おしゃれな部屋に憧れているけれど、和室がイメージを壊している……なんてことはありませんか?もしそうなら、和室リフォームを検討してみましょう!洋室にすることも、モダンな和室にすることもできます。どれくらいの工期と費用がかかるのかを詳しくみていきましょう。
和室リフォームの種類
和室リフォームには大きく分けて3つあります。1つは思い切って洋室に変えてしまうリフォーム、2つ目はモダンでおしゃれな和室にするリフォーム、そして3つ目は、今よりキレイな和室にリフォームする方法です。それぞれ、どんな雰囲気になるのかを確認していきましょう。
和室を洋室にリフォーム
和室を洋室にリフォームすると、部屋のイメージはガラリと変わります。他の部屋も洋室ならば統一感が生まれることが特徴で、人気のあるリフォーム方法となります。和室は寝室やテレワークなどの作業スペースとして使われることが多いですが、洋室になれば布団ではなくベッドが似合いますし、テレワークではデスクを置いても畳が傷まずに済みます。
見た目をおしゃれにしたいだけでなく、洋室にすることによって家具もおしゃれに合わせたいという方におすすめです。
モダンな和室にリフォーム
いわゆる昔ながらの和室は、襖や押入れがあり、長方形の畳が床に敷き詰められていますよね。モダンな和室は思った以上におしゃれなので、洋室とまでいかなくても満足度は高いでしょう。
例えば、琉球畳なら正方形でとても可愛らしく、古めかしいイメージがありません。窓も、一般的な四角のものではなく、まるでくりぬいたかのように丸いものにしてもらうと一気におしゃれ度が上がります。ハウスメーカーもモダンな和室はたくさん提供しているので、施工例を見てどんなデザインが良いかチェックしてみることをおすすめします。
和室をキレイにリフォーム
和室の状況によっては、古いことでおしゃれなイメージがない場合もあります。そんなときにおすすめしたいのが、和室をキレイにするリフォームです。
おしゃれではないと感じる理由に古めかしさがあるなら、それはどこか汚い印象があるからかもしれません。築年数が長い場合などはくすんでしまうことがあります。襖を取り換えたり、押入れの扉を交換するだけでもキレイになるので、試す価値はあるでしょう。もっとキレイにしたいなら、畳をすべて変えることも検討してみてください。自分で和室を掃除しても、キレイになるのに限界がある場合にはリフォームに踏み切る方が効率的です。
和室リフォームにかかる工事期間
次に、和室をリフォームする際にかかる工事期間について見ていきましょう。実際にリフォームすることになった場合、どれくらい時間がかかるのかを見越しておけば計画的に依頼ができます。
和室を洋室にする場合
和室を洋室に大きくリフォームする場合、壁紙を変えるだけなどの場合は2日程度、畳をフローリングにするなどの大掛かりなリフォームだと1ヶ月くらいかかる場合があります。
どこまで洋室にするのかによって工期は大きく変わってきますが、まるっと洋室に変えてしまいたいのであれば、1ヶ月くらいはかかってしまうことも視野に入れておくと安心です。下手に短すぎる工期の業者に依頼をしてしまうと、手抜き工事が行われたりするリスクがあるので注意してください。
モダンな和室にする場合
和室をモダンな和室にする場合も、どういったデザインにするのかによって工期は大きく変わります。押入れの扉を交換するだけなら1日程度で済みますが、壁紙や畳まで変えるとなると2~3週間かかることもあります。
洋室のように部屋のほとんどすべてを変えるのであれば1ヶ月ほどはかかるので、どのようなデザインを希望するのかをしっかり決めておく必要があります。
和室をキレイにする場合
和室をキレイにする場合は、1~7日が標準的な工期期間となります。キレイにするといっても、リフォームであればただの掃除とは違うため、専門業者に頼むことになります。
例えば、シミがついた畳を交換することも含めてキレイにしたいと考えているなら、畳交換に時間を要することになるでしょう。そうではなく、壁紙だけ新しくしたいという場合なら、もう少し時間は抑えられます。
和室リフォームにかかる費用相場
和室リフォームをする際、最も気になるのは費用相場ではないでしょうか。ある程度まとまったお金がないとリフォームに踏み切ることができない場合にも備え、相場を知っておきましょう。
和室を洋室にする場合
和室を洋室に変える場合、大掛かりなリフォームとなるため50万以上は用意しておきたいところです。もちろん、工夫次第によってより安い値段でリフォームができる可能性もありますが、徹底的にリフォームをしたいなら数十万円は確実にかかると思っておきましょう。
フローリングにするなら、どんな素材を選ぶのかによっても値段は変わってきます。このように、洋室にするのに必要な材料をどうするのかによって費用は左右されるので、ある程度は自分の選択次第で価格を抑えることも可能です。
モダンな和室にする場合
和室をモダンな和室にする場合、襖や壁紙の交換や畳の交換だけであれば20万円以下で住む場合が多いです。襖、壁紙、畳の3つを変えるだけでもかなりモダンな部屋に生まれ変われるので、洋室にするよりは安い値段でリフォームがしたいと考えている方にはおすすめです。
和室をキレイにする場合
和室をキレイにする場合は、最低限のリフォームとなるので5万円程度で済むこともあります。どこまでキレイにしてほしいのか、リフォームでどのように部屋を変えたいのか、自分の希望をはっきりさせておきましょう。見積もりが予想以上に高くなりそうなら、DIYをすることも視野に入れてみても良いと思います。
和室リフォーム費用を抑えるコツ
和室リフォーム費用はできる限り抑えたいですよね。そんなときには、具体的にどうしたらいいのでしょうか。以下に3つの方法を提示しておきます。
複数の業者に相見積りを取る
和室リフォームを少しでも安くしたいなら、大切なのは複数の業者に相見積もりを取ることです。最初から1社に絞ると、そこしか選択肢がなく、もし見積もり金額が高くても依頼してしまうかもしれません。しかし、少なくとも2、3社から見積もりをもらい費用を比較すると、同じ条件でより安くリフォームを請け負ってくれるところがわかります。
細かい指示まで含めるとネットでの一括見積りは難しいかもしれませんが、せめて2社には詳しい話を聞いてもらうようにしましょう。
和室リフォームをDIYする
和室リフォームに自信があるならDIYをすることで費用を抑えることもできます。また、業者にリフォームを依頼する箇所を少なくし、後で自分で修理すればその分の費用が浮きます。
今は性別に関係なくDIYが流行っていますし、ホームセンターでは必要な分だけ木材を切ってくれるサービスもあるので有効利用しましょう。自信がなくても、YouTubeなどの無料動画サイトなどでDIYの方法がわかりやすく解説されていることもあるので、挑戦したい方はぜひやってみてください。ただ、失敗しないように練習することをおすすめします。
汎用的なデザインにする
リフォームの費用を抑えるなら、汎用的なデザインにしておくこともコツの1つです。あまり凝ったデザインだと、実現は可能だけれども作業工程が多くて材料費と人件費がかなりかかってしまうなんてこともあります。
おしゃれなデザインにしたい気持ちもわかりますが、デザイン性を高くする分費用が高くなるのは仕方ありません。あとは家具やインテリアでおしゃれにするなど、リフォームに頼らない方法で工夫してみるのはいかがでしょうか。
和室リフォームの注意点
和室リフォームの工事期間と費用相場がわかったところで、最後にリフォームの注意点を見ておきましょう。大きな金額を支払うものですから、後悔しないよう細かな点まで押さえておく必要があります。
畳からフローリングにする際は防音・遮音性に注意する
和室を洋室にする際、畳からフローリングに変更するなら、防音・遮音性に注意しましょう。
というのも、畳はフローリングより柔らかく、クッション性があるため防音性や遮音性に優れているからです。その畳より硬いフローリングに変えるのであれば、足音などがより響くようになることは覚えておきましょう。
一戸建てなら良いですが、アパートやマンションなどの集合住宅で下の階があるなら、下に音が響きやすくなってしまいます。大人が歩くくらいなら問題ないかもしれませんが、はしゃぐ子どもが走り回るなどする場合にはより注意が必要です。
マンションやアパートの場合は管理規約を遵守する
マンションやアパートの場合、勝手にリフォームをすると契約違反になる恐れがあります。契約書を見直したり、大家さんに相談したりして、リフォームが可能かどうかを先に確認しておきましょう。
集合住宅はあくまで部屋を借りている状態なので、すべて自分の好きにできるわけではありません。
高い技術を要するリフォームはプロに任せる
先ほどDIYをする方法もあると説明しましたが、高い技術を要するリフォームであればプロに任せましょう。自分でやって失敗したら、結局はリフォーム業者に頼まなくてはいけません。
道具や材料を手に入れるだけでもお金はかかるので、DIYに自信がないなら、無理して行わないように注意しましょう。
移住先の和室リフォームで生活を快適に!
移住先の和室に納得がいかないなら、リフォームをして快適な生活を手に入れましょう!納得の行く部屋にすれば、今後はその部屋を見るたびにウキウキするはず。家具やインテリアもお気に入りのものにそろえ、自分らしさを出してみるのも良いのではないでしょうか。