千葉県銚子市は、関東最東端の銚子半島にある海に囲まれた移住先です。人口約5.4万人を有し、日本最大規模の水揚げ量を誇る水産都市として数多くの新鮮な魚介類を楽しめ、「銚子ジオパーク」に認定された、その独特な力強い自然景観が魅力といえるでしょう。
今回は、千葉県銚子市移住の魅力やメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します！
千葉県銚子市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討してみませんか？日本最大規模の水産都市で「おさかな三昧」のおいしい移住生活を叶えましょう！
千葉県銚子市移住の魅力／メリット3選
まずは、千葉県銚子市移住の魅力・メリットを3つ紹介します！いわずと知れた日本が誇る水産都市は、その自然景観も魅力です。ぜひご覧ください！
日本最大規模の水産都市で多彩な魚介類や特産品が充実
千葉県銚子市移住で最大の魅力・メリットといえば、日本最大規模の水揚げ量を誇る水産都市として、多彩な魚介類や特産品が充実していることといえるでしょう。
銚子漁港では、年間約20～30万トンの魚が水揚げされており、2023年はその座を釧路漁港に譲ったものの、それまで12年連続で日本一を記録しつづけてきました。イワシ・サバ・サンマ・マグロなど約200種にもおよぶ魚介類が水揚げされ、鮮魚はもちろん、干物・缶詰といった特産品が充実しています。南から流れる黒潮と、北から流れる親潮がぶつかることで栄養豊富な水がわきあがり、日本有数の漁場となっているのです。
日本最大規模の水産都市・千葉県銚子市では、「おさかな三昧」の日々を楽しめます。ぜひ新鮮な魚介類の数々を味わい、健康的でおいしい移住生活をあなたも実現させてみませんか？
ジオパークの自然景観や日本遺産のレトロな町並みなど風光明媚な景色が広がる
関東最東端に位置し、その独特な地形から「銚子ジオパーク」に認定された自然景観の美しさや、日本遺産にえらばれたレトロな漁港の町並みなど、風光明媚な景色を楽しめることも千葉県銚子市移住の魅力・メリットです。
「銚子ジオパーク」は、銚子半島の海岸部や山間部を中心に1億3000万年前から1億年前という特徴的な古い地層が露出しており、地球の歴史そのものを体感できる大変貴重な自然の遺産であり、その範囲は千葉県銚子市の全域におよびます。犬吠埼や高田川の「チバニアン地層」など、ここでしか見られない力強い大地の息吹を、ぜひその目に焼き付けてみてください。
また、古くから漁場として発展してきた銚子市は、昔ながらのレトロな町並みを有する漁港の町並みも魅力です。外川漁港の町並みは、日本遺産「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」の構成要素の1つとして登録され、そのレトロな雰囲気は古き良き日本の伝統を感じさせてくれます。
ジオパークの自然景観や日本遺産のレトロな漁港の町並みなど、風光明媚な移住先であることは、ぜひ知っていただきたい千葉県銚子市移住の大きな魅力といえるでしょう。
夏は涼しく冬は温暖な太平洋沿岸独自の過ごしやすい気候
夏は涼しく冬は温暖な独自の過ごしやすい気候であることも、千葉県銚子市移住の魅力・メリットといえそうです。
関東最東端に位置し、三方を海に囲まれ太平洋に突き出た「拳」のような形の銚子半島は、「夏は涼しく冬は暖かい」という印象を持つ方が少なくありません。夏の暑さの指標である、最高気温が30℃を超える真夏日が、千葉県内の多くが30日間を超えているのに対し、銚子市では10数日間にとどまることが多いためそのように感じるようです。実際に気象庁のデータによると、銚子市の8月の平均最高気温は28.6℃と、千葉市31.0℃、東京23区32.0℃より涼しいことがよくわかります。
冬の場合はどうでしょうか？こちらは1月の平均最低気温で比較してみます。銚子市2.9℃・千葉市2.4℃・東京23区1.1℃という結果となりました。
| 8月平均最高気温 | 1月平均最低気温 | |
|---|---|---|
| 銚子市 | 28.6℃ | 2.9℃ |
| 千葉市 | 31.0℃ | 2.4℃ |
| 東京23区 | 31.3℃ | 1.2℃ |
※気象庁HPより抜粋
このように、千葉県銚子市は三方を太平洋の海に囲まれ、南から流れる黒潮の水面温度が25℃程度のため、そこから流れ込む風によって夏は涼しく冬は暖かい気候となるようです。
日々の気温は日常生活のクオリティを大きく左右します。夏は涼しく冬は暖かい千葉県銚子市は、移住先としてかなり暮らしやすい気候条件といえるでしょう。
千葉県銚子市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
つづいて、千葉県銚子市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します！要件等はあるものの、移住の際はぜひ活用しましょう。
移住者に対し格安家賃で住宅を賃貸！「特定市営住宅」
千葉県銚子市内にある市営住宅のなかで、特定の市営住宅を格安の賃料で利用できる移住支援制度です。市民から広く申し込みを受付けているものの、「特定市営住宅」においては、市外からの移住者や新婚世帯の方などを優先して入居を進めているそうです。
非常にお得な制度であるため、詳細は下記のリンク先を参照していただき、興味のある方はぜひ申し込みをしておきましょう。
新婚夫婦世帯に最大30万円！「銚子市結婚新生活支援事業」
夫婦ともに39歳以下の新婚夫婦が、千葉県銚子市で結婚新生活をはじめるにあたって、住居費として新居の購入費やアパート等の家賃、引越費用・リフォーム費用を補助してくれる移住支援事業です。
夫婦の所得が500万円未満（奨学金返済がある方は返済金を控除）であることなどの要件はあるものの、かなりお得な支援のため、興味のある方はぜひ詳細をご確認ください。
【補助金の額】
- 住居費・リフォーム費用および引越し費用をあわせた額で、上限30万円
※29歳以下の場合は、上限60万円
参考：結婚新生活を応援します
18歳未満の子どもの医療費を助成！「子ども医療費助成制度」
千葉県鴨川市では、18歳未満（高校3年生）の子どもの医療費を助成してくれる助成制度をおこなっています。保険診療の範囲内において、無料または自己負担金300円で受診できるため、子育て世代の方にとってかなりお得な支援となりそうです。
利用するには申請が必要なため、詳細は下記のリンク先を参照してください。
【自己負担金】
- 入院1日につき 300円
- 通院1日につき 300円
- 薬局（保険調剤） 無料
参考：子ども医療費助成制度
千葉県銚子市移住でおすすめのエリア3選
それでは、千葉県銚子市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します！今回は、海に近い3つのエリアをチョイスしました！どこも素敵なエリアばかりです。ぜひ移住の際の参考にしてください！
便利な暮らしができ漁港も近い中心市街地「銚子駅」周辺エリア
日本最大規模の水産都市の中心地で、便利な暮らしと新鮮な魚介類を楽しみたい方は、JR総武本線「銚子駅」周辺エリアがおすすめです！
利根川河口付近にある銚子駅は、市の中心市街地として発展しており、市役所をはじめ商業施設が充実しているため、もっとも生活利便性の高いエリアといえます。もちろん、銚子漁港も近く、漁港から水揚げされた新鮮な魚介類や特産品の直売所もあり、「おさかな三昧」の暮らしが可能です。
駅から車で5分ほどの「銚子漁港第一卸売市場」では、マグロなどの競りを見学できる魚市場見学がおこなえます。市場内の食堂では、水揚げされたばかりの新鮮なマグロなどを使った海鮮丼やお刺身の定食なども食べられるので、千葉県銚子市ならではの貴重な体験として、ぜひ味わってみてください。駅近くの「銚子セレクト市場」も同様で、新鮮な魚介類や特産品を購入できます。
中心市街地だけあって小中高校、総合病院なども充実しており、子育ても問題ありません。また、「醤油の町」としても有名なため「しょうゆ味わい体験館」などもおすすめです。千葉県銚子市移住で、最高の「おさかな三昧」の暮らしが送れる銚子駅周辺エリアは、まず検討していただきたいエリアといえるでしょう。
関東最東端の観光地で海のレジャーを楽しめる「犬吠駅」周辺エリア
銚子ジオパークの地形が美しい関東最東端の観光地で、海のレジャーを楽しみたい方は、銚子電鉄「犬吠駅」周辺エリアがおすすめです！
関東最東端の犬吠埼がある犬吠駅は、銚子市でも有数の観光地としてにぎわいを感じられ、太平洋の雄大な景色と「銚子ジオパーク」の力強い景観が魅力です。観光ホテルが建ち並び、海水浴場もあることから海のレジャーも楽しめ、楽しい日常生活が送れるでしょう。
犬吠駅は「銚子ジオパーク」有数の観光地として見どころが充実しており、数々の名所が存在しています。約6500万年前の白亜紀の地層が露出した海岸や、東映の映画のオープニングで流れる、「荒磯に波が打ちつける」あの超有名なシーンの撮影現場という噂のスポットもあります。
明治初期に造られた「犬吠埼灯台」も見どころの1つで、隣りにあるオシャレなショッピングモール「犬吠 テラステラス」では地元の特産品が購入できます。駅東側の海岸沿いを中心に観光スポットが充実しつつも、西側はのどかな田園風景が広がっており、ゆったりとした田舎暮らしが可能です。
銚子ジオパークの力強い景観と潮風を感じ、観光地独特のキラキラとした非日常感や田園風景の田舎暮らしなど、さまざまな魅力にあふれる犬吠駅周辺エリアも、千葉県銚子市移住で強くおすすめできるエリアといえるでしょう。
日本遺産の漁師町でのんびりレトロな雰囲気の田舎暮らし「外川駅」周辺エリア
レトロな風情あふれる日本遺産の漁師町で、のんびりとした田舎暮らしをしたい方は、銚子電鉄「外川駅」周辺エリアがおすすめです！
日本遺産「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」の構成要素の1つとして広がる外川の町並みは、江戸時代初期からつづくレトロな雰囲気がただよっています。趣ある駅舎を出れば漁港へ向かう細い路地の下り坂がつづき、築年数が相当経過しているであろう古民家を眺めながら歩いていると、まるでここだけ時が止まっているかのような落ち着いた気持ちになることでしょう。
今はあまり見かけることのなくなった昔ながらの漁師町では、とても静かでのんびりとした移住生活が可能です。朝陽や夕陽を眺めながら、ぜひ心安らぐ時間を過ごしましょう。「銚子マリーナ海水浴場」や「長崎海水浴場」といったビーチも近く、「長崎鼻」や「犬岩」といった銚子ジオパークの景勝地も魅力です。外川駅からは犬吠駅も近いため、観光地である犬吠埼へ遊びにでかけやすいのもいいですね。
レトロな景色が魅力の日本遺産の漁師町で、のんびりとした田舎暮らしをしたい方は、ぜひ外川駅周辺エリアを検討しましょう。
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千葉県銚子市の魅力を知って移住を検討しよう
千葉県銚子市は、日本最大規模の漁獲量を誇る水産都市です。約200種にもおよぶ魚介類が水揚げされ、新鮮な海の幸を贅沢に味わえる環境が最大の魅力といえるでしょう。また、「銚子ジオパーク」に認定された力強い自然景観が広がっており、観光地としてもにぎわっています。千葉県銚子市へ移住することで、海の幸に囲まれた「おさかな三昧」のおいしい移住生活が送れそうですね。
千葉県銚子市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう！
※内容は2024年4月執筆時のものです。
