駅へは最速20分でアクセス可能となります。もちろん、仕事以外にも遊びやショッピングにも出かけやすいため、アクティブに行動したい方に最適なエリアといえるでしょう。
駅周辺は住宅地をはじめ、のどかな景色が広がりますが、駅前に大きなスーパーマーケットもあることから生活利便性も高く、とても暮らしやすい環境です。
仕事や遊びで名古屋へよく行かれる方は、前後駅周辺エリアをぜひ第一候補にしましょう。
車で大型ショッピングセンターによく行くなら「北部エリア」
車移動が中心で、休日などに大型ショッピングセンターへ行きたい方は「北部エリア」を選びましょう。
豊明市の北にある東郷町には、大型ショッピングセンター「ららぽーと愛知東郷」があり、県道57号線を北上するだけで簡単にアクセスできます。かなり大きなショッピングセンターで、イトーヨーカドーはもちろん、ニトリやロフト、家電量販店などたくさんのショップが入居しているため、一日中ショッピングを楽しめます。
さらに、ららぽーと愛知東郷の周辺には、こちらも大型ショッピングセンター「プライムツリー赤池」や「イオン三好ショッピングセンター」もあるので、買い物に非常に便利なエリアといえるかもしれません。
車で大型ショッピングセンターによく行く方は、北部エリアをおすすめします。
自然豊かな環境で暮らしたいなら「沓掛町エリア」
自然豊かな環境を第一に考えたい方は「沓掛町エリア」はいかがでしょうか?沓掛町(くつかけちょう)は、田んぼや木々といった自然環境に囲まれたとても静かなエリアです。
自然豊かなエリアですが、県道57号線にはスターバックスコーヒーがあり、ホッとしたいときに気軽に行ける距離感なのもいいですね。
また、勅使池というたくさんの野鳥が飛来する大きな池があり、駐車場や道路が整備されていることから、地元の人たちの定番散歩コースとして多くの方が訪れます。穏やかな自然環境の中で静かに暮らしたい人は、ぜひ沓掛町を選びましょう。
豊明市の情報を収集する際に便利なサイト
ここからは、豊明市の情報を色々と知りたい方のために、情報収集に便利なサイトを2つ紹介します。ここまで紹介しきれなかった魅力を知ることができるので、ぜひチェックしましょう。
豊明市観光協会
「豊明市観光協会」は公式観光サイトとして、豊明市の魅力をさまざまな角度から紹介しています。おすすめスポットやグルメ・イベント情報はもちろん、有名な桶狭間の戦いの舞台であることから歴史遺産も多く紹介され、豊明市の歴史と文化を知ることができる貴重なサイトです。
移住したら休日はどこへ行ってなにをしようか?そのような疑問に応えてくれるので、ぜひ一度サイトへ訪れてみてください。
豊明市観光協会
URL:https://welcome-toyoake.jp/
豊明・東郷・日進・長久手の地域情報サイト – まいぷれ
「まいぷれ」は、豊明市・東郷町・日進市・長久手市の地域密着情報サイトです。普段使いできる街のお店や施設、行政情報やイベント情報など、地域のディープな情報を事細かに紹介しているため、日常生活にとても役立つ内容となっております。
豊明市の日常を知ることができるサイトなので、こちらもチェックしておきましょう。
豊明・東郷・日進・長久手の地域情報サイト – まいぷれ
URL:https://toyoake-togo-nisshin-nagakute.mypl.net/
豊明市の魅力を知って移住を検討しよう
名古屋市に隣接し、名古屋市内へのアクセスが抜群ながら穏やかな自然に囲まれた豊明市は、日常の生活のしやすさと都会の利便性の両方を享受できる移住先です。生活コストを抑えながら都会の情報に触れておきたい方にとって、ベストな移住先といえるのではないでしょうか?
豊明市の魅力に少しでも興味を持たれたなら、ぜひ前向きに移住を検討しましょう!