移住コラム

【宮城県】石巻市は石巻駅や東松島方面、綱地島周辺が人気!漁業がさかんで移住支援が充実した街

東北の中心地である宮城県は、近年移住人気が高まっています。その中でも石巻市は、仙台市からも電車やバスでアクセス可能でありながら、綱地島や田代島などの離島がある風光明媚な街として人気を集めています。
石巻市周辺には、豊かな漁場があるので海産物が豊富です。また、稲作がさかんなので、ササニシキやひとめぼれなどのお米が名産品となっています。2011年の東日本大震災で大きな被害を受けましたが、最近は駅前に商業施設が完成したり、魚市場がリニューアルされるなど、街の復興が進んでおり、移住を検討する人も増えています。
そこで今回は、石巻市への移住を考える人向けに、石巻市の魅力や移住する時の注意点、移住する時に使える制度や情報源を紹介します。

石巻市が移住先として人気の理由3選

海からみた鮎川港の様子

ここからは石巻市が移住先として人気の理由を3点紹介します。

日本有数の漁港があり新鮮な魚介類を食べることができる

石巻の東には、世界三大漁場の一つと言われる金華山沖があり、海産物が豊富に獲れます。そこで水揚げされる魚のなかでも金華サバは、全国的なブランド魚であり、特に有名です。また、牡蠣養殖がさかんであり、県内の約7割のシェアを占めています。他にも、東日本大震災後に再建された石巻魚市場は、延長875メートルあり「最も長い魚市場」としてギネス世界記録に認定されています。

多くの温泉地がある

あまり知られていませんが。石巻市内には温泉が点在しています。石巻市街地より旧北上川を北上した場所にある道の駅上品の郷ふたごの湯には、豊富な鉄分と塩分を含んだ天然温泉が湧いています。皮膚病や婦人病に効果があるとされており、特に女性におすすめです。また、石巻市北部には、築80年の歴史がある追分温泉があります。そこには、樹齢500年のカヤの木で造られた浴槽があり、趣深い雰囲気がある温泉です。他にも、石巻市街には、天然温泉元気の湯というスーパー銭湯があるので、定期的に湯船に浸かりたい人におすすめです。

移住支援が充実している

石巻市には、独自の移住支援制度があります。おためし移住制度を利用すれば、市内にあるお試し住宅に、最大7泊8日滞在費が無料となります。また、田舎でいきなり運転するのは不安という人のために、石巻市脱ペーパードライバー支援補助金があります。石巻市に転入、市内の自動車教習所でペーパードライバー教習を受講した人に対し、受講料が助成されるので、運転に自信が無くても安心です。

石巻市移住のデメリット3選

デメリットと書かれたカードの様子

石巻市への移住には、デメリットもあります。問題点も知ったうえで、移住するか検討してみましょう。

津波被害のリスクがある

石巻市は、2011年に発生した東日本大震災において、津波による大きな被害が出ました。津波の高さは約20mあったとされています。津波により沿岸部のみならず、市の中心部も浸水し、大きな被害が出ました。その時のような巨大津波は、今後も発生する可能性があります。東日本大震災の時の浸水域図がインターネットに公開されているので、移住を検討している方は、事前に確認してみることをおすすめします。また、住みたい場所の近くに、いざという時逃げられる高台があるか探しておくと良いでしょう。

都市部まで距離がある

石巻から仙台まで電車、高速道路、バスともに約1時間かかります。通勤可能な距離ですが時間がかかるので、都市部に頻繁に出たい人にとっては不便に感じるでしょう。東京へも鉄道と東北新幹線で最短で約3時間と、気軽に行ける距離ではありません。また、札幌や名古屋、大阪、広島、福岡と、各地方都市にアクセス可能な仙台空港までは約1時間を必要とするので、地方に出張が多い人も注意が必要です。

漁業や農業が主要産業であり就職が難しい

前述にもあったように石巻市は、周辺に豊かな漁場があるので、漁業がさかんです。また、旧北上川や北上川沿いの平地では、稲作がさかんに行われているなど、農業も主要産業の1つの街です。
しかし、企業の立地が少なく、求人が限られています。石巻港周辺には、日本製紙や宮城製粉、須江地区には冷凍食品で有名なマルハニチロや、産業用機器製造の富国工業などの大きな工場があるので、工場関係なら求人が見つかるかもしれません。

石巻市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

移住文字ブロック1の様子

移住をする際、石巻市ではどのような補助金・支援金、サービスがあるのでしょうか。ここからは代表的なものを3点紹介します。

移住支援金

石巻市内へのUIJターンを促進するため、東京圏から石巻市に移住し、石巻市内で就業又は起業しようとする方に対して支援金が交付されます。交付金額は、世帯の場合は1世帯につき100万円、単身の場合は1人につき60万円です。交付対象者は、移住等に関する要件と、就業する場合は就業に関する要件を、起業する場合は起業に関する要件を満たす必要があります。2人以上の世帯として支援金の交付を受ける場合は、世帯に関する要件を満たす必要があります。

詳しくは移住支援金募集要項をご確認ください。
移住支援金

定住促進住宅取得等補助金

石巻市外から移住する人向けに、石巻市独自の住宅に関する補助金もあります。市外から転入し、石巻市において住宅を取得若しくは改修する場合、補助対象経費の50%(最大で50万円)補助されます。

詳しくは石巻市ホームページをご確認ください。
石巻市定住促進住宅取得等補助金

石巻市空き家バンク

石巻の空き家バンクには、農地付きの空き家も登録されています。移住後に、農業を始めてみたい人に特におすすめです。地図上で、空き家バンクに出ている土地や物件がないか調べることも可能です。土地や物件を見つけたい人は、利用してみることをおすすめします。

詳しくは石巻市空き家バンクホームページをご確認ください。
石巻市空き家バンク

石巻市移住でおすすめのエリア3選

石巻市の様子

石巻市ではどのようなエリアが居住エリアとして人気なのでしょうか。3エリアをピックアップしましたので、ご紹介します。

商業施設や飲食店が充実している「石巻駅周辺エリア」

JR石巻線 石巻駅の様子

石巻駅周辺には飲食店や商業施設が沢山あります。駅の南側には、イオン石巻駅前店があり、買い物には困りません。また同じ建物内に、石巻市役所も入っているので、行政に関する手続きをする時も便利です。他にも、周辺には飲食店や居酒屋、バーなどがあるので、お酒を飲むのが好きな人におすすめです。

美しい海岸線や観光スポットが豊富な「東松島方面エリア」

奥松島の青い海と青い空の様子

隣の東松島市に隣接するエリアなら、奥松島と呼ばれる宮戸島などが近く、風光明媚な風景が楽しめます。また、市境を挟んですぐ隣には矢本海浜緑地という広い公園があります。ジョギングなど体を動かすのが好きな人におすすめです。他にも、エリア周辺にある石巻港には、工場や配送会社の営業所があるので、周辺で就職し、働きながら生活するには便利です。外食が多い人も、国道45号線沿いには多くの飲食店があるので安心です。

豊富な海の幸が魅力の「網地島周辺エリア」

どわみきさき灯台の様子

牡鹿半島の先には、いくつか離島があります。なかでも最西端にある網地島は、夏には網地白浜海水浴場が開設され、多くの観光客が訪れます。また閉校した小学校を改修し、民間の医療法人が運営する綱小医院があるので、病気や怪我をした時も安心です。
他にも、猫が多くいることで有名な田代島があります。近年では、マンガアイランドという猫の形をした一棟貸しの宿泊施設が人気を集めています。猫好きな人や、周辺の海で釣りを楽しみたい人におすすめです。

石巻市の情報を収集する際に便利なサイト3選

パソコンを操作する手元の様子

移住を検討する際、石巻市の情報はどのように収集したら良いかなかなかわからないですよね。ここからは石巻市の情報を収集する際に便利なサイトを3つピックアップしました。

いしのまきを選ぶ

石巻のサイトの様子
石巻市が開設する移住サイトです。移住支援や地域おこし協力隊の募集、空き家バンクに関する情報が充実しています。また、石巻ふるさとワーホリという一定期間石巻に住んで、就業体験をするプログラムの募集情報も掲載されています。ホタテ漁師体験や稲刈り体験など、あらゆるプログラムがあります。1〜3週間から体験できるので、休暇を利用して参加してみるのも良いでしょう。

いしのまきを選ぶ

みやぎ移住・交流ガイド

みやぎ移住・交流ガイドのサイトの様子
宮城県全体の移住に関するホームページです。各市町村の情報や、移住や就職に関する相談窓口が掲載されています。求人情報も地域を絞って検索可能です。石巻市に移住後に、就職先を探される人にも便利です。

みやぎ移住・交流ガイド

石巻観光協会

石巻観光協会のサイトの様子
石巻市の観光情報が掲載されているホームページです。観光スポットの他に、イベント情報も掲載されています。宿泊先情報もあるので、移住前に訪れる時に利用してみると良いでしょう。グルメ情報も充実しているので、移住後に行きたいお店を見つけるのに便利です。

石巻観光協会

石巻市の魅力を知って移住を検討しよう

石巻市の中心街の街並みの様子

石巻市は、海と山があるロケーションの良さや、魚介類や米などの食の豊かさ、移住支援制度が充実していることから、近年注目を集めるようになりました。
また石巻市は、仮面ライダーなどの作者である漫画家石ノ森章太郎のゆかりの地でもあります。旧北上川の中洲には、白いドーム屋根が特徴的な石ノ森萬画館があり、石巻市の象徴となっています。他にも、津波の避難場所になった日和山公園は、市内を一望することが可能な絶景スポットです。
一方、都市部と比べて利便性が優れず、買い物やお出かけには自家用車があった方が便利など、都会での生活と比較すると、不便に感じることも多いでしょう。
ですが、新鮮な魚介類や野菜で美味しい料理を作ったり、海沿いをウォーキングやジョギングしたりすれば、健康的で充実した生活が送れます。車で松島方面や温泉に行けば、休日の楽しみも増えて、生活が豊かになることでしょう。
メリット、デメリットは有りますが、移住先として検討したい方は、まずは石巻市を訪れてみることをお勧めします。自分に合うかどうか確認したうえで、ぴったりの物件を探してみてはいかがでしょうか。

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