岐阜県中津川（なかつがわ）市は県南東部の東濃地域に位置し、豊かな自然と歴史ある町並み、利便性を兼ね備えた魅力的な移住先です。
「恵那山（えなさん）」や「付知峡（つけちきょう）」といった自然が楽しめる一方で、中山道の宿場町「馬籠宿（まごめじゅく）」などでは歴史的な風情を存分に味わえます。また、人口約7.4万人を有していることから中心市街地は生活に便利な施設が整い、将来的にはリニア中央新幹線駅の開業も予定しているなど、さらなる発展が期待される注目の移住先といえるでしょう。
今回は、中津川市の魅力やメリット・デメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します！
豊かな自然と生活利便性、宿場町の歴史の風情を満喫できる中津川市へ、ぜひあなたも移住を検討しましょう！
岐阜県中津川市の魅力／メリット3選
まずは、岐阜県中津川市の魅力やメリットを3つ紹介します！山と川の自然の美しさとともに、便利な市街地も魅力です。ぜひご覧ください！
宿場町としての歴史文化と恵那山や木曽川・付知峡など自然の両方が充実
岐阜県中津川市は、宿場町としての歴史文化に加え、標高2,191mの恵那山（えなさん）や木曽川・付知峡（つけちきょう）といった自然の両方が充実しています。
まず、市内には中山道におけるかつての宿場町が3つも存在し、古き良き日本の風情が感じられる観光スポットとして人気です。中津川宿（なかつがわじゅく）・馬籠宿（まごめじゅく）・落合宿（おちあいじゅく）の各宿場町は、石畳が敷かれたのどかで情緒あふれる景観が魅力で、歴史ロマンとともにレトロなカフェや雑貨店などグルメや散策も楽しめます。名物の栗きんとんや五平餅に舌鼓を打ちながら、ぜひ移住生活の醍醐味の1つとして満喫しましょう。
宿場町の歴史とともに、岐阜県中津川市では豊かな自然環境も大きな魅力です。中心市街地のすぐそばを流れる木曽川をはじめ、日本百名山「恵那山（えなさん・2,191m）」は市のシンボルとされています。さらに、森林浴の森100選・岐阜県の名水50選などにもえらばれ、夏の新緑や秋の紅葉など四季を通じて最高の自然体験が可能な「付知峡（つけちきょう）」など、まさに自然の宝庫といえるかもしれません。また、恵那山の北東に位置する「富士見台高原」は、夏の登山やハイキングにおすすめです。
宿場町の歴史と、山・川・渓谷の美しい自然環境の両方が充実した岐阜県中津川市は、癒やしのあるおだやかな移住生活を実現させたい方にとって、ぜひ注目に値する素敵な移住先といえそうですね。
自然豊かでありながら市街地がある程度発展し工業団地もあり生活全般に便利
岐阜県中津川市は自然豊かでありながら、中心市街地がある程度発展しており、さらに工業団地もあることから地方都市としては雇用も充実しています。生活全般に高い利便性があることは、大きな魅力といえるでしょう。
市の代表駅であるJR中央本線・中津川駅の周辺は，中心市街地としてスーパーやドラッグストアなどの生活に必要な施設がそろっており、地方移住特有の不便さを感じることはそれほどありません。とくに、スターバックスコーヒーもある複合商業施設「ルビットタウン中津川」などは使い勝手もよく、暮らしに欠かせない存在といえるでしょう。また、市街地がある程度発展していながら自然も近く、市の名称である中津川や、木曽川といった清らかな川の自然を楽しめ、緑が多いことも特徴です。
さらに、都会から地方への移住における大きな課題として、雇用の問題がよく取り上げられるものの、岐阜県中津川市には「中津川中核工業団地」があり、一般的な移住先よりも雇用におけるアドバンテージがあることは見逃せません。2024年4月時点で14社が操業、約3,400名の雇用を創出し、デンソーテンや東レフィルム加工といった大手企業が名を連ねています。中津川中核工業団地だけでなく、将来のリニア中央新幹線停車駅の近くに「中津川西部テクノパーク」という新たな工業・産業団地の整備も進められていることから、今後の産業発展にも大いに期待できるでしょう。
豊かな自然と便利な市街地、工業団地を中心とした雇用の充実によって、岐阜県中津川市は多くの方のニーズに応えられる移住先としてぜひおすすめです。
将来的にリニア中央新幹線停車駅が開業し東京1時間・名古屋15分でアクセス可能
岐阜県中津川市は、将来的にリニア中央新幹線の停車駅が開業予定であり、東京へ約1時間・名古屋へ約15分でアクセスできることは、移住を検討する際にぜひ知っておいていただきたい魅力・メリットといえます。
東京・名古屋間を結ぶリニア中央新幹線は、その開業が2034年以降と延期してしまったものの、まちがいなく今後注目度が高まるトピックです。岐阜県中津川市の西部にあるJR中央本線・美乃坂本駅に近接してリニア中央新幹線の新駅設置が予定されており、周辺では新駅開業にともなう再開発が加速しています。リニア中央新幹線が開通することで、東京・名古屋への通勤・通学が可能となり、岐阜県中津川市への移住人気が爆発的に高まることは容易に想像できそうです。とくに、名古屋市内へは約15分のため、その日の気分で気軽に遊びに行けることは、これ以上ないぜいたくといえるかもしれません。
今すぐというものではありませんが、将来へ向けてぜひこのタイミングで移住の検討を進めてみてはいかがでしょうか？岐阜県中津川市は、今後がかなり楽しみな期待の移住先といえるでしょう。
岐阜県中津川市のデメリット3選
つづいて、岐阜県中津川市のデメリットにも着目していきましょう。メリットだけでなくデメリットも事前に理解しておくことは非常に重要です。こちらもあわせてご覧ください！
市街地であれば雪はそれほど積もらないが冬の冷え込みは厳しい
岐阜県中津川市は市街地であれば積雪はあまりないものの、冬の冷え込みが厳しいことは移住のデメリットといえます。
気象庁のデータによると、真冬の平均最低気温は1月-3.5℃、2月-2.7℃となっており、かなりの寒さです。気温が-4℃を下回ると水道管が凍結しやすくなるので、冬場における対策は必須となります。車を運転する際も道路凍結に注意が必要なため、移住前にぜひ理解しておきましょう。
暮らしに便利ではあるものの大型商業施設は少ない
中心市街地では日常生活に便利な商業施設はそろっているものの、都会にあるような大型商業施設は充実しておらず、遊べる場所が少ないこともデメリットといえるかもしれません。
地方移住に求めることは人それぞれですが、都会的な暮らしがしたいという方にとって、やや不向きな移住先であることは理解しておきましょう。一方で、岐阜県中津川市は暮らしの利便性とともに充実した自然が魅力です。都会的なにぎやかさはありませんが、豊かな自然に目を向けて、ぜひおだやかな暮らしを実現させてみてはいかがでしょうか？
便利な日常生活を送るには車が必要
地方へ移住する際は東京や名古屋・大阪とはちがい、便利な日常生活にはやはり車が必要です。岐阜県中津川市も同様で、ぜひ車を所有しておくことを強くおすすめします。日常の買い物や病院への通院、通勤などは自家用車でおこなうことが一般的で、車がなければかなりの不便さを強いられます。
都会では各種施設へ車を停めるのに駐車場料金が必要ですが、岐阜県中津川市では無料で停められることがほとんどであり、金銭的な負担をそれほど感じることはないでしょう。日常生活だけでなく休日の遠出など充実した移住生活のためにも、ぜひ車は所有しておきたいものですね。
岐阜県中津川市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
ここからは、岐阜県中津川市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します！これらのお得な支援をフル活用して、最短距離で移住を実現しましょう！
東京圏からの移住で最大100万円以上！「中津川市移住支援金」
東京23区在住者または通勤者が、岐阜県中津川市へ移住し就業・起業・テレワークなどの要件を満たすことで、最大100万円以上を支給してもらえる大規模な移住支援金です。
要件等がやや複雑なため、詳細は下記のリンク先をご覧ください。かなりお得な支援金のため、該当する方は必ず申請しましょう。
【支援金の額】
- 単身世帯 60万円
- 2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、子ども1人につき100万円を加算。
参考：
移住・定住支援一覧
新婚・子育て世帯の方の住宅取得に最大50万円！「住まいる応援事業」
岐阜県中津川市へ移住し、住宅を取得する新婚世帯および子育て世帯の方に対し、最大で50万円を支給してもらえる移住支援事業です。それぞれ支給要件や支給金額が異なっているため、詳しい内容は下記のリンク先をチェックしてみてください。
【新婚さん住まいる応援事業】
- 住宅購入（新築・建売・中古）、または増築 30万円
- 新築住宅加算 10万円
- 市内に本社のある事業者との契約 10万円
【子育て世帯住まいる応援事業】
- 住宅購入（新築・中古）、または増築 30万円
参考：
住宅取得支援のご紹介
移住者なら3万円で賃借可能な市営住宅！「UIターン者用住宅」
岐阜県中津川市では、市内へU・Iターンする移住者のための市営住宅を整備しています。2LDKの間取りでありながら月額家賃が一律3万円といった、移住者に対してかなり優遇された制度といえそうです。
応募に際し所得制限や入居できる年齢などの制限はあるものの、移住の際に少しでも住宅費のコストを抑えたい方は、詳細を確認したうえでぜひ申請しておきましょう。
参考：
UIターン者用住宅
岐阜県中津川市移住でおすすめのエリア3選
それでは、岐阜県中津川市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します！リニア中央新幹線駅の開業など今後ますます注目度が高まる移住先です。ぜひ移住の際の参考にしてください！
豊かな自然が目の前の便利な中心市街地「中津川駅」周辺エリア
JR中央本線「中津川駅」周辺エリアは、豊かな自然が目の前の便利な中心市街地としておすすめです！中津川駅周辺は住宅街と各種商業施設が充実しており、老若男女問わずどのような世代の方であっても満足度の高い移住生活が実現できるでしょう。
駅から徒歩10分ほどの場所にある複合商業施設「ルビットタウン中津川」をはじめ、カフェ・飲食店、市役所やクリニックなど生活に必要な施設が集積しており、中山道のかつての宿場町「中津川宿（なかつがわじゅく）」といった観光名所も充実しています。もちろん、保育園に小中高校もそろっていることから子育て世帯の方にもおすすめです。
中津川駅は特急停車駅のため、JR名古屋駅へは特急約1時間・快速電車でも約80分でアクセスでき、名古屋市内へ遊びに出かけやすいことも魅力といえます。また、駅の西には中津川、北へ行けば木曽川の清流を楽しめ、豊かな緑の自然が近いこともグッドポイントです。中津川駅周辺エリアは、便利な暮らしを送るとともに気軽に自然にも触れられる、超おすすめエリアといえるでしょう。
リニア中央新幹線駅開業で今後の再開発に期待大「美乃坂本駅」周辺エリア
つづいてのおすすめエリアは、リニア中央新幹線駅が開業予定のJR中央本線「美乃坂本（みのさかもと）駅」周辺エリアです！
市域の西側に位置する美乃坂本駅は、付近にリニア中央新幹線の新駅設置が予定されており、開通すれば東京約1時間・名古屋約15分でアクセスできるようになるため、現在大きな注目を集めています。リニア新駅開業による再開発も進んでおり、将来的には中心市街地である中津川駅周辺をしのぐ人気を獲得するかもしれません。
現在は田畑や緑が混在する閑静な住宅街となっており、西に境界を接する恵那市との市境には「恵那峡（えなきょう）」といった美しい渓谷の自然スポットも存在し、遊覧船で渓谷クルーズを楽しめ、周辺には子ども向けの小さな遊園地もあります。また、駅の南東方向、車で5分ほどの場所に「中津川中核工業団地」があるため工業系の雇用も充実し、さらにリニア新駅予定地の西側約1.5kmの場所には、新しい工業・産業団地「中津川西部テクノパーク」の整備が進められていることも特徴です。
もちろん、美乃坂本駅周辺にも保育園や小中高校があるため子育て世帯の方にもおすすめで、中心市街地よりも緑の自然がより身近に感じられるのどかな雰囲気のなか、ゆったりとした暮らしが実現できるでしょう。
将来のリニア中央新幹線開通によって、最高の利便性が享受できるであろう美乃坂本駅周辺エリアは、岐阜県中津川市移住で今もっとも注目度の高いおすすめエリアといえそうですね。
透明度抜群の清流・付知川と田園風景の田舎暮らし「付知町」周辺エリア
岐阜県中津川市移住で山と川・田園風景の田舎暮らしを満喫したい方は、「付知町（つけちちょう）」周辺エリアがおすすめです！
市域中北部に位置する「付知町」周辺エリアは、自然の魅力があふれ田舎暮らしを楽しみたい方に最適なエリアといえ、広がる田園風景や透明度の高い付知川の流れとともに、その上流域には「付知峡（つけちきょう）」があることで知られています。付知峡は、森林浴の森日本100選、岐阜県の名水50選、飛騨・美濃紅葉33選にえらばれており、マイナスイオンたっぷりの最高の癒やしを体験できるでしょう。春の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の景観を楽しめるほか、ハイキングや川遊び、渓流釣りにキャンプが盛んで、アウトドア好きにはたまらない環境といえそうです。
また、付知川沿いの田園風景には別荘のような物件や古民家も点在していることから、ゆったりとしたスローライフを実現できます。食事や休憩も可能な日帰り温泉施設「付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯」が地元の人気スポットであり、さらに、「道の駅 花街道付知」内にある農産物直売所では、新鮮な地元産の野菜や果物を購入でき、自然と共存した移住生活が可能です。
自然とともに暮らしたい方やアウトドア好きな方、田舎でのんびりしたセカンドライフを求めたい方にとって、山・川・田園風景の3拍子がそろった付知町周辺エリアは、ぜひおすすめといえるでしょう。
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岐阜県中津川市の魅力を知って移住を検討しよう
岐阜県中津川市は、宿場町の歴史的な町並みや「恵那山」「付知峡」などの自然に加え、便利な市街地と雇用の充実が魅力の移住先です。将来的なリニア中央新幹線駅の開業もあり、今後さらなる発展が期待されています。自然と生活利便性のバランスが取れた岐阜県中津川市で、ぜひあなたも理想の移住生活を実現しましょう！
※内容は2025年1月執筆時のものです。
