近年、都会などから自然環境豊かな場所へ移住する際、事前に「移住体験」などを通じ、現地の暮らしを体験してから移住する流れがスタンダードになりつつあります。実際に現地で一定期間過ごすことで、「こんなはずじゃなかった!」という移住後のミスマッチをなくせるため、移住者獲得に力を入れている自治体の多くで実施されており、その内容もさまざまです。
そこで今回は、2024年4月に空家を活用して本格稼働した、全国に数ある移住体験施設のなかでも現在注目を集めている、長野県上伊那郡辰野町の「辰野町短期移住体験施設」にフォーカスし、その魅力に迫ります!
南アルプスと中央アルプスの山の自然と天竜川の清流が美しい、長野県上伊那郡辰野町への移住とともに、移住体験施設とはどのようなものか?がよくわかる内容です。自然豊かな田舎暮らしを実現させたい方や移住体験施設に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください!
長野県上伊那郡辰野町とは
長野県上伊那郡辰野町は、県中央部に位置する人口約1.8万人の町で、南アルプスと中央アルプスに囲まれた美しい山の自然が魅力の移住先です。清らかな天竜川が流れる里山の田園風景は日本の原風景そのものであり、どこまでも透き通った空気とあざやかな緑の景色のなか、最高の田舎暮らしを満喫できます。
また、美しい里山の風景が広がる長野県上伊那郡辰野町は、「日本一のホタルの里」として知られていることも特徴です。松尾峡・ほたる童謡公園では、毎年6月ごろに発生数日本一・約1万匹のホタルの舞いを観賞でき、この時期におこなわれる「信州辰野ほたる祭り」は県内外から多くの人が訪れます。都会で生まれ育ち、これまでホタルを見たことがない方にとって、幻想的なその光景は一生の思い出となることでしょう。
美しい里山の自然とともに、長野県上伊那郡辰野町は「日本の地理的中心地」であることにもぜひ注目してみてください。町内に北緯36度と東経138度が0分00秒で交差する通称「ゼロポイント」があり、大城山の北方鶴ヶ峰の山中に「日本中心の標」が設置されています。北方鶴ヶ峰の展望台からは360度の大パノラマが広がり、北・中央・南アルプスや八ヶ岳を望める絶景スポットとしておすすめです。
一般的に、長野県の冬は積雪が多い印象があるものの、上伊那郡辰野町の平年の積雪は10cmほどと、それほど心配はいりません。冬の寒さはたしかに厳しいものの、夏の暑さは東京などとくらべ4~5℃低く湿度も高くないため、とても過ごしやすいことは大きな魅力です。
近隣の町への交通アクセスも上々で、長野県第2の都市である松本市や、諏訪湖・諏訪大社で有名な諏訪市が近く、気軽に観光や遊びに出かけられます。これらの町に近いため、移住後における仕事の選択肢が多いこともメリットといえるでしょう。
さらに東京へは電車で約3時間、名古屋へは約2時間半と大都市へのアクセスも悪くありません。自然環境の豊かさだけでなく、近隣都市や大都市へもアクセスしやすい立地から、人気の移住先である長野県内においても、上伊那郡辰野町は注目の移住先の1つといえるのです。
南アルプスと中央アルプスのふもと、里山と清流・水田の景色という日本の原風景を大いに感じながら最高の田舎暮らしを実現させたい方は、ぜひ移住を検討してみてはいかがでしょうか?
話題の辰野町短期移住体験施設とは
今話題の「辰野町短期移住体験施設」とは、どのようなものなのでしょうか?ここからは施設の概要や特徴を解説していきます!長野県上伊那郡辰野町への移住や、「移住体験施設」に少しでも興味がある方は、ぜひ参考にしてください!
最短5日25,000円から利用可能
辰野町短期移住体験施設は、最短5日25,000円から利用でき、最長1か月間利用できます。5日以降は1泊につき1,000円が追加され、人数によって料金が変わることはありません。最短でも5日間滞在できるというところがポイントで、時間的な余裕をもってリアルな日常を体験できます。地元スーパーでの買い物や散策など、思い思いにのんびりとした時間を過ごしましょう。
利用を希望する方は、入居予定日から原則15営業日までに、下記リンク先のGoogleフォームで申し込みをしてください。移住コーディネーターとの事前面談(電話またはZoomで1時間程度)をおこない、日程を決めて申し込みが完了となります。
【利用期間と利用料金】
期間:最短5日~最長1か月の期間
金額:最短5日 25,000円(以降1泊につき1,000円が加算)
※料金例 5日間 25,000円 / 7日間 27,000円 / 30日間 50,000円
参考:辰野町短期移住体験施設
都会ではあまり見かけない平屋の5DK物件
辰野町短期移住体験施設は、都会ではあまり見られない広々とした平屋の5DK物件であることが特徴です。昭和63年築の空家を活用した木造平屋建ては、まさに田舎ならではの贅沢な間取りといえ、開放感を感じながらリラックスした移住体験ができるでしょう。和室がメインとなっており、畳の上でゴロンと寝転がれるのもいいですね。
県道19号線沿いに位置し、周囲は住宅と田畑が混在する静かな環境が広がっています。コンビニまで徒歩3分のため、ちょっとした買い物も気軽におこなえ、田舎暮らしがはじめての方でも安心です。車で数分走れば21時まで開いているスーパーやホームセンターもあり、滞在中の食材や日用品はこちらで購入しましょう。また、ホタルの季節であれば、発生数日本一といわれる東日本随一のホタルスポット「松尾峡・ほたる童謡公園」へのアクセスもよく、ぜひ幻想的な光の乱舞をお楽しみください。
その他にも、高速バスのバス停が徒歩10分、JR辰野駅は徒歩13分と移動にも便利です。移住体験のかたわら、諏訪市や松本市などへ気軽に観光・買い物に出かけられることで、移住後の休日の過ごし方の参考にもなるでしょう。
生活するうえで必要な備品やWi-Fiが利用可能
生活するうえで必要な備品はもちろんWi-Fiも利用可能なため、大きな荷物は必要なく現地へ到着後すぐに移住体験をスタートできます。布団やシーツ類、調理器具に食器、家具家電等ひと通りそろっており、これらを事前に持っていく必要はありません。
生活用品の一部、タオル類や歯ブラシ・シャンプーなどといった個人利用するものはこちらで準備する必要はあるものの、荷物が最小限で済むため気軽に利用できることは大きな魅力です。また、現代の必需品といえるWi-Fiも使えるため、リモートワークができることはもちろん、現地の様子をSNSなどで発信してみるのもおもしろそうですね。
参考:備品リスト
移住コーディネーターのサポートつき
短期移住といえども知らない場所で生活する場合、少なからず不安なことがあるかもしれません。辰野町短期移住体験施設の利用者に対しては、現地で移住コーディネーターがきめ細やかなサポートをしてくれるため、安心して移住体験をおこなえます。
地元のおすすめスポットはもちろん、実際に移住するために必要な準備や住居、病院や子どもが通う学校・現地での就職など多岐にわたり相談でき、短期移住体験の期間中だけでなく、移住体験が終わったあとのアフターフォローも万全です。また、希望すれば地域の方々との交流の場も設けてくれるため、長野県上伊那郡辰野町でのリアルな暮らしや生の声を体験できます。施設利用の際は、ぜひ地域の方々と積極的にコミュニケーションをとってみましょう。
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移住体験施設の利用を検討しよう
近年、都会から自然豊かな田舎へ移住する際、まずは移住体験施設を利用して、現地でのリアルな暮らしを体験する方が増えています。数日だけの旅行を兼ねた現地視察ではわからないことも多く、絶対に失敗したくない人生の一大イベントである移住において、これは当然の流れかもしれません。
今回は、2024年4月に本格稼働して注目を集める、長野県上伊那郡辰野町の「短期移住体験施設」を紹介しましたが、全国にはさまざまな移住体験施設が存在します。理想的な移住を叶えるためにも、気になる移住先があれば移住体験が可能かどうかチェックし、ぜひ移住体験施設の利用を検討しましょう!
※内容は2024年6月執筆時のものです。