移住コラム

【広島県】呉市は軍港として栄えた街!瀬戸内海と歴史的な街並みが魅力

広島県呉市

広島県南西部に位置する呉市は、瀬戸内海に面する港町です。呉港には海上自衛隊の拠点があるため、潜水艦やイージス艦などの戦艦を間近に見ることが可能とあって、軍艦好きの人を中心に多くの人が訪れています。また、呉市には倉橋島や、安芸灘とびしま海道が通る上蒲刈島大崎下島などの島々があり、釣りやサイクリングが人気です。歴史的街並みも多く、写真映えするスポットが多いことから、近年移住人気が高まっています。そこで今回は、呉市への移住を考える人向けに、呉市の魅力や移住して困ること、移住する時に使える制度や情報源などについて紹介します。

呉市移住の魅力/メリット3選

呉市
ここからは呉市が移住先として人気の理由を3点紹介します。

戦艦大和が作られた軍港として有名

呉市は戦前、東洋一の軍港として栄えていました。第二次世界大戦当時に世界最大の戦艦と言われた「戦艦大和」が造られたのも呉港です。市内にある「大和ミュージアム」では、戦艦大和について詳しく知ることが可能です。また、呉港では定期的に戦艦を船から見れるツアーが行われているので、気になる人は参加してみると良いでしょう。
他にも、呉港からは広島市や愛媛県松山市へのフェリーも出ているので、船で行き来するにも便利な街です。

温暖な瀬戸内海気候で一年中過ごしやすい

呉市は、平均気温約16度、年間平均降水量約1,000〜1,600mmの比較的温暖少雨である瀬戸内海気候に属しています。冬も平均最高気温が13度と、寒すぎないので、年間通じて生活しやすいです。日照時間も長いので、アウトドア好きな人にぴったりでしょう。また、日照時間の長さを活かしてみかんやレモンなどの柑橘類の栽培がさかんです。産地に行けば、みかんを格安で購入可能なので、柑橘好きな人は要チェックです。

歴史的な建造物が点在しており散歩が楽しい

大崎下島にある御手洗(みたらい)地区には昔懐かしい街並みが残されています。風待ち・潮待ちの街として栄えた御手洗は、1994年に重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。シンボル的な存在である高燈籠や、乙女座(演劇場)などがあり、街を散策して写真を撮ると楽しいでしょう。

呉市移住で困ること/デメリット3選

デメリット
一方で、呉市移住に際して考慮すべきデメリットも存在します。以下に3つ挙げてみましょう。

広島弁が怖く感じる

「〜じゃけ」や「〜じゃけん」という言い回しが特徴的な広島弁は、人によっては怖く聞こえるかもしれません。怒っている訳ではありませんが語気が強く聞こえるので、慣れるには時間がかかるでしょう。地元に溶け込むために、広島弁をマスターするのも手です。移住を機に方言を覚えていきましょう。

交通インフラが乏しく車がないと移動が困難

呉市内にはJR呉線が通っていますが、通勤時間帯は1時間に4〜5本あるものの、日中は3本程度と本数は多くありません。また、バスも本数やエリアが限られるため、車を所有した方が仕事や買い物などの日常生活を送るのに便利でしょう。

交通渋滞が発生しやすい

広島市と呉市を結ぶ道路では、度々渋滞が発生します。特に、通勤時間帯は渋滞が発生しやすい時間帯です。渋滞が嫌な人は、公共交通機関の利用を検討しましょう。また、市内では渋滞緩和のため、呉平谷線バイパスの開通を目指しています。開通予定は10年後ですが、開通すれば渋滞が緩和されるでしょう。

呉市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

支援
移住をする際、呉市ではどのような補助金・支援金、サービスがあるのでしょうか。ここからは代表的なものを3点紹介します。

条件次第で100万円以上もらえる!呉市移住支援金

東京圏から呉市に移住し、広島県が開設するマッチングサイトに移住支援金の対象として掲載する求人に就業した方を対象に、移住支援金が交付されます。補助額は、世帯の場合は1世帯につき100万円、単身の場合は1人につき60万円です。18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は、18歳未満の者一人につき100万円が加算されます。

詳しくは、呉市のホームページをご確認ください。
呉市移住支援金

住宅購入をサポート!移住希望者住宅取得支援事業

市外からの移住者が一戸建ての中古住宅を購入し、居住する場合に購入費の一部が補助されます。 
補助額は基本額50万円(購入費の2分の1)で、条件に当てはまれば最大100万円です。婚姻日から3年以内の新婚世帯、または中学生以下の子どもがいる子育て世帯の場合、基本の補助額に30万円加算されます。また、親と近居となる場合は10万円加算されます。さらに、呉市内の居住誘導区域内に購入した場合と、島しょ部に購入した場合は、それぞれ10万円が加算されます。ただし、補助金額(基本額と加算額の合計)は、購入費の2分の1を超えることはありません。 

詳しくは、呉市のホームページをご確認ください。
呉市移住希望者住宅取得支援事業

格安でプチ移住!呉市移住お試し住宅

広島県外から呉市への移住を検討している人で、条件にあてはまればお試し住宅が利用可能です。使用申請時に同居している親族のいる世帯がいて、世帯として入居することなどが借りる条件となっています。使用期間及び使用料は、1週間(6泊7日)で13,000円、2週間(13泊14日)で26,000円です。使用開始希望日の30日前までに、空き状況の確認と仮予約の申込が必要です。

詳しくは、呉市のホームページをご確認ください。
呉市移住お試し住宅事業

呉市の情報を収集する際に便利なサイト3選

便利サイト
移住を検討する際、呉市の情報をどのように収集したら良いか分からない人も多いでしょう。ここからは、呉市の情報を収集する際に便利なサイトを3つ紹介します。

KURETO

KURETO
呉市の移住定住ポータルサイトです。先輩移住者のインタビューや、グルメや子育てなどのイベント情報などが掲載されているので、移住前も移住後も役立てられます。呉市在住者によるスポット紹介等も掲載されているので、参考に街歩きを楽しむのも良いでしょう。

KURETO

呉観光協会

呉観光協会
呉市観光協会のホームページです。エリアごとに観光スポットやグルメや宿泊先の情報が検索可能なので、移住候補地を訪れる際に便利です。呉市内のイベント情報も充実しているので、チェックしてみると良いでしょう。

呉観光協会

大和ミュージアム

大和ミュージアム
大和ミュージアムのホームページです。戦艦大和に関する展示情報の他、企画展やイベント情報が掲載されています。定期的に子供向けの工作教室のようなイベントも開催されているので、子育て世帯の人は特にチェックしてみることをおすすめします。

大和ミュージアム

呉市移住で失敗しないポイント

ポイント
地方への移住において、あらかじめ失敗しないポイントを知っておくことは重要です。住み始めてから後悔しないように、移住先選びのポイントを知っておきましょう。

生活環境が変わるため柔軟な考えや忍耐力を持つ

呉市及び広島県には、独自の文化や言語(方言)があります。最初は戸惑うかもしれませんが、忍耐力を持って徐々に慣れていきましょう。地元の方々との交流や地域のイベントに参加することで、新しい環境に馴染んでいく手助けになります。柔軟な姿勢で新しいことを学べば、地域の人と打ち解けられるでしょう。また、田舎での生活には人との距離が近いことがあり、プライバシーに欠けると感じる時もあります。不快に感じることもあるかもしれませんが、柔軟に対応しましょう。

住居を購入する場合は予算だけではなく地域の特性や安全性も考慮する

呉市での住居購入を検討する際、予算だけでなく地域の特性と安全性も重要な要素です。まず、考えなければいけないのが災害リスクです。海に近いエリアでは、海の景色を楽しめますが、津波や風水害のリスクも考慮が必要です。山間部は土砂崩れや土石流のリスクを、知る必要があります。地元の人や不動産屋などと相談し、過去に災害があったか等を調査しましょう。
また、治安についても事前の調査が必須です。住宅エリアの犯罪率や防災施設の有無を調査し、家族の安全を確保しましょう。防災意識を持ち、適切な保険に加入することも忘れないでください。

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呉市の魅力を知って移住を検討しよう

港
呉市には、かつて戦艦大和が造られた軍港がある街として栄え、現在も海上自衛隊の基地がある他、山と海や島々がある自然の豊かさや、歴史的な街並みや建物が多いことから、移住場所として注目を集めるようになりました。
一方、自家用車がないと日常生活に不便なエリアがあったり、渋滞が発生しやすいなどのデメリットもあります。
ですが、山や海沿いでウォーキングやハイキングを楽しんだり、とびしま海道でサイクリングを楽しめば、首都圏で生活していた時より健康的で充実した生活が送れるでしょう。また、JR快速通勤ライナーを利用すれば、広島駅まで約27分で到着するので便利です。通勤も可能な他、買い物にも便利なので、都会での生活も捨てがたい人におすすめです。
メリット、デメリットは有りますが、移住先として検討したい方は、まずは呉市を訪れてみることをお勧めします。自分に合うかどうか確認したうえで、ぴったりの物件を探してみてはいかがでしょうか。

※内容は2023年9月執筆時のものです

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