移住コラム

【静岡県】富士山のお膝元・富士市に移住して癒しライフを送ろう!東京へのアクセスも抜群!

富士市

静岡県東部に位置する富士市は、その名の通り、富士山を間近に望める絶景の街です。
年間を通して温暖な気候で過ごしやすく、雪は滅多に降りません。

北には日本一高い富士山、南には日本一深い駿河湾、西には日本三大急流に数えられる富士川と、多様な自然に囲まれているのも富士市ならではです。
市内には公園も多く、スポーツやキャンプ、季節の花々の観察など、年代を問わず楽しむことができます。

また、富士市が、自然だけでなく交通アクセスが充実していることは意外と知られていません。
東京へは、新幹線の停車駅・新富士駅からこだまで約70分、車でも、東名・新東名高速道路の利用で約90分でアクセス可能です。
地方で生活しながらも、必要な時にはいつでも都心へ出られるため、便利で住みやすいと市民に好まれています。

今回は、そんな魅力たっぷりの富士市に移住するにあたってのメリットはもちろん、デメリットや住みやすいエリア、受けられる支援などを詳しく見ていきましょう。

富士市が移住先として人気の理由6選

人気
富士市と言えば富士山!ですが、実はそれ以外にも魅力が隠れています。
ここでは、富士市に住むメリットを3点見ていきましょう。

富士山の麓に位置し四季折々の富士山を楽しむことができる

富士市の最大の魅力は、やはり富士山です。
富士市では、歩いていても運転していても、市内のほぼ全域で雄大な富士山を見ることができます。
その美しさは、毎日見ている地元の人が絶賛するほどで、方角や季節、天候、時間帯によって見え方がガラッと変わるため、見飽きることがありません。

また、市内に点在する公園から富士山を眺めるのも、贅沢でおすすめです。
富士市内には、バラが咲き誇る「中央公園」や、市内を一望できる「岩本山公園」など、およそ180もの公園が整備され、市民の憩いの場となっています。

富士山と四季折々の花々との絶妙なコントラストを写真に収めてみてはいかがでしょうか?

東海道新幹線「新富士駅」があり首都圏へのアクセスが良い

意外と知られていない富士市の利点として、首都圏へ足を運びやすい点が挙げられます。
富士市には、新幹線の停車駅・新富士駅があり、東京へこだまで約70分、品川へは約55分でアクセス可能です。
通勤、通学に合わせて「モーニングシャトル」「ぐるっとふじ」といった便利なバスも運行されているため、新幹線を利用して首都圏へ通勤している人も多く見られます。

東名・新東名高速道路が通っているので、車での移動もスムーズです。

また、都心へのアクセスが抜群、かつ自然が豊かという好条件にもかかわらず、東京よりも家賃が月2~3万円ほど安いのも見逃せません。

ゆったりとした地方での暮らしに利便性も兼ね備えた富士市は、初めての地方移住にもおすすめの街です。

豊かな自然に囲まれておりリラックスできる

富士市の魅力は、富士山だけではありません。
南に駿河湾、西には日本三大急流の富士川を有する富士市では、山・海・川の多様な自然を楽しむことができます。

シラス漁で有名な「田子(たご)の浦港」周辺では、日本一とも称される新鮮なシラスを堪能するのはもちろん、「富士山ドラゴンタワー」から360°のパノラマを見渡すのもおすすめです。

ラフティングやパラグライダー、キャンプなど、自然を思う存分満喫できるアクティビティが豊富なのも、富士市の醍醐味と言えるでしょう。

また、富士市は海抜0メートルから富士山までを市域に持つため、標高差により採れる食べ物の種類もバラエティ豊かです。
シラス、お茶、キウイ、梨、ブルーベリーなど、豊富な自然の恵みをぜひ堪能してみてください。

富士山のおかげで水が美味しいのは言うまでもなく、水道水がそのまま飲めるのも嬉しいポイントです。

ほぼ全ての小学校区に地域まちづくりセンターがあり市役所のサービスを受けることができる

富士市内にあるほぼ全ての小学校区に地域まちづくりセンターがあります。そのため、市役所に行かなくてもさまざまな証明書の発行や、各種手続きの相談について行政窓口の紹介や連絡調整を受けることができます。また、センター内の施設を利用できるので、地域住民によるグループの活動場所にもなっています。地域グループでの活動に参加することで人脈を広げられますし、新しい趣味の発見にもつながるでしょう。

まちづくりセンターの仕事

コワーキングスペースが充実しておりテレワークで活用できる

富士市内にはコワーキングスペースが複数あり、テレワークの場所として活用できます。動画スタジオがある施設や24時間利用できる施設、看板猫がいるユニークな施設など、特徴はさまざまです。施設によっては副業や創業の相談に応じているところもあるので、移住後のライフスタイルを考える中でダブルワークや独立を検討している人はぜひ相談してみましょう。

市内のコワーキングスペース紹介

子育て支援や教育施設が充実している

富士市内には14か所の子育て支援センターがあり、子供だけではく、親同士の交流の場にもなっています。支援センターの利用料金は無料なので、まずは気軽に足を運んでみましょう。そのほかにも、働くお父さんお母さんが安心して子育てできることを目的としたファミリーサポートセンターや、授業終了後も仕事で帰れない家庭を対象とした放課後児童クラブなど、子育て世帯にとって嬉しい施設がたくさん完備されています。利用料金は施設によって異なりますが、これだけ手厚い支援を受けられるのは富士市ならではの取り組みです。

子育て

富士市移住のデメリット3選

デメリット
自然に囲まれ、交通アクセスもバツグンな富士市ですが、デメリットはないのでしょうか?
移住先を選ぶ際には、メリットだけでなくデメリットもしっかりと確認しておきましょう。

自然災害のリスクが高い

富士市に住む上で懸念しなければならないのは、災害のリスクが高い点です。

南海トラフ地震や東海地震のような大きな地震、津波、富士山の噴火、富士川の氾濫など、自然に囲まれているが故に、災害とは常に隣り合わせであることを理解しておきましょう。

富士市では、災害から身を守るための防災マップや避難マップ、富士山火災マップなどを完備しています。
危険な地帯や避難場所など、重要な災害情報が記されているので、定期的に確認し、日頃から災害に備えておきたいものですね。

参照:富士市 防災マップ

製紙工場の近くは臭いが気になる

富士山からの良質な水資源に恵まれている富士市は、製紙業とともに発展してきた街です。
静岡県の他の地域と比較して製紙工場が多いため、排気ガスや独特の臭いが漂うのはデメリットでもあります。

富士市外から移住してきた人の多くは、空気が悪く、工場の臭いが絶えずすると感じるようです。

喘息や気管支炎等がある方や、臭いに敏感な方は注意してください。
可能なら、どの程度の臭いなのかを確認しに、一度現地に行ってみるのもいいでしょう。

新幹線の新富士駅へは鉄道でアクセスできない

新幹線の停車駅があるのは優れたメリットですが、新幹線の新富士駅はJR富士駅と直結していないため、乗り換えができません。
このため、知らずに新幹線、または在来線を利用して、乗り換え時に混乱してしまう人も一定数見られます。

両駅は2㎞ほど離れているため、スムーズな乗り換えができないのは残念な点です。

しかし、両駅を結ぶ路線バスが運行しており、本数も1時間に2~3本と利用しやすくなっています。
あらかじめ時刻表をチェックしておくと、乗り換え時に焦らずに済みますね。

参照:富士駅⇔新富士駅 路線バス

富士市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

支援
富士市では、さまざまな移住支援プロジェクトが行われています。
新生活のスタートをスムーズにさせるために、どのような支援制度があるかチェックしておくと良いでしょう。

子育て世代は加算金もあり!移住就業支援補助金

東京圏から富士市に移住し、就業、または起業すると支払われる支援金です。
金額は、単身世帯で60万円、2人以上の世帯では100万円で、さらに18歳未満の子どもを帯同する場合は、子ども1人につき100万円が加算されます。

サイト内のリンクから、補助金交付対象に該当するかが事前に確認できるようになっているので、当てはまりそうな人はぜひチェックしてみてください。

参照:富士市 移住就業支援補助金

最大50万円を補助!テレワーク移住アシスト

テレワークの実施をきっかけに、東京圏から富士市に移住した人に対し、最大50万円を補助する制度です。
住宅取得費、住宅賃借費(2か月分)、引越費用、通勤費用(2か月分)が補助対象となります。

なお、富士市はテレワークの推進に力を入れており、市内各所には民間のコワーキング施設が豊富です。
現在テレワークをしている人は必見のサイトなので、移住前に目を通しておくといいでしょう。

参照:富士市 テレワーク移住アシスト
参照:富士市 市内のコワーキングスペース紹介

最大60万円!はぐくむFUJI富士市結婚新生活支援補助金

富士市では、令和4年1月1日以降に結婚した夫婦の住居費や引越費の一部を補助しています。
1世帯あたりの上限は、夫婦ともに39歳以下の場合は50万円、29歳以下の場合は60万円です。

前年度の所得が夫婦合算で400万円未満でなければならないという制限があるため、条件に当てはまるケースは少ないかもしれませんが、当てはまった場合は使い勝手のある補助金です。

※令和4年度事業は終了し、令和5年度事業については改めて掲載されます。なお、令和5年度事業の補助対象となる世帯は、令和5年3月1日以降に結婚した夫婦になる予定です。
また、補助対象となる所得要件は、夫婦合算で500万円未満に変更になります。

参照:富士市 はぐくむFUJI富士市結婚新生活支援補助金

富士市移住でおすすめのエリア3選

おすすめ
魅力溢れる富士市ですが、実際にどこに住むのがベストなのでしょうか?
富士市で人気のエリアを3箇所ピックアップしたので、エリア選びの参考にしてみてください!

毎日富士山を眺めたいなら「富士山ビューポイント設置エリア」

とにかく、富士山がきれいに見える地域に住みたい!という人にうってつけなのが、「富士山ビューポイント設置エリア」です。

「富士山ビューポイント」とは、過去の富士山百景写真コンテスト応募数で上位に入った撮影エリア10カ所を指します。

【富士山ビューポイント】

  • 岩本山公園
  • ふじのくに田子の浦みなと公園(田子の浦港西)
  • 富士西公園
  • 富士総合運動公園
  • 中央公園
  • 富士市役所屋上(ふじさんてらすMierula)
  • 東部市民プラザ
  • 富士山こどもの国
  • 富士川楽座(富士川地区(平地))
  • 新富士駅周辺

季節の花々と富士山、市街地と富士山、漁港と富士山……など、ポイントごとに全く異なった趣が感じられるので、ぜひお気に入りのポイントを見つけて思う存分富士山を堪能してみてはいかがでしょうか?

新幹線をよく利用するなら「新富士駅周辺エリア」

新幹線を利用して時々東京へ出かけたい、と考えているのなら、「新富士駅周辺エリア」が最適です。

新幹線に乗ってしまえば、東京までは約1時間のため、出かけるハードルがグッと下がります。

通勤することも十分可能な距離感で、通勤ラッシュ時の満員電車にもまれなくて住むため、富士市から通勤する方が気分的に楽だという声が、多くの通勤者から寄せられています。

また、付近には商店街、スーパー、コンビニ、ホームセンター、「イオンタウン富士南」などが揃っており、日常の買い物も大変便利です。

自然と便利な生活両方を手に入れたいなら「富士川駅周辺エリア」

自然の中でゆったりとした生活を送りたい人には、富士川の西側に位置する「富士川駅周辺エリア」が良いでしょう。
富士川駅周辺は、市街地と比較して静かで、公園や緑地などの自然が溢れています。

富士川の河川敷は整備が行き届いているので、自然の中で散歩やスポーツを楽しむのにはもってこいです。
また、河川敷では、毎年「ふじかわ夏まつり」が開催されます。雄大な富士山と清らかな富士川を花火が彩る様子は、見ごたえのある夏の風物詩です。

駅周辺には大型スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどがあるので、生活必需品の買い物にも困りません。

富士市の情報を収集する際に便利なサイト3選

便利サイト
富士市が気になってきたら、以下のサイトにぜひ目を通してみましょう。
富士市のことがより深く知れるので、情報収集にはかかせないサイトです。

富士市移住コトハジメ

富士市への移住・定住を応援する、富士市の公式ホームページです。
富士市の魅力や、移住・定住関連イベント、子育て支援や就労などの情報がまとまっており、このサイト1つで富士市移住に関する情報が一通り得られます。

富士市への移住を検討している人は必見のサイトです。

参照:富士市移住コトハジメ

ふじ応援部

「ふじ応援部」は、おすすめグルメ、素敵な人、街の歴史、暮らしやイベント情報など、富士市の魅力を市民目線で発信しています。

紹介されている情報は、養成講座を受講した知識豊富なメンバーによるものなので、富士市のコアな魅力がたっぷりと味わえることでしょう。

参照:ふじ応援部

富士じかん

街の基本情報からご当地グルメや観光スポット、祭やイベントに至るまでの幅広い情報を取り上げているサイトです。

四季折々の富士山の写真や、おすすめ撮影スポット情報も入手できるので、このサイトを隈なく読めば、富士市のことが丸分かりですよ!

参照:富士じかん

富士市の魅力を知って移住を検討しよう

移住
毎日富士山が眺められる富士市は、山・海・川の自然に身を置ける、癒しの街です。
それでいて首都圏へのアクセスも抜群のため、地方移住が初めてでも安心して生活が送れます。

ゆったりとした暮らしに憧れるけれど、都会的な利便性も捨てがたい……という人は、富士市への移住を検討してみてはいかがでしょうか?

※内容は2023年6月執筆時のものです。

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