移住コラム

【山形県】大江町へ移住しよう!最上川舟運で栄えた歴史ある街並みと寒暖差を利用した極上フルーツが魅力!

山形県大江町は、県中央部に位置する人口約7,000人の移住先です。面積の約8割を森林が占め、町の西部には、磐梯朝日国立公園にふくまれる「朝日連峰」などの豊かな自然が広がっています。一方、町の東部には日本三大急流「最上川」が流れ、江戸時代には最上川舟運によって、中心地である左沢(あてらざわ)地区が大いに栄えました。かつての街並みは現代にも残されており、「重要文化的景観」に指定されていることは大きな魅力といえるでしょう。

また、糖度の高い各種フルーツやブランド米などの農作物の栽培も盛んで、これらの特産品が充実していることも特徴です。おいしいフルーツやお米などを地産地消で味わえることも、山形県大江町移住の醍醐味といえるかもしれません。

今回は、山形県大江町移住の魅力やメリット・利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します!

ぜひあなたも、山形県大江町への移住を検討しましょう!

山形県大江町の魅力/メリット3選

雄大な最上川のビューポイント、山形大江町の様子

まずは、山形県大江町の魅力やメリットを3つ紹介します!歴史を感じられる街並みや充実した農産物などはとくに必見です!ぜひご覧ください!

最上川舟運で栄えた「重要文化的景観」の歴史を感じられる街並み

山形県大江町最大の魅力は、かつて最上川舟運で栄えた歴史を感じられる、「重要文化的景観」の街並みを体験できることといえます。

町の中心地である左沢(あてらざわ)地区は、中世から近世にかけ交通の要衝として栄えてきました。江戸時代に入ると町がさらに整備され、最上川沿いには米沢藩の舟屋敷が整備されることとなります。農作物を上方へ運ぶ際に活用された最上川の舟運によって、さらに町が発展し、近代に入ると大火によって一度大きな被害を受けたものの、現代もなお往時の歴史を感じさせてくれる街並みが残されています。

これらの歴史ある街並みは、「最上川の流通・往来及び左沢町場の景観」として「重要文化的景観」に指定されました。地区を一望できる楯山にはかつて大規模な城が築かれ、現在は「楯山公園」として地域の憩いの場となっており、その展望台から望む左沢の街並みはまさに絶景です。

ぜひあなたも山形県大江町へ移住し、歴史ロマンあふれる左沢地区で風情に満ちた街並みを体験してみてはいかがでしょうか?

豊かな自然に加え多彩なフルーツやブランド米など農産物が充実

豊かな自然に加え、多彩なフルーツやブランド米など農作物が充実していることも、山形県大江町の魅力です。

町の約8割を森林が占める豊かな自然環境は、町を流れる日本三大急流「最上川」とともに、貴重な観光資源となっています。西部の朝日連峰は、広大なブナの原生林が広がる「磐梯朝日国立公園」にふくまれ、登山やハイキングの人気スポットです。豊かな自然環境は移住者に癒やしをもたらし、ストレスフリーな移住生活が実現できるでしょう。

また、リンゴ・ラ・フランス・桃・すもも・ブドウなどのフルーツ栽培も盛んで、寒暖差によって非常に糖度の高い高品質なフルーツが特産品として収穫されています。さらには山形県が誇るブランド米「つや姫」も栽培されており、山形県大江町は農作物がとても充実した移住先といえるのです。

学校給食では食育の一環として、これらの地元で穫れた食材をふんだんに利用しています。子どもの発達・成長において学校給食が担う役割は大きく、食の大切さを学べる環境は非常に重要です。山形県大江町は、豊かな自然とともに農作物が充実しており、食育も広く実施されていることから、子育て世帯の方も安心できる移住先といえそうですね。

県庁所在地である山形市までアクセスしやすく新幹線に乗り換え可能

県庁所在地である山形市までアクセスしやすく、そこから新幹線に乗り換えが可能なことから、東京都まで移動しやすいことは、山形県大江町の特筆すべきメリットといえるでしょう。

町の東端にある中心地・左沢(あてらざわ)地区にあるJR左沢駅から、県庁所在地である山形市のJR山形駅までは、電車で約40分・車で約30~40分のため通勤・通学が可能です。山形市へアクセスできることで求人の種類や数が増え、子どもの進学先の幅も一気に広がります。地方移住において、近隣都市や県庁所在地へのアクセスのしやすさは生活するうえで非常に重要で、山形県大江町はかなりの好立地といえるかもしれません。

さらに、山形駅からは新幹線に乗り換え可能で、東京駅へは約2時間半と、比較的上京しやすいこともメリットです。地方移住においてたびたびネックとなる、近隣都市や県庁所在地へのアクセスのよさは、山形県大江町移住において大きなプラス材料となるでしょう。

山形県大江町のデメリット3選

左沢線の様子

つづいて、山形県大江町のデメリットも3つ紹介します!メリットとデメリットの両方を知ることが、失敗のない移住にはとても重要です。ぜひこちらもチェックしておきましょう!

町の中心部で1m・山間部であれば2~3mに達する積雪

山形県大江町は県内でも積雪が多いといわれており、町の中心部で1m、山間部であれば2~3mに達することは、移住のデメリットといえるでしょう。

積雪量が多くなると、雪かきや雪下ろしといった作業が必要となり、生活するうえで負担となります。最近は家庭用の小型除雪機を導入している方も多く、以前よりも負担が少なくなっているものの、作業自体がなくなるわけではありません。雪国ならではのデメリットとして、ぜひ事前に理解しておきましょう。

夏が意外と暑く一年を通して寒暖の差も激しい気象条件

東北地方の夏は涼しいというイメージがありますが、山形県大江町の夏は意外と暑く、一年を通して寒暖の差が激しいといわれています。

夏は盆地特有のフェーン現象によって高温多湿となり、冬は山形県内においても積雪量が多い気象条件です。そのため、夏と冬の寒暖差が激しくなり、体調を崩しやすくなるかもしれません。ただ、一年を通した激しい寒暖差はデメリットだけでなく、特産品であるフルーツに高い糖度をもたらしてくれます。暑さ・寒さの対策をしっかりとおこない、こまめな体調管理が大切ですね

駅が1つしかなく日常生活には車が必要

山形県大江町は、町の東端の中心部・左沢(あてらざわ)地区に1つしか駅がなく、日常生活には車が必要です。町営バスや乗り合いタクシーはあるものの、本数の少なさや限られた行き先などあまり便利とはいえないため、移住の際は車を所有しておくことをおすすめします。

駐車場代はかなり安いため、維持費を気にする必要はそれほどありません。山形県大江町をふくむ地方移住全般においてよくいわれるデメリットとして、車が必要であることは認識しておきましょう。

山形県大江町移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

水しぶきの上がる最上川の様子

ここからは、山形県大江町移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します!家賃補助や住宅ローン補助など、住まいに関する補助金の充実が特徴です。ぜひこれらの移住支援を活用し、お得な移住を叶えましょう!

東京圏からの移住者必見!最大100万円以上!「山形県移住支援金」

東京23区内在住者または、東京圏に在住し東京23区内に通勤している方が、就業・起業・テレワークまたは関係人口などの要件を満たすことで、最大100万円以上を支援してもらえる大規模な移住支援事業です。

かなりお得な支援金ではあるものの、山形県仕事マッチングサイトに掲載された、対象求人への就職などといった細かな要件があるため、詳細は下記のリンク先を参照してください。東京圏から移住を検討している方はぜひチェックしておきましょう。

【支援金の額】

  • 単身世帯 60万円
  • 2人以上の世帯 100万円
    ※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、子ども1人につき100万円を加算。

参考:最大100万円+α!!山形県移住支援金

45歳以下の移住者に家賃補助!「移住者・新婚世帯向け 家賃補助金」

45歳以下の移住者や子育て世帯の移住者などに対し、家賃の2分の1以下かつ、上限月額1万円の範囲で最大36か月間家賃を補助してもらえるお得な補助金です。また、子育て世帯の方に対しては、中学生以下の子ども1人につき5千円を加算してもらえます。

山形県大江町へ移住し、賃貸住宅を借りようと検討中の方は、ぜひ詳細を確認しておきましょう。

参考:令和6年度 移住者・新婚世帯向け 家賃補助金 実施中

住宅ローンを最大30万円補助!「大江町若者・子育て世代住宅ローン補助金」

45歳以下の方または、中学生以下の子どもがいる世帯の方に対し、住宅ローン残高を年間最大30万円補助してくれる補助金事業です。年末残高の1%または30万円のいずれか低い額を、年度ごとに最大30万円、3年間にわたり補助してもらえます。

山形県大江町へ移住し、住宅ローンを組んで住宅購入を予定されている方にとって、かなりありがたい支援といえるでしょう。申請方法等の細かな要件は、下記のリンク先を参照してください。

参考:令和6年度 大江町若者・子育て世代住宅ローン補助金

山形県大江町移住でおすすめのエリア3選

JR左沢駅 (あてらざわえき)の様子

それでは、山形県大江町移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!今回は、歴史ある街並みの中心地・中心地へアクセスしやすい農村地域・温泉や川遊びが魅力の山間地域の3つです!ぜひ移住の際の参考にしてください!

重要文化的景観の歴史ある街並みが魅力の中心地「左沢駅」周辺エリア

重要文化的景観の歴史ある街並みで便利な日常生活を送りたい方は、山形県大江町の中心地であるJR左沢線「左沢(あてらざわ)駅」周辺エリアがおすすめです!

町の東端にある中心地・左沢地区は、かつて最上川水運の中継地として大いに栄え、現代においても、往時の歴史あふれる街並みが残されています。「重要文化的景観」に指定された、これらの街並みのなかで暮らせることは、日常生活に新鮮な感動やよろこびをもたらしてくれるでしょう。かつて大規模な城が築かれた「楯山公園」から望む街の姿は絶景のひと言に尽き、ぜひその目に焼き付けてみてください。

中心地であるため生活利便性は抜群で、町役場はもちろん、スーパーやコンビニなど日常生活に必要なものはそろっています。左沢駅から県庁所在地がある山形駅まで電車で約40分・車で約30~40分のため、山形市内へ通勤・通学も可能です。

山形県大江町移住を語るうえで絶対に外せない、「重要文化的景観」が魅力の左沢駅周辺エリアは、必ず検討していただきたいおすすめエリアといえるでしょう。

中心地にほど近いのどかな農村地域「本郷地区」周辺エリア

のどかな農村地域で暮らしながら、中心地へもひんぱんにアクセスしたい方は、中心地の西に位置する「本郷地区」周辺エリアがおすすめです!

本郷地区は、中心地である左沢(あてらざわ)地区の西側に隣接しており、のどかな田園地帯が広がっています。県道27号線を東方向へ進めばほんの数分で左沢地区へ出られるため、田舎暮らしと市街地の利便性の両方を享受できる、「コスパ」にすぐれたエリアといえるかもしれません。

川が流れ田園風景広がる里山での移住生活は、最高の癒やしと落ち着きをもたらしてくれるでしょう。のどかな暮らしと利便性のいいとこどりが可能な本郷地区も、山形県大江町移住でかなりのおすすめエリアといえそうですね。

温泉・川遊びを楽しめる自然豊かな山間地域「七軒地区」周辺エリア

自然豊かな山間地域で、思いっきりアウトドアな移住生活を実現させたい方は、山形県大江町の西部に広がる「七軒地区」周辺エリアがおすすめです!

七軒地区は、本郷地区の西側の山深い山間地域にあり、緑の自然に囲まれたアウトドア感いっぱいの移住生活が可能です。「朝日連峰」登山や景勝地「神通峡」など、最高の自然体験を楽しみましょう。七軒地区には、廃校を利活用した子どもの各種体験施設「大江町山里交流館 やまさぁーべ」があり、田植え体験や収穫体験・夏のリバートレッキング、冬の雪上トレッキング(かんじきトレッキング)などが人気です。

また、県道27号線沿いには露天風呂付きの日帰り温泉施設もあり、日常的に温泉を利用できることも大きな魅力といえます。どこまでも広がる緑一色の山の景色のなか、開放感にあふれた暮らしが可能です。大自然をおもいっきり体験できるおすすめエリア「七軒地区」も、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?

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オフィスで働くビジネスパーソンの様子

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山形県大江町の魅力を知って移住を検討しよう

早朝の日本一公園からの眺めの様子

山形県大江町は、かつて最上川舟運で栄えた歴史をもち、往時の歴史ある街並みが残されていることが最大の魅力です。「重要文化的景観」に指定された歴史ロマンあふれる街並みを、ぜひ移住して現地で体験してみてください。また、寒暖差を利用した糖度の高いフルーツや、ブランド米「つや姫」などを存分に味わえることも、素敵な移住の醍醐味といえそうですね。

山形県大江町の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!

※内容は2024年7月執筆時のものです。

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