日本最大の湖・琵琶湖に面する滋賀県守山市は、人口約8.5万人、のどかな風景と便利な市街地が魅力の移住先です。京都・大阪への交通利便性に優れ、市街地近辺でホタル観賞ができる「ホタルの街」としても有名で、これは他にあまりない特色といえるでしょう。滋賀県有数の進学校が2つもあることから教育環境もよく、子育て世帯を中心に注目の移住先として人気が高まっています。
今回は、滋賀県守山市移住の魅力やメリット、利用できる補助金や支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します！
大都市への交通利便性・琵琶湖の自然・充実の教育環境という、多くの方にとってたくさんの恩恵が受けられる人気の街、滋賀県守山市へ、ぜひ移住を検討しましょう！
守山市移住の魅力／メリット3選
まずは、守山市移住の魅力やメリットを3つ紹介します！守山市へ移住することでどのような移住生活が実現できるのでしょうか？ぜひご覧ください。
公立中高一貫校や県内トップクラスの進学校があり教育環境が充実
守山市移住の魅力やメリットとして、公立中高一貫校や県内トップクラスの進学校があり、教育環境が充実していることが挙げられます。地方移住の課題の1つが「子どもの教育」です。子育て世帯の移住においては豊かな自然環境のもと、のびのびと子育てしたいと考える一方、大都市と比較して進学先の選択肢の少なさや教育環境の乏しさが、移住を決断するうえで大きな壁として立ちふさがります。
しかし、守山市には高偏差値の公立中高一貫校「滋賀県立守山中学校・高等学校」や、県内トップクラスの進学校「立命館守山中学校・高等学校」の2校があることで、「子どもの教育」という難しい課題を見事にクリアしているのです。いずれの学校も、東大・京大・阪大、早慶上理といった最難関大学への合格者を多数輩出していることから、教育環境重視の移住希望者にとって、とても心強い移住先といえるかもしれません。
琵琶湖に近く自然豊かな環境が広がる守山市ですが、最難関大学への合格者を多数輩出する進学校が2つもあることは、子育て世帯にとって大きな魅力・メリットといえるでしょう。豊かな自然環境と子供の教育環境という、両立しにくい環境を見事に両立できていることは、移住先選びの大きなアドバンテージとなりそうですね。
ホタルが見られる豊かな自然環境ながら生活利便性も良好
ホタルが見られる豊かな自然環境ながら生活利便性も良好なことが、もう1つの守山市移住の魅力・メリットといえるでしょう。守山市は、「JR守山駅」を中心に市街地が形成され、商業施設も充実していることから利便性の高い移住生活が送れます。さらに、市内各地でホタルを観賞できることから「ホタルの街」としても有名です。
守山市内を流れるいくつもの川の水源は、地下からの良質な湧き水であることから、ホタルの生息に適した環境が整っています。「守山市ほたる条例」によって市内全域の河川が「ほたる保護区域」として環境保全に力を入れており、毎年5月下旬から6月なかばにかけてゲンジボタルが飛び交うさまは、とても美しく幻想的な光景です。
ホタル観賞といえば、周りを自然に囲まれた場所でおこなうイメージですが、なんと、守山市のホタルは市街地に生息していることが特筆すべき点といえるでしょう。守山市民運動公園内の「ほたるの森資料館」周辺をはじめ、住宅街にある「三津川河川公園」や、中心市街地の「JR守山駅」から徒歩数分の「ほたる広場」など、商業施設や住宅・マンションが建地並ぶ場所にもホタルが飛び交っているのです。
幻想的な青白いホタルの舞いを市内各地、しかも駅前の市街地で日常生活を送りながら見られることは非常に珍しく、ぜひとも守山市へ移住して体験してみてください。まさに「ホタルの街」に相応しい素敵な魅力・メリットといえるでしょう。
京都駅へ25分・大阪駅へ55分でアクセス可能な交通利便性
守山市移住の魅力・メリットは、やはりJR京都駅へ25分・大阪駅へ55分でアクセス可能な交通利便性といえます。守山市唯一の駅である「JR守山駅」から新快速を利用することで、京都と大阪という2つの大都市の中心地へ通勤・通学が可能です。実際に、多くの方がベッドタウンとして守山市へ移住しており、自然環境が豊かな守山市で暮らしながら京都や大阪へ通勤・通学しています。
実は、地方移住において大都市へのアクセスのしやすさはとても重要で、満足度の高い移住生活を送るための「コツ」といえるかもしれません。仕事だけでなく休日の買い物やイベント参加など、気軽に「都会の刺激」を受けられることは、ともすればマンネリ化しやすい移住生活に、ちょっとしたスパイスを加えることができるのです。
電車一本で日本の古都・京都の中心地であるJR京都駅へ25分、西日本最大の都市であり見どころたくさんの食いだおれの街・大阪の中心地であるJR大阪駅へ55分という交通利便性は、守山市移住を検討する際の大きな判断材料となるでしょう。
守山市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
次は、守山市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します！要件等はあるものの、これらを活用することでお得な移住が可能です。該当する方はぜひ活用しましょう。
新婚世帯に住居費などを補助！「守山市結婚新生活支援補助金」
守山市では、新婚世帯を対象として結婚にともない支出される住居費や引越し費用およびリフォーム費用の一部を、上限60万円の範囲で補助金として給付しています。婚姻日において夫婦ともに39歳以下で、かつ、前年度の夫婦の合計所得が500万円未満の世帯が対象です。
予算がなくなり次第終了となるため、その他の要件や補助金の詳細などは下記のリンクから参照してください。
子どもの医療費を大幅に助成！「乳幼児医療費助成」「子ども（小・中学生）医療費助成」
満6歳の誕生日から中学校卒業までの子どもに対し、健康保険適用の医療費が無料、または1診療につき500円のみの自己負担で受診可能な医療費助成をおこなっています。子どもにかかる医療費の助成は、子育て世帯の方にとって非常に心強い支援といえるでしょう。
守山市の子ども医療費助成は、満6歳の誕生日以後、最初の3月31日までが対象の「乳幼児医療費助成」、小学校入学後から中学3年生までが対象の「子ども（小・中学生）医療費助成」の2つから構成されています。年齢区分によって自己負担額が変わるものの、入院にかかる医療費は両方とも無料であることが大きなポイントです。
助成内容の詳細を知りたい方は、下記のリンクを参照してください。
参考：乳幼児の医療費助成内容
参考：子ども（小・中学生）の医療費助成内容
省エネ住宅改修に補助！「守山市エコリフォーム等推進補助制度」
省エネを目的とした住宅改修をおこなう方に対し、対象工事費が税抜き30万円以上の場合、補助率10％で最大20万円の助成をおこなっています。補助対象工事は幅広く、窓や玄関ドア・外壁・天井の断熱、太陽熱利用システムの設置、LED照明の設置など多岐にわたるため、多くの方が活用できそうです。
移住の際、新たに住居を取得し省エネリフォームを検討中の方は、ぜひ詳細をご確認ください。
守山市移住でおすすめのエリア3選
それでは、守山市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します！今回は、生活や移動に便利な中心地、琵琶湖に近く遊べる場所の多いエリア、子育て世帯必見の県内トップ校至近のエリアの3つです！実現させたいライフスタイルにあわせて、ぜひ検討してみましょう。
京都駅25分の便利な中心地「守山駅」周辺エリア
最初におすすめするのは、JR京都駅25分の便利な中心地「JR守山駅」周辺エリアです！守山市唯一の駅であるJR守山駅周辺は、市内でもっとも栄えている場所であることから、利便性の高い移住生活が可能です。とくに、琵琶湖側である西出口周辺には24時間営業のスーパー「西友 守山店」や、同じく24時間営業のフィットネスジム・飲食店など商業施設が集積し、かなり暮らしやすい環境といえるでしょう。
クリニックも多く、さらに、総合病院である「滋賀県立総合病院」、「済生会守山市民病院」へアクセスしやすいこともおすすめポイントの1つです。また、「ホタルの街」である守山市には、駅前にその名も「ほたる通り商店街」が存在します。小さな個人商店や飲食店・マンションなどが建ち並ぶなか、商店街の途中にある「ほたる広場」では、毎年5月下旬のシーズンになると、中心市街地でありながらホタルが飛び交うという、かなりレアな体験が可能です。ほたる広場だけでなく、駅周辺にはところどころホタルスポットが存在するため、過ごしやすい初夏の夜にホタルを求めて周辺を散策するのも、素敵な思い出となりそうですね。
もちろん、JR京都駅へ25分、さらにJR大阪駅へ55分という交通利便性を享受でき、通勤・通学だけでなく両大都市へ気軽に遊びに行けることが最大の魅力といえるかもしれません。
守山市移住で便利な生活と交通利便性、さらにはホタルの景色まで楽しみたい方は、ぜひ「JR守山駅」周辺エリアをえらびましょう。
遊べる場所が充実し琵琶湖の湖西エリアへ行ける「琵琶湖大橋」周辺エリア
琵琶湖を眺めながらのんびりと暮らし、大型商業施設や体験型施設などで思いっきり遊びたい方は、「琵琶湖大橋」周辺エリアがおすすめです！
のどかな田園風景と閑静な住宅街が広がる琵琶湖大橋周辺には、大型商業施設「ピエリ守山」をはじめ、琵琶湖を眺めながら滑走できるZIPラインやアスレチックが充実の「びわこスカイアドベンチャー」など、遊べる場所が非常に充実しています。
さらに、一面の菜の花畑と琵琶湖、その先の比良山系まで見渡せる絶景スポット「第1なぎさ公園」、水の上に浮かぶように静かに佇む近代美術館「佐川美術館」など、守山市移住における「見どころ」や「遊び」がギュッと詰まり、枚挙にいとまがありません。大きな「BIWAKO」の文字がインパクトを放つフォトジェニックスポット「BIWAKOモニュメント」も有名です。また、湖畔沿いの県道601号線は「びわ湖レイクサイドサイクリングロード」として知られており、琵琶湖の風を感じながら最高のサイクリング体験ができるでしょう。
「琵琶湖大橋」を渡れば湖西エリアへ簡単にアクセスでき、海水浴ならぬ湖水浴を楽しめる真野浜水泳場が目の前です。そのまま南に下れば有名な比叡山延暦寺や滋賀県屈指の温泉地・雄琴温泉などもあることから、少し足を伸ばして観光するのもいいですね。
守山市移住において琵琶湖の自然を最大限楽しめ、とことん遊び尽くせる「琵琶湖大橋」周辺エリアは、自由闊達な子育てをしたい方はもちろん、多くの方におすすめといえるでしょう。
県内トップクラス校と運動公園があるのどかな景色「三宅町」周辺エリア
教育環境を重視し、田畑が広がるのどかな景色や市街地に近い場所で生活したい方は、県内トップクラス校がある「三宅町」周辺エリアをえらびましょう！
三宅町は、守山市の中心市街地との境に位置する田畑が広がるのどかなエリアであり、滋賀県トップクラスの偏差値を誇る私立校「立命館守山中学校・高等学校」が有名です。さらに、直線距離で1kmほどの市街地寄りには、こちらも高偏差値である人気の公立中高一貫校「滋賀県立守山中学校・高等学校」も存在し、まさに充実の教育環境といえるでしょう。日本を代表する著名な建築家・隈研吾氏が設計した「守山市立図書館」も近く、木のぬくもりあふれる開放的な図書館で、読書とともに勉強もはかどりそうですね。
市民体育館やスポーツ広場などがある「守山市民運動公園」内には、「ホタルの街」守山市でもっとも有名なホタルスポットである「ほたるの森資料館」があり、5月下旬からはじまるシーズンでは、無数のホタルによる幻想的な光景を楽しめます。休日にスポーツで汗を流すのはもちろん、守山市移住だからこそ体験できるホタル観賞もぜひおすすめです。
また、三宅町周辺からは守山警察署が近いため治安もよく、「滋賀県立総合病院」や「済生会守山市民病院」といった総合病院へもアクセスしやすいことから、日々の暮らしにおける安心感がちがいます。生まれ育った地元ではない移住生活だからこそ、このような安心感は何よりも代えがたいものといえるかもしれません。
充実した教育環境やホタルが楽しめる運動公園、警察署や総合病院が至近という安心感が魅力の「三宅町」周辺エリアは、教育環境重視の子育て世帯にとって、最高の選択肢となりうるおすすめエリアといえるでしょう。
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守山市の魅力を知って移住を検討しよう
滋賀県守山市は、琵琶湖の自然や京都・大阪という2つの大都市への好アクセス、有名進学校の存在という特色があり、とても人気のある移住先です。他ではあまりない市街地の片隅にホタルが飛び交う「ホタルの街」として、貴重な体験ができることも大きな魅力といえるでしょう。生活環境がバランスよく整っていることから、多くの方にとって満足度の高い移住生活が送れそうですね。
滋賀県守山市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を前向きに検討しましょう！
※内容は2024年1月執筆時のものです。
