移住コラム

【愛媛県】宇和島市は自然・歴史・食文化が魅力!宇和島藩10万石へ移住してじゃこ天と鯛めしを食べよう!

愛媛県宇和島市は、温暖な気候と風光明媚なリアス式海岸、充実した特産品による充実したグルメが特徴です。愛媛県南部を指す「南予地方」において中核都市としての役割をもち、商業施設や医療施設をはじめとした都市機能が充実していることも強みといえます。歴史が深く、かつて宇和島藩の中心地としてさまざまな文化が発展し、今もなお継承されていることは郷土の誇りといえるでしょう。

今回は、愛媛県宇和島市の移住先としてのメリット・デメリット、おすすめエリアを中心に、利用できるサービスや情報収集に便利なサイトを紹介します!

南予地方の中核都市として、自然・都市機能・歴史・食文化など魅力がたくさんの愛媛県宇和島市へ、ぜひあなたも移住を検討しましょう!

宇和島市移住の魅力/メリット3選

うわじま牛鬼まつりの牛鬼の様子

最初に、宇和島市移住の魅力やメリットを3つ紹介します!宇和島市のことをよく知らない方へ向けてわかりやすく解説しているので、まずはこちらをご覧ください。

海と山の自然が美しく気候も温暖で過ごしやすい

宇和島市は、愛媛県「南予地方」独特のリアス式海岸の海と山々に囲まれた自然が美しく、温暖な気候で過ごしやすいことが魅力でありメリットといえそうです。宇和島城天守などの高台から見下ろす景色はとても美しく、風光明媚という言葉がよく似合います。

黒潮の影響により気候も温暖で、JR宇和島駅前に背の高いワシントンヤシが植えられており「南国」を思わせる雰囲気がただようくらいです。実際に、年間平均気温は16.9℃と愛媛県内でもっとも高く1年を通して過ごしやすいといえるでしょう。

宇和島市は海と山が美しく温暖な気候が魅力です。南予地方独特の、のんびりした街の雰囲気を味わいながら、落ち着いた移住生活が送れそうですね。

漁業・養殖業が盛んでじゃこ天や鯛めしといった特産品やご当地グルメが充実している

四国有数の漁場である宇和海に面する宇和島市は、漁業・養殖業が盛んで、さまざまな特産品やご当地グルメが充実していることも魅力です。移住先の楽しみとして、ご当地グルメははずせません。その点、宇和島市は愛媛県内でも特に郷土料理やご当地グルメが充実しているといえるでしょう。

宇和島市は真鯛の養殖が日本一であり、新鮮な真鯛の刺し身を出汁・醤油と卵でいただく「宇和島鯛めし」は絶品です。「じゃこ天」も宇和島市の郷土料理として数多くの店が軒を連れね、本場の揚げたては宇和島市へ移住しなければ食べられません。

魚介類以外にも、愛媛県といえば誰もが思い浮かべる「みかん」の栽培も盛んです。宇和島市はグルメの街ともいえるくらい特産品やご当地グルメが充実しており、移住後に楽しめることは大きなメリットといえそうですね。

宇和島藩の藩庁が置かれ宇和島城・闘牛・牛鬼まつりといった歴史文化を感じられる

宇和島市はかつて宇和島藩10万石の藩庁が置かれ、宇和島城・闘牛・牛鬼まつりといった歴史文化を感じられることが大きな魅力といえるでしょう。

現在の宇和島市一帯は戦国時代に藤堂高虎が領主となりました。藤堂高虎は標高74メートルの高台に現存12天守の1つ「宇和島城」を築城し、現在も多くの観光客が訪れるランドマークとなっています。江戸時代になると伊達政宗の庶長子・伊達秀宗が初代宇和島藩主となり現在の宇和島市一帯はおおいに栄え、さまざまな文化が発達していきました。

江戸時代からつづく文化の1つとして、日本では珍しい「闘牛」が存在します。17世紀中頃にはじまった闘牛は現在もつづき、普段は大切に育てられている牛たちの晴れ舞台として、年4回大会が開催される宇和島市の一大イベントです。

毎年7月下旬の3日間に開催される「牛鬼まつり」は、宇和島市最大の祭りとして地元の方だけでなく四国中から多くの見物客が訪れます。「牛鬼」とは全長5~6mの山車のことで、鬼のような顔に長い首、赤い布やシュロでお覆われた牛の胴体といった独特な形をしており、この牛鬼が市内各地を練り歩く大迫力の祭りです。「ガイヤカーニバル」というダンスパレードや海上花火大会など、宇和島市においてもっとも熱い3日間といえるでしょう。

宇和島市は歴史文化がとても豊かです。宇和島市へ移住して、ぜひあなたもその歴史を感じながら、これらのイベントに参加してみませんか?

宇和島市移住で困ること/デメリット3選

高森山山頂からの風景の様子

つづいて、宇和島市移住で困ることやデメリットも紹介します!移住成功の秘訣は、デメリットを事前に把握しておくことといわれています。こちらもぜひご覧ください。

宇和島市より南には電車がなく生活に車が必須

宇和島市移住で困ることやデメリットとして、宇和島市より南には電車が走っておらず、生活に車が必須であることが挙げられます。宇和島市を走っているJR予讃線・JR予土線は、中心駅である「宇和島駅」が始発駅となっており、市域南部の宇和島市津島町や愛南町へ移動するには車が必要です。

路線バスが市内を走っているものの、範囲が限定されるうえ本数も少ないため決して便利とはいえません。車を所有するには維持費が必要ですが、月極駐車場代の相場は3,000円~7,000円程度と安いため、移住の際は車を購入した方がよさそうですね。

大学がないため進学するには市外へ出る必要がある

宇和島市は南予地方の中核都市として位置づけられており、商業施設や教育施設・医療施設などが充実し日常生活にはとても便利です。しかし、大学がないため進学するには市外へ出る必要があることはデメリットといえるでしょう。

以前は1つだけ短期大学があったものの、2019年度以降の学生の募集を停止しています。愛媛県内の主な大学は、高速道路または特急電車を利用して約1時間半の松山市内に集中しているため、毎日の通学はあまり現実的とはいえません。

子育て世帯の方は子どもが大学へ進学する際、松山市など市外に出る必要があることを事前に知っておきましょう。

沿岸部は地震の際に津波のリスクがある

宇和海に面している宇和島市は、地震の際に津波のリスクがあることもデメリットといえます。愛媛県が平成25年に公表した「愛媛県地震被害想定調査」によると、宇和島市には地震発生後約30分後に津波が到達し、最高で約10m水位が上昇すると想定されていることから最大限の警戒が必要です。

移住の際は必ずハザードマップを確認し、より被害の少ない場所を選んだほうがよいでしょう。幸い、宇和島市内は沿岸部から高台へは比較的短時間で移動が可能です。あらかじめ避難場所へのアクセス方法や到着までの時間も調べておき、日頃から防災意識を持つことがなにより大切といえそうですね。

参考:宇和島市総合防災マップ

宇和島市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

みまのコスモス畑の様子

ここからは、宇和島市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します!これらをうまく活用すれば、移住への負担を大きく減らせることが可能です。該当する方はぜひ活用しましょう。

東京圏からの移住で100万円以上支給!宇和島市移住支援金事業

東京23区(在住者または通勤者)から宇和島市へ移住した方に対し、一定の就業・起業要件を満たすことで最大100万円以上を支給するとてもお得な移住支援金です。要件等がやや複雑なため、詳細は下記のリンク先を参照してください。東京23区から移住しようと考えている方はぜひチェックしておきましょう。

【移住元の要件】

  • 宇和島市へ住民票を移す直前の10年間のうち通算5年以上、東京23区内に在住または、東京圏(条件不利地域をのぞく)に在住し東京23区内へ通勤していた方。
  • 宇和島市へ住民票を移す直前に、連続して1年以上東京23区内に在住または、東京圏(条件不利地域をのぞく)に在住し東京23区内に通勤していた方。
    ※東京圏に在住しつつ、東京23区内の大学等へ通学し東京23区内の企業等へ就職した場合は、通学期間も当該通勤期間とみなす。

【就業・起業等の要件(一部抜粋)】

  • 就業先が愛媛県求人マッチングサイト「あのこの愛媛」に掲載されている移住支援金対象求人であること。
  • 所属先企業等からの命令ではなく自己の意志により移住し、移住前の業務を引き続きおこなうテレワーカー。
  • 申請時において、愛媛県が交付する「起業支援金」の交付決定を1年以内に受けていること。
  • 宇和島市が定める「関係人口」に認定されていること。

【支援金の額】

  • 単身世帯 60万円
  • 2人以上の世帯 100万円
    ※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、1人につき30万円を加算。

参考:宇和島市移住支援金事業(東京23区から移住される方)
問い合わせ先:宇和島市企画課 移住定住推進室

移住元の要件なし!最大15万円支給!宇和島市移住・定住促進支援金事業

宇和島市移住支援金事業」では、東京圏からの移住という要件がありましたが、こちらは移住元の要件がない移住支援金事業です。より多くの方が対象となるため、要件を確認したうえで対象となる方は確実に申請しましょう。

【給付対象者】

  • Uターン者
    1. 市外に転出して1年以上在住したのち宇和島市に転入し、1年以内に就業した方。
    2. 令和3年3月1日以降に転入した方。
    3. 35歳以上65歳未満の方。
  • Iターン者
    1. 過去に宇和島市内に住所を有したことがない方で、転入後1年以内に就業した方。
    2. 令和3年3月1日以降に転入した方。
    3. 35歳以上65歳未満の方。

【補助金の額】

  • UIターン者共通
    単身世帯 10万円
    2人以上の世帯 15万円

参考:宇和島市移住・定住促進支援金事業
問い合わせ先:宇和島市企画課 移住定住推進室

参加費無料!宇和島市オーダーメイド型 移住体験ツアー

宇和島市への移住を検討している方向けに、地域住民との触れ合い等を通じて魅力や暮らしを体験してもらう、オーダーメイド型の移住体験ツアーを実施しています。気候風土・生活利便性・医療や教育環境など幅広い疑問に対し、現地を案内してもらうことで解消できる素敵なツアーです。興味のある方はぜひ参加しましょう。

【実施機関】

  • 第1期 令和5年7月1日(土曜日)~8月31日(木曜日)※受付終了
  • 第2期 令和6年1月4日(木曜日)~2月29日(木曜日)

【ツアー内容】
市内の見学先や体験内容などの行程は、参加者と事前にヒアリングをおこない決定していきます。

  • ツアー例:「空き家バンク見学」や「子育て関連施設等の見学」、「先輩移住者との交流」、「農林水産業体験」など。
  • ツアー日数の目安:2泊3日程度

【受付期間】

  • 第1期 令和5年4月28日(金曜日)~5月31日(水曜日)※受付終了
  • 第2期 令和5年10月2日(月曜日)~11月30日(木曜日)
    ※受付期間中でも予算の上限に達した場合は受付を終了

参考:宇和島市オーダーメイド型 移住体験ツアー
問い合わせ先:宇和島市企画課 移住定住推進室

宇和島市移住でおすすめのエリア3選

宇和島駅の様子

それでは、移住styleが厳選する宇和島市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!今回は個性のちがう3つのエリアをチョイスしました。叶えたいライフスタイルにあわせてぜひ検討してみてください。

市役所や宇和島城・総合病院もある中心地「宇和島駅周辺エリア」

まずは、市役所や宇和島城・総合病院もある中心地、JR予讃線・予土線「宇和島駅周辺エリア」をおすすめします!宇和島駅周辺は市の中心地として都市機能が充実しており、もっとも発展したエリアといえるでしょう。市役所はもちろん、愛媛県内でも有数の規模を誇る総合病院「市立宇和島病院」もあります。

「フジグラン北宇和」といった大型商業施設をはじめ、有名なチェーン店も一通りそろっており日常の買い物や食事に困ることはなく生活にとても便利です。また、中心地であるものの自然も美しく、九島大橋を渡れば風光明媚な「九島」へ簡単にアクセスできるので、都市生活を送りながら気軽に自然に触れられることも強みといえるでしょう。宇和島市最大の祭りである「牛鬼まつり」も宇和島駅周辺でおこなわれます。

宇和島市内で便利な都市生活を送りたい方は、宇和島駅周辺エリアを選びましょう。

歴史的な町並みが残る「津島町周辺エリア」

歴史的な町並みが残る「津島町周辺エリア」もおすすめです。宇和島市南部の津島町岩松地区は、江戸時代末期から昭和にかけて立てられた古い建物が当時のまま残されています。そこだけ時間が止まったような錯覚すら覚える、歴史的な町並みを身近に感じながら過ごす移住生活はとても有意義な時間といえるでしょう。

歴史的な町並みとともに豊かな自然も魅力です。市街地の中心を流れる「岩松川」は夏に天然のニホンウナギが泳ぎ回り、冬にはシロウオが遡上する数少ない環境保全された清流であり、地域のシンボルとされています。また、豊後水道に突き出た「由良半島」磯釣りのメッカとしても知られ、釣り好きの方にもおすすめです。

歴史的な町並みが残る静かな街で、豊かな自然を感じながら暮らしたい方は「津島町周辺エリア」を選んでみてはいかがでしょうか?

田園風景広がるのどかな田舎暮らし「三間IC周辺エリア」

田園風景が広がるのどかな田舎暮らしをしたい方は、松山自動車道「三間IC周辺エリア」がおすすめです!三間ICは内陸部の宇和島市三間町にあり、周辺は非常にのどかな田園風景が広がっています。愛媛県が誇るブランド米の1つ「三間米」の栽培地としても有名で、山に囲まれた盆地で美味しいお米を食べながら、のんびりとした田舎暮らしが可能です。内陸部にあるため、津波の心配がないことも強みといえるかもしれません。

車が必須のエリアではあるものの、「三間IC」から宇和島市中心部の「宇和島朝日IC」は無料区間となっており、わずか10分で行き来できるため日常生活においてもそれほど不便ではありません。三間ICを降りてすぐの「道の駅 みま」がもっとも人気のスポットとなっており、三間米を中心に特産品の販売や、レストランでは旬の地元食材を使用したランチバイキングもおこなわれています。

田園風景でのどかな田舎暮らしをしたい方は、ぜひ「三間IC周辺エリア」を選びましょう!

宇和島市の情報を収集する際に便利なサイト3選

宇和島城 上り立ち門の様子

最後に、宇和島市の情報を収集する際に便利なサイトを3つ紹介します!宇和島市をもっと知るために有益なサイトばかりです。ぜひ参考にしてみてください。

宇和島市 移住特設サイト うわじま住まい

「宇和島市 移住特設サイト うわじま住まい」は、宇和島市公式の移住定住ポータルサイトです。宇和島市の基本情報をはじめ、空き家バンク物件や求人情報、子育て・保育情報など、移住希望者がまず知りたい情報を紹介しています。「移住者の声」では実際に宇和島市へ移住した方のリアルな声が聞けるため、ぜひチェックしておきましょう。

月額15,000円程度で利用できる移住体験住宅も数多く紹介しているので、気になる方は利用してみてはいかがでしょうか?

参考:宇和島市 移住特設サイト うわじま住まい

うわじま観光ガイド

「うわじま観光ガイド」は、宇和島市観光情報センターが運営している観光サイトです。宇和島市の観光スポット・グルメ情報・イベント情報などを網羅しています。

宇和島市は、宇和島城や天赦園、和霊神社など見どころや観光スポットが非常に充実しているため、休日の遊びやお出かけに困ることはなさそうです。サイトを見ながらあなただけのお気に入りの場所を見つけましょう。「宇和島鯛めし」「じゃこ天」などの郷土料理店も要チェックです。

参考:うわじま観光ガイド

クーポン&ブログ情報サイトWeb Toku

「クーポン&ブログ情報サイトWeb Toku」は、宇和島市を中心に南予地方にあるさまざまなお店のお得な情報を発信しているサイトです。新店情報やクーポン情報をはじめ、街の小さなイベント情報までくまなく紹介してくれているので、地域でどのようなイベントがおこなわれているか、もれなく知れるためとても助かります。

サイト内にリンクされているYou Tubeチャンネルでは、南予地方の風景や宇和島城をはじめとする観光スポットが数多く公開されており、その映像美は必見です。宇和島市の身近な情報を知るためにも、ぜひチェックしておきたいサイトといえそうですね。

参考:クーポン&ブログ情報サイトWeb Toku

宇和島市の魅力を知って移住を検討しよう

宇和島城と城下町の風景の様子

愛媛県南予地方の中核都市として、自然・都市機能・歴史・食文化など多岐にわたる魅力があふれる宇和島市は、愛媛県内でも注目の移住先です。温暖な気候のもと、ゆったりとした移住生活が送れるでしょう。見どころも多く、宇和島鯛めし・じゃこ天などのご当地グルメもぜひ楽しみたいものですね。

愛媛県宇和島市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!

※内容は2023年8月執筆時のものです。

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