山梨県丹波山村は、人口約500人という離島を除く村では関東でもっとも人口が少ない村です。しかし、宝島社発行の月刊誌『田舎暮らしの本』2月号の「2024年版 住みたい田舎ベストランキング」村部門総合1位を獲得したことで話題となり、現在、多くの移住希望者から注目を浴びています。
東京都との県境にあり、日本百名山にも数えられる標高2,000メートル級の山々に囲まれ、多摩川の源流である丹波川が流れる緑と清流の豊かな自然が魅力です。何より、手厚い子育て・教育支援や「丹波山村親子山村留学」といった独自色の強い取り組み、積極的な移住者誘致など、移住希望者が「移住したい」と思うだけの魅力にあふれていることが強みといえるでしょう。
今回は、山梨県丹波山村移住の魅力やメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、注目の「丹波山村親子山村留学」を解説します！
「2024年版 住みたい田舎ベストランキング」村部門総合1位の魅力を知り、ぜひあなたも移住を検討しましょう！
山梨県丹波山村移住の魅力／メリット3選
まずは、山梨県丹波山村移住の魅力やメリットを3つ紹介します！豊かな水資源と深い山々に囲まれた注目の移住先には特筆すべき魅力がいっぱいです。ぜひご覧ください。
「2024年版 住みたい田舎ベストランキング」村部門総合1位の深い山々と清流が美しい移住先
山梨県丹波山村移住の魅力・メリットとして、宝島社発行の月刊誌『田舎暮らしの本』2月号の「2024年版 住みたい田舎ベストランキング」村部門総合1位にえらばれた移住先であることが挙げられます。
山梨県丹波山村は、東京都と山梨県の県境に位置する深い山々と清流が美しい、人口約500人という小さな村です。人口に対する移住者の割合が高いことや、1年間限定の「丹波山村親子山村留学」をはじめとした、移住者獲得におけるさまざまな取り組みがおおいに評価され、総合部門1位となりました。また、村部門総合1位であるのと同時に子育て部門においても2位にランクインされており、子育て世帯にとってより大きなメリットのある移住先といえるでしょう。
自然を相手に目一杯遊べ、澄んだ空気や川のせせらぎ、鳥のさえずり・夜の虫の声を聞きながら送る、癒やしにあふれた移住生活はだれもが一度は憧れるものです。「2024年版 住みたい田舎ベストランキング」村部門総合1位の山梨県丹波山村は、2024年にぜひ移住を検討したい素敵な移住先といえるでしょう。
人口約500人の関東で1番小さな村を挙げて移住者獲得に力を入れており子育て世帯が増加中
人口約500人という、離島を除いた関東でもっとも人口の少ない村ということもあり、村を挙げて移住者獲得に力を入れることで子育て世帯が増加中であることも、山梨県丹波山村移住の魅力でありメリットといえるでしょう。
日本全体に少子高齢化の波が押し寄せるなか、人口約500人の丹波山村は常に自治体の消滅危機にさらされているのが現状です。そのため、多くの人に移住・定住してもらう必要があることから村を挙げて誘致し、移住・定住者を温かく迎え入れる雰囲気が村全体にあります。
とくに、次世代を担う若者世代に移住してもらうため、子育て・教育支援をかなり手厚くしており、人口約500人という小さな村だからこそできるきめ細やかな支援も特徴です。村全体の人口は減少しているものの、若者や子育て・ファミリー世帯の人口は増えており、多くの移住希望者から注目されている移住先といえるでしょう。
移住希望者に対して村全体がウェルカムな姿勢であることは、移住を検討する際に非常に重要です。山梨県丹波山村は、多くの方が安心して移住できる環境がととのう温かい移住先といえそうですね。
東京都との県境にあり都心へ車で約2時間のため「二拠点居住」も可能
山梨県丹波山村移住の魅力・メリットとして、東京都との県境にあり、都心へ車で約2時間という距離感から「二拠点居住」が可能なことも挙げられます。
今話題の「二拠点居住」とは、都会と地方などの2つの地域に基盤を持って生活する新しいライフスタイルのことです。たとえば、平日は東京都内で仕事し、週末は自然豊かな山梨県丹波山村でのんびり過ごす。または、こどもの夏休みなどの長期休暇にあわせて拠点を変える、などの自由な生き方として現在脚光を浴びつつあります。
東京都心から丹波山村へは車で約2時間のため、まさに「二拠点居住」にピッタリの移住先といえるかもしれません。生活費が多くかかるなどのデメリットはあるものの、丹波山村の家賃はかなり安いため、そこまで大きな負担にならないのもいいですね。
何より、大自然の目に優しい景色や澄んだ空気を思いっきり味わうことで、日ごろ都会で抱えたストレスを週末や長期休暇の際、一気に解消できることは大きなメリットといえるでしょう。
山梨県丹波山村への移住・定住が難しい方は、東京都心から約2時間という距離感から、まずは「二拠点居住」を検討してみてはいかがでしょうか？
山梨県丹波山村移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
つづいて、山梨県丹波山村移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します！充実した移住支援のなかから、とくにお得なものをえらびました。移住を検討している方はぜひ参考にしてください。
移住に興味がある方はまずここから！1泊3,000円で利用できる「お試し住宅」
山梨県丹波山村では、移住を検討している方に向けて「お試し住宅」を整備しています。1泊以上14泊以内の範囲で利用でき、1泊あたりの利用料金は3,000円です。テレビや洗濯機などの家電製品や調理器具などは完備されているので、すぐに移住体験が可能です。
山梨県丹波山村への移住を検討している方は、現地の雰囲気をつかむためにも、ぜひ「お試し住宅」を利用しましょう。住宅に関する詳細な内容は、下記のリンクを参照してください。
参考：お試し住宅
丹波山村での結婚に50万円・出産で5万円以上を支給！「結婚・出産祝金」
移住者獲得に力を入れている山梨県丹波山村では、結婚・出産などに対し手厚い優遇措置をおこなっていることも特徴です。村内で結婚した方に対し「結婚祝金」として50万円（初年度30万円・次年度10万円・3年目に残りを支給）を支給し、村内で出産した方に対し「出産祝い金」として5万円以上（第1子および第2子5万円・第3子以降10万円）を支給しています。
結婚を機に山梨県丹波山村で新生活をおこないたい方は、ぜひ活用しましょう。
人口約500人の小さな村だからこそ可能！圧倒的な「子育て・教育支援」
山梨県丹波山村が「2024年版 住みたい田舎ベストランキング」村部門総合1位に輝いた要因の1つとして、圧倒的な「子育て・教育支援」が挙げられます。大自然のなかでのびのびと子育てできるうえ、充実した支援の存在が、子育て世帯の移住者が増えている要因といえるでしょう。
ここでは、各種支援の一部を紹介します。詳細やその他の支援が気になる方は、ぜひ村のHPを参照してください。
【子育て・教育支援の一例】
- 義務教育費完全無償化（教材や修学旅行などの行事にかかる費用も村が負担）
- 子ども医療費全額補助（0歳～18歳まで）
- 保育所の保育費無料
- チャイルドシート貸与
- 給食費無償
- ICT教育の推進（電子黒板の導入・1人1台iPadの貸与）
- さまざまな自然体験活動（全校登山・カヌー体験・しいたけ栽培など）
- コミュニティ・スクール（地域人材が教育活動に協力）
参考：丹波山村ホームーページ
のべ80人が利用した1年間の大自然短期留学！「丹波山村親子山村留学」とは？
山梨県丹波山村は、他の移住先にはあまりないユニークな施策をおこなっていることが最大の魅力といえるかもしれません。ここからは、のべ80人が利用し、多くの方が移住を決断するきっかけともなった「丹波山村親子山村留学」を解説し、特徴やメリットを紹介します！
親子で丹波山村に1年間移住し大自然の暮らしときめ細やかな教育を体験
「丹波山村親子山村留学」とは、全国の小学生・中学生の子どもと親が1年間山梨県丹波山村へ移住し、大自然のなかでさまざまな経験を積んでいくプログラムのことです。平成4年度（1992年）から実施され30年の実績があり、のべ80人が利用してきました。都会にはない豊かな自然にふれあいながら勉学にも励み、心身ともにのびのびと成長することを目的としています。
住民票を移す必要はあるものの、各種子育て・教育支援などさまざまな優遇措置が受けられるため、安心して子育て可能なことも魅力です。もちろん、現地での保護者の職場が未定の場合には就業先の相談もできます。
丹波川のカヌーくだりや木材加工体験・しいたけ栽培といった自然体験活動に加え、電子黒板や1人1台iPadを貸与するなどの先進的なICT教育もおこなっており、子どもの成長において生涯の財産となりうる貴重な1年となるでしょう。
「丹波山村親子山村留学」を経て、自然環境のすばらしさから、その後現地へ移住した家族もいるようです。山梨県丹波山村移住に興味がある方は、山村留学を通じて子どもの成長と暮らしを体験してみるのがいいかもしれませんね。
子育てにかかる経費は村が負担し村営住宅を15,000円～20,000円で借りられる
1年後には元の場所に帰る期間限定の移住ですから、移住元の家を残したまま親子で山村留学する方が大多数です。そのため、子育てにかかる経費は村が負担し、希望者には村営住宅を格安で提供することにより、経済的な負担に最大限配慮していることも大きなメリットといえるでしょう。
子どもにかかる期間中の学費・保育費・給食費・医療費はもちろん、学校行事に必要な費用も負担してくれ、新しく綺麗な村営住宅に月15,000円〜20,000円という格安の家賃で入居が可能です。
経済的な不安を払拭するこれらの手厚い支援をおこなうことで、山村留学をより具体的にイメージしやすくなるでしょう。「丹波山村親子山村留学」を検討するすべての方に寄り添った、すばらしい支援といえそうですね。
参考：丹波山村親子山村留学
希望者は留学期間を延長することも可能
「丹波山村親子山村留学」は1年間限定の移住ですが、希望者は留学期間を延長することも可能です。もちろん、場合によっては子どもを含む家族全員の意見を聞きながらそのまま定住もできます。
まずは1年間、山梨県丹波山村での生活を体験し、その豊かな自然とのんびりとした環境が気に入った方は、ぜひ留学期間の延長や定住を検討してみてはいかがでしょうか？
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山梨県丹波山村の魅力を知って移住を検討しよう
山梨県丹波山村は、宝島社発行の月刊誌『田舎暮らしの本』2月号の「2024年版 住みたい田舎ベストランキング」村部門総合1位にえらばれた魅力あふれる移住先です。
深い山々と清流の豊かな自然、手厚い子育て・教育支援など、移住するだけの価値がある移住先といえるでしょう。東京都心から約2時間という距離感から、「二拠点居住」に適していることもおすすめポイントといえそうですね。
山梨県丹波山村の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう！
※内容は2024年1月執筆時のものです。
