利便性が高く、常に最新のトレンドで溢れている東京ですが、物価や賃料が高いので、いつか地方へ移住したいと考えてる人も多いのではないでしょうか。しかし東京都心との関係を完全に断ちたくないという方も多いと思います。そんな方には、東京からアクセスしやすい東北地方がおすすめです。エリアによっては車を持たずとも生活できる街もありますし、何より都内と比較して物価や賃料が安いので、生活費を抑えることが可能です。この記事では東北移住の魅力やメリット、おすすめのエリアについてご紹介しますので、地方移住を検討している人はぜひご覧ください。
東北移住の魅力/メリット3選
たくさんの魅力に溢れている東北ですが、ここでは移住することで受け取れる補助金、物件の部屋の広さ、子育て環境の充実の3点について解説します。
新婚向けの補助金をもらえることがある
東北地方にある自治体には移住者を積極的に受け入れているところが多く、特に若い世帯に対しての移住支援が充実しています。例えば、秋田県秋田市では秋田市結婚新生活支援事業補助金があります。これは対象の期間に入籍し、夫婦の所得の合計金額が500万円未満で、婚姻日の年齢がともに39歳以下である夫婦に対し、最大60万円が補助される制度です。住宅購入費や引越費用に充てられます。
このほかにも子どもを連れての移住に対する補助金制度や、子どもの医療費が補助される制度など、子育て世帯を対象とした移住支援が多いので、家族での移住も検討しやすいですよね。移住支援は自治体によって異なるので、気になる自治体があればホームページで確認してみましょう。
【参考】秋田市結婚新生活支援事業補助金
都会よりも広い家に住むことができる
東北へ移住する大きな魅力のひとつが、都会よりも広い家に住めることです。都会だとどうしても土地が狭く、また家賃も高いため、家族で広い家に住むとなると場所が限られてしまいます。しかし、東北だと都会と同じ家賃でより広い家を借りられますし、戸建住宅を購入することも夢ではありません。特に子どもがいる世帯や、これから家族を増やしていきたいと考えている人にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
都会より子育て環境が良い場所がある
「地方だと教育環境に限りがあるのではないか」と不安に思う人もいるかもしれませんが、地方は子育て世帯への支援を積極的に行なっている自治体も多く、お母さんや子どもに優しい環境が整っています。例として、子育て支援センターの設置や一時保育事業の実施、保育費用の無償化などがあります。移住を検討している人の中には初めて子育てをする人も多いかと思いますが、こういった環境が整っているととても安心ですよね。
東北移住でおすすめエリア5選
たくさんある自治体の中でも、特におすすめのエリアを5つご紹介します。それぞれに特徴があるので、ぜひ移住後の生活をイメージしながらご覧ください。
2024年版 住みたい田舎ランキング総合1位!宮城県栗原市
宮城県北西部に位置する宮城県栗原市は、圧倒されるほどの自然に囲まれつつ、新幹線が止まるという、地方と利便性を兼ね備えた街です。2024年には宝島社発行の月刊誌『田舎暮らしの本』2月号の「2024年版 住みたい田舎ベストランキング」人口5万人以上10万人未満の市、総合部門で全国1位に輝きました。その魅力は街の環境だけでなく、手厚い子育て支援や移住支援にあり、18歳まで通院費・入院費の全額助成や小中学校の給食費無償化、出産支援金の支給など、子育て世帯に優しい環境となっています。
若者移住に最適!秋田県秋田市
今若い世帯から注目を集めているのが、秋田県秋田市です。その大きな魅力は、都市と田舎のバランスの良さと、交通アクセスの良さ。JR秋田駅前には大型ショッピングセンターや病院、美術館など都市部としての役割を持ちつつ、郊外にはのどかな田園風景が広がっています。「田舎を楽しみたいけど、便利さも欲しい」という人にぴったりな移住先と言えるでしょう。また、若者移住促進事業補助金や子育て世帯移住促進事業補助金、助成金での移住相談ツアーなど、若い世帯を対象とした移住支援が充実していることも注目されている理由のひとつです。
移住支援が充実!宮城県石巻市
海鮮料理が好きな人は、移住先として宮城県石巻市はいかがですか?新鮮な魚介類や多くの温泉地で有名な石巻市は、仙台市へのアクセスが良く、また移住支援も充実していることから今人気の移住先です。特に石巻市独自の移住支援はとてもユニークで、市内にあるお試し住宅に最大7泊8日無料で滞在できるお試し移住や、運転の練習ができる石巻市脱ペーパードライバー支援補助金などがあります。ただし、東日本大震災の記憶にあるように、津波のリスクがあるので、ハザードマップを利用して住むエリアを選びましょう。
若者・単身者から人気を集める街!福島県浪江町
福島県浪江町は東日本大震災や福島第一原発事故により全町避難を余儀なくされましたが、段階的に避難指示が解除されたことで少しずつ復興が進み、現在では町民のおよそ1/3以上が震災後の移住者と言われるほど、浪江町を盛り上げようという若く活気に満ちた街となりました。その若さ溢れる雰囲気も魅力ですし、2万円で最大30日間利用できる「移住検討者お試し宿泊事業」や18歳まで医療費が無料となる「子ども医療費助成制度」など、移住支援も充実していることから今でも注目の移住先です。
移住支援が超豊富!福島県田村市
福島県の中通りに位置する田村市は、山と水田が広がる自然豊かな街です。そんな田村市も東日本大震災の発生時には一部地域に避難指示が出されたことから、たくさんの人が街を離れていきました。しかし、近年は街に人を呼び戻そうと独自の移住支援を実施し、注目を集めています。中には上限200万円が交付される移住支援金制度や最大100万円が補助される田村市転入子育て世帯住宅取得補助金などがあり、若い世帯を中心に移住者が増えています。車がないと不便なエリアも多いですが、のどかな環境で過ごしたい人にはピッタリな移住先と言えるでしょう。
移住の相談窓口「スタイルチャット」に相談する
東北へ移住するといってもたくさんのエリアがありますし、知り合いがいない場所への移住は不安なことも多いですよね。そんなときにおすすめなのが、移住Styleの『スタイルチャット』です。LINEを利用して相談できるので時間や場所を選びませんし、移住についてのプロが個別で相談にのってくれるので、どんな悩みも解決できます。また、質問に答えると自分に合った移住先を診断できるツールもあるので、移住先に迷っている人はぜひ利用してみてください。
東北地方の魅力を知って移住を検討しよう
新鮮な魚介類や豊かな自然、充実した移住支援など、たくさんの魅力がある東北地方。寒い地域ならではのスポーツや文化を体験できるのもメリットと言えるでしょう。まだ東日本大地震の復興の最中である街もありますが、だからこそ新たな街づくりに携われることもでき、都会ではできない人とのつながりを作ることができます。東北といってもたくさんのエリアがあり、それぞれで特徴が異なるので、移住Styleの『スタイルチャット』で相談しつつ、ぜひ実際に足を運んで自分に合った移住先を見つけてみてくださいね。
※内容は2024年4月執筆時のものです