愛知県大府市は、知多半島の北側に位置し古くから名古屋と西三河、知多地域を結ぶ交通の要衝として栄えてきました。現在も名古屋市内へ短時間でアクセスできる高い利便性から、多くの方が移住先候補として注目しています。また、「健康都市」としても有名で、大府市内には多くの運動施設や健康施設があり、日々穏やかな緑に囲まれた環境のなか、健康的な移住生活を送れるでしょう。
今回は、生活利便性が高い「健康都市」である大府市の、移住先として人気の理由やおすすめエリア、利用できる補助金やサービス、さらには大府市移住のデメリットまで、移住希望者が知りたいありとあらゆる情報を紹介します!
大府市移住に少しでも興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
大府市が移住先として人気の理由3選
大府市はなぜ移住先として人気があるのでしょうか?まずは、人気の理由を3つ紹介します。人気の理由を知って移住へのイメージを膨らませましょう。
名古屋駅まで最速14分でアクセス可能
大府市にはJR東海道本線が走っており、中心駅である大府駅から名古屋駅まで新快速を利用すれば、最速14分でアクセスできる立地の良さが特徴です。そのため名古屋市内が通勤圏内となり、多くの移住希望者が大府市を選ぶ理由となっております。
最近は「移住」といえども仕事や日々の生活のしやすさから、ある程度利便性を重視する方が多く、大都市近郊でかつ緑も多く暮らしやすい場所が人気であり、大府市がまさに該当するのです。
仕事・ショッピング・イベントなど、名古屋市内に近いことは多くのメリットがあり、名古屋駅まで最速14分でアクセス可能なことが人気の理由の1つといえます。
自動車関連の大企業が多い西三河方面へのアクセスも良い
愛知県はご存じのとおり自動車産業がとても盛んです。豊田市をはじめ刈谷市など西三河方面に工場が多く、大府市はその西三河方面へのアクセスも非常に良好なため、自動車産業に従事する方のベッドタウンとしても機能しています。
大府市を通るJR東海道本線は、徳川家康生誕の地である岡崎市を飛び越えて静岡方面への行きやすさも強みといえます。
健康都市を目指しており運動できる場所が多い
「健康都市」を目指している大府市の南部には、健康・医療・介護福祉施設や機関が集まる「ウェルネスバレー」と呼ばれる全国有数のエリアがあり、市民が健康増進のために利用できる施設がたくさんあります。
ウェルネスバレーの主要施設である「あいち健康の森公園」は、広大な敷地でさまざまなスポーツやジョギング・ウォーキングが楽しめ、大きな体育館の他に芝生広場やテニスコートなど、充実した施設が自慢の運動スポットとして有名です。公園内には自然も多く、春夏秋冬の移り変わりを感じながら過ごせるため、のんびりした散歩にも最適な場所といえるでしょう。
全国有数の「健康都市」として、さまざまな運動施設や健康施設など充実していることが、移住先として人気の理由なのです。
大府市移住のデメリット3選
大府市が移住先として人気の理由を紹介しましたが、反対にデメリットといえるものはないのでしょうか?移住を成功させるには、メリットとデメリットを両方知っておくことはとても大切です。
ここからは大府市移住のデメリットも3つ紹介します。
スーパーやコンビニが少なく買い物に不便
大府市は、名古屋市のような人口が密集した大都市とくらべスーパーやコンビニが少なく、買い物に不便であることがデメリットといえるかもしれません。あくまで名古屋市のような大都市との比較であり、大府市でも生活するうえで必要なものはすぐにそろいますが、都会のような「外に出たらすぐにコンビニ」といった環境ではないことを気に留めておく必要があります。
都会での生活に慣れている方は、少なからず不便さを感じる可能性があるため、移住の際は、日常の買い物に便利な場所を事前にリサーチしておいた方がよさそうですね。
夜遊べる場所が少ない
名古屋市のベッドタウンという性格が強い大府市には、大規模な繁華街がなく夜遅くまで遊べる場所が少ないことも、人によってはデメリットといえるでしょう。
夜が静かで落ち着いていることは素晴らしいメリットですが、どうしても退屈してしまうという方もいることでしょう。そういった場合は、電車で最速14分の名古屋市内で遊ぶのがおすすめです。名古屋駅から大府駅の終電は24時前まであるため比較的夜遅くまで遊ぶことができます。遅い時間まで出かけたい方は、駅前に住むことを検討されてみてはいかがでしょうか?
鉄道は東海道本線1本で車がないと移動に困る場所が多い
大府市には、鉄道が市域の南北を縦断するJR東海道本線しかないため、車がなければ移動に困る場所が多いこともデメリットといえます。特に市域の東西を移動するための手段がバスしかなく、移動自体は可能ですが、どこへでも行けるというわけではないため不便さを感じるかもしれません。
車があれば気にすることはありませんが、なければ自分自身の生活範囲をしっかりと見定めて、住む場所を慎重に決めた方がよいかもしれませんね。
大府市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
移住の際にネックとなるのが新たな仕事や住居です。大府市では、移住希望者に対して一定の要件はあるものの、とてもお得な支援制度を設けております。ここでは大府市移住の際に利用できる支援制度を2つ紹介します。該当する方はぜひ活用しましょう!
首都圏から移住して就業等した人向けの移住支援金
東京23区に在住もしくは通勤されている方が、一定の要件をクリアすることで最大100万円以上支給される、とてもお得な支援制度です。要件等がやや複雑なため、ここでは概要のみ紹介しますので、詳細はリンク先を参照していただき、該当する方は必ず活用しましょう。
<移住元に関する要件>
住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上東京23区に在住、または東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住し、東京23区への通勤をしていたこと。ただし、東京23区内の大学等へ通学し、東京23区内の企業等へ就職した者については、通学期間も本事業の移住元としての対象期間とすることができる。
<就業に関する要件>
- 転入日時点で満50歳以下であること。
- 勤務地(就業場所)が大府市内であること
- 就業先が移住支援金の対象としてマッチングサイト「あいちUIJターン支援センターウェブサイト」に掲載している求人であること。
- 「プロフェッショナル人材事業」または「先導的人材マッチング事業」を利用し大府市に転入した方で、別に定める要件すべてに該当すること。
- 愛知県が別に実施する「あいちスタートアップ創業支援事業」における「企業支援金」の交付決定を受けていること。
<支給額>
- 2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合、18歳未満の世帯員1人につき30万円を加算 - 単身世帯 60万円
問い合わせ先:大府市産業振興部 商工労政課
URL:https://www.city.obu.aichi.jp/jigyo/sangyo_shinko/shuroshien/1010704.html
大府市空き家バンク
大府市では、空き家や空き地などを地域資源ととらえ、利活用促進のため「空き家バンク制度」をスタートしました。インターネットなどを活用し、空き家等所有者と利活用希望者が円滑にマッチングできる手伝いをしております。
(公社)愛知県宅地建物取引業協会との連携や相談窓口を開設することで、安心・安全な取引ができ、場合によってはお得な価格で売買や賃貸借が可能です。
移住を機に空き家や空き地の購入、賃借を検討されている方は、ぜひ空き家バンクを活用しましょう!
問い合わせ先:大府市役所都市整備部 都市政策課
URL:https://www.city.obu.aichi.jp/kurashi/sumai/akiya/1002074.html
大府市移住でおすすめのエリア3選
実際に大府市に移住しようとしたとき、市内にはどのようなエリアがあるのでしょうか?ここからは、大府市のおすすめエリアを3つ紹介します。あなたが叶えたいライフスタイルに合わせて、ぜひ検討してみてください!
鉄道移動中心なら「共和駅周辺エリア」
主な移動手段が鉄道であれば「共和駅周辺エリア」がおすすめです!中心駅である「大府駅」でもいいのですが、共和駅周辺の方が比較的スーパーや飲食店が多く、少し歩けば大型ショッピングモール「イオンモール大高」もあるため、生活利便性が高いといえるでしょう。
快速電車が停まるので名古屋駅へのアクセスもよく、さらに共和駅周辺は大府駅周辺より家賃相場も低めに設定されていることもおすすめポイントといえます。
通勤やショッピング、イベント参加など頻繁に名古屋市内へ行く方や、鉄道が主な移動手段の方は、共和駅周辺エリアを選びましょう。
体を動かしたいなら「南部エリア」
健康的に体を動かしたい方は「南部エリア」をおすすめします!「健康都市」大府市が誇る全国有数の健康拠点「ウェルネスバレー」は南部エリアにあるため、日々の暮らしに充実したエクササイズを取り入れたい方には最適といえるでしょう。
広大な敷地面積の「あいち健康の森公園」は体育館・テニスコート・球技場・トレーニング施設、さらには天然温泉まで、大府市民の健康を支えてきたウェルネスバレーの主要施設として、日常的に利用したいおすすめスポットです。
積極的に体を動かし、健康的な移住生活を送りたい方は、ぜひ南部エリアを検討しましょう。
車移動中心なら「国道23号線近隣エリア」
車での移動を中心にいろいろな場所へ出かけたい方は「国道23号線近隣エリア」はいかがでしょうか?国道23号線は、名古屋方面と刈谷市や安城市など西三河方面の一部を結ぶ大動脈といっても過言ではなく、国道23号線沿いにある共和ICから名古屋高速3号大高線にも乗り入れ可能なため、車移動中心の方に最適なエリアです。
エリア周辺に「イオンモール大高」があり生活利便性も高く、すぐ近くの名古屋南ジャンクションから伊勢方面、知多半島南部、岐阜方面などあらゆる場所に行きやすい好立地といえます。
車移動中心でいろいろな場所を回りたい方は、国道23号線近隣エリアがおすすめです。
大府市の情報を収集する際に便利なサイト3選
大府市への移住をもっと具体的にイメージしたいという方に向けて、ここからは大府市の情報を収集する際に便利なサイトを3つ紹介します!さらにディープなローカル情報を入手できるので、ぜひチェックしてください。
大府市・東海市 まいぷれ
「大府市・東海市 まいぷれ」は、大府市とその隣の東海市のローカルなお店やイベント情報を紹介する、地域密着情報サイトです。
グルメ・ショッピング情報にはじまり病院・ヘアサロンなど暮らしに密着した情報、さらには求人情報や不動産情報まで、ありとあらゆる地域密着型の情報を収集できる貴重なサイトとして、ぜひ一度は目を通しておきたいサイトといえます。
大府市にどのようなお店があるかを知るために、まずこちらのサイトをチェックしましょう。
大府市・東海市 まいぷれ
URL:https://obu-tokai.mypl.net/
大府市観光協会
「大府市観光協会」ウェブサイトは、公式観光サイトとして大府市の有名スポットや特産品などを紹介してくれるサイトです。大府市の歴史が感じられる観光スポットをはじめ、自然豊かな公園や祭の情報まで、休日を充実させる楽しい情報がたくさん紹介されています。
大府市での移住生活に彩りを持たせるためにも、わくわくしながらぜひご覧ください。
大府市観光協会
URL:http://www.obu-kankou.gr.jp/
ちたまるNavi
「ちたまるNavi」は、知多半島5市5町のグルメ・遊び・観光情報をまるごと紹介したボリューム満点のサイトです。
大府市は知多半島の「つけ根」の部分にあたります。休日に足を延ばして、自然豊かな知多半島巡りはいかがでしょうか?それぞれ特色のある観光資源や特産物がたくさんあり、新たな発見ができることでしょう。
ちたまるNavi
URL:https://www.chitamaru.jp/index.html
大府市の魅力を知って移住を検討しよう
名古屋駅への良好なアクセスと、健康都市としてさまざまな運動施設・健康施設が充実している大府市は、長く住み続けることができる素晴らしい街です。名古屋市以外にも、東へ行けば自動車産業が盛んな西三河方面、南へ行けば自然豊かな知多半島と、古くからの交通の要衝としていろいろな場所に行きやすいことも大府市の魅力といえるでしょう。
大府市への移住に少しでも興味を持たれた方は、ぜひ前向きに移住を検討されてみてはいかがでしょうか?