埼玉県滑川町（なめがわまち）は、比企郡に属し、県のほぼ中央にある人口約1.9万人の移住先です。「国営武蔵丘陵森林公園」を有する緑の自然が豊かな町で、東京から60km圏内に位置するため、池袋駅へ急行約60分でアクセスできる利便性が魅力といえるでしょう。
また、周辺自治体よりも先駆けて、さまざまな子育て支援に力を入れたことにより、子育て世帯を中心に2000年以降人口が5割も増え、現在も増加傾向がつづく全国でも珍しい、「100年後も消滅しない町」としても知られています。関東近郊で移住先をお探しの方、とくに都内で今の仕事をつづけながら移住を検討したい方にとって、必見の移住先といえるでしょう。
今回は、埼玉県滑川町の魅力やメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します！
人口減少社会に突入した日本において、安定した発展をつづけている大注目の移住先、埼玉県滑川町への移住を、ぜひ検討しましょう！
埼玉県滑川町の魅力／メリット3選
まずは、埼玉県滑川町の魅力や、移住することで得られるメリットを3つ紹介します！魅力やメリットを理解して、ぜひ移住を検討しましょう！
2000年以降人口が5割も増えた大注目の「100年後も消滅しない町」
埼玉県滑川町最大の魅力は、人口減少がつづく日本において今もなお人口が増加傾向にあり、2000年以降の人口が5割増という驚異的な実績に他なりません。
埼玉県滑川町の2000年における人口は12,836人でしたが、2024年5月現在の人口は19,678人と5割も増えています。理由はいくつかあるものの、手厚い子育て支援をはじめ、自然環境・利便性などといった、総合的に子育てしやすい環境を求める子育て世代の移住者が増えつづけた結果といえそうです。
今後、日本において急激な人口減少社会が訪れることは、近年広く知られるようになりました。人口減少によって、将来的に正常な行政機能が果たせなくなるおそれがある、「消滅可能性自治体」というセンセーショナルな言葉が注目を浴び、実際に、全国の744自治体がこの消滅可能性自治体に指定されています。
参考：
しかし、埼玉県滑川町では若い世代、とくに子どもと「若年女性人口」といわれる20～39歳の女性が増えつづけているため、消滅可能性自治体に指定されることはなく、それどころか、全国に8つしかない「人口が安定し、100年後も消滅しない町」にえらばれたのです。
このように、将来的に人口が減少せず行政機能も安定しつづけられることは、移住先えらびにおいて重要であることはいうまでもありません。末永く安心して暮らしていくために、将来にわたって発展をつづけていくことが予想される「100年後も消滅しない町」埼玉県滑川町は、全国でも貴重な、今の日本において大注目の移住先といえるのです。
池袋駅へ急行約60分でアクセスでき始発もあるため座れる
埼玉県滑川町が移住先として人気であるもう1つの理由として、池袋駅へ急行約60分という利便性も挙げられます。都内への通勤・通学が可能となり、しかも、始発電車がかなり多いことから高確率で座れるため、朝の通勤ラッシュも苦になりません。
人口が増えつづけている人気の移住先であることからもわかるように、都内へ通勤可能で自然豊かな移住先をお探しの方は、ぜひ埼玉県滑川町を候補にしてみてください。通勤時に「座れる」というだけでも、QOLを一気に高められる大きなメリットといえるでしょう。
静かな住宅街と丘陵地帯の森や田園風景など住みやすさが抜群
地方移住に何を求めるかは人それぞれですが、「住みやすさ」はもっとも優先順位が高いものの1つではないでしょうか？埼玉県滑川町の住宅街は敷地に余裕があり非常に静かで、すぐ近くに「国営武蔵丘陵森林公園」の森となだらかな丘陵地帯が広がっており、開放感と癒やし・落ち着きのある健康的な日常生活が送れます。
町の南部に広がる住宅街の他に、中部から北部にかけて自然豊かでのどかな田園地域も広く存在し、とにかく住みやすさが抜群です。日常生活に必要なスーパーなどの商業施設も不足なく、不便さを感じることもあまりないでしょう。
視界をさえぎる高い建物に囲まれた、都会での暮らしと少し距離を取りたい方にとって、心の落ち着きを取り戻せる「住みやすさ」も、埼玉県滑川町の魅力といえるのです。
埼玉県滑川町のデメリット3選
つづいて、埼玉県滑川町移住のデメリットも3つ紹介します！メリットとデメリットの両方を理解して、失敗のない移住を叶えましょう。
丘陵地が多く徒歩や自転車の移動が不便
埼玉県滑川町は、町域の約6割がなだらかな丘陵地であるため坂が多く、徒歩や自転車などでの移動が不便なことはデメリットといえるかもしれません。町の面積は小さいながら、その狭い町域には標高30m〜130mという標高差があり、車移動以外だとなかなか大変です。
住宅街がある南部は平坦な場所が多いものの、それ以外は丘陵地独特の坂道がつづくため、徒歩や自転車などでの移動が不便であることは、ぜひ事前に理解しておきましょう。
外灯が少ないため夜の1人歩きは注意が必要
都市部と比較して外灯が少ないため、夜の1人歩きには注意が必要であることも、移住前に知っておきたいデメリットといえそうです。地方の町では仕方がないことかもしれませんが、農村部だけでなく市街地においても外灯が多くなく、夜の1人歩きに不安を覚えるかもしれません。
決して治安が悪いというわけではありませんが、どうしても気になる方は、可能な限り明るいうちに用事を済ましておくか、事前に必要な防犯対策をしておいたほうがいいかもしれませんね。
人口当たりの病院・診療所の数が全国平均より少ない
人口当たりの病院や診療所の数が全国平均より少ないことも、埼玉県滑川町移住のデメリットといえます。日本医師会の統計によると、人口10万人当たりの病院数は、全国平均6.43に対し埼玉県滑川町は5.07とやや下回り、一般診療所の数は全国平均72.70に対し25.34と大幅に下回っているのが現状です。
ただ、近隣の東松山市や熊谷市などに行けば大きな病院がそろっていることから、それほど心配する必要はありません。万が一の際は町内の病院以外に近隣市の病院も活用するようにしましょう。
埼玉県滑川町移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
ここからは、埼玉県滑川町移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します！これらの支援をフル活用し、少しでもお得に移住しましょう！
出生時に5千円・小中学校入学時にそれぞれ5万円！「子育て応援金＆支援金制度」
埼玉県滑川町では、令和5年4月1日以降に出産した子どもに対し、5千円を支給する「子育て応援金支給制度」と、第3子以降が対象となり、小中学校入学時にそれぞれ5万円を支給する「子育て支援金制度」を実施しています。
これら2つの支援金制度は子育て世帯の方にとっては非常に魅力的です。ただし、第3子以降が対象の「子育て支援金制度」については、平成29年度～令和4年度に事前申請した方のみが対象となるため、実質的に活用できるのは出生時に5千円を支給してもらえる「子育て応援金」のみであることに注意してください。
両制度の詳細については下記のリンク先を参照していただき、該当する方はぜひ活用しましょう。
参考：子育て応援金支給制度について
参考：子育て支援金制度
安心の子育て支援！「給食費無償化」「こども医療費助成」
町内に住所を有している児童生徒に対し、幼稚園・保育園と小中学校の給食費が実質無料となる「給食費無償化」を実施しています。また、18歳までの保険診療による子どもの医療費が無料となる「こども医療費助成」もあわせて実施しており、手厚い子育て支援が特徴です。
埼玉県滑川町の人口が今もなお増えつづけている要因として、これらの充実した子育て支援を、他の自治体より先駆けておこなってきたことによるものが大きく、現在も安心して子育てできる環境が整っています。申請方法や具体的な助成方法などは、下記のリンク先を参照してください。
参考：令和6年度 滑川町保育施設利用申込みの手引き （PDF 16ページ参照）
参考：こども医療費の助成
耐震改修またはリフォーム工事に最大10万円！「滑川町耐震・住宅リフォーム補助金」
工事金額が20万円以上となる住宅の耐震改修工事やリフォーム工事に対し、費用の100分の5に相当する金額で、かつ、10万円を限度とする補助金事業です。耐震改修に要する費用を補助してくれる移住先は多いものの、耐震改修と関係のないリフォーム費用までカバーしてくれるため、非常にお得な支援といえるでしょう。
町内業者と契約することなどの条件はあるものの、移住の際に耐震改修やリフォームを希望する方は、ぜひ申請しましょう。
埼玉県滑川町移住でおすすめのエリア3選
それでは、埼玉県滑川町移住でおすすめのエリアを3つ紹介します！叶えたいライフスタイルを考えながら、ぜひ移住の際の参考にしてください！
池袋駅へ座って移動できる自然に近い住宅街「森林公園駅」周辺エリア
埼玉県滑川町移住でまずおすすめしたいエリアは、池袋駅へ座って移動できる住宅街、東武東上線「森林公園駅」周辺エリアです！
森林公園駅とその周辺は、住宅街と田畑が混在するのどかな景色が広がり、池袋駅へ急行で約60分というアクセスのよさから、通勤・通学・都内への買い物など移動に便利なことが魅力といえるでしょう。しかも、電車の多くが始発となるため、座って移動できることは大きなポイントです。都内へ通勤・通学する方は、ぜひ検討してみてください。
また、森林公園駅は東松山市との境界近くに位置し、境界をまたいだところに総合病院があるため医療環境も充実しています。さらに、関越自動車道・東松山ICへは車で数分の距離のため、高速道路利用にも便利です。
エリア全体に落ち着いた雰囲気がただよっており、駅北側にある整備された「森林公園緑道」は日常の散歩道としておすすめで、県道47号線を北上すれば「国営武蔵丘陵森林公園」へも簡単にアクセスできます。森林公園駅周辺エリアは、総合的な住みやすさが魅力といえ、埼玉県滑川町移住でもかなりの人気エリアといえるでしょう。
日常の買い物に便利で暮しやすさが魅力の住宅街「つきのわ駅」周辺エリア
つづいてのおすすめエリアは、日常の買い物に便利な新しい住宅街、東武東上線「つきのわ駅」周辺エリアです！
つきのわ駅は、2002年にできた新しい駅で、駅開業にあわせ東武鉄道が住宅開発をおこなったことからきれいに区画整理されており、比較的新しい家が建ち並ぶ閑静な住宅街といえます。駅のすぐ近くにスーパーとホームセンターがあるため生活利便性が抜群で、高校と小学校も駅の近くにあることから、子育て環境も良好といえるでしょう。
また、つきのわ駅も、森林公園駅と同様に東松山市の境界付近にあり、境界をまたいだところに総合病院があるため万が一の際も安心です。
つきのわ駅周辺の住宅街はきれいに区画整理され、比較的新しい家が多いため雰囲気がよく、敷地に余裕があり地価も安いことから、「夢のマイホーム」を購入する場所としてもおすすめかもしれません。静かな郊外でゆったりと暮らし、かつ、生活利便性も良好なつきのわ駅周辺エリアも、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか？
里山の田園風景や緑豊かな公園・町役場もある「福田地区」周辺エリア
最後のおすすめエリアは、町の中央部～北部にかけて広がる「福田地区」周辺エリアです！
福田地区は、住宅街を中心とした南部に対し、周囲をなだらかな丘陵が取り囲み、里山の田園風景や「国営武蔵丘陵森林公園」などの豊かな自然と公園が充実した、「のんびり田舎暮らし」に最適なエリアといえるでしょう。また、滑川町役場もこのエリアにあります。
メインストリートである県道47号線を少し南に行けば、スーパーやホームセンター・スターバックスコーヒーなどがある複合商業施設「なめがわ森林モール」も近いため、生活利便性も悪くありません。小中学校もあることから子育て世帯の方にもおすすめです。
福田地区へ移住することで数々の自然を身近に体験でき、田畑に囲まれたストレスフリーな里山暮らしが可能です。ぜひあなたも福田地区へ移住して、「国営武蔵丘陵森林公園」の癒やしの森で、ゆったりとした移住生活を送ってみてはいかがでしょうか？
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埼玉県滑川町の魅力を知って移住を検討しよう
埼玉県滑川町は、2000年以降人口が5割も増え現在も増加傾向にある、全国でも8つしかない「人口が安定し、100年後も消滅しない町」にえらばれた移住先です。「国営武蔵丘陵森林公園」の豊かな自然と池袋駅へ約60分という利便性、さらには子育て支援など、まさにこれから最盛期を迎えるかのような明るい雰囲気を感じさせてくれます。住みやすさに定評があり、関東近郊で移住先をお探しの方にとって、ぜひ注目していただきたい移住先といえそうです。
埼玉県滑川町の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう！
※内容は2024年7月執筆時のものです。
