日本で2番目に大きい湖である霞ヶ浦と、研究学園都市で有名なつくば市に挟まれた茨城県土浦市は、東京へのアクセスが意外と良く、生活コストも抑えられる移住先としてとてもおすすめです!土浦市内の住む場所によって便利な街なかでの生活と、大自然に囲まれた田舎暮らしの両方を体験でき、東京に近いことからも多くの方の移住ニーズに応えられる移住先といえるでしょう。
土浦市はなぜ移住先としておすすめなのか?人気の理由や移住の際の注意点、おすすめのエリアや手厚い移住支援など、土浦市移住に必要な情報をあますことなく紹介します!少しでも土浦市移住に興味を持たれた方は、ぜひ移住を検討しましょう!
土浦市が移住先として人気の理由3選
まずは、土浦市が移住先として人気の理由を見ていきましょう。多くの方が土浦市を移住先として選ぶ理由がよくわかるかと思います。
家賃が東京都心の半分程度である
移住の目的として、生活コストを下げるためであることがよく挙げられます。土浦市の家賃は東京都心の半分程度まで抑えることができ、この点が人気の理由の1つといえるでしょう。
ワンルーム | 1LDK/2K/2DK | 2LDK/3K/3DK | |
---|---|---|---|
新宿区 | 7.9万円 | 15.5万円 | 23.3万円 |
渋谷区 | 9.5万円 | 18.3万円 | 28.9万円 |
中央区 | 9.5万円 | 17.0万円 | 24.0万円 |
港区 | 10.9万円 | 20.4万円 | 30.0万円 |
土浦市 | 5.3万円 | 6.8万円 | 8.1万円 |
表を見ればわかるように、家賃が東京都心エリアの半分程度となり一気に生活コストを下げられます。部屋数が多くなるほど差が大きくなり、2LDK以上だと東京の3分の1の家賃で生活が可能です。
もちろん地方なので家賃が安くなるのは当然ですが、東京へのアクセスの良さも考えると、土浦市は非常にコスパのいい移住先といえるかもしれませんね。
東京まで1時間以内でアクセス可能
意外と近い?と皆さん驚かれるのが、東京駅までのアクセスが1時間以内ということです。住環境の良さや生活コストの安さと合わせて、このアクセスの良さも人気の理由といえます。
JR常磐線の土浦駅から、特急「ひたち」もしくは「ときわ」に乗れば東京駅まで最速1時間以内で移動でき、上野駅ならなんと約40分という短時間でアクセス可能です!リモートワークが盛んとはいえ、移住後も定期的に東京のオフィスへ出向く必要があるかもしれません。また、移住といえど東京との接点は保ちたいという人も多く、都内で大きな買い物やイベントなどに参加する場合、これくらいの距離感であれば移動のストレスも少なくすみます。
地方でのんびりした田舎暮らしを満喫しながら、いざというときに東京駅まで1時間以内でアクセス可能であることが、土浦市移住の人気の理由であり大きな強みなのです。
観光スポットが多い
自然豊かで歴史もある土浦市には数多くの観光スポットがあり、いろいろと楽しめることが人気の理由の1つといえるでしょう。いくつかの観光スポットを紹介しますので、土浦市移住へのイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか?
琵琶湖についで日本で2番目の大きな湖である「霞ヶ浦」では、遊覧船やクルージングを満喫でき、釣りスポットとしても有名です。室町時代に築かれた土浦城のある「亀城公園」は、市内の中心に近く歴史のシンボルとして多くの方に愛されています。
霞ヶ浦の湖岸沿いにある「霞ヶ浦総合公園」では、オランダ風車とともに、春に咲き誇る30,000本ものチューリップが見どころです。夏には日本3大花火大会である「土浦全国花火競技大会」が開催され、全国から見物客が訪れ夜空を美しく彩ります。
挙げればキリがないほど観光スポットやイベントが盛りだくさんで、退屈せず楽しい日常を送れることは、移住先として大きなメリットといえるかもしれませんね。
土浦市移住のデメリット3選
ここまでは土浦市移住の人気の理由を紹介しましたが、次はデメリットについて考えたいと思います。メリット・デメリット両方を知り、納得したうえで移住することが成功の秘訣です。こちらもぜひご覧ください!
車がないと移動が難しい
地方移住のデメリットとしてよくいわれるのが「生活に車が必要」ということです。土浦市も同様で、電車は走っていますが市内の一部しかカバーしておらず、車がなければ不便さを感じる可能性が高くなります。
ただ、中心駅である土浦駅周辺に住めば、市内を走る路線バスを利用しながらの生活は十分に可能です。車を所有することが望ましいのですが、どうしても無理な場合は生活に便利な土浦駅周辺に住むことをおすすめします。
都心と比較すると電車の本数が少ない
電車の本数も都心と比べると決して多くはありません。平日の上野方面の本数は、6時台のみ8本(うち特急3本)あるものの、ラッシュ時以外では1時間に4本程度となっております。
東京と比較して少ない本数ではありますが、全国的に見れば極端に少ないというわけではなく、15分に一回は電車が来る計算のため、そこまで気にする必要はないのかもしれません。ただし、「ひたち」や「ときわ」など特急に乗って東京へ行く場合、朝のラッシュ時を除けば1時間に1本程度であるため注意しましょう。
若者向けの娯楽施設が少ない
土浦市には観光スポットや公園が数多くあるものの、若者向けの娯楽施設はあまり多くありません。霞ヶ浦を中心とした自然が美しい土浦市ですから、そういった娯楽施設に力が入っていないのが現状です。
自然の中で遊ぶのもいいものですが、どうしても若者向けのテーマパークのような場所へ遊びに出かけたいのなら、隣のつくば市か電車で1時間の東京へ行って思いっきり遊びましょう。
土浦市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
せっかく移住するのだから、お得に利用できる補助金やサービス等があればぜひ活用したいものですよね。ここからは、土浦市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します!要件等がありますので、気になる方はリンク先URLをクリックして詳細をご覧ください。
わくわく茨城生活実現事業(移住支援金)
東京23区内に在住または通勤されている方が土浦市に移住し、移住支援金の対象とする就業先としてマッチングサイトに掲載している求人に就職した場合などに、最大100万円以上を支給する大変お得な支援制度です。
かなりお得な支援制度ですが、要件等がやや複雑なためここでは概要のみ紹介します。リンク先URLもご覧いただき、該当する方はぜひ活用しましょう。
<移住元の要件>
- 住民票を移す直前10年間のうち通算5年以上、東京23区に在住し、または東京圏(条件不利地域を除く)以外の地域に在住し、東京23区内へ通勤していたこと。
- 東京23区内の大学等へ通学し、東京23区内の企業等に就職した者については、通学期間を対象期間に含めることができる。
<就業・起業等の要件>
- 就業先が、都道府県が移住支援金の対象としてマッチングサイト「いばらき就職チャレンジナビ」に掲載している求人であること。
- 「プロフェッショナル人材事業」または「先導的人材マッチング事業」利用して就業し、本事業の要件すべてに該当すること。
- 茨城県が行う「地域課題解決型起業支援補助金」の交付決定を受けてから1年以内であること。
- テレワーク移住者で、所属先企業等からの命令でなく自己の意志により移住し、本市を生活の本拠とし、移住元での業務に引き続き従事すること。
- 本市に転入した日の3か月前までに、いばらきふるさと県民制度に登録していること。
<移住支援金の支給額>
- 2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同した場合、1人あたり30万円を加算 - 単身世帯 60万円
問い合わせ先:土浦市商工観光課 産業政策係
URL:https://www.city.tsuchiura.lg.jp/page/page015905.html
土浦市まちなか定住促進事業
新婚世帯または子育て世帯に対し、土浦市の中心市街地である土浦駅周辺に住宅取得または賃貸借に関する一定の補助をする支援制度です。空きビル等を住宅転用する際についても補助を実施しています。
土浦市内でもっとも利便性の高い土浦駅周辺に移住を検討されている、新婚世帯・子育て世帯の方にとって非常にお得な支援制度といえますので、該当する方は必ず申請しましょう。
<補助内容>
- 中心市街地エリア内の民間賃貸住宅に住み替える世帯
□月額家賃の2分の1以内(上限2万円)、最長3年間補助 - 中心市街地エリア内の住宅を購入・新築等をされる世帯
□住宅ローン(借入金)の3%(上限50万円) - 中心市街地エリア内の空きビル等を住宅に転用する場合
□住宅転用工事に係る経費の2分の1(上限50万円)
問い合わせ先:土浦市都市整備課 まちづくり推進室
URL:https://www.city.tsuchiura.lg.jp/page/page006310.html
土浦市結婚新生活支援事業
若者の結婚にともなう経済的負担を軽減するため、新婚世帯を対象に新生活のスタートに係る費用の一部を補助する支援制度です。新生活を土浦市ではじめようとしている方は、ぜひ活用しましょう。
<対象者>
- 婚姻届提出時点で、夫婦いずれも満39歳以下であること
- 夫婦の所得額の合計が400万未満であること
<補助対象費用>
- 引越業者または運送業者に支払った引越費用
- 住宅の賃貸初期費用のうち、敷金・礼金・仲介手数料
<補助金額>
- 1世帯あたり最大30万円(千円未満切り捨て)
問い合わせ先:土浦市こども政策課 こども企画係
URL:https://www.city.tsuchiura.lg.jp/page/page012116.html
土浦市移住でおすすめのエリア3選
実際に土浦市へ移住する際、具体的におすすめできるエリアはあるのでしょうか?ここからは、おすすめのエリアを3つ紹介します!理想とする移住生活に合わせて、住むエリアを検討しましょう。
東京にも意外と近く便利な暮らしをしたいなら「土浦駅周辺エリア」
東京に行く用事があり、地方生活でも便利な暮らしをしたい方は「土浦駅周辺エリア」を選びましょう!市役所もある中心地のため、スーパー・コンビニ・飲食店と、さまざまなお店があり土浦市内でもっとも生活に便利な場所といえます。
街のシンボルである「土浦城」がある亀城公園や霞ヶ浦へも近く、少し歩けば自然に触れられるので、利便性だけでなくホッと一息つける場所もたくさんです。
何より、土浦駅から東京駅まで1時間以内でアクセス可能なことから、東京を近くに感じながら移住生活を送れることが最大の強みといえるでしょう。
田舎暮らしを楽しみたいなら「北部エリア」
田舎暮らしを楽しみたい方は「北部エリア」をおすすめします!車が必須なエリアではありますが、田んぼと山に囲まれた田舎暮らしは、都会の喧騒とは無縁の落ち着いた暮らしが実現できるでしょう。
小町山にある「安らぎの森 朝日峠展望公園」からは土浦市を一望でき、絶好の夜景スポットとしても有名です。ドライブコースやハイキングコースもたくさんあり、なんとハンググライダーにもチャレンジできます。
また、常磐自動車道の「土浦北IC」があるので、実は車で東京へ直線に行けることも強みといえるかもしれません。
つくば市に行く機会が多いなら「南部エリア」
つくば市に行く機会が多い方は「南部エリア」がおすすめです!日本有数の研究学園都市であるつくば市には、さまざまな学術機関や研究機関はもちろん、おしゃれなお店やレストラン・カフェも多く、遊べる場所や観光スポットも多いことから非常に人気があります。
南部エリアであれば、国道354号線や県道55号線などを利用すれば短時間でつくば市にアクセス可能です。また、南部エリアは比較的のどかな田園風景が広がっておりますが、土浦市を縦断する国道6号線に比較的お店が多いため、それほど不便さを感じないかもしれません。大きな買い物であれば、「イオンモールつくば」へ行くのもいいでしょう。
土浦市の情報を収集する際に便利なサイト3選
もっと土浦市の情報を知りたい!という方に向けて、情報収集に便利なサイトも3つ紹介します。土浦市をさらに深く知るためにぜひ参考にしてください。
意外と近い!?つちうら
「意外と近い!?つちうら」は、移住希望者に向けて土浦市の利便性の高さをたくさん紹介してくれるプロモーションサイトです。例えば「自然」「文化施設」「市街地」「東京までの距離」など、どれも「意外と近くて便利」ということを、具体的な数字を示してわかりやすく説明してくれます。
土浦市の利便性の高さがよくわかるため、移住を検討されている方にぜひ最初に見ていただきたいサイトといえるでしょう。
意外と近い!?つちうら
URL:http://www.tsuchiura-pr.jp/page/dir000248.html
つちナビ!
「つちナビ!」は、土浦市の公共交通案内サイトとして、電車や路線バス、タクシーなど市内のさまざまな交通機関情報を一手にまとめている非常に便利なサイトです。
こちらのサイトを経由するだけで、路線バスの路線図や電車の時刻表・経路検索、タクシー会社の連絡先等、実用的な情報を簡単に入手できます。
かなり使い勝手のよいサイトなので、移住の際とても助けになるサイトといえるでしょう。
つちナビ!
URL:http://t-koutsu.jp/
土浦市観光協会
「土浦市観光協会」は土浦市公式観光サイトとして、たくさんある観光スポットを紹介してくれるサイトです。観光スポットが目白押しの土浦市ですから、グルメ情報や季節の祭などイベント情報も含め、ボリュームも多く見ているだけで楽しい気持ちになります。
移住後、休日にどこへ行って何をしようか?見ているだけでワクワクさせてくれるサイトです。ぜひチェックしましょう。
土浦市観光協会
URL:https://www.tsuchiura-kankou.jp/
土浦市の魅力を知って移住を検討しよう
土浦市は、東京まで1時間以内という好立地であり、有名な霞ヶ浦や花火競技大会など、多くの観光スポットやイベントが盛りだくさんです。住む場所によって便利な街なか生活から田舎暮らしまで、多くの方の移住ニーズを満たせる非常に珍しい移住先ともいえるでしょう。
土浦市移住へ興味のある方は、前向きに移住を検討してみてはいかがでしょうか?