移住先を選ぶ際、ランニングに興味のある方は、走るのに最適な土地だと嬉しいのではないでしょうか。とはいえ、どこがランニングにおすすめの土地なのか、なかなか知る機会はありません。
今回は、移住の際にランニングにおすすめの移住先と、移住先を見つけるポイントを解説します。
移住先でランニングがおすすめな理由
移住先でランニングをすることは、心身ともに良い影響のある素晴らしい習慣です。それではどのように素晴らしいのか解説します。
四季や自然を感じてリフレッシュできる
ランニング中に、移住先の新しい環境や景色を楽しむことで、心がリフレッシュされます。自然の多い地域では、季節によって見える景色が変わっていくので、それを見るのも楽しいでしょう。また、体内のストレスホルモンが減少し、喜びを生むホルモンが増加すると言われており、ランニングそのものも心の健康につながります。
一緒に走れば、家族のコミュニケーションになる
ランニングを始める場合、家族で一緒に習慣化してみるのもおすすめです。ランニングを通して、家族との時間を共有し、より親密になることができます。ランニングを習慣化するには、家族のスケジュールも確認して、お互いが空いている時間を見つけ出し、ランニングする時間を決めましょう。移住先の自然豊かな環境でのランニングは、家族同士の会話の促進にも繋がるでしょう。
日々の運動になる
さらに、日々の習慣としてのランニングは、健康を保つためにも有効です。毎日のランニングで体を鍛えたり、脂肪を燃焼させたりすることができます。特にリモートワークが中心になる方は、家の中の時間が増えるため、会社まで通勤していたときと比べて大幅に運動量が減ってしまいます。通勤に使っていた時間をランニングに使うことで、運動不足の解消につながるでしょう。
ランニングしやすい移住先を見つけるポイント
ランニングをしやすい移住先を探すためには、下記の3つのポイントを参考にしてみてください。
大きな公園や走りやすいルートがある
移住先を探す際は、大きな公園や走りやすいルートがあるかどうかに注目しましょう。Google Mapsなどのツールを活用することで、公園や走りやすいルートを探すことができます。
また「走ろう日本プロジェクト」などのサイトにはおすすめのランニングコースも掲載されているのでそちらを参考にするのもよいでしょう。
気候が快適で通年で走れる
気候が快適で、通年で走ることができる環境も重要です。真夏に暑すぎたり、冬に寒すぎたりすると走りにくくなるだけでなく、熱中症や寒さで筋肉が緊張することによる怪我のリスクも高まります。暑すぎず寒すぎず、風の強さや湿度が適度な環境を選ぶことで、ランニングを快適にすることができます。
職場から近く時間を確保しやすい
電車で通勤されている方は、ランニングの習慣を続けるために、職場から遠すぎない場所に住むことも大事です。通勤時間が長いとランニングにかける時間も少なくなりますし、帰宅後も疲れてランニングを休んでしまうこともあるでしょう。職場の近くを選ぶことにより、時間を確保でき、仕事や家事などの疲れが気にならなくなるので、ランニングを続けやすくなるでしょう。
関東圏でおすすめのランニング移住先
それではおすすめの移住先を紹介します。まずは関東の移住先を3つあげたので参考にしてください。
埼玉県行田市
埼玉県行田市は埼玉県北部に位置する市です。高低差がほとんどない平らな地形なのでとても走りやすい点が魅力、利根川沿いやさいたま古墳公園など自然豊かなランニングスポットがたくさんあります。
中でも行田市総合運動公園は園内に3種類のジョギングコースが用意されており、JR高崎線で東京駅まで1本、1時間程度で通えるので通勤にも便利です。
画像出典・参考:「陸王」の舞台!行田市総合公園周回コース(行田市)/moshicom
長野県安曇野市
長野県安曇野市は長野県の中部に位置する街で、梓川や黒沢川など多数の清流があることが特徴です。清流由来の田園を、山々や田園に来る白鳥を見ながらゆっくり走るランニングコースはとても爽快です。特急を使っても東京駅までJRで3時間以上かかるなど、首都圏ヘの通勤は難しいですが、リモートワークで遠方に移住したいという方にはぜひ検討してほしい街です。
参考:10 絶景!白鳥も飛来する安曇野田園コース(安曇野市)(長野)/走ろう日本プロジェクト
神奈川県川崎市
政令指定都市の一つ、川崎市は関東を代表する大都市ですが、多摩川沿いや生田緑地など多数の自然も有しており、その中にはランニングに適したスポットもあります。
中でも多摩川沿いは自転車用に道路が整備された道が何kmも続いているので、とても走りやすいです。川崎は東京駅から30分もせずにアクセス可能なので、通勤必須な方が帰宅後にランニングするにもぴったりでしょう。
参考:09 平坦でノンストップ、多摩川沿いランニングコース(川崎市)(神奈川)/走ろう日本プロジェクト
関西圏でおすすめのランニング移住先
次に関西のランニングに適した移住先を紹介します。
滋賀県高島市
滋賀県高島市は滋賀県北西部に位置する街です。JR湖西線沿いの市街地周辺が琵琶湖に位置しており、琵琶湖を見ながら走るランニングコースがいくつか存在します。特に近江舞子駅から近江高島駅まで琵琶湖沿いに走るランニングコースは、琵琶湖畔に浮かんで見える鳥居がきれいな白髭神社の景色が絶景です。
湖西線から大阪駅まで電車で一本、1時間程度で通えるので、自然いっぱいながらアクセスの良さも抜群、通勤に体力をかけずにランニングができます。
参考:琵琶湖の西沿岸を走る白髭神社コース(大津市)/moshicom
奈良県王寺町
奈良県王寺町は奈良県中部の町で、生駒山地の自然や大和川の河川敷など様々な自然があるベッドタウンです。大和川の河川敷はランニングコースとして整備されており、クッション性に優れたゴムチップ舗装がされているため、とても走りやすいです。川沿いは一直線で走りやすく、生駒山地の雄大な景色を眺めながらランニングを楽しめます。
王寺駅は交通のターミナルで、大和路線で難波や梅田など、大阪の中心街に電車一本でアクセスできます。
画像出典・参考:09 河川敷のゴムチップ舗装!大和川ジョギングコース(王寺町)(奈良)/走ろう日本プロジェクト
和歌山県和歌山市
和歌山県の県庁所在地、和歌山市は広大な面積の中に和歌山城周辺や雑賀崎など多数のランニングコースがあります。和歌山城は城壁の外周を一周するもよし、公園内を走るもよしで一箇所で様々なランニングコースを楽しむことができます。
また和歌山城は市街地の中心にあるのでアクセスも抜群です。和歌山は阪和線や南海本線で大阪に電車で一本でアクセス可能、また始発で座れるため早朝のランニング後、疲れた体にも嬉しいです。
参考:03 和歌山城公園周回コース(和歌山市)(和歌山)/走ろう日本プロジェクト
移住後に参加しやすいランニング・マラソン大会
ランニングを続けるモチベーションになるマラソン大会。日本全国あらゆる地域にマラソン大会が実施されているので、おすすめのランニング大会を紹介します。
諏訪湖マラソン(長野県)
諏訪湖マラソンは長野県諏訪湖畔で行われる、毎年参加者が8,000人にもなるハーフマラソン大会です。大会は10月と、走りやすい気候の時期に開催され、諏訪湖のきれいな風景を眺めながら快適に走ることができます。
また、諏訪湖は温泉街としても有名で、大会後に温泉で体を癒やすのもおすすめです。
画像出典・参考:秋の諏訪湖を走ろう!|諏訪湖マラソン公式ホームページ
湘南国際マラソン(神奈川県)
湘南国際マラソンは毎年11月に行われるマラソンで、神奈川県では横浜マラソンに次ぐ規模を誇る大会です。マラソンのコースでは江ノ島を起点に海岸沿いの爽快な道のりを走り抜けることができます。
フルマラソンから親子で参加できる2kmのマラソンまで、さまざまなコースが用意されているので、自分に合ったマラソンに参加できます。
参考:第17回湘南国際マラソン
びわ湖マラソン(滋賀県)
びわ湖マラソンは大津市から草津市まで42.195kmのコースを走る、制限時間6時間のマラソン大会です。琵琶湖の広大な景色を楽しみながら走れるのが魅力である一方で、フルマラソンしかないので、体力的にはハードな大会となります。
時間は十分に用意されているので、ランニングで体力をつけたい方はぜひチャレンジしてみましょう。
画像出典・参考:びわ湖マラソン2023【公式】
素敵な土地に移住してランニングを楽しもう!
ランニングには、心身両面で良い影響があるとされています。移住先で走ることにより、環境や景色を楽しむことでより心がリフレッシュされます。また、家族との時間を共有しより親密になれるなどのメリットもあるでしょう。
走る環境が整っており、快適に走れるような素敵な移住先を見つけましょう。