移住コラム

【京都府】綾部市へ移住!「移住立国あやべ」は移住相談数全国2位!豊かな山の自然と京阪神へのアクセスも魅力!

あなたは、「京都府綾部市」をご存じでしょうか?京都府綾部市は、府の北部に位置する人口約3万人の移住先です。日本の原風景を思わせる里山と清らかな川が流れるのどかな町ですが、その豊かな自然環境だけに収まらない数々の魅力にあふれており、積極的に移住者を誘致する町として、今まさに注目を集めています。

移住者誘致に力を入れる京都府綾部市は、宝島社発行の月刊誌「田舎暮らしの本」2024年2月号によると、2023年度の移住相談組数がなんと全国2位となり、たちまち脚光を浴びることとなったのです。「移住立国あやべ」を掲げ、行政による手厚いサポートの充実によって、移住希望者に寄り添う姿勢がこの結果につながっているのかもしれません。

そこで今回は、兵庫県綾部市にスポットをあて、魅力やメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します!

春夏秋冬のうつろいを感じられる美しい自然環境のもと、ゆったりとした田舎暮らしを実現させたい方にとって必見の移住先です。ぜひあなたも京都府綾部市への移住を検討しましょう!

京都府綾部市の魅力/メリット3選

京都府 綾部市 シャガ群生地の様子

まずは、京都府綾部市の魅力に迫ります!移住者獲得にかなり力を入れサポートも充実していることから、とても暮らしやすい移住先といえるでしょう。ぜひご覧ください!

「移住立国あやべ」を掲げ行政による移住・定住サポートが充実

京都府綾部市は「移住立国あやべ」を掲げ、行政による移住・定住サポートが充実していることが最大の魅力です。「移住立国あやべ」とは、京都府綾部市への移住を検討している方に対しオール綾部で歓迎するプロジェクトのことで、多岐にわたるサポートを展開しています。

京都府綾部市は、2008年度にワンストップで移住希望者を支援する「あやべ定住サポート総合窓口」を設置して以降、これまで700人を超える移住者のサポートをおこない、着実に移住者を増やしてきました。地方移住を検討している方にとって、行政によるサポートはとても心強いものです。また、現地に先輩移住者が多いことで不慣れな田舎暮らしの不安も軽減されるため、都会からの移住であっても安心できる環境といえるでしょう。

宝島社発行の月刊誌「田舎暮らしの本」2024年2月号によると、2023年度の移住相談数は1,410組と宮崎県都城市に次ぐ全国2位となっており、これは、静岡市(1,260組)や長崎市(1,386組)という知名度ある「移住人気都市」を抑えての結果です。数多くの移住相談を受け、2023年度には過去最多となる82名が実際に京都府綾部市へ移住してきました。

「あやべ定住サポート総合窓口」では、空き家の紹介や就職支援、農業にチャレンジしたい方へ向けての就農支援、移住生活における各種相談など、さまざまなサポートをおこなっています。ぜひあなたも京都府綾部市へ移住し、手厚いサポートのもと素敵な田舎暮らしを実現させてみてはいかがでしょうか?

参考:移住立国あやべ

森林面積76%の京都北部の山奥で里山の田舎暮らしが実現できる

京都府綾部市では、森林面積約76%という自然豊かな山奥で、里山の田舎暮らしが実現できることも魅力です。

京都府北部に広がるおだやかな山々の景色は、春の桜や新緑の緑、秋の紅葉に雪化粧など四季折々の美しさを体験でき、自然本来がもつ力強さや癒やしを大いに感じさせてくれます。ゆったりとした里山の田舎暮らしを通じ、都会暮らしでは得られない幸福感に包まれることでしょう。

水源の里・老富(おいとみ)に咲き誇るミツマタやシャガの神秘的な光景や、上林地区のホタルなど、自然の見どころが充実しています。また、木々に囲まれた山奥にある京都府北部唯一の国宝建造物「光明寺二王門」にも、ぜひ訪れてみてください。

京都府綾部市では、市内のどこに住んでいても山の自然に触れられます。日本の原風景ともいえる「里山の田舎暮らし」を実現したい方にとって、四季折々の美しさを体験できる素敵な移住先といえるでしょう。

京都市へ約1時間・大阪市と神戸市へ約1時間半と大都市へのアクセスも可能

京都府綾部市は、日本海に近い北部の山々に囲まれた移住先ではあるものの、少し足を伸ばせば京都市や大阪市・神戸市へもアクセスが可能です。関西を代表するこれら3都市への距離感がバランスよく絶妙であることは、田舎暮らしをつづけていくうえで意外と重要といえるかもしれません。

JRの特急で京都市の京都駅まで約1時間、大阪市と神戸市へは車であれば時間帯にもよるものの、それぞれ1時間半ほどでアクセスできます。田舎暮らしはゆったりとしており、おだやかな日常を送れる反面、たまには都会へ出たいという気持ちになるものです。決して近いというわけではありませんが、遠すぎるというわけでもなく、休日にこれらの大都市へ出かけられることはなかなかのメリットといえます。

日本を代表する古都「京都」、西日本最大の都市「大阪」、オシャレな港町「神戸」と、個性のちがう大都市へそれぞれアクセスしやすいことは京都府綾部市の強みです。このすばらしい立地条件は、移住先えらびにおいてもかなりのポイントとなりそうですね。

京都府綾部市のデメリット3選

雪に覆われた山間部の街並み ドローン空撮の様子

つづいて、京都府綾部市のデメリットを3つ紹介します!どのような移住先にもメリット・デメリットは存在するものです。事前にデメリットも理解しておき、後悔のない移住を叶えましょう!

冬は雪が積もるため冬用タイヤなどの対策が必要

京都府綾部市は山間地域の移住先ということもあり、冬は雪が積もります。中心市街地では10cm~15cmほどではあるものの、山深いエリアになると1mを超えることもあるため注意しましょう。

そのため、中心市街地で暮らすとしても冬に車を運転する際は冬用タイヤが必要となり、毎年タイヤ交換しなくてはならないことは多少なりとも面倒かもしれません。北陸や東北地方のような豪雪地帯というわけではありませんが、雪が積もることを事前に理解しておいたほうがよさそうですね。

秋から冬にかけて朝夕に「丹波霧」とよばれる霧が発生する

京都府綾部市では秋から冬にかけて朝夕に「丹波霧」とよばれる霧が発生し、この地域一帯の風物詩として知られています。美しい山々を包み込むように発生する丹波霧の風景はとても美しく、幻想的な雰囲気を感じられるでしょう。

しかし、丹波霧が発生することによって視界が悪くなり、霧のなかを出歩くと服が濡れてしまうので、人によってはデメリットといえそうです。目で見て楽しむ分にはよいのですが、出かける必要がある場合は注意が必要かもしれません。

都会のような大型商業施設はなく遊べる場所も少なめ

山の自然豊かな京都府綾部市には都会のような大型商業施設はなく、遊べる場所も少なめです。日常生活においても都会的な刺激を少なからず体験したいという方にとって、あまり適した移住先とはいえないため、そのことは理解しておきましょう。

遊べる場所が充実した京都市へは約1時間・大阪市や神戸市へは約1時間半で出かけられるので、休日の際はたまにこれらの大都市へ出かけるのがよさそうです。

京都府綾部市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

海が見える梅林の様子

ここからは、京都府綾部市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します!お得な支援が充実しているので、要件を満たす方はぜひ活用しましょう!

東京圏からの移住で最大100万円以上!「京都府移住支援金」

東京23区内在住者または、東京圏に在住し東京23区内へ通勤している方が、就業・起業・テレワークなどの要件を満たすことで、最大100万円以上を支給してくれる大規模な移住支援事業です。

かなりお得な移住支援金ではあるものの、要件等がやや複雑なため、詳細は下記のリンク先を参照してください。東京圏からの移住を検討している方は、ぜひ活用しましょう。

【支援金の額】

  • 単身世帯 60万円
  • 2人以上の世帯 100万円
    ※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、子ども1人につき100万円を加算。

参考:京都府移住支援金のお知らせ

空き家の改修工事に最大180万円!「綾部市定住促進事業費補助金」

「あやべ定住サポート総合窓口」へ登録した移住者が、空き家バンクに登録された「登録空き家」または、「登録外空き家」を購入・賃借したうえでおこなう改修工事に対し、最大180万円以上を補助してくれる補助金事業です。

補助対象経費の範囲や制度の詳細等は、下記のリンク先をチェックしてみてください。移住の際に空き家を活用したい方にとって、かなりお得な支援といえそうですね。

【補助率】
補助対象経費の3分の2以内

【補助金の額】

  • 登録空き家:上限180万円
  • 登録外空き家:上限90万円

参考:綾部市定住促進事業費補助金について

指定の集落へ移住する方に最大90万円!「綾部市水源の里定住支援給付金」

兵庫県綾部市では、指定の集落へ移住することで最大30万円と最大90万円の2つの給付金を支給する制度を実施しています。

給付金は2本立てとなっており、「水源の里」に指定された4つの地区(山家地区・奥上林地区など)への移住者に対し月額で支給される「定住給付金」、加えて住宅を建築・購入・改修に要した経費を対象とする「住宅整備補助金」の2つです。

京都府綾部市が指定する「水源の里」へ移住して、のどかな田舎暮らしを実現させたい方は、ぜひ活用しましょう。

【給付金の額】

  • 定住支援給付金:最大30万円(月5万円)
  • 住宅整備補助金:最大90万円(補助対象経費の3分の2以内)

参考:水源の里への定住者募集!住宅購入やリフォーム代、生活費を支援します

京都府綾部市移住でおすすめのエリア3選

西町通り(綾部市)の様子

それでは、京都府綾部市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!京都府綾部市では、便利な市街地暮らしと山間部での田舎暮らしの両方が可能です。ぜひ、理想とするライフスタイルにあわせて検討してみてください!

人口の1/3が暮らす便利な中心市街地「綾部駅」周辺エリア

最初のおすすめエリアは、市の人口の1/3が暮らす便利な中心市街地「JR山陰本線・綾部駅」周辺エリアです!

京都府綾部市の中心市街地である綾部駅周辺は、商業施設と住宅街が集まることで利便性の高い暮らしが送れ、都会からの移住者にとっても暮らしやすさを感じるエリアといえるでしょう。市役所はもちろん、総合病院・小中高校・スーパー・コンビニ・ファミレスなどひと通りそろっており、しばらく歩けば田畑や由良川の自然景観にも触れられます。

また、京都府綾部市は日本を代表する肌着メーカーである「グンゼ」の創業の地であり、「あやべグンゼスクエア」では、その歴史だけでなく地域の特産品や農産物も購入できる観光スポットとして人気です。さらに、駅から東へ由良川を越えた小高い丘にある「紫水ヶ丘(しすいがおか)公園」は、市街地を一望できるビュースポットをはじめ、新緑の緑や秋の紅葉も楽しめるため、移住の際はぜひ訪れてみましょう。

綾部駅周辺エリアは、京都・大阪・神戸という関西の3大都市へのアクセスにすぐれていることも特徴です。綾部駅から特急に乗れば京都駅まで約1時間でアクセスでき、車で市街地の北はずれにある舞鶴若狭自動車道・綾部ICを利用すれば、神戸市や大阪市方面へ約1時間半でアクセスできます。

商業施設が充実し自然にも近い綾部駅周辺エリアは、移住者にとって「暮らしやすさ」が抜群のおすすめエリアといえるでしょう。

由良川と里山の田舎暮らしは京都市へのアクセスも良好「山家駅」周辺エリア

つづいてのおすすめエリアは、由良川の流れとともに里山の田舎暮らしを体験できる、「JR山陰本線・山家(やまが)駅」周辺エリアです!

山と田畑に囲まれ由良川が流れるこちらのエリアは、のどかな田舎暮らしが送れる一方、中心市街地である綾部駅へは電車でひと駅、車でも10分~15分ほどの距離のため、すぐに街へ出られることが大きなメリットといえます。また、京丹波町との境界にあり、京都縦貫自動車道・京都わちICがあるので、車で京都市内へ出かけやすいことも魅力です。

豊富な水量を誇る由良川では、木の杭や竹で組み上げた仕掛けをつかって鮎を捕まえる「やな漁」がおこなわれており、山家地区の風物詩となっています。毎年9月には特設の囲炉裏を囲んで鮎の塩焼きを味わえるイベントも開催しているので、ぜひ参加してみましょう。

その他にも、桜や梅が咲き誇り、秋の紅葉も美しい「山家城址公園」や、キャンプ・BBQ・魚釣りなどを楽しめるキャンプ場「ライジングフィールド山家」など、見どころや自然の遊び場も充実しています。さらに、小中一貫校もあるため、自然のなかでのびのびと子育てしたい方にもおすすめといえるでしょう。

中心市街地からほど近く、気軽に街へ出かけられる山家駅周辺エリアへ移住して、豊かな自然と水量豊富な由良川が流れる里山の田舎暮らしを、ぜひあなたも体験してみてください。

国宝寺院と温泉が魅力の水源の里「奥上林地区」周辺エリア

最後のおすすめエリアは、国宝寺院や温泉があり川遊びもできる水源の里、「奥上林地区」周辺エリアです!

市域の北東部一帯を占める奥上林地区は、深い山々の緑と清流・上林川が流れるとてものどかな景色が魅力で、日本の原風景さながらの田舎暮らしを実現できます。山家駅周辺エリアよりも田畑が広範囲に広がっているため、さらに開放的な気分でゆったりとした日常生活が送れるでしょう。

「水源の里」という名の通り、エリアを流れる上林川では川遊びスポットも充実し、周辺ではホタルも多数観賞できます。開けた青い空と山の緑に囲まれて、素敵なアウトドアライフをぜひ楽しんでみてください。

また、奥上林地区といえば、京都府北部で唯一の国宝建築物を有する寺院「光明寺」が非常に有名です。生い茂る森のなか、1248年に建立された鮮やかな朱色が印象的な「国宝・二王門」は、同じく朱色に塗られた2体の金剛力士像とともに、貴重な文化遺産として地域住民から愛されています。自然豊かでのどかな移住先に、歴史を感じさせてくれる「国宝」があることは、とても素敵なことといえそうですね。

さらに、奥上林地区には温泉があることも特筆すべき魅力です。温泉施設「あやべ温泉 二王の湯」は日帰り600円で利用でき、露天風呂からは美しい山々の景色を楽しめます。温泉のすぐそばにはキャンプ場やグランドゴルフ場・巨大迷路など、家族全員で遊べる広大なアウトドアエリアもあるのでぜひおすすめです。

最後に、豊かな緑に囲まれた奥上林地区は日本海に近い立地であることから、車で30分ほど走れば観光スポットが充実した舞鶴市や、若狭湾の美しいビーチで海水浴を楽しめる福井県高浜町へアクセスできることもイチオシポイントといえます。

国宝寺院や温泉・川遊び、さらには日本海へのアクセスのよさなど、多彩な移住生活を楽しめる奥上林地区周辺エリアも、兵庫県綾部市移住でぜひおすすめです。

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現役の水車と水田の様子

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京都府綾部市の魅力を知って移住を検討しよう

京都府由良川の橋(ドローン空撮)の様子

京都府綾部市は、「移住立国あやべ」を掲げ、さまざまな手厚いサポートを受けられる移住先です。自然環境もすばらしく、緑豊かな山々や清らかな川に囲まれて、春夏秋冬のうつろいをしっかりと感じられる、まさに「日本の原風景」ともいうべき田舎の景色が広がっています。今まさに移住者が増え続けていることから、これから移住しようとする方にとって、かなり住みやすい移住先といえるのではないでしょうか?

京都府綾部市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!

※内容は2024年10月執筆時のものです。

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