移住コラム

【静岡県】子育て世代におすすめ!移住支援、子育て支援が充実している伊東市へ移住しよう!

都市部から地方への移住を検討する際、あまりにも都市部へのアクセスが悪いと、移住後の生活に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。静岡県の海沿いにある伊東市は、温暖で穏やかな気候でありながら、東京までのアクセスもよく、近年移住先として注目を集めている街です。

また、市内には伊東温泉があり、旅館だけでなく、リゾートホテルもある賑やかな観光地です。もちろん宿泊だけでなく日帰り温泉も楽しめるので、自然や温泉が好きな方には特におすすめです。

そんな伊東市は移住支援や子育て支援が充実しており、家族で移住する方もたくさんいます。のんびりとした環境で子どもと過ごす時間は都市部での生活と違い、とても穏やか。この記事では伊東市の魅力や住む上での注意点だけでなく、充実した移住支援についても解説していますので、移住前の活動や移住後の生活をイメージしながらご覧ください。

伊東市が移住先として人気の理由3選

松川遊歩道の夜景の様子

伊東市にはたくさんの魅力がありますが、ここでは過ごしやすい温暖な気候、東京まで約90分というアクセスの良さ、リゾートのような街並みの3つについてご紹介します。都市部では味わえない魅力ばかりなので、ぜひチェックしてみてください!

温暖な気候で暮らしやすい

伊東市は温暖で年間平均気温が17.4度と、1年を通して過ごしやすい気候の街です。伊東市に面している海は波が比較的穏やかであることから、サップやダイビングなど、マリンスポーツが楽しめるのも大きな魅力のひとつ。

また、海が近くて温暖な気候の伊東市は、新鮮な海鮮から野菜まで採れる、食材の宝庫です。特にみかんやオレンジなどの柑橘類の栽培が盛んで、市内にはたくさんの農園があります。シーズンには市内で果物狩りが楽しめますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

東京駅までは約90分でアクセス可能

伊東駅からJRで熱海駅まで行き、新幹線に乗り換えると、東京駅までのアクセスは約90分という短さ。また、特急踊り子号を利用すると、東京駅までは乗り換えもなく、約1時間50分でアクセスできます。都市部から地方に移住し、急に買い物できる場所が遠いと不便に感じますよね。伊東市内なら都内への通勤も可能なので、転職しないで移住ができるかもしれません。

伊東市から東京までは新幹線で片道¥4,070、特急踊り子号で片道¥3,890なので、週末のお出かけにも最適です。また、踊り子号を利用するとスカイウォークで有名な三島市や、伊豆にもアクセス可能なので、周辺の観光にもぜひ利用してみてください。

参考:特急踊り子号

リゾート施設が多く非日常感を味わうことができる

温泉で有名な伊東市には、伝統ある旅館の他にリゾート施設が多く、住みながら非日常感を味わえます。中にはグランピング施設が併設されているホテルや、スパが体験できるホテルなどがあり、自分がしたい過ごし方に合わせて選べられるのが嬉しいですね。

また、伊東市には星野リゾートが経営する「星野リゾート 界 アンジン」があり、全国からたくさんの人が訪れます。そのきめ細やかなサービスや、地域や季節に合わせて提供される料理から、一度は泊まってみたいと思う方も多いのではないでしょうか?アンジンではどの部屋もオーシャンビューになっており、海や船をモチーフにしたインテリアが置かれています。どこよりも贅沢な時間を味わえるので、自分へのご褒美や記念日などに利用していただきたいホテルです。

参考:星野リゾート 界 アンジン

伊東市移住のデメリット3選

交通渋滞をすり抜けるバイクの様子

魅力あふれる伊東市ですが、地方ならではのデメリットもあります。ここでは外食の高さ、公共交通機関の便の悪さ、道路の混み具合について解説します。移住後に「こんなはずじゃなかった」とならないよう、事前に確認しておきましょう。

観光地のため外食は単価が高くなる

伊東市は伊東温泉や伊豆温泉がある観光地なので、価格設定が観光客向けのお店が多く、どうしても単価が高くなります。少し食費を節約したいと考えている方は、外食の頻度を少なくするのがおすすめです。

お店で食事を楽しむのもいいですが、地元のスーパーや直産市で新鮮な食材を購入できるので、それらを使って調理するのはいかがですか?伊東市内には伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーと農産物直売所や、JAふじ伊豆いで湯っこ市場など、大きな直産市があります。毎朝農家さんから野菜が届くので、置いてある食材はどれも新鮮です。シンプルにとれたて野菜を塩胡椒で焼くだけでも美味しいので、ぜひ試してみてくださいね。

交通インフラが乏しく自家用車が必要になる

JRが通っている伊東市ですが、都市部と比較し、市内の交通インフラはあまり整っていません。JRは多い時間帯で1時間に5本、通勤時間である6時から8時でも1時間に2本なので、通勤や通学で利用する際は乗り遅れがないよう、注意が必要です。バスだと路線によっては2時間に1本の路線もあるので、伊東市に移住する際は自家用車が欲しくなります。

車を持つとガソリン代や駐車場代、車検など維持費がかかりますが、駐車場代は安いので大きな負担にはなりません。また。伊東市は自然も多いので、気候がいい日のドライブは良い気分転換になるでしょう。伊東市への移住を検討している方は、一緒に車の購入も検討してみてくださいね。

土日祝日は道路が渋滞することが多い

公共交通機関があまり整っていないため自動車の所有率が高く、また観光客も多く訪れることから、週末や祝日には渋滞が発生します。特に主要道路である国道135号線は渋滞が発生しやすいのです。週末や祝日は移動する時間を工夫し、渋滞しやすい時間帯を避けた方がよいかもしれません。

伊東市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

ライフプランニングを考える様子

「ほどよい伊東」をコンセプトに移住・定住を促進している伊東市には、住居に関する補助金や、移住の下見に利用できる宿泊補助金など、たくさんのサポートがあります。ここでは厳選して3つご紹介しますので、どんな補助金を受けられるのか確認しておきましょう。

子育て世代は加算金もあり!伊東市移住就業支援事業補助金

東京23区在住者、または東京圏に住居があり、東京23区へ通勤している方が伊東市へ移住した際、就業支援として補助金が受けられる制度です。一定の要件を満たす必要があるので、詳細はホームページにてご確認ください。受け取れる補助金は下記のとおりです。

【支給額】
単身での移住:60万円
2人以上の世帯での移住:100万円
※18歳未満の世帯員を帯同しての移住

  • 令和5年3月31日以前の移住者は、18歳未満の者1人につき30万円を加算
  • 令和5年4月1日以降の移住者は、18歳未満の者一人につき100万円を加算

参考:伊東市移住就業支援事業補助金

1年度につき最大10万円!移住者住宅資金貸付金利補助金

伊東市への移住者が市内に住宅を取得する際に、金融機関から借り入れた移住者向け住宅ローンの利子額に対し、補助金が受け取れる制度です。対象は住宅ローンを借り入れて住宅を購入し、当該物件を住所地として伊東市へ移住した方で、かつ補給金の申請日において、45歳未満かつ移住後3年以内の方です。

都市部から地方へ移住する方の中には、戸建住宅を検討されている方も多いのではないでしょうか?地方は都市部と比較して土地代はあまり高くないので、ぜひこの制度を利用して、戸建住宅の購入を前向きに検討しましょう。

【補給金額】

  • 補給対象経費の2分の1以内とし、1年度につき10万円を上限
  • 補給金は通算して5年間(60月分)を限度とし、通算50万円を上限

参考:伊東市移住者住宅資金貸付金利子補給金

一泊につき最大3,000円!お試し移住支援事業補助金

伊東市への移住を検討している人が、移住の下見を目的として伊東市に滞在する場合に、滞在にかかる宿泊費用の一部が補助される制度です。移住は大きな決断なので、一度ではなく複数回訪れたいですよね。しかし、宿泊費は懸念点のひとつだと思います。この制度を利用することで経済的、精神的にもゆとりが出ると思うので、ぜひ活用しましょう。

【補助金額】
補助対象者と同行者(3名以内)が伊東市内の宿泊施設において宿泊に要した経費で、対象経費の2分の1以内(1泊に付き上限3,000円)。
※同一年度中に10泊分まで
※同行者は同一世帯の方に限る。

参考:伊東市お試し移住支援事業補助金

伊東市移住でおすすめのエリア3選

大室山山頂に向かうリフトの様子

伊東市はそれぞれのエリアによって特徴が異なります。ここでは「宇佐美地区」、「市街地地区」、「小室地区」の3つをご紹介しますので、どこが自分に合っているか、イメージしながらご覧ください。

リゾート気分を楽しみたいなら「宇佐美地区」

伊東市の北部に位置する宇佐美地区は海にも山にも近く、どこか懐かしさの残る街です。夏には海水浴場が賑わい、サーフィンや海釣りも楽しむことができるので、リゾート気分を味わいたい方におすすめ。街の西側にある山にはハイキングコースが完備されており、大人から子どもまで、手軽に軽登山を楽しめます。また、沼津や東京へのアクセスもいいので、伊東市外に通勤する方にも便利です。

徒歩圏内で便利に暮らしたいなら「市街地地区」

JR伊東駅を中心とする市街地地区は、コンパクトなエリアの中に商店や住宅地、温泉施設が集まっており、便利に暮らしたい方へおすすめの街です。特に伊東温泉の温泉施設の多くは伊東駅周辺に集まっているので、手軽にいろんな温泉を味わえるのが嬉しいですよね。市街地に坂道はほとんどなく、平坦な場所にお店が集まっているので、車がなくても不便をあまり感じないでしょう。

買い物に便利で子育て世代に人気の場所で暮らしたいなら「小室地区」

伊東市の中心部にある小室地区は、国道沿いに大型の店舗が並ぶ、生活する上で利便性の高い街です。エリア内にはアスレチックが置かれている広場があったり、観光リフトで展望台に行ける小室山があったり、家族で行けるお出かけスポットが多いのが魅力のひとつ。利便性がありながら自然も身近にあるので、子育て世代には特におすすめのエリアです。

伊東市の情報を収集する際に便利なサイト3選

カフェでリモートワークをする女性の様子

移住を検討する前に、伊東市はどんな街なのか、移住後にどんな生活ができるか気になりますよね。ここでは移住前の情報収集だけでなく、移住後も活用できるサイトを3つご紹介します。移住者のインタビューが見られるサイトもありますので、ぜひ参考にしてください。

伊東市移住定住サイト

サイト名の通り、伊東市への移住と定住に特化しているサイトで、移住者のインタビューや移住支援について掲載されているサイトです。また、Instagramには伊東市内の店舗情報が投稿されているので、移住後のお出かけにも活用できるでしょう。オンラインの移住相談もできるので、気軽に問い合わせてみてくださいね。

参考:国際観光温泉文化都市 伊東市移住定住サイト

伊豆・伊東観光ガイド

伊東市のグルメや観光スポット、イベント情報など、伊東市の観光に関する情報を幅広く知ることができるサイトです。伊東市観光のモデルケースのページには目的別や移動手段別にコースが掲載されており、いろんな角度から伊東市を観光できます。また、各カテゴリーのページには、エリア別や駐車場の有無などで絞り込めるようになっているので、自分にぴったりな情報を知ることができます。温泉宿も市内にはたくさんあるので、ぜひ活用して行きたい場所やお店をピックアップしてみてください。

参考:伊豆・伊東観光ガイド

移住・定住情報サイトゆとりすと静岡

伊東市だけでなく、静岡県全体の街を対象とした移住サイトです。主に就職関連や移住相談会のイベント情報が充実しており、オンラインや都市部でのイベントなど、自分に合ったイベント情報を知ることができます。また、東京と比較した静岡県の暮らしについてわかりやすくまとめてあるので、一目で環境の違いがわかり、移住後の暮らしを想像しやすくなっています。県や各自治体が行っている移住支援情報も掲載されているので、ぜひ比較しながら移住を検討してみてください。

参考:移住・定住情報サイトゆとりすと静岡

伊東市の魅力を知って移住を検討しよう

キッチンで子供と料理する家族の様子

過ごしやすい気候で、かつ東京へのアクセスも良い静岡県伊東市。移住支援や就労支援の他にも、子育て世代や若い世代の方が暮らしやすいよう、様々な支援制度が設けられています。特に子どもがいる家庭に対する支援が充実しており、18歳までの医療費の無償や預かり保育・学童保育の実施の他、子育てサロンや産婦の健康診断の実施など、両親も安心して過ごせる環境が整えられています。

中には「転入者の集団型子育て支援事業」という事業があり、孤立しがちな転入者の親子を対象に、市内の公共施設等で交流支援が受けられるので、移住後により早く馴染むことができます。また、その場で子育て経験者に不安や悩みを相談できるので、地元を離れて子育てをする方も安心ですよね。

自然がありつつ都市部へのアクセスがいいほどよい街、伊東市へ移住しませんか?結婚や出産でライフスタイルが変化しても、きっとのびのびと子育てができるでしょう。移住に少しでも興味を持った方は、ぜひ一度伊東市に足を運び、街の雰囲気を体験してみてくださいね!
参考:支援制度一覧

※内容は2023年6月執筆時のものです。

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