ジェットスキーは、高速で水上を駆け抜けるスリリングなスポーツです。その魅力に夢中になり、毎週末にジェットスキースポットへ出かけて行く人も多いでしょう。しかし、都心から頻繁に遠出すると交通費がかさみます。いっそ、海や湖のそばに移住したいと考える人もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、ジェットスキー移住のメリット、デメリット、おすすめの移住先について紹介します。ジェットスキー移住に興味のある人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
ジェットスキー移住の魅力3選
ここからは、ジェットスキー移住のメリットを3点紹介します。メリットを知って、移住後の生活を想像してみましょう。
居住費が抑えられジェットスキーにかけられる費用が増える
東京都心の中心部で一人暮らしの場合、家賃相場はワンルームや1Kでも約9万円です。しかし東京郊外や地方に行けば、安い家賃で居住可能です。例えば、藤沢や茅ヶ崎などの湘南エリアで、単身者向けの平均家賃相場は5〜6万円と、都心より3〜4万円も安くなります。浮いたお金でさらにジェットスキーを楽しむことが可能です。交通費も節約になるでしょう。
ジェットスキー仲間と深い関係性を構築できる
ジェットスキーが盛んな地域なら、同じ趣味を持つ人々との交流会やイベントが開催されることもあります。参加すれば、ジェットスキーに関する情報の共有も可能です。上手い人から学べば、ジェットスキーの技術も向上するかもしれません。また、仲間や友人ができれば、一緒に食事なども楽しめて、移住後も孤独を感じることなく過ごせるでしょう。
ジェットスキーを購入しても維持費が安い
ジェットスキーを購入すると、保管する維持費が発生します。保管方法は自宅で保管するか、ゲレンデ直結のマリーナやジェットショップや艇庫専門業者に預けるかの2通りです。自宅で保管する場合、倉庫やガレージが必要になります。都心ではそのような物件の家賃は高いですが、郊外に移住すれば家賃が下がるので、一軒家に住み倉庫やガレージを設置することも可能です。
ジェットスキー移住のデメリット3選
郊外や地方への移住には、デメリットもあります。問題点も知ったうえで、移住するか検討してみましょう。
海辺の街は日常の買い物に困ることがある
地域によっては、周辺に買い物スポットが少なく困る可能性があります。公共交通も少ない地域もあるので、自家用車を所有すれば生活に便利でしょう。また、買い物に行く回数が少なくて済むようにまとめ買いをするのもおすすめです。
場所によっては津波被害のリスクがある
海が近い場所だと、津波で浸水するリスクがあります。津波の想定到達時間や想定される高さを知って、避難のイメージトレーニングをしておきましょう。周辺に避難場所があるか、事前に確認することも大切です。
潮風で車が錆びることがある
海沿いの地域では、潮風による塩害に注意が必要です。塩害で特に深刻なのは、錆による被害です。屋外に放置していると、水上バイクや車、自転車などが錆びてしまう可能性があります。車庫や室内に入れるか、カバーで隠すなどの対策をしましょう。また、室外機や給湯器も塩害が故障の原因になります。水拭きするなどのメンテナンスをして長持ちするようにしましょう。
移住先を選ぶ際の注意点3選
移住先を選ぶにはいくつか注意点もあります。注意すべき点も知ったうえで、移住場所探しの参考にしましょう。
短期移住制度がある場合は体験して生活ができそうか判断する
移住する前に、住みたい地域が自分に合うか確認することは大切です。移住を検討している自治体があれば、移住体験ツアーやお試し住宅などの制度があるか調べてみましょう。来るまでの交通費や滞在費に補助金が出る自治体もあります。また、無料で滞在可能なお試し住宅もあるので、長期間滞在したい人におすすめです。
ハザードマップを確認しもしもの際に安全確保ができるか確認する
海沿いの地域には津波が来る可能性があります。また、川沿いは洪水、山沿いは土砂崩れのリスクがあります。移住先のハザードマップを必ず確認し、自然災害のリスクを知っておきましょう。また、いざという時逃げられる高台や避難場所も要チェックです。
地域コミュニティに参加し良好な関係性を構築する
移住ライフを楽しむには、地域コミュニティに溶け込むことが重要です。ジェットスキーなどの同じ趣味を持つコミュニティを探してみましょう。また、同世代の人が集まるイベントや人の集まるゲストハウスに顔を出すことをおすすめします。参加するうちに知り合いが増えて、気の合う人も見つかりやすくなるでしょう。他にも、ご近所付き合いをしたいなら自治会に入るのもおすすめです。清掃活動や回覧板を回すなどの活動も必要ですが、近所の人と仲良くなれば野菜をお裾分けしてもらえるかもしれません。
おすすめのジェットスキー移住先
ジェットスキー移住のメリットとデメリット、注意点が分かったところで、次に移住におすすめの街を紹介します。移住先候補探しの参考にしてみてください。
塩害がない淡水の「琵琶湖」でジェットスキーを楽しめる!滋賀県長浜市
琵琶湖の北東部に位置する長浜市は、レトロな建造物が立ち並ぶ観光地である他、琵琶湖に大きく面しているので、キャンプやマリンスポーツを楽しむ人も多く訪れる街です。奥琵琶湖で楽しめるジェットスキーは、淡水で海特有の塩気やベタつきが無いので人気です。長浜さいかち浜ではジェットスキーの全日本選手会も開かれるので、ジェットスキー好きの人の憧れの地の1つになっています。
詳しくは、長浜市の移住について解説した下記記事をご確認ください。
【滋賀県】長浜市は戦国時代の歴史・伝統文化・琵琶湖が自慢!移住先としてメリット・デメリットを紹介
東京23区からの移住人気ナンバー1!鵠沼海岸を有する神奈川県藤沢市
神奈川県中央部に位置する藤沢市は、湘南と呼ばれるエリアに位置する街の1つであり、ジェットスキーやサーフィンなどのマリンスポーツをしに多くの人が訪れます。また、都心までのアクセスが良く、新宿駅までは1時間前後、東京駅へは50分前後と、約1時間ほどで都心に出られます。都心へ通勤している人におすすめです。
詳しくは、藤沢市の移住について解説した下記記事をご確認ください。
藤沢市への移住はメリットがたくさん!人気急上昇中のワケを一挙ご紹介!
住みたい田舎ナンバー1の街でジェットスキーを楽しむ!千葉県いすみ市
「住みたい田舎」ベストランキング首都圏版の第1位に輝いたいすみ市は、房総半島に位置し、里山と海どちらもある自然が美しい街です。夷隅川河口近くの江東橋周辺には、「岬マリーン」や「房総マリーナ」などのマリンスポーツが楽しめる店があります。東京駅までは特急で約70分なので、通勤しながら週末はジェットスキーを楽しむ生活も夢ではないでしょう。海が眼前に広がるお試しの居住施設もあるので、移住するか悩んでいる人は利用をおすすめします。
詳しくは、いすみ市の移住について解説した下記記事をご確認ください。
【千葉県】いすみ市は「住みたい田舎」第1位の実力!移住先としての魅力を徹底解説
瀬戸内海をジェットスキーでツーリング!愛媛県今治市
瀬戸内海に面し、今治タオルと造船の街として知られる今治市は、ジェットスキーが楽しめるスポットが多くあるので人気を集めています。しまなみ街道周辺の大三島などの多島美が広がる海では、過去にジェットスキーの全国大会も開かれたこともあります。ジェットスキーに乗りながら、島と海の美しい風景を楽しめるでしょう。
詳しくは、今治市の移住について解説した下記記事をご確認ください。
【愛媛県】「住みたい田舎」全部門1位の今治市へ移住!しまなみ海道の絶景は必見!魅力を徹底解説!
開発が進むリゾート地!愛知県蒲郡市
三河湾に面する蒲郡市は、マリンスポーツもさかんです。特に西浦町周辺には、ジェットスキーがレンタル可能なお店やマリーナが沢山あります。また、西浦温泉・三谷温泉・形原温泉・蒲郡温泉といった4つの温泉地があるので、ジェットスキーを楽しんだ後は温泉に入って疲れを癒すのも良いでしょう。市内には蒲郡インターがあるので、車を所有していれば名古屋や豊橋などの周辺の街への移動も可能です。
詳しくは、蒲郡市の移住について解説した下記記事をご確認ください。
【愛知県】蒲郡市は海のレジャーと温泉が有名なリゾート地!その魅力を徹底紹介
ジェットスキー移住の魅力を知って移住を検討しよう
ジェットスキー場の周辺への移住には、居住費や交通費を節約してジェットスキーに費やすお金を増やしたり、ジェットスキー仲間がつくれるなどの多くの魅力があることが分かりました。ジェットスキーがさかんな地域は、海や湖などロケーションが良いので、遊ぶだけでなく見ていても癒されるでしょう。都心まで1時間前後で行ける街もあるので、平日は通勤しながら週末はジェットスキー生活が可能です。
一方、車がないと買い物に行けなかったり、津波のリスクがあるなど、不便に感じることも多いでしょう。潮風によって車や自転車が錆びる可能性があります。
ですが、交通費や家賃が安くなれば、その分ジェットスキーに費やしたり、他の趣味に使ったりして生活がより豊かになるでしょう。ジェットスキーの後は温泉に入ったり、ハイキングやマリンスポーツを楽しんだり、都心で生活していた時より充実して健康的な生活が送れるでしょう。集まりに参加すれば、新たなジェットスキー仲間がつくれるかもしれません。
ジェットスキー好きな人は、この記事を参考にジェットスキー移住を検討してみてはいかがでしょうか。
※内容は2023年7月執筆時のものです