栃木県鹿沼市は、北関東の中央部に位置する人口約9万人の移住先です。東は県都の宇都宮市、北は有名観光地である日光市に隣接し、東京都心からは100km圏内、東武日光線を利用すれば浅草駅へ最速で特急83分のため、東京へもアクセスしやすい立地といえます。
栃木県鹿沼市の最大の魅力は、その美しい「自然環境」です。市域の7割が山の森林でおおわれており、標高1,300mの高原にあり小尾瀬とも呼ばれる「井戸湿原」や、関東随一のエメラルドグリーンの清流「大芦川」など、美しい自然を存分に体験できます。また、ユネスコ文化遺産に登録された歴史ある祭がおこなわれるなど、多彩な魅力にあふれている移住先といえるでしょう。
今回は、栃木県鹿沼市移住の魅力やメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します!
栃木県鹿沼市の魅力を知って、ぜひ移住を検討しましょう!
栃木県鹿沼市移住の魅力/メリット3選
まずは、栃木県鹿沼市移住の魅力・メリットを3つ紹介します!豊かな森林と清流での川遊び、ユネスコ文化遺産登録の歴史ある秋まつりはとくに必見です。ぜひご覧ください!
豊かな森林・清流が美しく田園風景広がる里山の田舎暮らしが可能
栃木県鹿沼市は、西北部エリアを中心に市域の約7割が山の森林でおおわれており、奥深い山々を源流として、大芦川・荒井川・粟野川などいくつもの川が流れています。それぞれ清流や渓谷という景観が美しく、その美しい自然とともに田園風景広がる里山での田舎暮らしが可能なことが、栃木県鹿沼市移住の魅力・メリットといえるでしょう。
自然豊かな西北部エリアは、「前日光県立自然公園」として数々の景勝地を有し、観光はもちろん登山・ハイキング・キャンプ・川遊びなどをおもいっきり楽しめます。標高1,300mの高原地帯にある「井戸湿原」は、別名・小尾瀬と呼ばれ、可愛らしい野鳥や約400種類以上の植物が自生する動植物の楽園です。普通の野山では観られない貴重な動植物たちと、おだやかな自然景観をぜひ体験してみてください。
また、透明度が非常に高く、エメラルドグリーンの水面が美しい関東随一の清流「大芦川」も、ぜひ訪れたい自然スポットといえるでしょう。夏は川遊び、秋は紅葉が美しい大芦川は、移住生活において子どもから大人まで、多くの世代の方が楽しめる最高の「自然の遊び場」です。
この他にも、大小20ほどある涼しげな滝や横根山登山など、豊かな森林・清流が美しく、ふもとの里山に広がるのどかな田園風景も、どこか懐かしさを覚える日本の原風景といえます。ぜひ栃木県鹿沼市へ移住し、前日光県立自然公園の自然と、落ち着きのある田舎暮らしを実現してみてはいかでしょうか?
市街地がほどよく栄えており中心地は生活に便利
栃木県鹿沼市は、市街地がほどよく栄えており、中心市街地では便利な日常生活が送れることも移住の魅力・メリットといえます。
「福田屋百貨店 鹿沼店」を中心に商業施設が充実しているため、中心市街地であれば日常生活をすべてまかなえる利便性の高さが特徴です。また、各種施設に加え総合病院だけでなく、休日夜間急患診療所まであることは、慣れない移住生活に大きな安心感をもたらしてくれるでしょう。
さらに、県都である宇都宮市へはJR鹿沼駅から電車で約15分と距離が近く、休日の買い物や通勤なども気軽におこなえ、東武日光線・新鹿沼駅からは、特急で浅草駅へ乗換なし最速83分のため、都内へのアクセスも上々です。生活利便性だけでなく、宇都宮市・東京都内への交通利便性のよさも、特筆すべき魅力・メリットといえそうですね。
栃木県鹿沼市は、かつて宿場町として発展した歴史があり、中心市街地にある今宮神社周辺には、昔ながらのレトロな町並みを感じられることも魅力です。根古屋路地や銀座通りなどにその面影が残り、古い建物がリノベーションされたオシャレなカフェなどが増えているため、ほっとひと息つける時間を楽しめます。
市街地がほどよく栄えていることで暮らしやすさに定評があり、生活に便利であることが、栃木県鹿沼市移住の魅力・メリットといえるでしょう。
ユネスコ無形文化遺産に登録された祭をはじめ伝統文化が充実
ユネスコ無形文化遺産に登録された「鹿沼秋まつり」をはじめ、伝統文化が充実していることも、栃木県鹿沼市移住の魅力・メリットです。
1603年からはじまった「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」は、毎年10月の2日間にわたりおこなわれ、重厚・華麗な彫刻が施された20数台の屋台が、威勢のよいお囃子とともに町内を練り歩く歴史的価値の高い伝統的な祭です。鹿沼今宮神社祭の屋台行事は、2003年に国の重要無形民俗文化財、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された大規模な祭であり、この2日間は町全体が大いに盛り上がるため、栃木県鹿沼市移住において最高の移住体験の1つとなるでしょう。
祭の初日は、各地区自慢の豪華絢爛な屋台が中心市街地にある今宮神社の境内に入る「繰り込み」がおこなわれ、夕方からは彫刻屋台の提灯に灯をともし、各町内へ戻る「繰り出し」がおこなわれます。夜空まで明るく彩る提灯の灯りと威勢のよいお囃子は、感動と一体感を味わえる貴重な瞬間となるでしょう。2日目はマーチングバンドをはじめとする市民パレードがおこなわれる他、彫刻屋台が一堂に会し古峯原宮通りを運行する「屋台揃い曳き」で、祭のクライマックスを迎えます。
また、鹿沼秋まつりだけでなく、彫刻屋台にも採用されている、削り出した木を網目状に組み込んだ「鹿沼組子」など、多彩な伝統文化・工芸品が継承されていることも魅力です。ぜひ栃木県鹿沼市へ移住し、ユネスコ文化遺産に登録された勇壮な祭と伝統文化に触れてみてはいかがでしょうか?
栃木県鹿沼市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
つづいて、栃木県鹿沼市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します!要件等はあるものの、該当する方はぜひご活用ください!
東京圏からの移住で最大100万円以上!「鹿沼市移住支援補助金」
東京23区内の在住者または、東京圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に在住し、東京23区内に通勤している方が、栃木県鹿沼市へ移住し、就労・起業・テレワークなどの要件を満たすことで、最大100万円以上を支援してくれる、大規模な移住支援事業です。
要件等がやや複雑ではあるものの、東京圏からの移住を検討している方は、ぜひ詳細を確認しておきましょう。
【支援金の額】
- 単身世帯 60万円
- 2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同した移住の場合、子ども1人につき100万円を加算。
参考:移住支援補助金 最大100万円+子育て加算100万円!
オシャレなドミトリーでの移住体験に補助金!「移住促進おためし宿泊事業」
栃木県鹿沼市で移住体験してみたい方は、中心市街地にあるオシャレなドミトリー「Center」にて短期移住してみましょう!宿泊可能な複合施設として利用できる「Center」は、地元のアーティストや旅人など、さまざまな人が集う一大拠点でもあります。感度の高い人々との交流を通じ、ぜひ栃木県鹿沼市の魅力を体験しましょう。
施設利用料や補助金などの詳細は、下記のリンク先をご確認ください。
【宿泊補助額】
- 1泊1人あたり1,000円を補助(補助金は最大5泊まで利用可能)
参考:おためし宿泊してみませんか?
参考:Center – Alternative Space and Hostel 模索する多目的スペース+宿泊
1か月(28日間)の移住体験はコチラがおすすめ
参考:おためしの家「いちごいち家(え)」で鹿沼暮らし体験ができます!
住宅リフォーム工事に最大8万円支給!「鹿沼市住宅リフォーム助成事業補助金」
住宅のリフォームをおこなう方に対し、8万円を上限として補助金を支給する支援制度です。移住の際に住宅を購入し、間取りの変更や水回り・外構工事などのリフォームをおこなう方は、ぜひ活用しましょう。
工事着工前の事前申請が必要のため、その点はご注意ください。
【補助金の額】
- 対象工事費の10%以内 上限8万円
栃木県鹿沼市移住でおすすめのエリア3選
それでは、栃木県鹿沼市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!今回のおすすめエリアは、百貨店もある中心市街地・ゴルフ場が目の前の田園エリア・高原の自然を楽しめるエリアの3つです。移住の目的にあわせて、ぜひ参考にしてください!
百貨店や市役所がある便利な中心市街地「新鹿沼駅」周辺エリア
栃木県鹿沼市移住で、生活利便性の高い移住生活を送りたい方は、中心市街地である東武鉄道日光線「新鹿沼駅」周辺エリアがおすすめです!
新鹿沼駅周辺は、「福田屋百貨店 鹿沼店」や市役所、鹿沼秋まつりが開催される今宮神社など、商業施設や総合病院・美術館などといった施設が集まる、もっとも便利なエリアです。新鹿沼駅からは東京の浅草駅まで特急利用で最速83分のため、東京へのアクセスにも便利で、2拠点移住が可能であることも魅力といえます。
県都である宇都宮市へは、新鹿沼駅から北東へ約2km離れたJR鹿沼駅を利用する必要がありますが、駅間を路線バスが走り15分ほどでアクセスできるため、それほど不便さを感じることはないでしょう。
新鹿沼駅周辺は、かつて宿場町・鹿沼宿として栄えた歴史があり、路地裏にはその面影が残っていることも魅力です。「根古屋路地」などにはリノベーションされたオシャレなカフェなどが増えており、レトロな雰囲気の落ち着きある空間が広がっています。「銀座通り」や「末広町通り」も同様で、ぜひ、買い物がてら街ブラを楽しんでみてはいかがでしょうか?
栃木県鹿沼市移住で、東京へのアクセスや便利な日常生活はもちろん、ユネスコ文化遺産の秋まつりなどを思いっきり楽しみたい方は、中心市街地である新鹿沼駅周辺エリアをえらびましょう。
田園風景が広がるのどかな景色でゴルフも楽しめる「楡木駅」周辺エリア
田園風景が広がる場所で、のどかな田舎暮らしを楽しみたい方は、東武鉄道日光線「楡木(にれぎ)駅」周辺エリアがおすすめです!
市域のもっとも南に位置する楡木駅周辺は、田園風景と黒川が流れる非常にのどかな景色が広がっており、落ち着いた田舎暮らしに最適なエリアといえます。市街地のような利便性はないものの、中心市街地である新鹿沼駅へは電車で6分、または国道352号線を車で10分ほど北上すればアクセスできるため、そこまで不便ということはなさそうです。また、JR鹿沼駅行きの路線バスも走っています(新鹿沼駅へは途中で乗り継ぎが必要)。
さらに、県道6号線・宇都宮楡木線を東方向へ約30分ほど走れば、大型商業施設が充実した宇都宮市の中心市街地へも直接アクセスでき、気軽に買い物や通勤も可能なことは大きなメリットといえるかもしれません。車を利用する必要はありますが、楡木駅周辺エリアは市街地への移動のしやすさも特徴です。
子育てに関しては、市立の保育園・小中学校もあるため心配もなく、のびのびとした教育・育児ができるでしょう。また、駅の西側にはゴルフ場があり、ゴルフが趣味の方にはうれしい立地といえそうです。
栃木県鹿沼市移住で、田園風景に囲まれた田舎暮らしをしたい方は、ぜひ楡木駅周辺エリアを検討してみてください。
高原の自然公園や美しい清流でのレジャーが魅力「西北部」周辺エリア
移住するなら、森や清流に囲まれて最高の自然体験がしたい!という方は、山深く美しい自然がどこまでも広がる「西北部」周辺エリアがおすすめです!
栃木県鹿沼市は市域の約7割を山や森林が占め、西北部エリアに広がる前日光県立自然公園の美しい自然とともに、心身ともに健やかな移住生活が送れます。関東随一のエメラルドグリーンの清流・大芦川沿いの各集落では気軽に川遊びを楽しめ、「西大芦フォレストビレッジ」は川遊びスポットとして大人気です。
西北部エリアは非常に広く、里山でホタルが飛び交う中粕尾地区、施設が整った管理釣り場でイワナやヤマメなどの釣りを楽しめる永野地区など、あなたの理想の移住生活が実現できる、お気に入りの場所がきっと見つかるでしょう。
見どころが非常に多く、紅葉の名所として有名な大芦渓谷や多様な動植物を観賞できる井戸湿原、横根山のハイキングなど、美しい自然体験の数々が可能です。
山と川の自然に親しみ新鮮な空気を味わいながら、都会ではできない開放的な暮らしを叶えたい方は、栃木県鹿沼市の西北部エリアをえらびましょう。
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栃木県鹿沼市の魅力を知って移住を検討しよう
栃木県鹿沼市は、市域の約7割を山の森林が占める自然豊かな移住先です。「前日光県立自然公園」に指定され、井戸湿原や関東随一のエメラルドグリーンの清流・大芦川など、たくさんの見どころが存在します。また、市街地もほどよく発展し、ユネスコ文化遺産に登録された壮大な祭が毎年開催されていることも、移住の魅力といえそうですね。
栃木県鹿沼市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!
※内容は2024年4月執筆時のものです。