移住コラム

名古屋へ移住しよう!「移住=田舎」ではない大都市へ移住の魅力やメリットを徹底紹介!

移住といえば、都会から離れ大自然のなかでのんびり生活というイメージを持たれる方が多いようです。しかし、実際は仕事や日常生活の利便性から「大都市への移住」という選択をされる方も多く存在します。

今回は、田舎暮らしには憧れるけど仕事や地域環境の面で不安な方や、地方でも便利でオシャレな都会の生活をしたいという方向けに、全国有数の大都市である「名古屋市」への移住を紹介します!名古屋市が人気の理由や移住におすすめのエリア、移住希望者が活用できる自治体の支援や補助金、さらにデメリットまで、移住を検討中の方は必見です!

日本の東西文化が混じり合う名古屋市を「移住先」という側面から知り、興味を持たれた方はぜひ移住を検討されてみてはいかがでしょうか?

名古屋市が移住先として人気の理由3選

名古屋市の様子
まずは、名古屋市が移住先として人気の理由を3つ紹介します。人気の理由を知ることで名古屋市の住みやすさがよくわかるかと思いますので、ぜひご覧ください。

中心部は都会で便利な生活ができる

名古屋市は人口約230万人を擁し、日本3大都市の一角として中心部は特に都会的で便利な生活を送れます。

名古屋市最大の繁華街である栄では、「松坂屋名古屋店」「オアシス21」「名古屋PARCO」など買い物や食事にとても便利で、名古屋市美術館などの文化施設も豊富です。街全体におしゃれな雰囲気が漂う流行の発信基地として一日中遊べ、若者を中心に多くの人たちで賑わっております。

東京から名古屋市へ移住しても、中心部はそれほど生活に違和感を覚えないエリアといえるでしょう。

公共交通機関が発達している

名古屋市は公共交通機関が非常に発達しております。電車の路線でいえば、新幹線はもちろんJRや名鉄などの地上路線に加え地下鉄も6路線走っているため、市内であれば必ずしも自動車が必須ではありません。

また、電車だけでなく市バスも市内を縦横無尽に走っているため大変便利です。東京や大阪などの大都市で暮らしている方は、自動車を所有していない場合も多く、移住では「車の所有」が大きなネックとなります。その点、230万人都市の名古屋では、車がなくとも公共交通機関によって十分カバーできるので、移住へのハードルはぐっと下がります。

さまざまな職種の仕事がある

移住の際もっとも重要なことの1つが「仕事」です。地方は仕事が少なく給料も安い傾向にありますが、名古屋市はそうでもありません。非常に多くの求人があり、給与も都会の水準であるため、これまでの生活レベルを下げることなく移住生活が楽しめるでしょう。

特にトヨタのお膝元であることから製造業に強く、製造業関連では多岐にわたる仕事があります。同時に、製造業の強さを背景に商業やサービス業も発達しているため、バランスの取れた産業構造となっており、仕事に困ることはなさそうです。

名古屋市移住のデメリット3選

名古屋市の様子

それでは、名古屋市移住にデメリットはないのでしょうか?人気の理由とあわせてデメリットも事前に知ることが移住成功の秘訣といえるため、敢えてデメリットも3つ紹介します。ご自身にとって許容できる範囲かどうか検討してみましょう。

渋滞が激しい

「道路率」という言葉をご存じでしょうか?道路率とは、地域面積に占める道路の割合で、名古屋市は18.34%と東京(16.41%)をも上回り、全国の政令指定都市の中でもっとも道路率が高い街なのです。実際に、日本に3つしかない道幅100mの道路のうち2つ(久屋大通・若宮大通)が名古屋市に存在します。

道路率の高さを見れば渋滞には無縁の街かと思いますが、残念ながら名古屋市は渋滞が激しい街として有名です。では、なぜ道路率が高いのに渋滞が多いのか?その理由は、愛知県という括りにはなりますが、道路率の高さと同じように乗用車保有台数も全国1位となっており、単純に自動車が日本で一番多いからです。トヨタのお膝元であるからかもしれませんが、渋滞が激しいことはデメリットの1つといえます。

コンサートやイベントは東京に比べると少ない

東京都区部・大阪市と合わせて日本3大都市といわれている名古屋市ですが、やはり首都である東京と比べるとコンサートやイベントは少ないといわざるをえません。

ただし、バンテリンドーム名古屋(収容人数49,427人)や、名古屋市国際展示場(最大収容人数約15,000人)など、いわゆる「大箱」イベント会場も多数あるため、コンサートやイベントが開催されれば大きな盛り上がりを見せます。

街の特徴が薄い

名古屋在住の方に怒られてしまいそうですが、名古屋市は街の特徴が薄いといわれがちです。「東の東京・西の大阪」という強烈な個性ある街と比較して、地理的に中間にあるためそう捉える人が多いのかもしれません。

しかし、名古屋市は日本の歴史を大きく動かした三英傑(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)ゆかりの地であり、喫茶店のモーニングの豪華さや「なごやめし」といわれる味噌を始めとする独特の食文化も非常に有名です。街の特徴が薄いというデメリットも挙げられますが、決してそのようなことはなく「住めば都」という言葉通り、魅力がいっぱい詰まった街といえます。

名古屋市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

名古屋城の様子

名古屋市へ移住を検討されている方で、移住の際にさまざまな補助金や支援金、サービスなどを利用できることはご存じでしょうか?条件等はあるものの、移住への不安を解消してくれるこれらのサービスを活用し、ぜひ前向きに移住を検討してみてください。

名古屋市移住支援補助金

東京圏から名古屋市に移住し、就業または起業した人に補助金を最大で100万円交付する大変お得な支援事業です。要件等が複雑なため詳細はリンク先URLを参照していただき、ここでは概要のみお伝えします。

〈移住元に関する要件〉
住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上かつ直近の1年以上、東京23区に在住、又は東京圏(条件不利地域を除く)に在住し東京23区へ通勤していたこと。ただし、東京23区内の大学等へ通学し、東京23区内の企業等へ就職したものについては、通学期間も移住元としての対象期間とすることができる。

〈移住先に関する要件〉

  • 名古屋市へ転入し、移住支援金の申請時において転入後3か月以上、1年以内であること。
  • 移住支援金の申請日から5年以上、継続して居住する意思を有していること。

〈就業に関する要件〉
就業に関する要件として、次のうちどちらかに該当する必要があります。
1. 「あいちUIJターン支援センター」のホームページにおいて補助金の対象として掲載されている、勤務地が名古屋市内に所在する法人に新規就業した方。または「あいちスタートアップ創業支援事業」における起業支援金の交付決定を受けた方。
2. 国が定めた「プロフェッショナル人材事業」または「先導的人材マッチング事業」を利用し、名古屋市内で新たに就業した方。

〈補助金の額〉

  • 2人以上の世帯 100万円
    ※18歳未満の世帯員(配偶者を除く)を帯同して移住する場合、1人につき30万円を加算
  • 単身世帯 60万円

問い合わせ先:名古屋市 経済局 産業労働部労働企画室労働企画係
URL:https://www.city.nagoya.jp/keizai/page/0000116152.html

問い合わせ先:愛知県 就業促進課 若年者雇用対策グループ
URL:https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shugyo/j-2019-ijyushien.html

愛知県マッチングサイト「あいちUIJターン支援センター」
URL:https://www.uij-aichi.jp/

あいちスタートアップ創業支援事業費補助金

愛知県内で補助対象期間内に個人事業の開業届を行うか、もしくは株式会社等の設立の登記を行い、その代表者である方に対し一定の金額を補助する支援制度です。

移住に際し起業を検討されている方は、ぜひ活用してください。

〈補助対象事業(一部抜粋)〉

  • 愛知県における地域の課題の解決を目指して新たに起業、事業承継又は第二創業する事業であること。
  • ITや新しい技術等を活用して新市場の開拓や高成長を目指す事業であること。
  • 愛知県内で実施される事業であること。

〈補助対象経費〉
補助対象者が支出する

  • 人件費、店舗等借料、設備費、原材料費、知的財産権等関連経費、謝金、旅費、マーケティング調査費、広報費、外注費、委託費、その他の経費等

〈交付額〉
25万円以上200万円以下
補助率 2分の1以内

問い合わせ先:「あいちスタートアップ創業支援事業費補助金(起業支援金)」事務局
URL:https://aichihojokin.com/

名古屋市移住でおすすめのエリア6選

名古屋市の自然の様子

では、名古屋市に移住したらどこに住めばよいのでしょうか?名古屋市内でも人気の、それぞれ違った特徴があるおすすめエリアを3つ紹介します。

刺激的な大都会から自然に近くゆったりできる場所まで、幅広い環境が名古屋市の魅力です。自分のライフスタイルに合わせて検討しましょう!

名古屋の中心「名古屋駅(名駅)エリア」

最初に紹介するのは、名古屋の中心である「名古屋駅(名駅)エリア」です!

名古屋の中心地として、先端の都市機能が集約されたエリアであり、多くのビジネスパーソンや学生、観光客で一日中賑わっております。名古屋駅は「名駅(めいえき)」の愛称で親しまれ、JR在来線・新幹線・名古屋市営地下鉄・近鉄・名鉄などが乗り入れており、中部地方でもっとも多くの利用客を誇る駅です。

中心部のため家賃相場は高いものの、夜も賑わっている繁華街であるため生活利便性は非常に高く、刺激的な都会の生活が満喫できます。都会のど真ん中を生活の拠点としたい、アクティブな方におすすめのエリアです。

オシャレに暮らせる「千種区覚王山エリア」

続いて、名古屋市内中心部から少し東にある「千種区覚王山エリア」を紹介します!

名古屋市内で、「オシャレな街」「住みたい街ナンバーワン」とよく紹介される人気エリアの1つで、オシャレなカフェやレストラン、閑静な住宅街が広がる市内でも有数の高級住宅地です。地下鉄東山線で名古屋駅へは15分、最大の繁華街である栄駅へは9分ほどと短時間でアクセス可能なため、交通利便性も非常に高くなっております。

高級住宅地でありながら覚王山駅前の商店街は昔ながらの風情があり、どこか懐かしさも感じられる不思議な魅力が詰まった街として、オシャレな日常を過ごしたい人におすすめです。

ファミリー層に人気の「名東区エリア」

最後に紹介するのは、ファミリー層に人気の「名東区エリア」です!

名古屋市のもっとも東に位置する名東区は、明徳公園や牧野ヶ池緑地などたくさんの都市公園が整備された自然豊かなエリアで、交通の便もよいため新興住宅地として多くの転勤族やファミリー層に支持されています。商業施設や病院なども充実しており、保育園や幼稚園、学校の数も多く子育て世帯が生活するうえでとても便利な街といえるでしょう。

都会の利便性も味わいながら、中心部から少し離れた自然豊かな郊外でゆったり暮らしたい方におすすめのエリアです。

便利な都会暮らしをしたいなら「栄エリア」

名古屋市の中でも特に便利なエリアが、名古屋市中区にある栄エリアです。栄エリアの中心にはショッピングモールや百貨店、ブランドの路面店があり、週末には多くの人が訪れます。また、食の街である名古屋らしい、グルメのお店も軒を連ねており、歩いているだけでお腹が空いてしまいそうなほど。いろいろなジャンルのグルメがあるので、その日の気分に合わせてお店を選べるのが嬉しいですね。また、エリア内には散歩道や児童広場、美術館も建つ白川公園があります。都会の中にも自然と触れ合える環境があることは、子育て世代にとっても大きな魅力ではないでしょうか。

文教地区「瑞穂区エリア」

名古屋市の南に位置する瑞穂区は、住宅街がある閑静なエリアです。区内には名古屋市立大学や名古屋女子大学、名古屋市立博物館などの施設があり、名古屋市の中でも文教地区としての顔を持っています。そのためパチンコ店やバーが少なく、子どもがいる世帯にとって安心して生活できる環境です。また、エリア内には児童公園や野球場、ラグビー場などが併設されるパロマ瑞穂スポーツパークがあります。ここは桜の名所としても有名なので、ぜひ春には大切な人とお花見を楽しんでくださいね。

参考:パロマ瑞穂スポーツパーク
https://mizuho-loop.jp/

居住コストを下げたいなら「緑区エリア」

緑区は名古屋市内で2番目に面積が広いエリアです。区内にはJR東海道本線や名鉄名古屋本線、地下鉄桜通線が通っており、大高駅から名古屋駅までは15分というアクセスの良さ。また、名古屋高速道路3号と名古屋第二環状、伊勢湾岸自動車道があるため、車での移動も便利です。エリア内の施設も広い駐車場を完備しているところが多く、生活しやすいのが嬉しいですね。そんな便利な緑区ですが、家賃相場は中心部の中区よりも安いので、賃料を抑えたい人にもおすすめです。

名古屋市の情報を収集する際に便利なサイト3選

名古屋市の様子

都会の生活ができる名古屋市への移住に興味が湧いてきたけど、もっと情報を収集したいという方におすすめのサイトを3つ紹介します。

最新の情報やリアルな名古屋の姿を知って、移住へのイメージをどんどん膨らませましょう!

愛知の住みやすさ発信サイト

まずは、愛知県が運営している「愛知の住みやすさ発信サイト」を紹介します。

愛知県への移住を検討されている方向けのサイトで、アニメ調のデザインが可愛らしく見ていて楽しいサイトです。愛知県内の各市町村の特徴や、愛知県の住みやすさに関するさまざまな情報をわかりやすく紹介しています。愛知県の魅力を写真に収めたフォトコンテストや、実際に愛知県で暮らしている方が撮影したPR動画は必見です。

名古屋市への移住を検討されている方にとって非常に有益な情報を収集できるので、ぜひ一度サイトに訪れることをおすすめします。

愛知の住みやすさ発信サイト
URL:https://www.pref.aichi.jp/chiho-sosei/sumiyasusa/

名古屋コンシェルジュ

「名古屋コンシェルジュ」は名古屋市の公式観光情報サイトです。なぜ観光情報?と思うかもしれませんが、地域の観光情報には観光地だけでなく、祭りをはじめイベント情報やグルメなど幅広い情報が収集できるため、移住を検討する際に必ず見ておいたほうがよいサイトの1つといえます。

名古屋市内で遊ぶ場所や観光スポット、さまざまなイベント情報などがリアルタイムで知れるため、名古屋市の「今」を知りたい方は目を通しておきましょう。

名古屋コンシェルジュ
URL:https://www.nagoya-info.jp/

名古屋情報通

最後に紹介する「名古屋情報通」は、名古屋におけるグルメや観光を中心とした「旬の話題」をいち早くお届けするサイトです。

ニューオープンの店も多数紹介しているため、このサイトをお気に入りに入れておけば名古屋の最新情報を取りこぼすことはありません。また、最新情報にいち早く触れることで、移住後のライフスタイルを具体的に想像しやすくなります。名古屋独自の都会的な感性を磨くためにも、ぜひ定期的にチェックしておきたいサイトです。

名古屋情報通
URL:https://jouhou.nagoya/

名古屋市の魅力を知って移住を検討しよう

名古屋市の様子

日本3大都市の1つである名古屋市は、東京や大阪にはない独自の文化が根付いた街です。都会であることの刺激的な日常や利便性もさることながら、東京や大阪より自然が近くに存在しているため、気軽に心の癒やしも求められます。

また、「なごやめし」や喫茶店の豪華なモーニングなど、オリジナリティあふれるユニークな食文化は多くの人を虜にしてきました。

「移住」とは、田舎に行くことだけではありません。オンリーワンの魅力がぎゅっと詰まった大都市名古屋へ、ぜひとも移住を検討しましょう!

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