「都心に住んでいても家賃は高いし、家族で郊外や地方に移住するのも良いかも」や「子どもは自然豊かな場所でのびのび育って欲しい」など、家族みんなで移住を考えている人も多いでしょう。
しかし、実際に生活してみると都会と異なる環境に戸惑うこともあるかもしれません。家族が地域に馴染めなかったりして、家族仲が悪くなってしまう人もいるでしょう。そうならないように、事前の情報収集と、家族との話し合いは大切です。
この記事では、家族で移住するときに気をつけること、家族から賛成してもらえないときにすることを紹介します。家族揃って移住を検討している人は、参考にしてみてください。
家族で移住する際に気をつけること5選
具体的に、家族で移住するときにどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?気をつけるべきことを5つ紹介します。
公共交通機関がなくても家族全員が生活できるか
田舎では、電車やバスなどの公共交通機関が発達していない地域が多いです。電車やバスの本数が2〜3時間に1本しかなかったり、運行が終わる時間が18時台と早かったりする場所もあるでしょう。子どもの通学に、親の送迎が必須になるかもしれません。また、買い物に行くにも家周辺にスーパーが無いエリアもあります。自家用車が必須になるかもしれないと、認識しておきましょう。
大病を患った際に受け入れてくれる病院があるか
大きな病気や怪我をしたときに、周辺に受け入れられる病院がないエリアもあります。また、そのような場所だと救急車での搬送にも時間がかかり、すぐに適切な処置を受けられないかもしれません。特に持病がある人や高齢者が家族にいる人は、移住先の病院の有無を確認しておきましょう。また、地域によって医療設備や専門家の質が異なることがあります。心配な人は、信頼できる病院や医者がいるか事前に調べておきましょう。
友人と離れ離れになっても問題ないか
友人や親戚が近くにいないと、想像以上に孤独を感じるかもしれません。新しい友人をつくるために、積極的に地域の活動や、学校の活動に参加してみましょう。大人なら常連のカフェや居酒屋をつくると、店主や常連の客と仲良くなれるのでおすすめです。
また、子どもが新しい地域に馴染むのに、時間がかかる可能性もあります。子どもの心のケアをしながら、習い事をさせたり、地域活動に参加させたりして、地域や新しい友達に馴染むきっかけをつくると良いでしょう。たまには、元々住んでいた場所の友人や家族とリモートでコミュニケーションをとって、ストレスを解消するのもおすすめです。
都会とのカルチャーショックを許容できるか
田舎では、昔ながらの文化や習慣が残っていて、都会と比べてギャップを感じることがあるかもしれません。地域の偉い人に必ず挨拶をしなければいけなかったり、自治会活動に必ず参加しなければいけなかったりなど、人によっては面倒に感じるときもあるでしょう。しかし、そのような習慣を否定したり、近所の人とのコミュニケーションを怠ると、地域から孤立する原因になります。文化の違いを受け入れ、楽しむくらいの心持ちを持つことが重要です。
子どもがいる場合は教育環境が整っているか
田舎だと学校が少なかったり、進学校などの教育に力をいれている学校が近くになかったりするエリアもあります。また、受験のための塾や予備校も少なく、遠くまで通う必要があるかもしれません。教育に力を入れたい人は、地域の教育事情の把握や入れたい学校が近くにあるか確認しておきましょう。
家族の同意が得られない場合にすること
家族で移住するときに気をつけることは分かりましたが、家族から移住を反対されるケースもあるでしょう。移住に同意してもらうために、することを5つ紹介します。
移住の理由や目的を家族に説明する
何故移住したいのか、理由が家族に伝わっていない可能性もあります。理由や目的を丁寧に説明し、理解を得るようにしましょう。一度で伝わらなくても、時間をかけて説得する根気強さを持って、交渉することをおすすめします。また、日頃からコミュニケーションをとることは、家族仲を円満に保つうえで大切です。日常の会話も大切にしながら、家族を説得していきましょう。
家族の意見を否定せずに受け入れる
移住に対して、家族から反対意見が出ることもあるでしょう。その際、ただ否定するのではなく、何故反対しているのか深く聞いてみましょう。両親の身辺を案じていたり、子どもの教育のことを考えていたりなど、様々な事情を考慮して反対しているかもしれません。家族の意見や懸念を尊重し、受け入れる姿勢を持ちましょう。
家族からの質問には丁寧に答える
家族からの質問に対しては丁寧に答え、根拠となる情報を提供しましょう。移住に感じて家族も様々な不安を感じています。一つずつ懸念点を解決して、安心してもらうことが大切です。時間をかけて家族と不安な点を解消していきましょう。
家族会議で妥協点を議論する
移住にあたって、互いに譲れないこともあるでしょう。話し合いのなかで妥協点を見つけることは大切です。妥協できることを見つけて、家族全員が納得する選択をしましょう。そのためになぜ譲れないのか、理由をよく考えることも大切です。
家族でプチ移住をしてみる
家族で短期間の移住体験をすることで、移住後の生活がイメージしやすくなります。公共交通の利便性や買い物事情など、不安点はこの機会にチェックしてみることをおすすめします。カフェや居酒屋に行き、地域のことについて聞いてみるのも良いでしょう。
家族の移住で心配なことはスタイルチャットで相談する
家族揃っての移住について不安なことがあれば、移住Styleのスタイルチャットを利用するのがおすすめです。スタイルチャットとは、移住に関するお悩みや、素朴な質問などに解答するLINE相談窓口です。一人一人に合った移住先を紹介します。具体的に質問すれば、物件の紹介も可能です。気軽に利用してみましょう。
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家族全員が納得できる移住を検討しよう
郊外や田舎には、自然豊かな環境で子どもを育てられたり、家賃などの生活費が下げられるなどのメリットがあります。
しかし、公共交通機関が不便だったり、自宅から通える学校や塾が少なかったり、大きな病院がなかったりなど、都会と比べて不便に感じることもあるでしょう。また、友人と離れて孤独を感じたり、移住先の文化に戸惑うこともあるかもしれません。
また、家族に移住を反対されたり、意見が合わないこともあるでしょう。妥協点も見つけながら、家族全員が納得する選択をすることが大切です。
この記事を読んで、移住後に困りそうなことを解決していったり、家族で移住体験をしたりして、移住後の生活をイメージしたりしてみることをおすすめします。家族全員が納得できる選択をし、充実した移住生活をしてみましょう。
※内容は2023年11月執筆時のものです