北名古屋市は愛知県の北西部に位置し、2006年に西春日井郡師勝町と西春町の合併により誕生しました。名古屋市へのアクセスの良さからベッドタウンとして栄えた街で、現在でも多くの人が名古屋市へ通勤・通学しています。最近ではお洒落なカフェが増え、また地域活性化の一環で街中にモニュメントやアートが設置されており、人気はますます高まっています。
そんな北名古屋市は都会過ぎず、田舎過ぎず、暮らしやすい街なので、移住先に選ぶ人も増えてきました。この記事では北名古屋市の魅力やおすすめのエリア、デメリットについて紹介しますので、移住を検討している人はぜひ参考にしてください。
北名古屋市が移住先として人気の理由3選
北名古屋市の魅力は、交通アクセスの良さです。ここでは3つに絞って紹介します。
名古屋市都心部まで電車で約10分でアクセス可能
1つ目の人気の理由は、名古屋市都市部までのアクセスの良さ。北名古屋市には名鉄犬山線が走っており、北名古屋市南部にある西春駅から名鉄名古屋駅までは、準急・特急を利用すると約10分という早さで着きます。
都市部から地方へ移住するにあたり、交通アクセスの良さは特に気になるポイントではないでしょうか。地方だと車があった方が便利ですが、急に準備することは難しいと思います。地方に住みながら気軽に都市部に行けると安心ですよね。名古屋市へ通勤する人や在宅ワークが多い人など、働き方を問わずおすすめできるポイントです。
県営名古屋空港へバスで約20分でアクセス可能
愛知県にある2つの空港のうちの1つ、県営名古屋空港までは西春駅からバス1本でアクセスが可能です。コロナの緊張も少しずつ和らぎ、旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。飛行機を利用するとなると搭乗時間に余裕を持っていく必要があるので、バス1本で行けるのは嬉しいですよね。
県営名古屋空港からは青森や高知、熊本など、国内でも地方都市への運行があります。同じ地方都市でも場所によって文化や特産品が違うので、ぜひ県営名古屋空港を利用し、いろんな地方へ足を運んでみてくださいね。
高速道路が市域を囲み車移動のアクセスが良い
北名古屋市は四方を高速道路で囲まれているので、電車だけでなく車での移動も便利なのが魅力のひとつ。入り口もたくさんあるので、高速へ乗るのもスムーズです。
愛知県といえば2022年にジブリパークがオープンし、大きな話題になりました。ジブリ映画の世界観を繊細に表現されたパークは、どこも魅力的です。北名古屋市からジブリパークへは車で約40分で行けるので、移住後はぜひ愛知県内のいろんな街へ出かけてみてください。
北名古屋市移住のデメリット3選
名古屋市までのアクセスの良さや車の利用のしやすさなど、交通の便がいい北名古屋市ですが、都市部とは違う地方ならではのデメリットもあります。移住を検討する時はデメリットも踏まえて検討しましょう。
首都圏と比較すると電車の本数が少ない
少し待っていれば電車が来る都市部と違い、電車の本数はあまり多くありません。朝や夕方は比較的増えますが、それ以外の時間帯を利用するときには注意が必要です。事前に時刻表で確認しておきましょう。
また、北名古屋市を走る電車は名鉄犬山線のみなので、通勤時間には多くの人が利用します。人の多さが苦手で移住を検討する人も多いですが、都市部と同様、朝の時間は利用客が多いので、電車通勤する人は移住する前に一度滞在してみるのがおすすめです。
車の交通量が多く渋滞が発生しやすい
電車を利用しての名古屋へのアクセスはいいですが、やはり車を持っていた方が行動範囲は広がり、生活しやすいです。しかし、車を利用する人が多い北名古屋市では交通量が多く、時間帯によっては渋滞が発生します。特に朝の通勤時間と週末の昼間は車が多いので、車で移動する場合は時間に余裕を持って移動しましょう。
名古屋市のベッドタウンであり市内は栄えていない
冒頭でも書いたように、北名古屋市はそのアクセスの良さからベッドタウンとして栄えた街です。そのため、北名古屋市内にあまり観光スポットは多くなく、都市部から移住してくると少し物足りなく感じるかもしれません。
しかし、スーパーやコンビニがあり、普段生活する分には便利な街なので、平日は市内でのんびりとした暮らしを味わいつつ、週末出かけるというスタイルがおすすめです。
北名古屋市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
移住する際に気になるのが初期費用や引越し費用ですよね。北名古屋市では移住者向けの支援やサービスがあるので、自分に適用されるかどうか事前に確認しておきましょう。
首都圏在住者向け就業者移住支援事業
首都圏から北名古屋市への移住を検討している人におすすめの支援です。これは東京に集中している人口の分散と、北名古屋市への転入を促進することを目的としており、一定の条件を満たした人は単身で60万円、世帯で100万円の支援金を受け取れます。
交通費や住居の初期費用が十分賄える額だと思うので、詳細は北名古屋市のホームページで確認してみてください。申請期間が転入後3ヶ月〜1年と決められているので、申請するときは注意しましょう。
住宅用地球温暖化対策設備設置費補助金
近年地球の温暖化対策として省エネ設備が推奨されていますが、北名古屋市では創エネ・省エネ・蓄エネを促進しており、採用する設備によって4万円〜9万円の補助金を申請できます。これは年度によって補助金額が設定されており、申請が多くなると補助金は無くなってしまうので、詳細を確認後は早めに申請しましょう。
民間木造住宅耐震改修費補助
新築物件も人気ですが、最近では中古住宅を自分の好みにリフォームしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そんな人におすすめなのが、耐震改修工事費の一部を補助してもらえる制度です。これは無料の耐震診断を受けて危険と判断された住宅に対してのみ適用されるので、リフォームする前に施工業者と打ち合わせをしましょう。
これは住宅用地球温暖化対策設備設置費補助金と同様、年度によって補助金額が設定されているので、早めに申請することをおすすめします。また、耐震工事を行う前の申請が必要なので注意しましょう。
北名古屋市移住でおすすめのエリア3選
徒歩圏内で全て済ませたい人、通勤のしやすさを重視したい人など、移住後にしたい生活スタイルは人それぞれですよね。ここではニーズに合ったエリアを3つ紹介します。
名古屋に通勤通学するなら地下鉄まで徒歩圏内の「南部エリア」
特に都市部から移住してくる人の中には、交通アクセスの良さを重視したい人も多いと思います。北名古屋市でも南部エリアは名古屋に隣接しており、地下鉄の通る上小田井駅までは歩いて行けるので、名古屋に通勤・通学する人におすすめです。
また、上小田井駅から歩いて5分のところにはMozo（モゾ）ワンダーシティという大きなショッピングモールもあるので、徒歩圏内で買い物ができるのは嬉しいですよね。週末には多くの人が訪れますが、交通渋滞を気にすることなく行けるのもポイントです。
徒歩圏内で便利に暮らしたいなら「西春駅周辺エリア」
主に徒歩で生活したい人には西春駅周辺のエリアがおすすめです。初めての場所だと土地勘もないので、買い物や病院などなるべく近くで済ませたいですよね。西春駅の周りにはスーパーやコンビニ、銀行が集まっており、車や電車を利用しなくても生活ができるのでとても便利です。
最近ではおしゃれなカフェやレストランもオープンしているので、新しいお店の開拓をしたり、お気に入りのお店を探すのもおすすめ。愛知県といえばモーニング文化なので、ぜひいろいろなお店を回ってみてください。
落ち着いた環境で暮らしたいなら「徳重・名古屋芸大駅周辺エリア」
徳重・名古屋芸大駅周辺は駅の名前の通り、東西に二つの名古屋芸術大学のキャンパスがあり、ゆったりとした雰囲気が特徴です。駅の北側には川が流れ、散歩道として整備されているので、天気がいい日には散歩をしながら自然を味わうのはいかがでしょうか。
また、大学がある街らしく、飲食店も多くあります。チェーン店ではない個人で経営しているカフェもあるので、街歩きを楽しみつつ、カフェ巡りをするのもおすすめです。
北名古屋市の情報を収集する際に便利なサイト3選
ここまで北名古屋市の魅力やおすすめのエリアを紹介しましたが、移住前にはもっと詳しい情報が知りたいですよね。ここでは事前に街のことが知れるサイトや、移住後も使えるおすすめのサイトを紹介します。
itot 北名古屋市のエリアガイド
北名古屋市にある施設をカテゴリーごとに掲載しているサイトです。現在掲載数はあまり多くありませんが、今後は医療機関や公共施設など増えていくと思うので、ぜひチェックしてみてください。
https://itot.jp/23234/
マーケットピア（北名古屋市のスーパー）
主に北名古屋市内にあるショッピングストアについての情報が知れるサイトです。ドラッグストアやホームセンターはもちろん、カーディーラーも検索できるので、車を持って移住する人や車の購入を考えている人は、知っていると何かあっても安心です。
https://www.homemate-research-supermarket.com/23234/
愛知県北名古屋市 – Yahoo!くらし
主に移住後の手続きや公共施設、病院の情報が知れるサイトです。特に手続きのページでは、検索に時間がかかりそうなマイナンバーや住民票、ゴミの出し方など簡単に詳細ページへ行けるので、移住前後に活用できます。
https://kurashi.yahoo.co.jp/aichi/23234
北名古屋市の魅力を知って移住を検討しよう
名古屋市へのアクセスが良く、便利さと地方らしさを兼ね備えた北名古屋市。地方には行きたいけど都市部での生活も捨てがたいという人におすすめの街です。ぜひこの記事を参考に、移住先として北名古屋市を検討してみてくださいね。
