三河湾に面した風光明媚な蒲郡市は、海や温泉が大好きで、のんびりしたいという方にとてもおすすめできる移住先です。温暖な気候と美しい海に囲まれた観光都市であり、サーフィンをはじめマリンスポーツやアクティビティが盛んで、市内に4つの温泉地もあることから、日常を忘れさせてくれるわくわく感を得ることができます。
今回は、蒲郡市が移住先として人気の理由やおすすめエリア、移住の際に利用できる支援金や情報収集のためのサイト、さらには知っておくべきデメリットまで移住に必要なありとあらゆる情報を紹介します!あなたも、愛知県内屈指の観光都市「蒲郡市」へ移住して、キラキラとした毎日を送ってみてはいかがでしょうか?
蒲郡市が移住先として人気の理由6選
まずは蒲郡市が移住先として人気の理由を6つ紹介します。蒲郡市のどのような点が人気なのでしょうか?ぜひご覧ください。
ホタルが生息しており幻想的な景色を見ることができる
自然も豊かな蒲郡市内には、ホタルの生息地もあります。初夏になると、市内を流れる尺地川などでホタル鑑賞が可能です。また、形原温泉で6月に開催される「あじさい祭り」の期間中には、周辺でゲンジボタルが見られます。写真撮影が好きな方や子どもに自然に触れさせたい方は、その時期に訪れてみると良いでしょう。
医療機関が充実しており安心して暮らすことができる
市内には、蒲郡市民病院や蒲郡厚生館病院、蒲郡市保健医療センターなどの大きな病院があるので、急病や大怪我をした際も安心です。他にも、小さなクリニックがたくさんあるので、持病があって通院が必要な方は、対象の科があるか調べてみると良いでしょう。小児科もあるので、小さな子どもがいる方も安心です。
東京と大阪どちらにも2時間程度でアクセスできる
蒲郡駅からは豊橋駅経由で、東京駅まで2時間前後で行くことが可能です。また、新大阪駅までは豊橋駅または三河安城駅経由で約1時間40分でアクセス可能です。どちらも短時間で行けるので、出張が多い方や、普段はリモートワークだが定期的に出社が必要な方、旅行好きの方におすすめです。
リゾート地として開発されている
蒲郡市は、箱根や熱海などと同じようにリゾート地として開発された観光都市です。テーマパークやヨットハーバー・レストランなどで構成される一大リゾート施設「ラグーナテンボス」や、西浦温泉・三谷温泉・形原温泉・蒲郡温泉といった4つの美しい温泉地を擁しております。そのため、市内全域で観光気分を味わえることが人気の理由といえるのです。
もちろん海の幸も豊富で、三河湾沖の深い海で獲れる新鮮な魚介類はここでしか食べられません。市内各所の海鮮市場も観光地として有名で、ぜひ一度は立ち寄りたいスポットの1つです。また、数多くの観光スポットがあり、特に全長387メートルの橋で陸地と結ばれている「竹島」は蒲郡市のシンボルとして、蒲郡屈指のパワースポットと呼ばれております。
美しい海に囲まれ自然の遺産も豊富な街である蒲郡市は、訪れる人に癒しと楽しみを届けてくれる素敵な移住先といえるでしょう。
サーフィンを楽しめる
三河湾に面した蒲郡市では、マリンスポーツやアクティビティが盛んに行われており、サーフィンを楽しめることが人気の理由の1つです。市内にあるいくつかのサーフショップではサーフィンに関する情報収集はもちろん、初心者向けスクールやボードのレンタルなども行っているので、これから始めたい初心者の方から上級者の方まで楽しめます。
また、サーフィン以外にもSUP(スタンドアップパドルボード)・シーカヤック・セーリングといったさまざまなアクティビティが楽しめるため、「海好き」の方であれば最高の移住先として充実した毎日を過ごせるでしょう。温泉地としても有名な蒲郡市ですから、サーフィンの後で温泉に入る、といった贅沢な時間もぜひ味わっていただきたいものですね。
温暖な気候で一年を過ごしやすい
蒲郡市は一年を通して温暖な気候が保たれており、過ごしやすい海辺の街であることも移住先として人気の理由といえます。冬場は雪が降ることがあっても積もることはほとんどありません。特に雨の日が少なく、年間を通して日照時間が多いことも特徴で、東京都や、蒲郡市と同じようにサーフィンが有名な神奈川県藤沢市と比較しても、圧倒的に日照時間が多いことがわかります。
蒲郡市、東京都、藤沢市 年ごとの平年値 主な要素
年間日照時間 | 年間気温 | 日最高気温 | 日最低気温 | |
蒲郡市 | 2218.5時間 | 16.3℃ | 20.5℃ | 12.5℃ |
東京都 | 1926.7時間 | 15.8℃ | 20.3℃ | 12.1℃ |
藤沢市 | 2096.9時間 | 16.2℃ | 20.2℃ | 12.6℃ |
過ごしやすい気候と日照時間の多さは、生活の質を大きく左右するものです。温暖な気候の蒲郡市は、穏やかな気持ちで日々を過ごせる移住先といえるでしょう。
蒲郡市移住のデメリット
海辺のリゾート都市である蒲郡市にはたくさんの魅力がありますが、移住先としてデメリットはないのでしょうか?ここからは蒲郡市移住のデメリットを3つ紹介します。デメリットも知っておくことが移住成功の秘訣です。必ず目を通しておきましょう。
大きなショッピングセンターがない
海と温泉のリゾート地として開発された蒲郡市には、大きなショッピングセンターがないことが1つ目のデメリットとして挙げられます。もちろん、生活に必要なものはすぐにそろいますが、休日の特別なショッピングとなると不便さを感じるかもしれません。
ただ、近隣の岡崎市にある東海地域最大級を誇る「イオンモール岡崎」へは電車を使い30分ほどで行くことが可能です。さらに、2023年春には蒲郡市の東にある豊川市に延床面積100,000㎡級の大型ショッピングモール「イオンモール豊川」もオープンするため、今後利便性は向上していくことが予想されます。
車がないと移動が困難
蒲郡市は公共交通機関があまり発達しておらず、車がないと移動が困難であることもデメリットの1つといえるかもしれません。市内にはJR東海道本線と名鉄蒲郡線がありますが、市域の海沿いを走っているため、山側へのアクセスは車がなければやはり不便です。市内を自由に動き回りたいのであれば車は不可欠といえます。
車を保有するには駐車場代が必要ですが、都会とちがい月々の駐車場代金も5,000円~7,000円程度と安く、大きな負担にはなりにくいので、可能であれば車での移動を検討しましょう。
都会のように就業できる職種が多くない
観光都市である蒲郡市は、都会のように就業できる仕事の種類が多くないこともデメリットといえるでしょう。観光産業や、農業・漁業などであれば仕事に困ることはなさそうですが、都市部に多いホワイトカラーの職種は少なくなっております。
ただ、現在はリモートワークが盛んで、テレワーク移住やフリーランスなど働く場所を選ばない方であれば問題ないため、これらに該当する方はぜひ前向きに移住を検討してみてはいかがでしょうか?
蒲郡市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
多くの自治体では、移住の際に利用できるお得な補助金や支援金・サービスなどを提供しており、蒲郡市も同様です。ここからは蒲郡市移住の際に利用できるお得な移住支援を3つ紹介します。要件等があるものの、該当する方はぜひご活用ください!
蒲郡市首都圏人材確保支援事業(移住支援金)
東京23区内の在住者または23区内への通勤者が蒲郡市に移住し、一定の条件を満たした場合に最大で100万円を支給する大変お得な支援制度です。支給要件が複雑なため、ここでは概要のみ紹介しますので、詳細は下記のリンクを参照してください。
<移住元に関する要件>
住民票を移す直前10年間のうち、通算5年以上かつ直近の1年以上、東京23区内に在住または東京圏(条件不利地域を除く)に在住し東京23区内へ通勤していた方。ただし、東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住しつつ、東京23区内の大学等へ通学し、東京23区内の企業等へ就職した方については、通学期間も本事業の移住元としての対象期間とすることができる。
<就職・起業に関する要件>
- 就業先が、愛知県が移住支援金の対象としてマッチングサイト「あいちUIJターン支援センターWebサイト」に掲載している求人であること。
- 転入日時点で満50歳以下であること。
- 「あいちスタートアップ創業支援事業」における「起業支援金」の交付決定を受けていること。
<支給額>
- 単身世帯 60万円
- 2人以上の世帯 100万円
問い合わせ先:蒲郡市産業政策課 商工労政担当
URL:https://www.city.gamagori.lg.jp/unit/sangyo/syutokenjinzaikakuho.html
空家リノベーション補助金
「蒲郡市空家・空き店舗バンク」に登録された物件を購入または賃借された方が、該当空家のリノベーション工事を行う場合の費用に対して補助金を交付する支援事業です。移住の際に空家を活用される方はぜひ活用しましょう。ただし、店舗は対象外なので注意してください。
<補助対象工事>
- 補助金の申請手続き後、交付決定通知を受けてから着手した工事
- 年度内に完了実績報告書を提出できる工事
- 住宅の外壁・屋根・床・内壁・天井の修繕や改修工事、給排水等設備の改修工事、テレワークを行うための通信環境整備工事など
<補助対象者(個人に限る)>
- 「蒲郡市空家・空き店舗バンク」に登録された空家であること(店舗は対象外)
- 事業者で行う工事または入居者が自ら資材を購入し行うDIY工事であること
- 1住宅(空家)につき1回限り
- 年度内に工事が完了すること
※補助金の交付決定前に工事に着手している場合は、補助対象外となるため注意してください。
<補助金額>
補助対象工事または資材購入費用(消費税除く)に対して上限一律30万円
下記の要件に該当する場合、最大20万円が加算されます。
1. 新生活スタート応援加算 10万円
市外からの移住、市内の借家からの住み替えや婚姻による住み替えの方。
2. 居住誘導区域内の空家の場合 10万円
居住誘導区域とは、「蒲郡市立地適正化計画」で示した居住誘導区域のこと。
問い合わせ先:蒲郡市建築住宅課 管理担当
URL:https://www.city.gamagori.lg.jp/unit/kenchiku/akiyarenovationhozyo.html
電動アシスト自転車購入費補助金
地球温暖化対策の一環として、電動アシスト自転車を新たに購入した方に対し補助金を交付する支援制度です。車やバイクから電動アシスト自転車に乗り換えて、エコで健康的な生活を目指してみてはいかでしょうか?予算の上限に達した時点で募集を終了するため、該当する方は早めに申請しましょう。
<対象となる電動アシスト自転車>
- 自ら使用する目的で購入するもの
- 蒲郡市内の店舗で購入するもの(中古品・転売品は対象外)
- 防犯登録を受け、かつTSマークが貼付されているもの
<補助金額>
上限1,500円とし、電動アシスト自転車本体購入価格(税込み)の3分の1(100円未満切り捨て)
<募集件数>
前期50件、後期50件(予算がなくなり次第終了)
問い合わせ先:蒲郡市環境清掃か 環境保全
URL:https://www.city.gamagori.lg.jp/unit/kankyo/dendou-assist-jitensha.html
蒲郡市移住でおすすめのエリア3選
ここまで蒲郡市移住の人気の理由やデメリットなどを紹介してきましたが、実際に移住する場合、どのようなエリアがおすすめなのでしょうか?風光明媚な観光都市、蒲郡市のおすすめエリアを3つ紹介します。実現したいライフスタイルに合わせて、ぜひ検討してみてください。
日常生活の利便性を諦めたくないなら「蒲郡駅周辺エリア」
移住先でも日常生活の利便性が高い場所に住みたい方は、「蒲郡駅周辺エリア」がおすすめです。
蒲郡市の中心駅であるため駅前が栄えており、ショッピングモール「アピタ蒲郡店」があることで日常生活に必要なものは一通り揃います。駅周辺には飲食店やコンビニも豊富にあるので、観光地でありながら普段の暮らしにとても便利といえるでしょう。
また、蒲郡駅から名古屋駅へは、快速や新快速などを利用すれば最短40分ほどでアクセスできるため、いざというときに名古屋市へ電車一本で行けることも強みです。さらに、蒲郡市の象徴ともいえる「竹島」も近く、「竹島水族館」や「生命の海科学館」といった観光施設も豊富であることから、充実した休日を過ごすこともできるでしょう。
海を満喫しながら生活利便性の高い場所をお探しの方は、ぜひ蒲郡駅周辺エリアを第一候補にしてみてはいかがでしょうか?
オーシャンビューの物件に住みたいなら「西浦駅周辺エリア」
おもいっきりオーシャンビューを楽しみたい方は、西浦半島の入口にある「西浦駅周辺エリア」を選びましょう。
まさに海のリゾート地といった西浦半島は、たくさんのビーチや観光施設があり、「非日常感」を常に味わえるエリアです。西浦半島の先端には、360度オーシャンビューを楽しめる「西浦温泉」もあり、海で遊んだ後に入る温泉は格別といえるでしょう。三河湾や渥美半島を一望できるロケーションは西浦温泉ならではの絶景です。
また、西浦半島はマリンスポーツのメッカとして有名で、さまざまなマリンスポーツ・アクティビティ、数多くのビーチでは海水浴や潮干狩りなどを楽しめます。常に海を感じて、海とともに生活したい!という方はぜひ西浦駅周辺エリアがおすすめです。
車移動中心なら「蒲郡IC周辺エリア」
普段は車を使って色々なところに出かけたいという方は、移動に便利な「蒲郡IC周辺エリア」はいかがでしょうか?
蒲郡市の山側に位置する蒲郡ICですが、「三河湾オレンジロード」を南下すれば一直線に「竹島」近くの海へ行くことができます。また、高速道路で名古屋市内へのアクセスもよく簡単に遠出できるため、頻繁に名古屋方面に用事がある方には便利な場所といえるでしょう。さらに、2023年オープンの大型商業施設「イオンモール豊川」へも、三河湾オレンジロードを北上し、途中で国道1号線を利用することでアクセスしやすいため、今後ますます便利になることが予想されます。
蒲郡市だけでなく、周辺を車で縦横無尽に移動しながら移住生活を楽しみたい方は、移動に便利な蒲郡IC周辺エリアを、ぜひおすすめします。
蒲郡市の情報を収集する際に便利なサイト3選
ここからは蒲郡市移住の際に役に立つ便利なサイトを3つ紹介します。どのサイトも蒲郡市の魅力を十分に知ることができますので、移住に興味がある方はぜひチェックしてみましょう。
いいじゃん蒲郡
「いいじゃん蒲郡」は、蒲郡市の移住定住促進サイトとして、蒲郡市の特徴や生活・子育て・教育など、移住希望者が知りたい身近な情報を提供しています。実際に移住した人のインタビュー記事もあり、これから移住を検討される方にとって有益な情報がたくさんあるため、最初に訪れたいサイトといえるでしょう。
特に、就業支援や移住支援のページはとても参考になります。文化や特産品、四季の風景など、蒲郡市を理解するために必ず目を通しておきましょう。
いいじゃん蒲郡
URL:https://www.city.gamagori.lg.jp/site/iijangamagori/
蒲郡市観光協会公式サイト「がまごおり、ナビ」
「がまごおり、ナビ」は、蒲郡市観光協会の公式サイトとして、蒲郡市の「楽しさ」や「癒し」「美しさ」を知ることができる素敵なサイトです。
海のレジャー・温泉など、休日を豊かにするとっておきの情報が満載で、リゾート地としての側面が強い蒲郡市ならではのグルメ・イベント・観光情報を網羅しております。閲覧しているだけで楽しい気持ちになれるので、こちらもぜひチェックしておきましょう。
がまごおり、ナビ
URL:https://www.gamagori.jp/
がまごおりじなる
「がまごおりじなる」は、蒲郡市のシティセールスサイトとして、さまざまな角度から蒲郡市の魅力を伝えるサイトです。常に情報が更新され、最新の蒲郡情報を「がまごおりじなる」として積極的に伝えております。
イベント情報やグルメ・文化活動など、地元の方々が積極的に発信しており、「蒲郡ならでは」の価値や魅力を知ることができる貴重なサイトといえるでしょう。地元の方々が発信する「生」の情報です。ぜひ一度訪れてみてください。
がまごおりじなる
URL:https://gamagoriginal.com/
蒲郡市の魅力を知って移住を検討しよう
海と温泉の観光都市・蒲郡市は、まさに「リゾート地」といった趣のある街です。都会の喧噪や満員電車に疲れた方は、思い切って美しい海に囲まれた蒲郡市に移住を検討されてみてはいかがでしょうか?
風光明媚な蒲郡市は、ぜひおすすめしたい移住先の1つといえるでしょう。