移住コラム

ノマドワーカーが働きやすい場所は?選び方やコワーキングスペースも紹介

オフィス勤務に縛られずに好きな場所で仕事ができるノマドワーカー。通勤時間がなくなったり、好きな服装で作業ができたり、さまざまなメリットがあります。移住先でノマドワークを予定している方もいるでしょう。しかし、どんな場所なら集中して作業ができるのか、場所選びに頭を抱える方も多いはずです。

そこで今回は、ノマドワーカーにおすすめの場所を紹介します。場所選びのポイントや地方都市にある魅力的なコワーキングスペースなども紹介するので、作業スペースを確保できずに悩んでいる方は参考にしてみてください。

仕事ができる適切な場所を確保し、効率よく働ける環境を整えましょう。

ノマドワーカーが働きやすい場所の条件

ノマドワーカーが働きやすいと感じる場所には、いくつか条件があります。場所選びに失敗しないためにも、しっかり把握しておきましょう。

Wi-Fiを利用できる環境

ノマドワーカーとして働く人は、エンジニアやデザイナー、webライターなど、ネット接続を要する職種に就いていることがほとんどです。そのため、Wi-Fiを利用できるかどうかは、場所を選ぶ際には大きなポイントになるでしょう。

人によっては、スマホのテザリング機能やポケットWi-Fiを利用していることもあるかもしれません。ただ、データ使用に制限があったり通信が遅かったりするので、仕事に支障が出る可能性もあります。その点、Wi-Fiを自由に使える環境であれば、集中して作業できるので、仕事が捗るでしょう。

充電できる環境

長時間作業をするなら、パソコンを充電できる環境が好ましいでしょう。種類にもよりますが、パソコンはフル充電していても半日ほどでバッテリーが切れてしまいます。画像や動画のアップロードなど、パソコンに不可がかかる作業をすることが多ければ尚のこと、バッテリーの減りは早くなります。

半日以上作業する予定でいる場合は、充電できる環境かどうかチェックしておくべきです。

長時間滞在できる環境

仕事をするとなると、短くても1~2時間の滞在は当たり前になりやすいものです。集中するのであれば、さらに滞在時間が長くなることもあるでしょう。

しかし、混雑していたり、人の出入りが激しかったりするなど、長時間いることに後ろめたさを感じるような場所は、居心地が悪く仕事に集中できません。

そのため、長く滞在しても迷惑にならなそうな場所を選ぶとよいでしょう。例えば、「Wi-Fi完備・充電OK」という場所は長時間滞在を見越しているので、比較的長く滞在しやすい場所といえます。

静かな環境

仕事をする上で、静かな環境であることはマストになるでしょう。特に、文章を考えたり複雑な作業をしたりするときは、周囲の雑音が邪魔になりやすいものです。なるべく周囲の音が少ない場所を選ぶようにしましょう。例えば、個室が完備されている場所なら、周囲の音を気にせずに済むので作業に集中することができます。

ただし、無音よりも少し雑音のあるほうが集中できるという人もいます。どの程度の環境なら集中できるのか、自分なりに見極めることも重要となるでしょう。

自由に飲食できる環境

仕事をしているとのどが渇いたり、小腹が空いたりしてきます。そんなとき、自由に飲食できる環境であれば、仕事をしながら水分補給や軽食をとることができるので便利です。

もし、飲食できない場所であれば、仕事を中断して外で済ませなければいけません。集中力が途切れてしまい、仕事の効率も下がるでしょう。

飲食をすると、気分がリフレッシュし、よいアイディアが思い浮かぶこともあります。自由に飲食できるかどうかも、場所を選ぶ際には重要なポイントになります。

ノマドワーカーにおすすめの場所とは?

条件を踏まえた上で、ノマドワーカーにおすすめの場所を紹介します。それぞれの特徴から、自分に適した場所を見つけてみてください。

コワーキングスペース

コワーキングスペースとは、ノマドワーカーや外で仕事をしている人のために作られたスペースのことです。会員登録をすれば誰でも手軽に利用することができます。

コワーキングスペースでは、Wi-Fiやコンセント電源の完備はもちろん、静かな環境も保証されています。また、コワーキングスペースを利用する人は、仕事をすることが目的なので、職場に似た雰囲気の中で作業できます。

加えて、飲食可としているところも多く、長時間滞在したいときにも適しています。ノマドワーカーが集まりやすい場所でもあるので、交流を深められるところも特徴の1つです。

全国展開しているコワーキングスペースもあるので、こちらもチェックしてみてください。

コワーキングスペース名 店舗数 特徴・サービス
ビズコンフォート 108店舗 ・プランが豊富
・月額2,200円(税込)から利用できる
・24時間365日利用可能
いいオフィス 722店舗 ・月額費用なしで利用可
・猫のいるコワーキングスペースなど、さまざまな特徴をもつ
OFFICE PASS 437店舗 ・都内だけで180店舗以上を展開
・予約なしで利用できる
・プランは「回数課金プラン」と「定額使い放題プラン」の2種類で分かりやすい

参考:ビズコンフォート
参考:いいオフィス
参考:OFFICE PASS

カフェ

飲食店であるカフェは、ドリンクや軽食の注文もできるので、長時間滞在に適しています。また、Wi-Fiやコンセント電源を完備しているカフェも多く、ノマドワーカーにとって最適な場所といえるでしょう。

また、カフェによっては半個室の空間を用意していることもあり、周囲に干渉されず適度な雑音を聞きながら作業できます。

ただし、平日の日中は比較的空いていますが、土日は混雑しやすいので、仕事をするなら平日に絞るのがおすすめです。

ファーストフード店

カフェ同様、飲食店であるファーストフード店は自由に飲食できます。仕事中にのどが渇いたときや小腹が空いたとき、その場でスムーズに補給できるので集中力を保ちやすいでしょう。また、コーヒーや軽食はリーズナブルな価格で購入できるので、費用を抑えやすいところもポイントです。

また、ファーストフード店ではWi-Fiを完備しているところがほとんどです。ネット環境が整っており、サクサクと仕事ができます。ただし、平日の夕方や土日は混雑しやすいので、時間帯を見ながら利用するようにしましょう。加えて、カフェやコワーキングスペーススペースに比べると人の出入りが多く、雑音が多いので注意が必要です。

インターネットカフェ

完全個室となっているインターネットカフェもまた、ノマドワーカーにとって仕事しやすい場所です。ネット環境が整っており、飲食も可能です。また、インターネットカフェに設置されているパソコンは自由に利用できるので、リサーチや単純な作業であればノートパソコンを持ち込む必要もありません。

さらに、インターネットカフェはお店にもよりますが、1時間あたり500円以下で利用できるところがほとんどです。パック料金やセットプランなどを活用すると、さらにお得に利用できるので、長時間滞在したい方にも適しています。

公園・キャンプ場などの屋外

自然に囲まれた環境の中で仕事をしたい方には、公園やキャンプ場などの屋外がおすすめです。Wi-Fiやコンセント電源は完備されていませんが、そこをクリアすれば、屋外での作業も可能になります。

基本的には、飲食もできますし、長時間滞在していても問題ありません。開放的な環境は、気分もリフレッシュできるので、よい刺激となるでしょう。

ただし、天気に左右されやすいので、いつでも利用できるわけではありません。天気や気温は事前に確認し、前もって予定を立てておくことが大切です。

移住を検討するなら地域のコワーキングスペースを利用する

ノマドワークをきっかけに、移住を検討する方もいるでしょう。移住先を選ぶ際には、その地域のコワーキングスペースもチェックしておくのがおすすめです。利用しやすいコワーキングスペースがあれば、働く場所の選択肢を増やせます。

兵庫県豊岡市「FLAP TOYOOKA」

豊岡市の但馬地域地場産業振興センター5階にあるコワーキングスペースです。コワーキングスペースの他、会議室やミーティングルームもあるので、団体で利用したいときにも活用できます。

利用料金は3ヶ月15,000円(税込)、6ヶ月25,000円(税込)となっています。また、会員登録していない方も一時的に利用可能です。料金は2時間で500円(税込)で、事前予約・入会金不要ですぐに利用できます。

※要確認リンク
参考:FLAP TOYOOKA

​長野県諏訪郡富士見町「富士見 森のオフィス」

富士見 森のオフィスは予約なしでいつでも利用できるコワーキングスペースです。ドリンクコーナーやフードコーナー、電子レンジなど設備が充実しているので、利便性が高いところが特徴です。また、コワーキングスペースの隣には、宿泊棟やキャンプ場を構えています。移住を検討している方も利用できるので、富士見町がどんなところなのか、実際に見ておきたい方におすすめです。

さらに、富士見町では「移住&テレワーク支援制度」を実施しており、富士見 森のオフィスを日常的に利用する方に対して月額83,000円を補助しています。ノマドワーカーにとってかなり魅力的な制度といえるでしょう。

参考:富士見 森のオフィス
参考:移住 & テレワーク支援制度|富士見 森のオフィス

愛媛県松山市「マツヤマンスペース」

マツヤマンスペースは、年中無休、8~24時まで利用できるコワーキングスペースです。全体的に木を基調とした内装になっているので、堅苦しいオフィスとは違い、適度なストレス軽減やリラックス効果を得られるでしょう。

予約しておけば見学もできるので、実際に見ておきたい方も納得した上で会員になるかどうか決められます。

また、スペース内にはカフェテリアやコーヒーマシンなども完備。休憩を取りやすいところもポイントです。飲食可のコワーキングスペースなので、長時間滞在にも適しています。

参考:コワーキングスペース情報|えひめ移住ネット

お気に入りの場所で効率よく働こう

ノマドワーカーにとって働きやすい場所には、いくつかの条件があります。必須条件になりやすいのはWi-Fiとコンセント充電が完備されているかどうかです。他にも、長時間滞在できる環境や静かな環境、自由に飲食できる環境であれば、より集中して作業に取り組めるでしょう。

これらの条件にはカフェやファーストフード店などが当てはまりやすいですが、より集中して作業したいのであればコワーキングスペースがおすすめです。中でも、コワーキングスペースは、ノマドワーカーが作業するために作られているので、集中力を保ちやすくなっています。

もし、活用しやすいコワーキングスペースがないのであれば、移住するのも検討の1つです。お気に入りの場所を見つけて、移住先で効率よく働きましょう。

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