移住コラム

【兵庫県】「レジャー王国」豊岡市へ移住!城崎温泉・神鍋高原・美しいビーチ・城下町の街並みやグルメも充実!

静かな朝 城崎温泉の川べり柳通りの様子

兵庫県豊岡市は、県北部「但馬(たじま)地域」の中心都市として人口約7.7万人を有する移住先です。兵庫県内でもっとも面積が大きく、日本で最後の野生コウノトリの生息地としても知られています。広大な市域によって海・山両方の自然に恵まれており、関西屈指の温泉街「城崎(きのさき)温泉」や、スキー・スノボが盛んな「神鍋(かんなべ)高原」など、各種レジャーを大いに楽しめることが最大の魅力です。レジャー体験重視の移住生活を実現したい方にとって、最適な移住先の1つといえるのではないでしょうか?

今回は、兵庫県豊岡市移住の魅力やメリット・デメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します!

海・山・温泉と贅沢に遊べる兵庫県豊岡市を、ぜひ移住先として検討してみてください!

兵庫県豊岡市の魅力/メリット3選

竹野海岸の様子

最初に、兵庫県豊岡市の魅力を3つ紹介します!日本海に面した兵庫県豊岡市では、レジャーやグルメ、歴史的な町並みなど多彩な魅力にあふれていることが特徴です。ぜひご覧ください!

城崎温泉・美しいビーチ・神鍋高原の三拍子そろったレジャー王国

兵庫県豊岡市は、城崎(きのさき)温泉や透明度抜群の美しいビーチ、スキー・スノボ・キャンプなどアウトドアが盛んな神鍋(かんなべ)高原などといった、海・山・温泉の三拍子そろった「レジャー王国」であることが魅力です。

抜群の知名度を誇る関西屈指の温泉地「城崎温泉」は、開湯1300年の歴史をもち、柳並木と静かに流れる川、建ち並ぶ温泉施設の風景という、これぞ温泉街といった風情ある町並みが広がっています。城崎温泉では圧倒的な非日常感を体験でき、日帰り温泉はもちろん周辺は観光地としての見どころも充実しているので、ぜひ休日には温泉とともに観光も楽しみましょう。

日本海に面する兵庫県豊岡市には、「竹野ブルー」と呼ばれるエメラルドグリーンのビーチがあることをご存知でしょうか?「竹野浜海水浴場」は、快水浴場百選・日本の渚百選などにえらばれた、キメの細かい白砂と水質調査で最高ランクに認定された透明度抜群の水質が魅力です。しかも、すぐ横には珍しい犬連れ専用ビーチ「青い浜わんわんビーチ」もあり、愛犬家の方にとってかなりうれしい環境といえるでしょう。竹野浜海水浴場から距離は離れていますが、多彩な展示・イベントが充実した水族館「城崎マリンワールド」もおすすめです。

さらに、兵庫県豊岡市へ移住した際は、城崎温泉や竹野浜快水浴場とともに、「神鍋高原」にもぜひ足を運んでみてください。高原リゾート地である神鍋高原では、スキー・スノボはもちろんのこと、キャンプ・川遊び・パラグライダー・熱気球など、ありとあらゆるアウトドアレジャーが可能です。

日本全国には海や山、温泉が魅力の街はたくさん存在しますが、これらすべてを兼ね備えた移住先はそう多くありません。都会ではできないレジャー体験を重視したい方にとって、兵庫県豊岡市はまさにうってつけの移住先といえるでしょう。

但馬牛・津居山かに・出石皿そばなどグルメも超充実

但馬牛や津居山(ついやま)かに・出石(いずし)皿そばといったグルメが超充実していることも、兵庫県豊岡市の魅力です。

海と山の自然環境に加え、伝統文化も充実していることから、兵庫県豊岡市では多彩なグルメを楽しめます。まず、「但馬牛」は兵庫県豊岡市をふくむ但馬地域一帯で飼育された和牛であり、市の特産品として市内の精肉店で購入が可能です。但馬牛は「神戸牛」や「松阪牛」などの高級ブランド和牛のルーツとなっており、細かいサシが入った霜降りのとろける旨味が特徴で、地産地消で味わえることはうれしい特権といえるかもしれません。

また、日本海に面していることから、津居山港で水揚げされたブランド松葉がに「津居山かに」に代表されるかに料理も有名です。冬の味覚として、カニ刺し・カニしゃぶ・焼きガニなど、但馬牛とならぶ「2大グルメ」としてぜひ現地で味わいましょう。

その他にも、兵庫県豊岡市ではさまざまなグルメを楽しめるのですが、こちらでは最後に郷土料理「出石皿そば」を紹介します。市域南部の城下町・出石(いずし)地区では、江戸時代に仙石氏が信州上田からの国替えによって「そば文化」が伝来し、独自の進化を遂げながら今日にもその食文化が受け継がれてきました。出石皿そばは、小皿に盛られたそばを何枚も食べる独特の様式をもち、わんこそばに似たようなイメージです。男性であれば20皿、女性であれば15皿食べられれば一人前?といわれており、お腹に自信のある方はぜひチャレンジしてみてください。

移住生活を送るうえで、グルメが充実していることはやはりうれしいものです。海や山、温泉などの多彩なレジャーとともに、これらのグルメも思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか?

城下町として重要伝統的建造物群保存地区に指定された街並み

城下町として重要伝統的建造物群保存地区に指定された街並みを楽しめることも、兵庫県豊岡市の魅力といえるでしょう。

市域南部の「出石(いずし)地区」は、古事記や日本書紀にもその名が登場する古い町であり、古代より但馬地域の中心地として繁栄をつづけてきました。中世に入ると出石城とともに城下町が整備され、江戸時代には出石藩として5万8千石の石高を有し、今日にもその歴史的な街並みが残されています。

重要伝統的建造物群保存地区に指定された出石地区の街並みは「但馬の小京都」と呼ばれ、武家屋敷や酒蔵・商家など日本の伝統的な景観とともに、さまざまな体験が可能です。日本最古の時計台「辰鼓楼(しんころう)」や、近畿最古の芝居小屋「出石永楽館(いずしえいらくかん)」など、落ち着きのあるレトロな雰囲気を楽しめます。

もちろん、郷土料理である「出石皿そば」のお店もたくさんあり、出石観光の目玉の1つとして、移住の際はぜひお立ち寄りください。古くから城下町として栄えた、古き良き日本の伝統的な景観を気軽に体験できることは、やはり兵庫県豊岡市移住の大きな魅力といえそうですね。

兵庫県豊岡市のデメリット3選

但馬の小京都 冬の出石町の町並みと辰鼓楼の様子

つづいて、兵庫県豊岡市のデメリットにも着目していきます!メリットとデメリットの両方を理解して、失敗のない移住を叶えましょう!

移住生活を楽しむためには車が必須

兵庫県豊岡市は、自然を相手に遊べる場所が非常に充実した移住先です。そのため、移住生活を最大限楽しむためには車が必須であることを、ぜひ事前に知っておきましょう。

車を所有する場合は維持費が気になるものですが、月極駐車場代の相場は約6,500円ほどと、都会と比較して安いため、ぜひ購入しておくことをおすすめします。

市域の広い範囲で雪が積もるため対策が必要

日本海に面した兵庫県豊岡市は、豪雪地帯に指定されていることから市域の広い範囲で雪が積もり、冬用タイヤなどの対策が必要です。

兵庫県豊岡市の平年の年間降雪量は2mを超えており、これは新潟市(139cm)や福井市(186cm)などを上回る雪の量となっています。住む場所によって多少ちがいはあるものの、豪雪地帯に指定された移住先であることをぜひ事前に理解しておきましょう。

日本海側の街であるため大阪・京都・神戸などへのアクセスに不便

兵庫県豊岡市は日本海側の街であるため、距離が遠い大阪・京都・神戸などへのアクセスが不便であることも、移住のデメリットといえます。

車を利用した場合、大阪市まで約2時間強・京都市まで約3時間弱・神戸市まで約2時間必要です。海や山・温泉などが充実していることは大きな魅力であるものの、関西を代表するこれらの大都市へのアクセスに不便であることは、少し悩ましい問題といえるかもしれませんね。

兵庫県豊岡市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

豊岡の名物の出石の皿蕎麦の様子

ここからは、兵庫県豊岡市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します!これらの移住支援を活用することで、移住実現までの距離がグッと縮まることでしょう。該当する方はぜひ活用してください!

東京圏からの移住者に最大100万円以上!「兵庫県移住支援事業」

東京23区内在住者または、東京圏に在住し東京23区内へ通勤している方が、兵庫県豊岡市へ移住し就業・起業・テレワークなどの要件を満たすことで、最大100万円以上を支給してくれる大規模な移住支援金事業です。

支給要件等がやや複雑ではあるものの、かなりお得な移住支援金です。東京圏から移住を検討している方は、ぜひ活用しましょう。

【支援金の額】

  • 単身世帯 60万円
  • 2人以上の世帯 100万円
    ※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、子ども1人につき100万円を加算。

参考:兵庫県移住支援事業・マッチング支援事業について

現地視察の飛行機代・宿泊費・レンタカー代を補助!「豊岡市移住促進支援補助金」

兵庫県豊岡市への移住を前提とする移住活動(住居・仕事探しをふくむ現地視察全般)の際、かかった経費の一部を幅広くカバーしてくれる補助金事業です。伊丹空港を経由した但馬空港までの飛行機代や、市内にある宿泊施設の宿泊費用、市内事業者から借り受けたレンタカー代が対象となります。

移住を検討するにあたって現地視察は必ず必要です。ぜひこちらの補助金を活用して、少しでもお得に現地視察をおこないましょう。

【補助金の額】

  • 航空運賃:1人片道4,000円(1年度につき4回まで)
  • 宿泊費:大人1人2,000円、子ども(12歳以下)1人1,000円(1年度につき4泊まで)
  • レンタカー代:1日あたり3,000円(1年度につき6日分まで)

参考:市に移住を目的として訪問される方に、宿泊費用・航空運賃・レンタカー費用の一部を補助します

住宅取得や改修・引越し費用などを補助!「豊岡市定住促進事業補助金」

兵庫県豊岡市では、移住促進のため住宅取得や改修・引越し費用などに対し各種補助金を支給しています。移住にかかる経費のうち、住居費用や引越し費用ははかなり大きな負担です。少しでも負担をやわらげるため、市と県の両方が主体となるこれらの補助金をぜひ活用しましょう。

各補助金の補助率や詳細は、下記のリンクを参照してください。

【補助金の種類と金額】

  • 住宅所得補助:上限100万円
  • 空き家の改修補助:上限200万円(住宅型)
  • 引越し費用補助:上限20万円

参考:移住者が行う住宅改修、引越し等にかかる費用を補助します

兵庫県豊岡市移住でおすすめのエリア3選

城崎温泉 大師山山頂からの眺望の様子

それでは、兵庫県豊岡市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!兵庫県豊岡市は見どころが非常に多く、住む場所によってさまざまなライフスタイルが実現可能です。ぜひ参考にしてください!

各地へ出かけやすい生活利便性抜群の中心市街地「豊岡駅」周辺エリア

兵庫県豊岡市移住で便利な日常生活を送りたい方は、中心市街地である「JR山陰本線・京都丹後鉄道宮豊線 豊岡駅」周辺エリアがおすすめです!

JR山陰本線と、日本三景「天橋立(あまのはしだて)」がある、京都府宮津市へアクセスできるローカル鉄道・京都丹後鉄道宮豊線の2路線利用できる豊岡駅は、市の中心市街地であるため高い生活利便性を誇ります。駅直結の大型商業施設「アイティ」が非常に便利で、周辺には多数の商業施設があり、暮らしにとても便利なエリアといえるでしょう。

ちょうど市の中央に位置しているため各地へのアクセスがよく、北へ行けば城崎温泉や竹野浜海水浴場、南へ行けば出石地区、南西方向へぐるっと回れば神鍋高原と、レジャーや観光の起点ともいうべき立地であることも魅力です。

また、大阪伊丹空港へ就航している「但馬飛行場」へは10数分でアクセスでき、伊丹空港を経由して各地へ遠出しやすく、飛行機をよく使いたいという方も問題ありません。もちろん、中心市街地であるため幼稚園・小中高校・総合病院・市役所などもそろっています。

兵庫県豊岡市移住の際、暮らしやすさが抜群の中心市街地・豊岡駅周辺エリアを、まず検討してみてはいかがでしょうか?

エメラルドグリーンのビーチリゾートで海のレジャーを満喫「竹野駅」周辺エリア

エメラルドグリーンのビーチで海のレジャーを満喫したい方は、「JR山陰本線・竹野駅」周辺エリアがおすすめです!

竹野駅がある竹野町は、南国を思わせるエメラルドグリーンの海が魅力の「竹野海岸」をはじめいくつもの海水浴場があり、ビーチリゾートとして海のレジャーを思う存分楽しめます。その日の気分によって遊べるビーチをえらべるため、海辺の暮らしに憧れている方にとって充実した移住生活が送れるでしょう。

竹野町には海の近くに古くからの住宅が密集しており、塩害から家を守るため焼いた杉の板を外壁として利用した、「焼き杉板」のレトロな町並みが広がっています。明治時代から土地区画整理がおこなわれていないので細道が多く、のどかな雰囲気が特徴です。

海沿いに旅館やリゾートホテルなどがいくつもあるリゾート地ではありますが、海辺の田舎暮らしにピッタリで、スーパー・コンビニ・小中学校・こども園があるため暮らしに不安を感じることもありません。また、竹野駅周辺には田園風景も広がっており、山の自然に近いことも移住生活における満足度を押し上げてくれそうです。

兵庫県豊岡市移住で素敵な海移住を実現したい方は、ぜひ竹野駅周辺エリアを検討してみましょう。

関西屈指の温泉街で特別感あふれる移住生活「城崎温泉駅」周辺エリア

関西屈指の温泉街で、観光地特有の特別感あふれる移住生活を送りたい方は、「JR山陰本線・城崎(きのさき)温泉駅」周辺エリアがおすすめです!

市域北部、円山川(まるやまがわ)の河口付近にある「城崎温泉」は、関西でも屈指の温泉街としてかなり有名で、その歴史は1300年といわれています。駅を降りればすぐに温泉街としての雰囲気を存分に楽しめ、城崎温泉街をつらぬく大谿川(おおたにがわ)と、その両岸に植えられた柳並木の景観がとても印象的です。いくつもの温泉宿や旅館が建ち並ぶものの日帰り温泉施設もかなり多く、移住することで日常生活を通じ毎日温泉を楽しめます。城崎温泉を普段づかいできることは、これ以上ない贅沢なことといえるかもしれませんね。

また、城崎温泉駅周辺は、温泉街の風情ある街並みとともに、観光地としても見どころが非常に充実しています。大師山(だいしやま)の中腹にあり、城崎ロープウェイを利用するか、約500段という長い長い石段を登って参拝できる古刹「末代山(まつだいさん) 温泉寺」や、ロープウェイの頂上・大師山の山頂からは、厄除けとして小さな陶器を的に向かって投げる「かわらけ投げ」などが有名です。

大師山の頂上から望む絶景はミシュラングリーンガイド一つ星、さらに城崎温泉の街並みは二つ星をそれぞれ獲得しており、このエリアは兵庫県豊岡市においても特別な場所であるといえるでしょう。人気の水族館「城崎マリンワールド」へも車で10分ほどの距離のため、こちらにも足を運んでみてください。

海や山で過ごすおだやかでのんびりとした移住生活も素敵ですが、城崎温泉で送る特別感や非日常感あふれる移住生活も楽しそうですね。兵庫県豊岡市移住において、関西屈指の温泉街・城崎温泉駅周辺エリアもぜひおすすめです。

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神鍋高原 2021年5月 (11)の様子

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兵庫県豊岡市の魅力を知って移住を検討しよう

夜の城崎温泉街の様子

兵庫県豊岡市は、海・山・温泉と三拍子そろった「レジャー王国」ともいえる、とても魅力的な移住先です。豊かな自然とともに城下町としての歴史もあり、かなり特色の強い町といえるかもしれません。但馬地域における中心都市として市街地もある程度栄え、日常生活が便利であることも特徴で、総合的に満足度の高い移住生活が送れそうです。

兵庫県豊岡市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!

※内容は2024年10月執筆時のものです。

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