日本全国において、豪雨や地震、津波などの自然災害は避けられないものとなっています。そのため移住をする時には、住む地域に合った災害対策をしておくことが大切です。この記事では、新しい場所で安心して生活するために必要な災害対策について、詳しく紹介します。事前に必要な対策方法を知って、自然災害に遭遇したときのリスクを少しでも減らせるようにしましょう。
移住の災害対策7選
具体的に災害対策はどのようなことをすれば良いのでしょうか?ここでは、移住時にするべき災害対策を7つ紹介します。事前に行える対策方法を知って、いざという時に慌てないようにしましょう。
災害の少ない地域を移住先にする
移住先は、なるべく自然災害が少ない地域を選ぶと良いでしょう。そもそも災害リスクの高い地域を避けることは、災害対策するうえで大切です。事前に、移住候補地で過去どのような自然災害があったのか調べてみましょう。過去の災害や発生頻度を調べることで、その土地の災害リスクが分かります。また、移住候補地の気候や地形なども調べておいた方が良いでしょう。梅雨時期に大雨が多ければ洪水に警戒が必要ですし、山間部や近くに傾斜地があるなら土石流が発生するリスクがあります。安全に住めるかを重視して、移住候補地を選びましょう。
下記記事にて災害の少ない県を紹介しているので、参考にしてみてください。
災害が少ない県はどこ?災害が少ない県5選とその理由を大発表!
移住候補地のハザードマップを確認する
移住候補地の自治体が提供するハザードマップを、必ず確認してみましょう。大きな河川があるなら洪水、山に囲まれているなら土砂災害、海沿いなら高潮や津波など、そのエリアで発生するかもしれない自然災害のハザードマップが発行されています。具体的に移住候補先の住居もあるなら、その住所のハザードマップを隈なく確認し、その土地の災害リスクや避難場所を把握しておきましょう。「わがまちハザードマップ」では、日本全国のハザードマップをインターネットで、気軽に閲覧可能なのでおすすめです。
積極的に地域コミュニティに参加する
近所の人との繋がりがあれば、災害時に食料を分け合ったり、大切な情報を交換したりするなど助け合えるかもしれません。そのためには、日頃から地域のコミュニティに積極的に参加して、近所の人から信頼を得ておくことが大切です。自治会に参加し地域の清掃活動に参加したり、地元のイベントに積極的に参加したりして、地元の人との信頼関係を築いておきましょう。
非常用キットの用意と点検を怠らない
非常用キットは、災害発生後の生活を支える重要なアイテムです。食料や水、懐中電灯やカイロなどを含む災害時の必需品を、家族に必要な分を備えておきましょう。しかし、食料や水は、いざという時に賞味期限が切れてしまっている可能性があります。懐中電灯やラジオは、電池切れや壊れていないかの確認も必要です。災害発生時に困ることがないように、定期的な点検も欠かさず行いましょう。
防災訓練に参加する
地域で開催される防災訓練やワークショップに参加することで、災害時の正しい行動を学ぶことが可能です。災害時に実践できるスキルを身につけることで、いざという時に自分や周りの人の命を守れるようにしましょう。また、訓練に参加することで、地域の避難所や避難経路を知る機会になります。避難経路に用水路やブロック塀など、危険な箇所がないか把握しておくことも大切です。複数の避難経路をチェックして、通れなくなった時に慌てることのないようにしましょう。
災害の多い地域では保険費用をケチらない
災害の多い地域では、災害時の補償が充実した保険に加入しておいた方が、いざという時に安心です。自然災害を補償する保険の1つに、火災保険があります。台風や竜巻などの風災や、洪水などの水災、大雪や落雷などが補償されることが多いです。地震災害のリスクがある地域なら、地震保険に入るのがおすすめです。補償内容や範囲をよく確認して、事前に適切な保険に加入しておきましょう。
中古住宅は耐震補強をする
中古住宅を購入する際は、地震などの災害に備えて耐震補強が施されているかを確認しましょう。特に、耐震基準に関して建築基準法の改正があった1981年以前の住宅を購入する場合は、耐震性に関するチェックが必須です。建築士などの専門家に家の構造をチェックを依頼して、耐震基準を満たしているか確認しましょう。耐震性に問題があった場合は、必要に応じて耐震補強を行っておくと、いざという時安心です。
移住の災害対策で困ったらスタイルチャットに相談する
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災害対策を考慮して移住を検討しよう
災害大国の日本において、事前に災害対策をしっかりすることは大切です。移住候補地の災害リスクを事前に把握し、自分自身や家族の命を守りましょう。過去に災害があったか調べたり、ハザードマップでその土地にある自然災害のリスクを把握したりすることは大切です。災害リスクを知ることで、事前に具体的な対策をすることも可能になります。避難経路を確認したり、非常食や非常持ち出し袋を用意したりして、いざという時も安心して過ごせるように準備しておきましょう。家に被害が生じた時のために、災害の保険に加入しておくことも大切です。他にも、地域の人との結びつきを強くしておいた方が、災害時に大切な情報が得られるかもしれません。移住先でのご近所付き合いも大切にして、災害対策をしっかりしておきましょう。
※内容は2023年11月執筆時のものです