長野県御代田町は、県東部に位置し日本有数の活火山「浅間山(あさまやま)」の麓に広がる移住先です。人口約1.6万人の小さな町でありながら、リゾート地軽井沢町・観光地小諸市・新幹線停車駅がある佐久市に囲まれた立地から移住先としてかなり人気があり、近年どんどん若い世代を中心に移住者が増えています。周辺自治体との相乗効果によってもたらされる自然環境や生活全般の利便性の高さは、移住先として非常に高い評価を受けているのです。
今回は、長野県御代田町移住の魅力やメリット・デメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します!
抜群の立地で大人気の移住先、長野県御代田町へぜひあなたも移住を検討しましょう!
長野県御代田町の魅力/メリット3選
最初に、長野県御代田町の魅力やメリットを3つ紹介します!軽井沢のとなり町として注目を集め、若い移住者が増えていることは特筆すべき魅力といえるでしょう。まずはこちらをご覧ください!
リゾート地軽井沢町・観光地小諸市・新幹線がある佐久市に囲まれた抜群の立地
長野県御代田町は、全国屈指のリゾート地「軽井沢町」や、城下町としての歴史がある観光地「小諸市」、新幹線停車駅がある「佐久市」に囲まれている抜群の立地であることは、最初に抑えておきたい魅力といえるでしょう。
町の唯一の駅である「しなの鉄道線 御代田駅」から、軽井沢駅へは電車で15分・小諸駅へは10分・長野新幹線 佐久平駅へは車で15分というアクセスは、移住生活にこれ以上ない利便性をもたらしてくれます。長野県御代田町が移住先として人気の理由は、何よりもまずこの立地条件であることに他なりません。
抜群の立地により、軽井沢や小諸市へすぐ遊びに出かけられ、佐久平駅からは新幹線で東京駅へ約70分でアクセスでき、都内通勤も決して不可能ではありません。長野県への移住を検討している方はぜひこの立地のよさに着目し、御代田町も候補に入れることをおすすめします。長野県の大自然に触れられるとともに、便利で充実した移住生活が実現できるでしょう。
浅間山の麓の街として自然に囲まれた田舎暮らしが可能
浅間山(あさまやま・2,568m)の麓に広がる街として、雄大な自然に囲まれた田舎暮らしが可能なことも、長野県御代田町の魅力です。
日本でも有数の活火山「浅間山」は、長野県御代田町のシンボルとしてその雄大な姿をどこからでも望めます。夏の突き抜けるような青空とのコントラストや秋の紅葉、冬の雪化粧など、広がる田園風景とともに、ぜひおだやかな田舎暮らしを楽しみましょう。初夏から秋にかけてのシーズンには、浅間山登山にチャレンジするのもいいですね。ただし、現在も活発な火山活動のため、入山規制により登山の範囲が限られている点には注意しましょう。
もちろん、標高838mに位置する高原の町・長野県御代田町は、浅間山以外にも緑の景色が充実しています。真夏でも木陰に入れば非常に涼しく、夜はエアコンも必要ありません。市街地であっても、田畑と木々の距離が近いことも魅力です。ゆったりとした時間が流れ、都会の喧騒からはなれた素敵な田舎暮らしにピッタリの移住先といえそうですね。
地域住民における移住者の割合が高く若い世代を中心に人口が増えている
長野県御代田町は、かなり人気がある移住先のため地域住民における移住者の割合が高く、若い世代を中心に人口が増えていることも魅力といえるでしょう。
令和6年10月現在の町の人口は16,816人となっており、令和元年10月の15,757人と比較して、5年間で1,059人も人口が増えていることは特筆すべきことです。地方を中心に人口減少がつづく日本において、1年あたり約200人というペースで増えていることはかなり珍しく、2023年の社会増加数(転入者数から転出者数を引いた人数)は391人と、長野県1位となりました。とくに、若い世代の移住者を中心に人口を押し上げていることが特徴で、今後も増えつづけていくことが予想されます。
また、とても興味深いことに現職の町長自体が移住者であり、町長いわく「昔から移住者が多く、人口の半分は移住者」と語っているほどで、長野県御代田町がどれほど魅力ある町かよくわかります。やはりこれは、自然と共存できる町自体の魅力とともに、軽井沢町や小諸市・佐久市という、個性ある自治体に隣接した抜群の暮らしやすさにほかなりません。地域住民における移住者の割合が高いため、新たな移住者が地域に馴染みやすいことも人気の理由といえそうです。
長野県御代田町のデメリット3選
つづいて、長野県御代田町のデメリットにも着目していきます!自然環境豊かで好立地な移住先ではあるものの、やはりデメリットは存在するものです。ぜひこちらもチェックしておきましょう!
冬場の冷え込みが厳しく水道管や路面の凍結に注意が必要
長野県御代田町は冬場の最低気温がマイナス10℃程度まで下がり、水道管や路面の凍結に注意が必要です。長野県は冬の冷え込みがかなり厳しく、生活全般において事前の対策が求められます。東京などから移住した場合、その寒さに最初はかなり驚くかもしれません。
また、近年は減少傾向ではあるものの雪が積もるため、年に数回の雪かき・雪下ろしも必要となります。移住の際は必ず冬場の冷え込みを念頭に入れ、適切な対策を講じておきましょう。
道幅が狭い場所が多く街頭も少ないため道路整備が求められている
移住先として人気の長野県御代田町は順調に移住者が増えているものの、増える移住者に対し道路のインフラ整備が追いついていないとよくいわれています。道幅が狭く街灯も少ないため、これらの整備が住民より求められているのが現状です。
もちろん、行政もこの問題を把握しているため少しずつ改善に向かっているのですが、今現在は場所によって車の運転が不便であることを事前に把握しておきましょう。
高校や大学がなく進学には町外へ出る必要がある
町内に高校や大学がなく進学する際に町外へ出る必要があることは、子育て世帯にとって少し悩ましい問題といえそうです。
高校であれば佐久市や小諸市、軽井沢町へ越境する必要があり、バスや電車での通学となります。大学も同様で、となりの佐久市に看護・福祉系の大学はあるものの、それ以外では上田市まで通わなければなりません。
都会でも電車やバスを乗り継いで通学するのはよくあることですが、住む場所から学校までどれくらい時間がかかるのか、移住前にあらかじめ調べておいたほうがよさそうですね。
長野県御代田町移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
ここからは、長野県御代田町移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します!これらの支援を積極的に活用し、ぜひ素敵な移住を実現させましょう!
東京圏・愛知県・大阪府からの移住で100万円以上!「UIJターン移住支援事業補助金」
東京圏・愛知県・大阪府から長野県御代田町へ移住し、就業・起業・テレワークなどの要件を満たすことで最大100万円以上を支給してくれる、大規模な移住支援事業です。全国の自治体で広く実施されている移住支援ですが、基本的に東京圏からの移住者のみが対象であるのに対し、長野県では愛知県と大阪府まで対象となっていることが最大の特徴といえます。
移住元や移住先での諸要件がやや複雑なため、自分が対象となるかは下記のリンク先を参照してください。かなりお得な支援金のため、必ずチェックしておきましょう。
【支援金の額】
- 単身世帯 60万円
- 2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、子ども1人につき100万円を加算。
参考:令和6年度御代田町UIJターン就業・創業移住支援事業補助金
空き家の改修工事に上限50万円補助!「空家改修等補助金制度」
町内にある空き家の有効活用のため、移住後に住む住宅として空き家を購入し改修工事をおこなう方に対し、補助率2分の1の範囲で上限50万円を補助してくれる補助金制度です。
あくまで移住後の住宅利用に限られるため、別荘といった使い方では補助金の交付は認められていません。移住後の住居として空き家を検討中の方は、ぜひ活用しましょう。
断熱リフォームに上限50万円補助!「住宅断熱性能向上リフォーム補助金制度」
住宅の断熱リフォーム工事にかかった費用を、補助率2分の1の範囲で上限50万円まで補助してくれる補助金制度です。屋根や壁などに断熱材を設置したり、単板ガラスを複層ガラスに替える工事などが対象となります。ただし、町内の事業者に発注する必要があるため、その点は注意が必要です。
冬の寒さが厳しい長野県御代田町ならではの、ありがたい制度といえそうですね。
長野県御代田町移住でおすすめのエリア3選
それでは、長野県御代田町移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!実現させたいライフスタイルにあわせて、ぜひ移住の際の参考にしてください!
自然と便利な商業施設が共存した中心地「御代田駅」周辺エリア
最初のおすすめエリアは、自然と便利な商業施設が共存した中心地、「しなの鉄道線・御代田駅」周辺エリアです!
御代田駅周辺は町の中心地であるものの、駅前は住宅街と田畑が点在し、落ち着いた雰囲気を感じられます。駅前の県道135号線にスーパーやドラッグストア・100円均一ショップ・ホームセンターなどがあり、国道18号線・北国街道沿いにも飲食店をはじめとする各種店舗が点在しているので、日常生活に不便さを感じることもなさそうです。
また、駅前には町役場や図書館の他にも、「浅間縄文ミュージアム」といった博物館、現代美術館を核とした複合施設「MMoP(モップ)」など文化施設も充実しています。もちろん、保育園・小中学校もあるため、自然とともに便利な暮らしを送れることが最大の特徴です。
長野県御代田町移住を検討する場合、暮らしと自然環境の両面にすぐれた中心地・御代田駅周辺エリアは、快適な田舎暮らしを実現できる超おすすめエリアといえるでしょう。
浅間山の麓で自然豊かな田舎暮らし「塩野区」周辺エリア
つづいてのおすすめエリアは、町の北側にある浅間山の麓で、自然豊かな田舎暮らしを実現できる「塩野区」周辺エリアです!
浅間山の麓に広がる塩野区は、長野県内でも数少ない「千年村」の1つに認証されており、長きにわたり農業を中心とした暮らしが営まれてきました。千年村とは、1000年を基準として生産と生活が存続してきた歴史と伝統ある集落のことで、塩野区では目の前にそびえる浅間山とともに、のどかな田舎暮らしが可能です。
また、塩野区は高台にあるため町を一望できる景色の良さが魅力で、地区の東西を結ぶ県道80号線・浅間サンラインからの眺望がとくにすばらしく、移住することで常にその開放的な景色を楽しめます。浅間山登山をおこなうには小諸市か軽井沢町からが一般的ですが、火山活動が活発なため入山規制されていることが多く、現在も頂上へは登れないためご注意ください。
塩野区のおすすめスポットとして、「浅間しゃくなげ公園」と、隣接する「真楽寺(しんらくじ)」があり、真楽寺ではこの地方に伝わる龍神伝説をモチーフにした「龍神まつり」がおこなわれます。長野県御代田町を代表する祭りとして、全長45mという巨大な龍が乱舞する姿は圧巻です。移住の際はぜひ参加してみてください。
浅間山の麓でのんびりとした田舎暮らしを実現できる塩野区も、長野県御代田町移住でおすすめです。千年村にえらばれた昔ながらの営みに興味のある方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
軽井沢町との境界にあり移住者に人気「西軽井沢区」周辺エリア
最後のおすすめエリアは、軽井沢町との境界にあり、気軽に遊びに行けることから移住者に人気の「西軽井沢区」周辺エリアです!
中心地である御代田駅からみて東に位置する西軽井沢区は、日本有数のリゾート地である軽井沢町との境界にあることから、「ほぼ軽井沢」として移住者に人気があります。町の中心地である御代田駅まで車で数分と非常に近いながらも、自然環境が豊かであるためとても暮らしやすく、となりが軽井沢町というちょっとしたブランド感がもてることも人気の理由といえるかもしれません。
西軽井沢区には、本家の軽井沢町ほどではないものの貸別荘がいくつもあることから、リゾート地としての雰囲気がただよっています。ゆとりある敷地におしゃれな邸宅やハイツが多く、どこか余裕を感じさせてくれるたたずまいが魅力です。
中心地へもすぐにアクセスでき、となりが軽井沢町という立地から移住者に人気のある「西軽井沢区」も、ぜひ検討してみましょう。
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長野県御代田町の魅力を知って移住を検討しよう
長野県御代田町は、軽井沢町や小諸市・佐久市といった便利な町に囲まれた人気の移住先です。浅間山の麓でのんびりとした田舎暮らしを送るとともに、かなり利便性の高い移住生活が実現できます。そのため、若い移住者がどんどん増えており、今後もその人気が高まっていくことでしょう。大人気の長野県移住において、まさに注目の移住先といえそうですね。
長野県御代田町の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!
※内容は2024年10月執筆時のものです。