土地を購入して、一軒家を建てたり、広い庭で家庭菜園をしたり、と憧れを抱いている人も多いでしょう。しかし、東京圏の土地基準価格は11年連続で上昇を続けています。都心で土地を購入するのは、経済的に厳しい方もいるでしょう。
一戸建てを諦めたくない方におすすめなのが、田舎の土地の購入です。都心と比較して大きく価格も下がるので、広い家を建てる夢も実現できるかもしれません。この記事では、田舎の土地を購入するメリットとデメリットを紹介します。
田舎の土地を購入するメリット3選
ここからは、田舎の土地を購入する具体的なメリットを紹介します。田舎なら理想の暮らしが実現するかもしれません。
広い土地を格安で購入できる
田舎の土地は都市部に比べて価格が格段に安いので、広大な敷地を手に入れることが可能です。これにより、夢のマイホームを建てたり、広い庭をつくったりするチャンスが広がります。野菜を育てたいなら、畑をつくって自給自足を楽しむのも良いでしょう。ガーデニングが好きなら、花を沢山植えて理想の庭を追求するのもおすすめです。犬を飼っている方なら、自宅にドッグランがつくれるかもしれません。車を複数台所有したい場合も、駐車スペースが広くとれるので安心です。
隣人を気にせず庭でバーベキューなどを楽しむことができる
田舎の土地は一般的に広々としており、隣家との距離が離れている場所もあります。そういった家なら、自分の庭でバーベキューやキャンプを楽しむことも可能です。移住先で仲良くなった人を、バーベキューに招待するのも良いでしょう。サウナが好きなら、庭にテントサウナとプールを準備して、楽しむのもおすすめです。都市部では難しいアウトドア活動も、田舎なら気兼ねなく楽しめるでしょう。
移住支援を受けられる可能性がある
一部の田舎の自治体では、地域振興や人口増加を促進するために、移住支援制度が設けられています。例えば、首都圏や三大都市圏から引っ越した場合に移住支援金が出る自治体があります。また、新築住宅を建てたり、空き家バンクに登録されている物件を購入してリフォームしたりする場合に使える補助金がある自治体も多いです。他にも、移住の下見に使った交通費を補助する街もあったり、無料で泊まれるお試し住宅があったり、さまざまな支援制度があります。田舎での新しい生活を始める際、このような支援を受けられるかもしれないので、移住を検討している自治体の支援制度を必ずチェックしましょう。
田舎の土地を購入するデメリット3選
田舎の土地の購入には、デメリットがあることも忘れてはいけません。デメリットも知って、実際に購入するか検討してみましょう。
売却したくなっても買い手を見つけることが難しい
田舎の土地は、需要が都市部に比べて限られているので、売却が難しい場合があります。転居や生活スタイルの変化に伴って土地を売却したいと思ったとき、買い手が見つからないかもしれません。将来的に必ず売りたい人は、田舎のなかでも立地の良い場所を選ぶのがおすすめです。また、リフォームして使いやすい間取りにしたり、水回りを綺麗にしたりすることで、魅力的な物件に変えて売却するのも良いでしょう。
将来的な土地活用が難しい
田舎の土地は、都市部に比べてインフラや交通の便が限られていることが多いので、将来的な土地活用に制約が生じる可能性があります。鉄道やバスが現時点では通っていても、将来的には廃止され、ますます過疎化が進んでいくかもしれません。人口が減少すると、事業展開や新しい施設を建設しても、人が集まらない可能性があります。アパートを建てても、入居者が集まらないかもしれません。将来的にその街がどうなるのか予測して、つくりたい施設の需要があるか、事前によく検討してから土地活用に踏み切った方が良いでしょう。
虫に悩まされる
田舎には虫が多いので、庭のみならず家の中まで出現する可能性が高いです。春から夏にかけて蚊やハエ、アブなどが多く出現します。山間部ならムカデにも注意が必要です。海沿いならフナムシが出ることもあるでしょう。虫が苦手な人は、虫対策を入念に行いましょう。住む予定の家に隙間があるなら、そこが虫の入り口になるので、リフォームやDIYで隙間を塞ぐことをおすすめします。また、長い間空き家だった場合は、ネズミなどの生物が住み着いていることもあります。もし見つけた場合は、駆除するか追い出して侵入経路を塞ぎ、清掃と消毒を行いましょう。
田舎の土地購入で困ったらスタイルチャットに相談する
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田舎の土地購入のメリット・デメリットを知って移住を検討しよう
田舎では、広い土地を格安で購入できたり、バーベキューなどのアウトドアを気軽に楽しめるなどのメリットがあります。ガーデニングや家庭菜園が趣味なら、土地に庭や畑をつくって楽しむのも良いでしょう。都市圏からの移住や、土地や空き家を購入した場合に補助金が出る自治体もあります。
しかし、売却したくても買い手が見つからなかったり、将来的に土地活用が困難になるなどのデメリットもあります。田舎は虫もよく出現するので、苦手な人はストレスを感じるかもしれません。
メリットとデメリットはありますが、都市部で土地購入を諦めた人も、田舎なら買えるかもしれません。マイホームや庭づくりなど、理想の住まいづくりが叶えられる可能性があります。自身のライフスタイルや将来の計画も考えて、田舎での生活を検討してみてはいかがでしょうか。
※内容は2023年12月執筆時のものです
