愛知県東部に位置する岡崎市は、徳川家康生誕の地として非常に有名です。現代ではYouTuberの東海オンエアが住んでいる街として、過去から現代にかけてさまざまな偉人?が活躍した歴史的に有名な街といえます。
名古屋市へは電車で30分ほどとアクセスもよく、市域東側は深い山と緑に囲まれているため、大自然のなかで健康的な暮らしも可能です。
今回は、岡崎市が移住先として人気の理由や移住時に利用できる補助金や支援金、情報収集に必要なサイトなどを紹介し、さらにはおすすめエリアや岡崎市移住のデメリットまで、ありとあらゆる情報を紹介します!
岡崎市への移住に少しでも興味がある方は、ぜひご覧ください!
岡崎市が移住先として人気の理由3選
歴史が色濃く感じられる岡崎市は、なぜ移住先として人気があるのでしょうか?まずは人気の理由を3つ紹介します。
東海道の宿場町であり歴史的に栄えている
岡崎市は、過去から今にいたるまで東海道の宿場町として栄え続けてきた歴史ある街です。徳川家康が生まれた「岡崎城」をはじめとするさまざまな歴史観光スポットは、歴史好きはもちろんのこと、そこに住まう人びとに誇りと喜びを与えてきました。
特に家康生誕の地であることから戦国時代の歴史的遺産が多く、街を歩けば数多く当時の面影を残した寺社や陣屋が立ち並んでいます。
東海道の要衝である岡崎市は、歴史ある街として今も栄え続け、街全体で悠久の歴史を感じられることが移住先として人気の理由の1つです。
JRと名鉄が走っており名古屋までのアクセスが良い
「移住といえば田舎でのんびり」というイメージを強く思い浮かべますが、実際の生活環境を考えれば必ずしもそれがすべてではありません。岡崎市は名古屋市へのアクセスが良く、JRと名鉄(名古屋鉄道)の2路線が利用でき、そのどちらも30分ほどで移動が可能です。
岡崎市自体も栄えているため普段の生活は非常に便利ですが、仕事の多さは名古屋市に軍配が上がります。そのため、岡崎市に住み名古屋市で仕事をする方が多いのです。コンサートやイベントなども多く、愛知県の中心である名古屋市へ簡単にアクセスできることは、いざというときの安心感にも繋がります。
名古屋市へのアクセスの良さも、岡崎市が移住先として人気である大きな理由の1つです。
大規模商業施設がある
岡崎市の人口はおよそ38万人で、主に市域西側の平野部に住んでいるため、活気がありさまざまな大規模商業施設も存在します。三河地方最大級のイオンモール岡崎をはじめ、アピタ岡崎北店やウイングタウン岡崎などが代表的で、普段の生活に不便さはありません。
近年は、ある程度都会に移住する人も多くなってきているため、近くに大規模商業施設があると日常生活もストレスなく送れます。田舎すぎると生活に不便で、都会すぎると息苦しい。岡崎市の場合は、このバランスが非常によいことが人気の理由なのです。
岡崎市移住のデメリット3選
岡崎市の人気の理由を見てきましたが、デメリットはないのでしょうか?もちろん、岡崎市移住にはデメリットも存在します。ここからは岡崎市移住のデメリットも3つ紹介しますので、事前に理解したうえで、移住を検討しましょう。
車通勤の人が多く道路が渋滞しやすい
愛知県は、日本でもっとも自家用車の保有台数が多い自治体です。そのため、自動車で通勤される方が多く、道路が渋滞しやすい環境です。
国道1号線と国道248号線といった主要道路には通勤の自動車以外にも多くのトラックが走っており、特に東名高速道路の岡崎インターチェンジ付近では、慢性的な渋滞が引き起こされています。
これら以外にも渋滞しやすいポイントがいくつかあり、自動車での移動が主な方にとってはデメリットとなります。そのため、岡崎市自体はある程度公共交通機関が発達していることから、電車での移動をおすすめしたいところです。
電車の本数が少なく車がないと不便
道路が渋滞しやすい岡崎市ですが、電車の本数も東京と比べると少なく市内のどこへでも行けるというわけではないことから、人によっては電車での移動も不便さを感じるかもしれません。
ただし、少ないといっても主要駅はだいたい5分おきに電車が来ます。終電も24時まであることから、全国的に見れば少なすぎるというわけではありませんが、道路が渋滞しやすいこととあわせて、電車の本数も東京より少ないという点がデメリットの1つです。
中心部以外はコンビニが徒歩圏内にないところも多い
3つ目のデメリットとして、中心部以外はコンビニが徒歩圏内にないところも多いことが挙げられます。中心部以外は住宅地が広がっており、住む場所によっては気軽にコンビニへ行けないこともあります。
そのため、移住の際は住む場所付近にコンビニをはじめ、日常生活に必要なお店がどれくらいあるのか調べておいたほうがよいでしょう。
岡崎市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
続いて、岡崎市へ移住する際に利用できるさまざまな支援策を紹介します。利用するための要件等はあるものの、少しでもお得に移住を叶えるため積極的に利用しましょう!
愛知県移住支援事業・マッチング支援事業
東京23区在住者又は通勤者が岡崎市内に移住し、マッチングサイトに支援対象として登録済みの法人に就業された方に、最大で100万円の移住支援金を交付します。要件等が複雑なため、ここでは一部を抜粋した概要のみお伝えしますので、詳細は下記URLを参照してください。
〈移住元に関する要件〉
住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上東京23区に在住又は東京圏(条件不利地域を除く)に在住し、東京23区へ通勤していたこと。ただし、東京圏(条件不利地域を除く)に在住しつつ、東京23区内の大学等へ通学し、東京23区内の企業等へ就職したものについては、通学期間も本事業の移住元としての対象期間とすることができる。
〈移住先に関する要件〉
- 岡崎市に転入したこと。
- 補助金の申請時において、転入後3か月以上1年以内であること。
- 補助金の申請時から5年以上、岡崎市に継続して居住する意思を有していること。
〈就職又はテレワーク又は起業に関する要件〉
- 就業先が移住支援金の対象としてマッチングサイト「あいちUIJ支援センター」に掲載してある求人であること。
- 週20時間以上の無期雇用契約に基づいて就業し、申請時において連続して3か月以上在職していること。
- 国が定めるプロフェッショナル人材事業または先導的人材マッチング事業を利用し就業していること。
- テレワーク移住において、所属企業等からの命令ではなく自らの意思により移住し、移住元での業務を引き続き行うこと。
- あいちスタートアップ創業支援事業費補助金の交付決定をうけていること。
〈交付金額〉
2人以上世帯 100万円
※18歳未満の世帯員がいる場合、1人につき30万円を加算
単身世帯 60万円
問い合わせ先:岡崎市 商工労政課 労政金融係(労政担当)
URL:https://www.city.okazaki.lg.jp/1100/1103/1128/p023932.html
あいちUIJ支援センター
URL:https://www.uij-aichi.jp/
岡崎市空き家バンク
岡崎市空き家バンクは、移住希望者が空き家や土地を探したい場合に、希望する物件をマッチングしてくれる便利なサイトです。公益社団法人・愛知県宅地建物取引業協会が運営し、営利目的のサイトではないため安心して利用できます。「空き家マイスター」が安全・安心な取引を提供し、トラブル等を未然に防いでくれます。
とにかく安く空き家を借りたい方は、ぜひ利用しましょう!
岡崎市空き家バンク
URL:https://akiyabk.com/okazaki/
岡崎市移住でおすすめのエリア3選
岡崎市に移住したい!と思った場合、おすすめのエリアはあるのでしょうか?ここからは、個性溢れる岡崎市のおすすめのエリアを3つ紹介します。移住後に希望するライフスタイルにあわせて住むエリアを検討してみてください。
名古屋へ行く機会が多いなら「東岡崎駅周辺エリア」
最初に紹介する「東岡崎周辺エリア」は、岡崎市の中心地として名古屋へのアクセスが抜群なおすすめエリアです!名鉄名古屋本線から名古屋駅へは特急や快速特急を使えば30分ほど、急行で40分ほどで移動できます。
中心地だけあって駅前も栄えており、飲食店やカフェ、コンビニも多く、「オト リバーサイドテラス」というオシャレな複合施設もあり賑やかです。徳川家康が生誕した岡崎城がある岡崎公園も近く、多くの歴史が感じられる場所であり、少し歩けば住宅地が広がっているため住みやすさもあります。
仕事や遊びで名古屋へ行く機会が多い方は、「東岡崎周辺エリア」を選びましょう。
高級住宅街で暮らしたいなら「竜美ヶ丘エリア」
「竜美ヶ丘エリアは」岡崎市内の高級住宅街として、優雅な日常を送れるエリアとして人気です!街全体がきれいに区画整理され、とても雰囲気のよい落ち着いたエリアです。
きれいな街並みの中にある竜美ヶ丘公園はたくさんの木々に囲まれた緑あふれる公園で、市街地にありながら野鳥もたくさん集まっており、まさに都会のオアシスといった場所といえます。公園の高台にある展望台では岡崎市内を一望でき、気分転換にはもってこいです。
岡崎市内でも有名な高級住宅街で優雅な暮らしをしたい方は、「竜美ヶ丘エリア」がおすすめといえるでしょう。
便利かつ閑静な場所で暮らしたいなら「JR岡崎駅周辺エリア」
3つ目に紹介する「JR岡崎駅周辺エリア」は、名古屋市内へも行きやすい閑静なエリアとしておすすめです!
名鉄東岡崎駅と同様、名古屋駅までは快速を使えば約30分で到着するため、名古屋市内へ通勤される方にとっては便利な場所です。ウイングタウン岡崎には映画館もあり、大型商業施設も充実しています。
また、生活利便性が高いうえに閑静な場所も多く、ファミリー層に人気です。住民の憩いの場である南公園にはレトロな観覧車があり、エリアのランドマークとして休日には多くの人でにぎわっております。
便利でかつ閑静な場所で暮らしたい方は、「JR岡崎駅周辺エリア」がおすすめです。
岡崎市の情報を収集する際に便利なサイト3選
最後に、まだまだ岡崎市の情報を収集したいという方に向けて、情報収集に便利なサイトを3つ紹介します。岡崎市のリアルな情報を知れるため、積極的に活用しましょう。
岡崎おでかけナビ
岡崎市公式観光サイト「岡崎おでかけナビ」は、岡崎市の観光スポットはじめ、イベント情報やグルメ・ショッピング情報など、岡崎市で「遊ぶ」ために必要な情報を網羅している楽しいサイトです。サイト自体が見やすくコンテンツも充実しており、岡崎市の名物がたくさん紹介されているので、岡崎市の生の魅力を知るためにもぜひご覧ください。
旬の情報に触れることで、岡崎市の「今」がわかります!
岡崎おでかけナビ
URL:https://okazaki-kanko.jp/
岡崎ルネサンス
ブログ風のサイトデザインに引き込まれてしまう「岡崎ルネサンス」は、岡崎市がプロモーションのために運営しているサイトです。地元のレポーターが岡崎市のイベントレポートや穴場スポットなど、実際に住んでいるからこそわかるディープなネタを数多く紹介しています。移住希望者にとっては、他ではなかなか知れない情報を収集できるため、とても有益なサイトといえます。
岡崎グルメなどがあたるキャンペーンもおこなっているので、ぜひこまめにチェックしましょう!
岡崎ルネサンス
URL:https://citypromotion.okazaki-kanko.jp/report
愛知県移住・定住ポータルサイト
愛知県の移住情報を取り扱っている「愛知県移住・定住ポータルサイト」は、移住を検討されている方にとって必ずチェックしてほしいサイトです。愛知県全域の移住情報はもちろん、仕事に関することや移住支援金・サービスの案内などもされており、移住に必要な情報はまずこちらから入手しましょう。
愛知県移住・定住ポータルサイト
URL:https://www.pref.aichi.jp/chiho-sosei/sumiyasusa/msi/
岡崎市の魅力を知って移住を検討しよう
古くから宿場町として栄えた岡崎市は、現在もなお生活に便利な街として移住者に人気です。徳川家康生誕の地であることで歴史情緒が町の随所に感じられ、名古屋市へのアクセスも良く大都会が近い安心感もあります。
さらに、市域の東側には山が広がっているため、自然に触れあうことも容易です。移住を検討する際に重要な要素が、それぞれバランスよくそろっている街であることから、人気であることもうなずけますよね。
岡崎市への移住に興味のある方は、ぜひ前向きに検討しましょう!