移住コラム

【高知県】四万十市へ移住して最後の清流「四万十川」で川遊びを楽しもう!最高のアウトドア体験が可能!

日本最後の清流といわれる「四万十川」の恵みを一身に受ける高知県四万十市は、その美しい清流と深い緑の自然に囲まれた移住先です。四万十川本流にはコンクリートなどで人工的に造られた護岸やダムなどなく、ありのままの自然の姿を残しています。増水時にはあえて川に沈むよう設計された各地の「沈下橋」などは、その象徴といえるかもしれません。今や希少なものとなった、日本の原風景ともいえる清流と里山の「四万十市」へ、ぜひ移住を検討してみませんか?

今回は、四万十市移住のメリットやデメリット、利用できる補助金や支援金、移住におすすめのエリアを中心にたくさんの魅力を紹介します!少しでも四万十市移住に興味のある方にとって必見の内容です。四万十川ではカヤックやラフティングをはじめ多くの川のレジャーが楽しめます。圧倒的な大自然のなか、ストレスフリーな移住生活を送りましょう!

四万十市移住の魅力/メリット3選

四万十川での川遊びの様子

まずは、四万十市移住の魅力やメリットについて紹介します!日本の原風景が色濃く残る四万十市で、四万十川の恵みを最大限に活かした移住生活を送りましょう。

渓谷や山を中心とした豊かな自然のなかで田舎暮らしができる

四万十市移住の最大の魅力は、なんといっても四万十川と山々を中心とした豊かな自然に囲まれて、おもいっきり田舎暮らしを満喫できることです。四万十市には美しい渓谷や深い緑の山々が広がり、四季折々の景色をどこよりも身近に感じながら日々の生活が送れます。各地に残る「沈下橋」は、その景色の美しさをより鮮明にする、四万十川流域独特の景観といえるでしょう。

都会では絶対に味わうことのできない自然に囲まれた日常生活は、過度なストレスとは無縁であり人間の本能が必要としている生き方といえるのではないでしょうか?四万十市での田舎暮らしは、あなたを悩ませる都会のストレスから開放される絶好のチャンスです。ぜひ、四万十川と目に優しい緑に囲まれて、のびのびとした移住生活を送りましょう。

四万十川ではカヤック・ラフティングといった多くの川のレジャーを楽しめる

四万十川でカヤックやラフティングをはじめとした多くの川のレジャーが楽しめることも、四万十市移住の魅力やメリットといえるでしょう。日本最後の清流・四万十川は、圧倒的な自然広がる絶景が自慢です。その絶景と透明度抜群の水質により、まさに日本トップクラスの「川遊びのメッカ」と呼ぶにふさわしい移住先といえます。ぜひ、その絶景のど真ん中で、大自然と一体となって川のレジャーを楽しみ尽くしましょう。

四万十川沿いには、カヌーやカヤック・SUP(スタンドアップパドルボード)などの初心者向けに、スクールや道具のレンタルをおこなっているショップがたくさんあります。そのため、初心者でも安心してはじめることが可能です。また、カヌーやカヤックなどのサークル・クラブもあるため、すぐに仲間も見つかるでしょう。四万十川のせせらぎとともに、ぜひ充実のアウトドアライフを送ってみてはいかがでしょうか?

海にも近いので海水浴やサーフィンを楽しめるビーチがある

四万十市は、高知県の南西部に位置し、市域は広く四万十川上流から河口まで広がっています。そのため、河口付近に住めば海にも近く海水浴やサーフィンを楽しめるビーチがあることも魅力です。四万十市は川と海の両方を楽しめる、なんとも「欲張り」な移住先といえそうですね。

「双海サーフビーチ」「名鹿海水浴場」など複数のサーフポイント・海水浴場があります。オートキャンプ場やレンタルロッジなどもあるので、四万十川だけでなく、たまには海辺でのんびりするのもおすすめです。

四万十市は、四万十川だけでなく美しい砂浜を有したビーチで、海のレジャーも楽しめることが魅力であり大きなメリットといえるでしょう。

四万十市移住で困ること/デメリット3選

長生沈下橋の風景の様子

続いて、四万十市移住で困ることやデメリットにも着目したいと思います。自然豊かな移住先にはメリットがたくさんありますが、同時にデメリットもあります。メリット・デメリットの両方を知って、失敗のない移住を実現させましょう。

車がなければ移動が難しく、交通の便がよくない

自然豊かな移住先でもっとも困ることは、車がなければ移動が難しいという点です。これは四万十市に限った話ではなくどこも同じで、住民の足は「自家用車」がメインとなります。電車やバスはあるものの、本数が少なかったり行き先が限定されていたりするため、普段づかいには不便さを感じるでしょう。

ただ、これらの地域は車が住民の足となっているため月極駐車場代はとても安く、市街地でも相場は3,000円~6,000円程度です。四万十市を含む地方移住では生活に車が必須の場合が多いので、車を持っていない方は新たに購入した方がよさそうですね。

大型商業施設が少なく休日の買い物に不便

四万十市は都会とちがって大型商業施設が少なく、休日の買い物に不便なこともデメリットといえるでしょう。スーパーや銀行・コンビニといった商業施設はあるものの、大型商業施設は「フジグラン四万十」しかなく、都会の大型商業施設と比べると商品のラインナップも決して多くありません。休日はショッピングに出かけたいという方にとって不便であるため注意が必要です。

また、四万十市を含む高知県西南地域には映画館がなく、映画を観るためには高知市まで行く必要があります。映画鑑賞が趣味である方にとっては、事前に知っておくべきデメリットといえるでしょう。

大雨が降ると四万十川が氾濫し洪水が起きやすい

大雨が降ると四万十川が氾濫し、洪水が起きやすいこともデメリットといえます。四万十川は護岸工事をおこなわず、自然の姿が今も残っている「日本最後の清流」です。本流においては治水や貯水のためのダムもないため、ひとたび大雨が降ると四万十川は氾濫してしまうのです。

そこで、氾濫が起きても壊れない、橋が沈むことを前提とした「沈下橋」が造られました。これは四万十川流域独特の景観として地域の名勝ともいえるのですが、それだけ洪水のリスクがつきものということでもあるのです。

四万十市へ移住の際はハザードマップを確認しながら、なるべく洪水被害の少ないエリアを選びましょう。

参考:四万十市総合(洪水・土砂・津波)ハザードマップ

四万十市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

安並水車の里の様子

ここからは、四万十市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します!移住を失敗しないためには、これから紹介する制度を積極的に活用することが重要です。要件等はあるものの、該当する方はぜひ活用しましょう。

東京圏からの移住者必見!最大100万円以上!移住支援金制度

東京圏から四万十市へ移住される方で、一定条件を満たした方に最大で100万円以上を支援する大変お得な移住支援制度です。移住元の要件や移住先での就業要件等がやや複雑なため、詳細は下記リンク先をご覧ください。

【移住元の要件】
1. 四万十市へ住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上東京23区内に在住、または東京圏に在住し東京23区内に通勤されていた方。
2. 四万十市へ住民票を移す直前に連続して1年以上、東京23区内に在住、または東京圏に在住し東京23区内に通勤していた方。

※上記の条件にプラスして、東京23区内の大学等へ通学し、東京23区内の企業等へ就職した者については、通学期間も移住元としての対象期間とできる。

【移住先の要件(一部抜粋)】

  • 勤務先が、高知県マッチングサイト「高知求人ネット」に掲載されている、「移住支援金対象求人」に就業した方。
  • 1年以内に起業支援金(高知県創業支援事業費補助金)の交付決定を受けた方。
  • 自らの意志によって移住し、移住先で移住前の業務をおこなうテレワーカー。

【支援金の額】

  • 単身世帯 60万円
  • 2人以上の世帯 100万円
    ※18歳未満の世帯員1人につき100万円を加算

参考:地方創生移住支援事業(移住支援金)について
問い合わせ先:四万十市市長部局 企画広報課

NPO法人が移住後もサポート!移住相談窓口

四万十市への移住を検討している方は、NPO法人「四万十市への移住を支援する会」へ、移住相談をおこないましょう。下記リンク先から事前に移住支援登録することで、さまざまなサポートを受けられます。サポート内容の一部を紹介するので、興味のある方はぜひ窓口へ相談してみてください。

【サポート内容(一部抜粋)】

  • 空き家バンク掲載物件の案内と契約サポート
  • 就業・起業相談
  • 利用できる移住支援の案内
  • 移住後の暮らし相談や交流会の実施

移住を実現させたら終わりではなく、移住実現後も円滑な生活が送れるよう移住者交流会やさまざまな相談を受け付けるなど、サポートの手厚さが最大の特徴です。

参考:四万十市移住相談窓口
問い合わせ先:四万十市市長部局 企画広報課

家具家電ネット完備1か月3万円で利用可能!四万十市お試し住宅

四万十市では、本格的な移住の前にお試しで移住生活を体験できる「四万十お試し住宅」を設けています。月額2万5千円または3万円で利用できる一戸建て住宅を2か所用意し、実際の生活をお試しで体験可能です。本格的な移住の前に、まずはお試し住宅を活用して四万十市の街の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?

【伊沢お試し住宅】
海の近くの高台にあるお試し住宅です。海好きの方やサーフィンする方におすすめで、スーパーまで車で約3分のため、買い物等に便利な生活が送れます。

  • 場所:四万十市井澤
  • 住宅の構造:木造平屋3DK
  • 利用可能期間:1~3か月
  • 利用料金:3万円/月(水道光熱費別)
  • その他:家具家電付き・インターネット環境完備

【西土佐お試し住宅】
四万十川を存分に楽しめる、山間部の西土佐地域にあります。四万十川での川遊びをはじめとした大自然の中で移住体験したい方におすすめです。

  • 場所:四万十市西土佐川崎
  • 住宅の構造:木造平屋3DK
  • 利用可能期間:1か月~6か月
  • 利用料金:2万5千円/月(水道光熱費別)
  • その他:家具家電付き・インターネット環境完備

参考:

https://www.city.shimanto.lg.jp/site/iju-teiju-subsite/3020.html

問い合わせ先:四万十市企画広報課

四万十市移住でおすすめのエリア3選

四万十川最下流の風景の様子

それでは、四万十市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!市域が広い四万十市では、四万十川での川遊び以外にさまざまな楽しみ方が可能です。理想の移住生活が叶えられる場所を考えながら検討してみてください。

土佐の小京都と呼ばれる町並み美しい四万十市の中心駅「中村駅周辺エリア」

最初のおすすめエリアは、「土佐の小京都」と呼ばれ美しい町並みや伝統が残る、土佐くろしお鉄道「中村駅周辺エリア」です!中村駅は、四万十市の中心駅としてもっとも栄えた場所といえ、生活利便性の高い移住生活が送れます。また、サーフィンが盛んな「双海ビーチ」へのアクセスも良いため、サーフィンを楽しみたい方にもおすすめです。

中村駅より北のエリアの一部は、応仁の乱当時の関白・一条教房が戦火を逃れるため移り住んで御所を構えて以来、「土佐の小京都」と呼ばれました。京都を模した碁盤目状の美しい町並みが特徴です。京都に見立てた地名やゆかりの神社なども各所に残り、「大文字の送り火」「一條大祭」といった京文化の名残も数多く存在します。

「中村駅周辺エリア」は、四万十市の中心地として四万十川の自然はもちろん、サーフィンも楽しみながら「小京都」の風情も味わえるおすすめエリアです。

商業施設が充実!日常生活の利便性重視「具同駅周辺エリア」

つづいておすすめするのは、土佐くろしお鉄道「具同駅周辺エリア」です!四万十川と中筋川に接する具同駅周辺エリアは、商業施設が集中しているため日常生活にとても便利なエリアといえます。

大型商業施設「フジグラン四万十」をはじめ、中四国を中心に展開するスーパーマーケットチェーン「マルナカ四万十店」があるため、日常の買い物に困ることはないでしょう。さらに、ホームセンター・家電量販店・ユニクロやドラッグストアなど商業施設は一通りそろっているため、日々の生活に不便さを感じることもあまりなさそうです。

具同駅周辺は商業施設が充実した便利なエリアであるものの自然も豊かで、四万十川での川のアクティビティはもちろん、「四万十キャンプ場」ではキャンプを楽しめます。また、76種のトンボが生息する世界初のトンボ保護区「四万十市トンボ自然公園」や、四万十川の自然史博物館「四万十川学遊館」といった施設もあり、里山が近いためのんびりとした田舎暮らしも可能です。

「具同駅周辺エリア」は、日常生活に便利な商業施設が充実しつつ、四万十川や里山も近いバランスの良いエリアとしておすすめといえるでしょう。

四万十川を遊び尽くす!山と清流の田舎暮らし「江川崎駅周辺エリア」

最後に紹介するのは、四万十川を徹底的に楽しみたい方におすすめのJR予土線「江川崎駅周辺エリア」です!四万十市北部、山深い西土佐地域にある江川崎駅は、日本最後の清流・四万十川をこれ以上ないほど楽しめるエリアといえるでしょう。どこまでもつづく緑の山に透明度抜群の四万十川、カヌーやカヤックを浮かべてのんびりと川下りしてみませんか?近くにカヌーなどのスクールがあるため初心者でも安心です。

江川崎駅周辺エリアは、山に囲まれているため生活に不便かと思いきや、そのようなことはありません。スーパーマーケットや道の駅「よって西土佐」があるため食料品の買い出しはとても便利です。さらに、小学校・中学校・高校があることで子育てファミリー世帯も安心して移住できます。

四万十川での川遊びやさまざまなアクティビティ、自然豊かな田舎暮らしを楽しみたい方は、「江川崎駅周辺エリア」がおすすめです。

四万十市の情報を収集する際に便利なサイト3選

四万十川最下流の風景の様子

最後に、四万十市の情報をもっと知りたいという方に向けて、四万十市の情報収集に便利なサイトを紹介します!ここまで紹介できなかった情報もあるので、ぜひ参考にしてください。

四万十暮らし

「四万十暮らし」は、空き家バンクのマッチングをはじめとしたさまざまな移住支援をおこなうサイトです。NPO法人「四万十市への移住を支援する会」が主催し、移住希望登録することでスムーズな移住実現を手助けしてくれます。

また、気候や買い物・学校・病院の情報など、四万十市の生活環境なども発信しているので、四万十市がどういうところか詳しく知りたい方にもおすすめです。四万十市移住に興味がある方は、まずこちらのサイトをチェックしましょう。

参考:四万十暮らし

高知家で暮らす。

「高知家で暮らす。」は、高知県全域を対象とした移住ポータルサイトです。温暖な気候に広大な太平洋、四万十川や深い山々といった自然の風景など、高知県の魅力は多岐に渡ります。「高知県」という広い視野から、各地域の特徴や豊かな移住生活を送れるヒントがたくさん紹介されているため、四万十市移住を検討している方にとって有益な情報ばかりです。

移住支援金の対象となる仕事情報の検索やイベント情報なども数多く紹介しているので、こちらもあわせてチェックすることをおすすめします。

参考:高知家で暮らす。

四万十市観光協会

「四万十市観光協会」は、自然豊かな四万十市の魅力を存分に伝える公式観光サイトです。四万十川流域独特の景色である沈下橋の紹介や、充実した川や山のアクティビティの紹介など、四万十市を楽しむための情報が網羅されています。

祭り情報やイベント情報・グルメ情報なども充実しており、四万十市の春夏秋冬をカメラにおさめた美しいフォトギャラリーは必見です。四万十市での充実した移住生活実現のために、ぜひ参考にしてください。

参考:四万十市観光協会

四万十市の魅力を知って移住を検討しよう

四万十川の中流の様子

「日本最後の清流」といわれる四万十川の恩恵を最大限に受ける四万十市は、どこよりも川のレジャーを楽しめる移住先といえるでしょう。カヌー・カヤック・ラフティングなどを中心に、キャンプやBBQなどのアウトドアライフをとことん楽しめる最高の環境といえそうです。「沈下橋」をはじめとした独自の景観も魅力で、里山と清流という日本の原風景は、多くの移住希望者の心を惹きつけてやみません。

四万十市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!

※内容は2023年8月執筆時のものです。

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