移住コラム

【静岡県】伊豆の国市は温泉や山・川の遊びと医療施設が充実!移住先としての魅力を解説!

伊豆半島の付け根に位置し、富士山の眺めが美しい静岡県伊豆の国市は、田園風景と豊かな自然が広がる移住先です。東西を山に囲まれ、市の中心を流れる狩野川ではいろいろな川遊びもおこなえ、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。川遊びだけでなく、キャンプやロッククライミングなどもおこなえ、自然を相手に数多くのアクティビティを楽しめます。

また、市域にはスーパーやコンビニ、大きな病院などもバランスよくそろっており、生活の不便さを感じさせない魅力的な街といえそうです。今回は、のんびり移住生活を送りながら、日常生活でもあまり不便さを感じさせない伊豆の国市の魅力をはじめ、利用できる移住支援・情報収集サイト・移住へのデメリットなど幅広く紹介します!

伊豆の国市の魅力5選

狩野川沿い大仁の城山の様子

まずは、伊豆の国市の魅力を5つ紹介します!豊かな自然を利用した数々のアクティビティなど、移住先としてのポテンシャルの高さが自慢です。ぜひご覧ください!

とれたての新鮮野菜や海の幸を楽しめる

伊豆の国市は農業が盛んで、イチゴやミニトマト・スイカ・みかんの栽培をはじめ、とれたての新鮮野菜を楽しめます。駿河湾に近いことから海の幸も手に入りやすく、「伊豆の国市まごころ市場」「道の駅 伊豆のへそ」など市内各地の直売所や道の駅などで、地場の食材が安価で購入できることも魅力です。

12月上旬から始まる「田中山の大根干し」は、雄大な自然を背景にたくさんの大根が並ぶ冬の風物詩といわれています。この大根から作られた「田中山たくあん」は、品評会で日本一に輝くなど、伊豆の国市の特産品として大人気です。

移住の際は、ぜひ直売所や道の駅で新鮮な地元食材や特産品などを購入してみてはいかがでしょうか?

SUPやカヌーなど川遊びを楽しめる

地方移住の楽しみの1つに、自然を相手にした「遊び」が挙げられます。伊豆の国市はこれらの「遊び」が非常に充実しており、市内中央を流れる狩野川でSUP(スタンドアップパドルボード)やカヌーなどを楽しめます。おだやかな流れに身を任せ、川のせせらぎを聞きながらのんびりとした時間を過ごせるのは、移住生活の醍醐味といえるでしょう。

また、狩野川では鮎釣りも盛んにおこなわれており、さまざまな川のアクティビティを楽しめることが、伊豆の国市の魅力といえそうですね。

キャンプやロッククライミングなど山のアクティビティも楽しめる

伊豆の国市は川遊びだけでなく、山のアクティビティも充実していることも特徴といえるでしょう。キャンプはもちろん、ロッククライミングにも挑戦できます。伊豆の国市のシンボルの1つでもある「城山」は、荒々しい岸壁を利用したロッククライミングの名所としても有名です。

滑落のおそれがあり危険なため十分な装備やトレーニングは必要ですが、山のアクティビティを極めたいという方は、チャレンジを検討してみてはいかがでしょうか?もちろん、城山はロッククライミングだけでなくハイキングコースとしても人気があり、標高342mとそれほど高くないので、多くの家族連れの方も訪れます。

川遊び以外にも、山でキャンプやロッククライミングなど楽しめることが、伊豆の国市移住の魅力といえるでしょう。

順天堂大学医学部附属病院があり医療体制が充実している

伊豆の国市には順天堂大学医学部附属静岡病院があり、医療体制が充実している点も特筆すべき魅力といえそうです。総合病院として幅広い診療科を設置しており、最新の医療を受けられます。

地方移住のネックとして医療体制の不足がよく挙げられますが、伊豆の国市にそのような心配はあまりなさそうです。地域の人々が安心してくらしていける土壌があることは、移住希望者にとっても大きなメリットとなるでしょう。しかも、ドクターヘリに対応しているので、どのような不測の事態にも柔軟に対応できます。

もちろん、順天堂大学医学部附属病院以外にも医療施設はそろっており、人口10万人あたりの医師数・薬剤師数が県内の市で1位であるなど、県内トップクラスの医療体制が整っていることは大きな強みとなっているのです。

天然温泉を日常的に楽しむことができる

伊豆の国市は「温泉のまち」であり、天然温泉を日常的に楽しめることも魅力です。代表的な温泉地に「伊豆長岡温泉」「大仁温泉」「畑毛温泉」「奈古谷温泉」などがあり、それぞれの露天風呂では雄大な景色を楽しみながら日ごろの疲れを癒せます。なかには、富士山の絶景が見られる露天風呂もあり、ぜひ立ち寄っていただきたいスポットといえるでしょう。

また、それぞれの温泉地にある「足湯」は、観光や散歩ついでに利用できます。ちょっと歩き疲れたら、じんわり温まる足湯を気軽に利用できるのはいいですね。

伊豆の国市移住のデメリット3選

狩野川のアユ釣りの様子

ここまで伊豆の国市の魅力を紹介してきましたが、次は移住のデメリットにも着目していきましょう。移住を失敗しないためにも、メリットとデメリットの両方をしっかりと把握しておくことが大切です。

地震や台風被害を受けやすい

伊豆の国市移住のデメリットとして、地理的に地震や台風被害を受けやすいことが挙げられます。伊豆の国市のある伊豆半島は、太平洋側を震源とした地震が起きた場合、被害が出やすい場所といわれており、日ごろから防災意識を高めておくことが重要です。また、台風の通り道になりやすく、近年では令和元年の台風19号によって家屋の浸水被害や土砂災害などが発生しています。

万が一に備え、市が発行しているハザードマップを確認し、被害が少ない場所や避難所などを事前に調べておいたり、防災グッズを常備したりなどの対策をしておきましょう。

大型商業施設が少ない

伊豆の国市には、大型商業施設が少ないこともデメリットといえるかもしれません。田園風景が広がるのどかな街であるため、スーパーやコンビニはあるものの大型商業施設は充実しておらず、休日の買いものをする際には注意が必要です。

市内の比較的大きな商業施設として「アピタ大仁店」があります。スーパーマーケットが中心ではありますが、100円均一ショップや飲食店・衣料品などもそろっているため使い勝手はとてもよさそうです。

大型商業施設は少ないものの、実際に訪れてどのようなお店があるか確認し、もし必要なものがそろっていない場合はネットショッピングを活用しましょう。

観光地のため土日祝日は渋滞しがち

伊豆の国市をふくめた伊豆半島には観光スポットが数多く存在し、関東圏を中心に多くの観光客が訪れます。そのため、土日祝日は渋滞しがちであることも注意しましょう。特に、国道136号線「伊豆中央道」をはじめとした幹線道路は渋滞しやすく、土日祝日の移動は、渋滞しやすい時間帯を避けた方がよいかもしれません。

伊豆の国市移住で利用できる補助金・支援金、サービス

ダブル世界遺産の様子

ここからは、伊豆の国市移住で利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します!移住の際に生じる金銭的な負担を少しでも減らし、理想の移住生活を実現するためにも、要件に該当する方はぜひ活用してください。

一律10万円!新生活応援補助金

静岡県外から伊豆の国市へ移住しようとする場合に、住居費および引越費用の一部を交付する支援事業です。対象世帯の要件をクリアしていれば一律交付されるわかりやすい補助金であるため、忘れずに申請しましょう。

【対象世帯(一部抜粋)】

  • ともに40歳未満の夫婦を含む世帯(若年世帯)、または小学生以下の子どもを含む世帯(子育て世帯)
  • 令和2年4月1日以降に静岡県外から伊豆の国市へ転入している
  • 夫婦の移住日が異なる場合、最初に移住した者の移住日から最後に移住した者の移住日までの期間が、3か月以内である

【交付条件】
伊豆の国市へ移住するにあたって、住居費または引越費用がかかっていること。

【補助金の額】
一律10万円

参考:伊豆の国市新生活応援補助金
問い合わせ先:伊豆の国市企画課

最大100万円!子ども一人につき100万円の加算金あり!移住・就業支援金

東京圏から伊豆の国市へ移住し、対象となる就業や起業等の要件を満たした場合、最大で100万円を交付してくれる支援事業です。18歳未満の子どもを帯同すれば1人につき100万円が加算されるため、「お得すぎる」移住支援といえるでしょう。要件等がやや複雑なため概要のみの紹介となりますが、気になる方はリンク先をぜひ参照してください。

【移住元の要件】
伊豆の国市へ移住(転入)する前の10年間のうち通算5年以上かつ直前の1年以上、東京23区内に居住、または東京圏(条件不利地域を除く)に居住し、東京23区内へ通勤していたこと。

ただし、東京圏に居住したうえで東京23区内の大学等に進学し、東京23区内の企業に就職した場合は、通学期間も移住元の要件に含めることができる。

【就業先の要件(一部抜粋)】
1. 静岡県または他の都道府県が開設するマッチングサイトに求人を掲載した企業へ新たに就職すること
2. 「プロフェッショナル人材事業」または「先導的人材マッチング事業」を利用し、県内企業に就業すること
3. 自らの意志で移住し、移住元の業務を引き続きおこなっているテレワーカー
4. 静岡県産業振興財団が交付する起業支援金の交付決定を受けていること

参考:【マッチングサイト】静岡県 移住・就業支援金求人サイト

【交付金額】
単身世帯 60万円
2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同した場合、1人につき100万円(令和5年4月1日以降に移住した方のみ)を加算

参考:移住・就業支援金
問い合わせ先:伊豆の国市企画課

最大40万円!住宅新築・リフォーム助成金

市民の住環境向上や商工業の活性化のため、市内事業者に発注する住宅の新築やリフォーム工事に一定金額を助成します。もちろん、移住者も対象となるので、移住を機に住宅の新築やリフォームを検討している方は、ぜひ活用してください。

【対象住宅】

  • 市民が市内に所有または新築しようとする個人住宅
  • 共用住宅や共同住宅のうち、自己の居住用に供する部分

【対象工事】

  • 市民が市内施工業者に発注する経費20万円以上(税込み)の新築・増改築・修繕等のリフォーム工事
    ※工事着手前に申請が必要

【補助金額】
工事経費の15%。補助金額の全額を市内登録商店で利用できる商品券で支給する。
<上限額>

  • 新築 40万円
  • リフォーム 20万円

参考:住宅新築及びリフォーム助成事業
問い合わせ先:伊豆の国市商工課

クリーンエネルギー車購入の補助あり!新エネルギー機器等導入事業費補助金

地球温暖化の原因となる温室効果ガス排出量削減のため、住宅用新エネルギー機器を設置する方や、クリーンエネルギー自動車を購入する方に対し補助金が交付されます。予算範囲内での支援事業となるため、対象機器を導入・購入予定の方は情報をこまめにチェックしておきましょう。概要のみを紹介するので、詳細は下記リンク先を参照してください。

【補助対象機器と補助金の上限額】
1. 太陽光発電システム 上限60,000円
2. 家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム) 上限50,000円
3. 定置用リチウムイオン蓄電池システム 上限50,000円
4. ビークル・トゥ・ホームシステム(V2H) 
上限50,000円
5. 家庭用エネルギー管理システム(HEMS) 上限10,000円
6. クリーンエネルギー自動車(CE車) 上限50,000円

【令和5年度の予算額】
4,000,000円

参考:新エネルギー機器等導入事業費補助金
問い合わせ先:伊豆の国市環境政策課

最大35万円!テレワーク対応リフォーム補助金

働き方や住まいの多様化に伴い、在宅勤務や2地域居住などのニーズに合わせた住環境を形成するため、テレワークに対応した住宅リフォームをおこなった方へ補助金を交付します。申請件数に上限があるため、リフォーム予定の方はこまめに情報をチェックしましょう。

【補助対象工事と補助金の額(一部要約)】

  • テレワーク対応リフォーム(必須) 最大35万円
    机の作り付け、スペースの確保、個室の確保など
  • 新たなライフスタイル対応リフォーム 最大35万円
    省エネ・防音や内装の木質加工事など
  • しずおか優良木材等補助加算 最大14万円
    しずおか優良木材等を、床・壁等の仕上げ材に使用する工事

【募集件数】
330件

参考:静岡県テレワーク対応リフォーム補助制度
問い合わせ先:静岡県くらし・環境部 建築住宅局住まいづくり課

伊豆の国市の情報を収集する際に便利なサイト3選

蛭ヶ島の夫婦の像の様子

最後に、伊豆の国市の情報をもっと知りたい方に向けて、情報収集に便利なサイトを3つ紹介します!これまで紹介しきれなかった情報もカバーしているので、これらのサイトもぜひご覧ください。

伊豆の国市移住定住支援サイト

伊豆の国市移住定住支援サイト」は、伊豆の国市への移住希望者に向けて、市の特徴や産業、人々の暮らしといった身近な情報をわかりやすく紹介しています。

先輩移住者のインタビュー記事も掲載されており、生の声がたくさん聞けるのも特徴です。伊豆の国市がおこなっている移住支援もこちらのサイトから調べられるため、移住を検討している方は、まずこちらのサイトをチェックしましょう。

参考:伊豆の国市移住定住支援サイト

移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡

移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡」は、静岡県公式の移住・定住情報サイトです。静岡県全域の移住情報を取り扱っており、伊豆の国市を飛び越えてより広範囲な静岡県の魅力を発見できます。各地方の特色を知ることで、県内旅行にも役立ちそうですね。

オンライン移住相談窓口のリンクもあるため、気になる方は一度相談してみてはいかがでしょうか?

参考:移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡

伊豆の国市観光協会

伊豆の国市観光協会」は、市内の観光地やグルメ情報などを一手に引き受ける観光サイトです。レンタル電動アシスト付き自転車で行く体験ツアーなども掲載されており、休日に自転車で観光地巡りもできます。また、地元の飲食店も写真付きで検索できるのでとても便利です。

休日のお出かけスポットの情報収集に、ぜひご活用ください。

参考:伊豆の国市観光協会

伊豆の国市の魅力を知って移住を検討しよう

伊豆の国市長岡の風景の様子

山や川のアクティビティをはじめ温泉も豊富な伊豆の国市は、静岡県内トップクラスの医療体制も整っていることから、非常に高いポテンシャルを秘めた移住先といえます。自然に囲まれた街でありながら安心して暮らせる環境も確保されていることで、今後注目の移住先となっていくことでしょう。伊豆の国市以外にも、伊豆半島全域には有名観光スポットが多いので、見どころたくさんの楽しい日常が送れそうなのもいいですね。

伊豆の国市の魅力を知って、あなたもぜひ移住を前向きに検討しましょう!

※内容は2023年5月執筆時のものです。

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