兵庫県たつの市は、「播磨の小京都」と呼ばれる歴史的な町並みと美しい自然、淡口醤油発祥の地であり、日本三大そうめん「揖保乃糸」の生産地として食文化が充実している移住先です。瀬戸内海沿岸の町として気候もおだやかなため、とても生活しやすい環境といえそうです。
今回は、兵庫県たつの市の移住先としての魅力やメリット、移住の際に利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめのエリアを紹介します！
豊かな自然と歴史的な町並み、古くからある食文化に触れられることは、移住生活に落ち着きと彩りをもたらしてくれるでしょう。ぜひあなたも、兵庫県たつの市への移住を検討しましょう！
たつの市移住の魅力／メリット3選
まずは、たつの市移住の魅力やメリットを3つ紹介します！たつの市は、歴史ある町並みや自然・食文化など、移住先としての魅力がいっぱいです。ぜひご覧ください。
「播磨の小京都」として歴史的な町並みと自然が調和した住みやすい街
「播磨の小京都」として歴史的な町並みが美しく、そこに豊かな自然が調和した住みやすい環境が形成されていることが、たつの市移住の魅力でありメリットといえるでしょう。
JR本竜野駅から西に揖保川を越えて15分ほど歩けば、そこには江戸時代から昭和戦前期までに建てられた歴史的な町並みが広がっています。「播磨の小京都」と呼ばれるこのエリアは、「たつの市龍野伝統的建造物群保存地区」として国に指定され、往時にタイムスリップしたかのような不思議な感覚や、どこか懐かしい気持ちになれるでしょう。
かつて龍野城を中心とした龍野藩5万石の城下町として栄え、安土桃山時代にはじまったとされる醤油醸造は、たつの市の一大産業として現代も受け継がれています。これら歴史的な町並みとともに揖保川や里山の田園風景、おだやかな瀬戸内海といった美しい自然が調和しており、「住みやすさ」の面において他の移住先にはない特徴といえるかもしれません。
歴史的な町並みと美しい自然という贅沢な環境こそが、たつの市移住最大の魅力・メリットといえるのです。
淡口醤油発祥の地であり日本三大そうめん「揖保乃糸」など食文化が充実
淡口醤油発祥の地であり、日本三大そうめん「揖保乃糸」といった豊かな食文化もたつの市移住の魅力・メリットといえるでしょう。
安土桃山時代からはじまった醤油醸造は江戸時代になると急速に発展し、1660年頃に淡口醤油が開発されました。現代の各家庭にある淡口醤油は、たつの市で生まれ今もなお作り続けられています。それもそのはず、淡口醤油シェア1位の「ヒガシマル醤油」は、天正年間（1580年頃）に創業された、たつの市に本社を置く会社なのです。
淡口醤油とともに、たつの市の食文化を語るうえで日本三大そうめん「揖保乃糸」も欠かすことはできません。揖保川流域は「播州小麦」と呼ばれる良質な小麦の産地でもあり、そうめん作りがおこなわれてきました。1400年頃から古文書に記述がみられ、江戸時代に入ると醤油醸造とならび産業化され、江戸時代後期に現代へとつづく「揖保乃糸」が生まれたのです。
たつの市が誇る豊かな食文化は、日本の食卓に欠かせないものといえるでしょう。「うすくち龍野醤油資料館」や「揖保乃糸資料館そうめんの里」といった、貴重な資料とともにそれぞれの歴史と伝統をうかがい知れる施設もあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
たつの市へ移住して、美しい自然と歴史的な町並みとともに、豊かな食文化に触れてみてはいかがでしょうか？
新幹線が停まる人口約52万人の姫路市へ15分で通勤可能
新幹線が停まる人口約52万人の姫路市へ15分で通勤可能なことも、たつの市移住の魅力でありメリットといえます。
JR竜野駅からJR姫路駅は15分、JR本竜野駅からは20分でアクセスが可能です。姫路市は神戸市に次ぐ兵庫県第2の都市として発展しており、臨海部の工業地域では工業系の求人が充実し、観光業も盛んなためサービス業の求人も豊富です。たつの市は姫路市のベッドタウンという側面もあることから、多くの方が姫路市で仕事をしています。もちろん、JR姫路駅周辺にはさまざまな大型商業施設も充実しているので、休日の買い物にも便利です。
また、JR姫路駅では新幹線「のぞみ」が利用でき、東京まで3時間というアクセスのよさも魅力といえます。新幹線に乗り換えられるJR姫路駅へわずか15分という利便性は、東京圏からの移住者にとっても、移住への大きな後押しとなるでしょう。
自然と歴史文化が豊かなたつの市への移住は、兵庫県第2の都市・姫路市へのアクセスのよさと、乗り換えによって東京へもアクセスしやすいことが、魅力・メリットといえるのです。
たつの市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
つづいて、たつの市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します！少しでもお得に移住を叶えるために、該当する方はぜひ活用しましょう。
最大100万円！東京23区移住支援事業
東京23区内に在住、または東京圏に在住し東京23区内に通勤している方が、たつの市へ移住し就業・起業・テレワークなどの要件を満たした場合、最大で100万円（別途子育て加算30万円あり）を支給してくれる大規模な移住支援事業です。
要件等がやや複雑なため、詳細は下記のリンクを参照していただき、該当する方はぜひ申請しましょう。
【支援金の額】
- 単身世帯 60万円
- 2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、1人につき30万円を加算
最大50万円！定住促進住宅取得支援事業
たつの市で新たに住宅を取得する転入者の方や若者世帯に対し、一定の住宅取得奨励金を交付する支援事業です。市外からの移住者が対象の「転入者住宅取得奨励金」と、市内に居住している方が対象の「若者住宅取得奨励金」の2つの事業から構成され、ここでは移住者向けの「転入者住宅取得奨励金」について紹介します。
【対象者と奨励金額】
- 対象者 転入日から1年以上継続して、たつの市外に居住していた方
- 奨励金額 50万円（1年目30万円・2年目10万円・3年目10万円）
18歳まで窓口負担ゼロ！乳幼児等・こども医療費助成制度
たつの市では、18歳までの医療費の窓口負担がゼロとなる医療費助成（外来・入院）をおこなっています。16歳から18歳までの期間は所得制限を設けているものの、多くの自治体が15歳（中学3年生）で助成が終わるため、非常にありがたい制度といえるでしょう。
たつの市移住でおすすめのエリア3選
ここからは、たつの市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します！今回おすすめするのは大都市への移動に便利なエリア、「播磨の小京都」至近のエリア、おだやかな瀬戸内海を楽しめるエリアの3つです。あなたが理想とするライフスタイルを考えながら、ぜひ参考にしてください！
姫路駅まで15分！神戸・大阪へも乗換なし「竜野駅」周辺エリア
たつの市移住において姫路市内への通勤や神戸・大阪への交通利便性を重視したい方は、山陽本線「JR竜野駅」周辺エリアをおすすめします！JR竜野駅は、兵庫県第2の都市である姫路市の中心駅、JR姫路駅まで15分という短時間でアクセスが可能です。さらに、新快速を利用すれば乗り換えなしで神戸市「JR三ノ宮駅」まで1時間、大阪市「JR大阪駅」まで90分でアクセスできるため、休日など気軽に遊びに出かけられます。
竜野駅周辺は住宅地と田畑が混在しており、ゆったりとした暮らしが可能です。揖保川沿いをのんびり散歩するのもいいですね。駅前にはコンビニ、少し歩いてスーパー・ドラッグストアがあるため日常生活にも便利です。
たつの市移住で姫路市内や神戸・大阪への交通利便性を重視したい方は、「JR竜野駅」周辺エリアを第1候補にしてみてはいかがでしょうか？
「播磨の小京都」の近くで落ち着きのある移住生活「本竜野駅」周辺エリア
歴史的な町並みが残る「播磨の小京都」の近くで、落ち着きのある移住生活がしたい方は姫新線「JR本竜野駅」周辺エリアがおすすめです！JR本竜野駅周辺は市街地が広がっており、旧龍野市の中心地で現在も市役所があることから、たつの市の中心駅とみなされています。
本竜野駅から西へ揖保川を越えれば、そこには江戸時代から昭和戦前期までの歴史的な建物が建ち並ぶ「たつの市龍野伝統的建造物群保存地区」が広がり、情緒あふれる町並みが魅力です。龍野城を中心とした龍野藩5万石の城下町であり、醤油醸造やそうめん製造で名を馳せた、たつの市のランドマークとして多くの方が観光に訪れます。
「播磨の小京都」と呼ばれる、武家屋敷・町家・醸造蔵といった往時の町並みは、訪れる人にやすらぎと落ち着きをもたらし、他の移住先とは少しちがう素敵な日常生活が送れるでしょう。国の登録有形文化財に指定された「醤油の郷 大正ロマン館」「クラテラスたつの」がとくに有名で、ぜひ訪れたい施設といえそうです。また、童謡「赤とんぼ」の作詞者・三木露風の故郷でもあり、その美しい街並みとともに、よりいっそうノスタルジックな気持ちになれるかもしれません。
駅周辺には、スーパー・コンビニ・ドラッグストア・銀行・クリニックなど、一通りそろっているため生活にも便利です。「龍野IC」が近いことから遠出しやすいことも魅力といえます。
ふとしたときに「播磨の小京都」を散策できることで、都会の喧騒からはなれた平穏な移住生活が実現できるでしょう。ノスタルジックな町並みの近くで落ち着いた移住生活を送りたい方は、「JR本竜野駅」周辺エリアがおすすめです。
瀬戸内海に面し海水浴や潮干狩りを楽しめる「御津」周辺エリア
瀬戸内海に面し、海水浴や潮干狩りを楽しめる「御津」周辺エリアもおすすめです！たつの市の南部は漁港を有する複雑な地形の海岸となっており、海のそばで潮風を感じながらのんびりとした移住生活が送れます。
「新舞子海水浴場」は、関西有数の遠浅の海として兵庫県内各地から多くの人が訪れ、春から初夏にかけて潮干狩りが盛んです。また、夏の海水浴シーズンでは、波おだやかな遠浅の海のため小さな子どもも安心して遊べます。瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めながら、おだやかな海でのレジャーは移住生活の素敵な思い出になるでしょう。
岩見漁港や室津漁港では牡蠣の養殖がおこなわれ、各漁港には直売所がありとれたての新鮮な牡蠣が味わえるのも魅力です。御津エリアは広いものの、姫路市との市境に近い御津町釜屋や御津町苅屋などはスーパー・コンビニや総合病院が近いため、こちらの方が移住者には住みやすいかもしれません。美しい海とともに田園風景も広がっており、とても開放的な雰囲気で生活できそうです。また、高台にある「世界の梅公園」では約315品種の梅が咲き誇り、たつの市内と瀬戸内海が一望できる絶景が広がっています。
関西有数の遠浅の海でレジャーや地元でとれた牡蠣を楽しみ、田園風景でのんびりと田舎暮らしが可能な「御津」周辺エリアも、たつの市移住でおすすめのエリアといえるでしょう。
移住の相談窓口スタイルチャットで相談する
移住に関してさまざまな悩み事がある方は、移住のプロに相談してみてはいかがでしょうか？無料で使えるLINEの移住相談窓口「スタイルチャット」では、移住に関する疑問・質問等になんでもお答えします！移住に向けて何から始めればいいの？移住を失敗しないために重要なことは何？といった、素朴な疑問や不安など気軽に相談してください。
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たつの市の魅力を知って移住を検討しよう
兵庫県たつの市は、「播磨の小京都」と呼ばれる歴史あふれる町並みと、伝統的な食文化が魅力の移住先です。里山と田園風景、瀬戸内海に流れ込む揖保川といった、自然の美しさと歴史ある街並みが調和しており、落ち着きと癒やしのある移住生活が送れます。関西有数の遠浅のビーチである「新舞子海水浴場」はもちろん、牡蠣の養殖が盛んな海岸沿いも美しく、休日に海沿いをドライブするのもいいですね。
兵庫県たつの市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう！
※内容は2023年12月執筆時のものです。
