移住コラム

【山口県】本州最西端・下関市へ移住!都市・自然・歴史がハイレベルに調和した海峡の街は便利で快適な暮らしが魅力!

山口県下関市は、本州最西端に位置する人口約24万人の移住先です。県庁所在地である山口市(約19万人)をしのぐ県最大の人口を誇る中核市として市街地が発展し、都会的な移住生活を実現できます。また、市の三方を関門海峡に代表される海に囲まれ、豊かな自然環境とともに「ふく(フグ)」や「あんこう」といった豊富な海の幸を味わえることも魅力といえるでしょう。さらに、日本の歴史における重要な舞台としてその名前がたびたび登場するなど、歴史遺産も数多く存在します。

山口県下関市は、都市と自然のバランスが非常に高いレベルで調和しており、その両方の魅力にすぐれた移住先といえるのです。

今回は、山口県下関市への移住にフォーカスし、魅力やメリット・デメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します!

本州最西端の都市・山口県下関市の多彩な魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!

山口県下関市の魅力/メリット3選

角島大橋 山口県 下関市の様子
まずは、山口県下関市の魅力やメリットを3つ紹介します!本州最西端に位置する歴史と都市・自然が調和した街は、海の幸や高い利便性が特徴です。ぜひその魅力を知り、移住先として検討してみてください!

本州最西端の豊かな歴史と自然に恵まれた街

山口県下関市は本州最西端に位置し、豊かな歴史と自然に恵まれた移住先です。日本の歴史における重要な舞台として名高く、また、山の自然はもちろんのこと、海の美しさも格別といえるでしょう。

山口県下関市は、日本の歴史のターニングポイントとなる重要な舞台として、その名が何度も登場します。源平合戦における「壇ノ浦の戦い」や幕末の「下関戦争」、日清戦争の戦後処理として締結された「下関条約」などは、歴史の教科書に必ずといっていいほど記載されているものです。それらの深い歴史とともに、壇ノ浦の戦いに敗れ、わずか8歳で入水した安徳天皇を祀る「赤間神宮(あかまじんぐう)」や、幕末に高杉晋作が挙兵した「功山寺(こうざんじ)」など、歴史ある神社仏閣が点在しています。移住生活を通じ日々これらの歴史を体験できることは、山口県下関市ならではといえそうですね。

また、山口県下関市の美しい自然といえば、映画やドラマ・CMのロケ地としてもたびたび登場する、市域北部の「角島(つのしま)」と、そこに架かる「角島大橋」が有名です。角島大橋は、エコバルトブルーの海をまたぐ全長1,780mの絶景ドライブコースとして知られ、「一生に一度は訪れたい絶景」といわれるほどの圧倒的な青色の世界がどこまでもつづいています。角島はリゾート地としてビーチにカフェや飲食店など各種施設が充実しており、最高の休日のひとときを過ごせるでしょう。

本州最西端、豊かな自然と歴史が息づく山口県下関市は、突出した魅力や特徴をあわせもつ魅力的な移住先といえそうですね。

三方を海に囲まれ「ふく」「あんこう」はじめ海の幸が超充実

山口県下関市は、三方を関門海峡・周防灘(すおうなだ)・響灘(ひびきなだ)の海に囲まれた、豊かな海産物の宝庫です。そのなかでも「ふく(フグ)」「あんこう」がとくに有名で、バラエティに富んだ魚介類を存分に味わえることは、移住先として大きな魅力といえるでしょう。

山口県下関市の「ふく(フグ)」は全国的に知られる特産品で、その取扱量は日本一です。地元では「福」に通じる縁起物として親しまれ、新鮮なフグを気軽に味わえる専門店が各地に軒を連ね、スーパーでも購入できます。普段の生活でフグを食べる機会が多いことは、かなりぜいたくなことといえそうですね。

フグだけでなく、水揚げ量日本一の「あんこう」も山口県下関市の有名な絶品グルメです。寒い時期には「あんこう鍋」が家庭の定番となり、その濃厚な旨味を堪能できます。また、フグやあんこうの他には、ウニ・イカ・クジラなども水揚げされ、これらをあわせた5つは「下関市水産物5大ブランド」として確固たる地位を築き、地元の豊かな食生活を支えているのです。

フグやあんこうをはじめとする魚介類の数々は、スーパーだけでなく観光名所としても知られる超有名スポット「唐戸市場(からといちば)」でも安価に購入できます。活気あふれる唐戸市場内で毎週末や祝日に開催される「活きいき馬関街(ばかんがい)」では、その場で新鮮な寿司や海鮮丼を味わえるので、必ず一度は足を運んでみましょう。

フグやあんこうをはじめとする超充実の海の幸を味わえることは、山口県下関市移住の醍醐味です。ぜひあなたも現地で味わってみてください。

新幹線停車駅があり北九州市も近く自然と都会のバランス感が良好

山口県下関市には新幹線停車駅があり、人口約90万人都市である福岡県北九州市が近く、自然と都会のバランス感が絶妙に融合した移住先です。

新幹線停車駅「新下関駅」は、九州新幹線と山陽新幹線の2つを利用でき、それぞれ広島(約45分)や博多(約25分)、大阪(約2時間)など大都市へのアクセスが容易におこなえます。とくに、九州第2位の都市である北九州市の中心地・小倉駅へは、JR下関駅からであれば10数分でアクセスできる距離にあり、休日だけでなく日常の買い物や通勤・通学も可能な環境は、かなり魅力的といえるでしょう。

また、山口県下関市自体も、人口約24万人の中核市であることから市街地が発展しており、都会的な移住生活が送れます。一方で市内中心部から足をのばすと、海岸線を望む絶景や田園風景・緑の山々が広がり、自然のなかでリラックスした時間を過ごすことも可能です。都会的な利便性と自然の両方を兼ね備えた「トカイナカ」の暮らしを実現させたい方にとって、理想的な移住先の1つといえるのではないでしょうか?

新幹線が利用できるとともに、トータル的なバランス感にすぐれた移住先として、山口県下関市はぜひおすすめです。

山口県下関市のデメリット3選

カモンワーフのフグの撮影スポットの様子
次に、山口県下関市のデメリットを3つ紹介します!移住を成功させるためには、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解することが重要です。具体的な課題を見ていきましょう!

市内に大きな商業施設が少なく北九州市まで出る必要がある

山口県下関市は市街地が発展しているものの、大都会にあるような大型商業施設が少なく、北九州市まで出る必要があることはデメリットといえそうです。JR下関駅前の「シーモール下関」といった大型商業施設はあるものの、大都会のようにそれほど充実していません。

JRを利用すれば北九州市の小倉駅まで10数分のため、それほど問題にはならないかもしれませんが、移住の際のデメリットの1つとして事前に理解しておきましょう。

公共交通手段が限られているため車が必要

山口県下関市は公共交通機関の路線や本数が限られており、便利な日常生活には車が必要です。とくに郊外で暮らす場合や夜間の移動に車は必須といえるでしょう。

市内の月極駐車場料金は平均で約8,000円~9,000円ほどとそこまで高くないため、都会で車を所有するより維持費を気にする必要はあまりなさそうです。移住生活を最大限楽しむためにも、ぜひ車を準備しておきましょう。

人気観光地の周辺では休日やシーズンに渋滞が発生しやすい

観光地としても見どころが多い山口県下関市では、場所によっては休日や観光シーズンに渋滞が発生しやすいこともデメリットとなります。唐戸市場などの有名観光スポット周辺がとくに渋滞しやすく、注意が必要です。

人気観光地へ遊びに出かける際は、可能な限り公共交通機関を利用するか、渋滞が少ない時間帯を狙って出発したほうがよいかもしれませんね。

山口県下関市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

火の山公園展望台からの下関の眺望の様子
ここからは、山口県下関市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します!東京圏からの移住や家賃補助など、お得な支援が多数あるので、該当する方はぜひ活用しましょう。

東京圏からの移住で最大100万円以上!「下関市移住支援事業」

東京23区内に在住または通勤されている方が、山口県下関市へ移住し、就業・起業・テレワークなどの条件を満たすことで、最大100万円以上の支援金が受け取れる移住支援事業です。

支援金の規模は非常に大きいものの、条件や手続きがやや複雑ですので、詳細は以下のリンク先をご確認ください。条件を満たす方はぜひ申請しましょう。

【支援金の額】

  • 単身世帯 60万円
  • 2人以上の世帯 100万円
    ※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、子ども1人につき100万円を加算

参考:東京圏からの移住を後押し!「下関市移住支援事業」のご案内

移住者の月額家賃を最長2年間・最大2万円補助!「下関市暮らしサポート事業」

山口県下関市の移住相談窓口を通じて移住した、世帯主の年齢が39歳以下または中学生以下の子どもがいる世帯に対し、賃貸住宅の家賃を一定金額補助してくれる補助金事業です。月額家賃の2分の1を対象に、最長2年間・月額上限2万円(世帯主の年齢が39歳以下の世帯は上限1万円)の範囲で補助してくれます。

移住後の住宅費用が抑えられるお得な支援のため、該当する方はぜひ詳細をチェックしてみてください。

参考:若者・子育て世帯の移住者の暮らしを後押し!「下関市暮らしサポート事業」のご案内

特定地域で住宅購入・賃借した方に10万円支給!「定住奨励金」

定住の意思をもった移住者が、市内特定地区への転入前1年以内および転入後1年以内において、住宅を新築・購入・増築・賃借した場合、奨励金として1世帯につき10万円を支給しています。

特定地区は、いずれも自然豊かな郊外のエリアまたは離島エリアとなっており、山口県下関市移住で田舎暮らしを実現させたい方は、ぜひ積極的に活用しましょう。

【支給要件となる特定地区】

豊浦・豊田および豊北(ほうほく)総合支所管内、蓋井島(ふたおいじま)および六連島(むつれじま)。

参考:定住奨励金の支給

山口県下関市移住でおすすめのエリア3選

古江小路の様子
それでは、山口県下関市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!今回紹介するのは、便利な中心市街地・城下町エリア・映画やドラマのロケで有名な美しい海が魅力のエリアの3つです!理想とするライフスタイルにあわせて、ぜひ参考にしてください!

生活に便利な海辺の中心市街地「下関駅」周辺エリア

山口県下関市の中心市街地にあたるJR山陽本線「下関駅」周辺エリアは、海辺の景色を楽しみながら、利便性の高い生活が送れるエリアとしておすすめです!

下関駅周辺は、駅直結の商業施設「リピエ下関」や、映画館もある駅前の大型商業施設「シーモール下関」を中心に、抜群の買い物環境を有しています。九州方面へのアクセスがよく、人口約90万人都市である北九州市へ遊びに出かける場合にも、JR小倉駅までわずか10数分とかなり便利です。

関門海峡が目の前にあるため、潮風の心地よさを感じながら都会的な暮らしを営め、高さ153mの高層ビル「オーヴィジョン海峡ゆめタワー」では、海峡の壮大な景色を楽しめます。また、国道9号線を東に10分ほど車を走らせれば、山口県下関市自慢の海の幸を味わえる超有名スポット「唐戸市場」へもアクセスが可能です。その他にも、「市立しものせき水族館 海響館」や、韓国の釜山(プサン)や中国の蘇州市へフェリーが就航する下関港もあり、まさに海峡の港町として生活に便利で充実した移住生活が実現できるでしょう。

下関駅周辺エリアは、海と都市の利便性をバランスよく楽しみたい方にピッタリのエリアです。ぜひ移住生活を通じ、関門海峡の絶景と抜群の生活環境を体験してみてください!

城下町の歴史的な町並みを楽しめる「長府駅」周辺エリア

城下町の歴史的な町並みを楽しみたい方は、歴史スポットが随所に存在し、タイムスリップしたかのような雰囲気が魅力のJR山陽本線「長府(ちょうふ)駅」周辺エリアがおすすめです!

長府駅の周辺は、古代から中世にかけて「長門国(ながとこく)」の国衙(こくが)が置かれ、政治的な中心都市でした。その後1600年・関ヶ原の戦いののち、毛利秀元が長府藩初代藩主として城下町を築きます。駅から南へ約2.5kmほどの一帯に広がるエリアには、今もなお城下町の町並みと貴重な建造物が遺されており、江戸時代の土壁や石垣がつづく「古江少路(ふるえしょうじ)」、「長府毛利邸」や「功山寺」といった歴史スポットの充実が最大の魅力といえるでしょう。

長府駅も下関駅と同様に海が目の前にあり、背後には山の緑が広がっているため、自然を身近に感じながら日常生活を送れます。普段の買い物は「ゆめタウン 長府」が非常に便利で、国道2号線沿いにさまざまなお店が点在しているので、暮らしの利便性も上々です。また、新幹線停車駅である新下関駅へは1駅5分の距離のため、新幹線を定期的に利用したい方にとってもメリットを感じられます。

城下町の歴史的な町並みを存分に楽しめる長府駅周辺エリアも、ぜひ移住先として検討してみてください!

コバルトブルーの海と白い砂浜が魅力「豊北地区」周辺エリア

コバルトブルーの海と白い砂浜が魅力の「豊北(ほうほく)地区」は、山口県下関移住で海辺のリゾートとともに、山の自然に囲まれた素敵な田舎暮らしが実現できるエリアとしておすすめです!

市域北部に広がる「豊北地区」は、なんといってもコバルトブルーの海と白い砂浜のビーチが最大の魅力であり、ありったけの自然を満喫できます。エリアのランドマークともいえる「角島(つのしま)大橋」は、海上を渡る絶景ドライブコースとしてテレビCMやドラマ・映画のロケなどでたびたび登場し、「見たことある!」という方も多いのではないでしょうか?橋を渡った先の「角島」では透明度の高いビーチや「角島灯台公園」からの絶景が楽しめ、自然の美しさが際立っていることから、最高のリゾート体験が可能です。

角島だけでなく、豊北地区には「快水浴場100選」に選ばれた「土井ヶ浜海岸」をはじめとする美しいビーチが数多くあります。さらに、「道の駅 北浦街道ほうほく」では新鮮な魚介類や特産品を安価に購入でき、地元産食材によって健康的な暮らしが送れるでしょう。

また、豊北地区ではコバルトブルーの海が注目されがちですが、エリアの大部分は山の自然が広がっており、豊北峡や大浦岳森林公園といった緑の景色も魅力です。広大な豊北地区は海と山の両方が充実しているので、ぜひあなたにとっての理想となるライフスタイルを実現してみてください!

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角島灯台公園の様子

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山口県下関市の魅力を知って移住を検討しよう

海峡ゆめタワーから望む海峡ファンファーレの様子

山口県下関市は、本州最西端に位置する多彩な魅力を誇る移住先です。三方を海に囲まれていることから、「ふく(フグ)」や「あんこう」に代表される海の幸が豊富でありながら、県唯一の中核市として都会的な暮らしを実現できます。一方で、コバルトブルーの海が広がる美しいビーチや緑の山々といった自然も充実し、都市と自然が高いレベルで調和していることが特徴といえるでしょう。

地方移住であっても都会的な暮らしを実現したい方も、やはり自然に囲まれた田舎暮らしがしたいという方も、それぞれの理想とするライフスタイルを叶えてくれる移住先としておすすめです。

山口県下関市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!

※内容は2025年1月執筆時のものです。

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