都心での生活にも飽きて、退職後にどこか地方へ移住を検討している方もいるでしょう。なかには早期リタイアをして、地方移住を検討している方もいるかもしれません。そこで本記事では、移住するときに気をつけるポイントや、おすすめの街を紹介します。地方移住の現実を知って、実際に移住するか検討しましょう。
退職して移住する際の気をつけるポイント3選
退職して地方移住する際には、前もって計画的な準備が必要です。ここでは、移住する際に気をつけるポイントを3つ紹介します。ポイントを踏まえて、しっかりと準備をし、新しいスタートを切りましょう。
当面の生活に困らない十分な資金を貯めておく
地方移住をする際、まず最初に考えるべきは移住後の生活資金です。移住先での生活環境が整うまでの間や、または新たな収入源が確保できるまでの間、生活するための十分な貯蓄が必要になります。移住初期の予期せぬ出費をカバーできるよう、余裕を持った資金計画を立てることが大切です。移住先での住居の確保や引っ越し費用、初期の生活費など、移住に伴うあらゆるコストを見積もり、それに加えて数ヶ月分の生活費を用意しておきましょう。
移住先での生活費を見積もる
移住先によって、生活費は大きく異なります。地方によっては都市部に比べて生活費が割安な場合が多いですが、一概にすべての費用が安くなるわけではありません。例えば、車が必需品となる地域では、自動車保険代や車検代、駐車場代などの維持費や、ガソリン代が新たな固定費として加わります。したがって、移住先での具体的な生活費を見積もることが重要です。住居費や食費、光熱費、交通費など、日々の生活に必要な費用をリストアップし、移住前にしっかりと計画を立てましょう。
移住先での収入源を確保しておく
早期退職後の地方移住では、新たな収入源の確保が不可欠です。完全な仕事を引退して、悠々自適な生活を送りたい方も、趣味やライフスタイルを充実させるための追加収入があると安心です。移住先での就職やリモートワーク、または自営業を始めるなど、収入を得る方法は沢山あります。移住前に収入源になりそうな仕事を調査し、必要であれば新たなスキルを学んだり、既存のスキルを活かすための準備をしたりしましょう。
退職後移住のおすすめエリア
移住する際に気をつけることがわかったところで、次に移住におすすめの街を紹介します。移住先の候補が決まっていない方は、参考にしてみてください。
大手企業が多く集まっており仕事が豊富!愛知県名古屋市
名古屋市は、東海道新幹線で東京と大阪にすぐ行ける便利さと、都会さから移住先として人気を集めています。また、豊田市には世界的な企業であるトヨタ自動車の本社があり名古屋市内にもトヨタ自動車関連企業がいくつもあります。他にも、大手企業の本社や支店があるので、就職先には困りません。スムーズに再就職したい方におすすめです。東京圏からの移住者なら、条件にあてはまれば最大100万円が補助される「名古屋市移住支援補助金」があるので、利用することをおすすめします。
詳しくは、名古屋市の移住について解説した下記記事をご確認ください。
就業支援が手厚い!静岡県静岡市
東海道新幹線で東京と名古屋に約1時間で行ける静岡市は、アクセスの良さと海山どっちもある環境の良さから、移住先として人気を集めています。移住者が利用できる「静岡市空き家改修事業補助金」や、「テレワーク対応リフォーム補助制度」があるので、住宅のリフォームを検討している方は利用してみると良いでしょう。他にも移住相談会や移住ツアーが開かれているので、静岡市が気になる方は、まず参加してみることをおすすめします。
詳しくは、静岡市の移住について解説した下記記事をご確認ください。
手厚い移住支援で当面の生活費を確保できる!宮崎県都城市
山に囲まれ自然豊かでありつつ、宮崎県第二の都市として栄える都城市は、移住支援制度が全国でもトップクラスに充実しています。「移住応援給付金」を利用すれば、最大で300万円が補助されます。しばらく悠々自適に暮らしたい方や、起業までの時間が欲しい方でも安心です。また、宿泊費・レンタカー借上料が補助される「お試し滞在制度補助金」があるので、気になっている方はまず訪れてみるのがおすすめです。
詳しくは、都城市の移住について解説した下記記事をご確認ください。
地域おこし協力隊で収入源を確保可能!愛媛県西予市
リアス式海岸・盆地・河成段丘・カルスト台地などさまざまな地形が存在し、四国西予ジオパークに認定されているほど風光明媚な西予市は、多くの地域おこし協力隊員が活動しています。最新の募集情報は、西予市のホームページを確認してみましょう。移住支援制度も充実しており、東京圏からの移住者が利用できる「移住支援事業」では、最大100万円が補助されます。また、空き家バンクに登録された空き家の改修費用の一部が補助される「西予市移住者住宅改修支援事業費補助金」は、子育て世帯なら最大400万円が補助されます。他にも、引越費用や住宅取得費などが補助される「西予市結婚新生活支援事業」があるので、新婚世帯にもおすすめです。
詳しくは、西予市の移住について解説した下記記事をご確認ください。
Uターン移住支援金があるかも?出身の地に移住する
出身の市町村にUターンするのも選択肢の一つです。特に地方自治体では、過疎化を防止するため、Uターン者に補助金などの支援をおこなっている場合も多いです。具体的には、空き家バンクを利用者に対してリフォーム補助金があったり、子育て世帯向けに移住支援金を補助したりしているケースが多いです。出身の自治体や県に、支援があるか調べてみましょう。
退職後の移住についてはスタイルチャットで相談する
退職後の移住に関する疑問や困りごとがあれば、移住Styleのスタイルチャットがおすすめです。スタイルチャットとは、移住に関するお悩みや、素朴な質問などに解答するLINE相談窓口です。一人一人に合った移住先を紹介します。具体的に質問すれば、物件の紹介も可能です。気軽に利用してみましょう。
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スタイルチャット
退職後に安心して暮らせる移住先を検討しよう
退職後の新生活は、前もった準備が大切です。移住先での資金計画立てや、生活費の見積もり、収入源の確保をしっかり行い、安心して楽しむ移住生活を実現しましょう。地方移住は、新たなキャリアや趣味を見つけるチャンスです。理想の移住先を見つけ、充実した第二の人生のスタートを目指しましょう。
※内容は2024年2月執筆時のものです