長野県宮田村（みやだむら）は、県南部の伊那谷（いなだに）に位置する人口約8,000人の移住先です。村の西側には中央アルプスの最高峰・木曽駒ヶ岳（きそこまがたけ・2,956m）や、2万年前の氷河期の氷で削り取られたお椀型地形の千畳敷（せんじょうじき）カールといった、日本を代表する山岳地帯が広がっており、抜群の自然環境を有しています。大人気の長野県移住で中央アルプスの大自然を体験したいという方に、ぜひおすすめの移住先といえるでしょう。
また、長野県宮田村は、「子育て日本一の村」を目指す圧倒的な子育て・教育支援によって、ここ数年若い世代がどんどん移住しています。これらの手厚い支援は必見で、宝島社発行の月刊誌「田舎暮らしの本」2月号『2024年版 住みたい田舎ベストランキング』村部門・4年連続子育て世代全国1位にも輝きました。まさに今、大注目の移住先なのです。
そこで今回は、長野県宮田村移住の魅力やメリット・デメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します！
ぜひあなたも、「子育て日本一の村」を目指す長野県宮田村で、中央アルプスの大自然とともに素敵な田舎暮らしを実現させましょう！
長野県宮田村の魅力／メリット3選
まずは、長野県宮田村の魅力を3つ紹介します！中央アルプスの大自然や子育て世帯にうれしい支援など、のびのびとした移住生活に最適な場所といえるでしょう。ぜひご覧ください！
中央アルプスの豊かな自然を体験でき本格的な登山が可能
長野県宮田村は中央アルプスの麓にあるため、日本を代表する山岳地帯で豊かな自然を体験でき本格的な登山が可能です。
中央アルプスへとつづく標高1,650mの宮田高原では、見渡す限りの大自然のなか、ログハウスもありオートキャンプにも対応したキャンプ場で開放感抜群のアウトドアを楽しめます。頂上の展望台からは伊那谷に広がる街並みや中央アルプスの絶景を望め、信州長野の大自然を気軽に体験できることが特徴です。
また、せっかく長野へ移住したのなら本格的な登山がしたい！という方は、ぜひ中央アルプスの最高峰・標高2,956m「木曽駒ヶ岳（きそこまがたけ）」登山にチャレンジしてみてください。中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイを利用して登山への玄関口となる「千畳敷（せんじょうじき）カール」まで一気にアクセスでき、そこから登山が可能です。もちろん、中央アルプスには木曽駒ヶ岳以外にも、宝剣岳（2,931m）や伊那前岳（2,883m）など数多くの名峰があるので、初心者から上級者まで最高の山移住が実現できるでしょう。
長野県宮田村へ移住するなら、ぜひ中央アルプスの自然を思いっきり楽しむことをおすすめします。これぞ長野！ともいえる豊かな自然を思う存分満喫できることが、長野県宮田村移住で何よりも外せない魅力なのです。
居住域がコンパクトなためどこに住んでも生活利便性が高い
長野県宮田村は、村全体の7割以上を森林が占めているため居住域が非常にコンパクトにまとまり、どこに住んでも中心地へアクセスしやすく生活利便性の高い暮らしが送れます。
村の中心地からおおむね半径2kmの範囲が居住域となり、そのなかに医療機関や学校・スーパー・コンビニなどがバランスよく収まっているため、生活利便性はかなりのものです。移住先によっては最寄りに病院や学校などがないこともあり、このコンパクトな居住域は大きなメリットといえるかもしれません。
もちろん、半径2kmという小さな居住域のなかでも、商業施設が集まった中心地・整備された閑静な住宅街・田畑が広がるのどかなエリアといった、異なる個性をもちあわせているため、ライフスタイルによってさまざまな暮らしが可能です。
村のどこに住んでも生活利便性が高いという特徴的な強みは、長野県宮田村ならではといえそうですね。
「子育て日本一の村」を目指しており若い世代がどんどん移住している
長野県宮田村は「子育て日本一の村」を目指しており、手厚い子育て支援によって若い世代がどんどん移住していることは、ぜひ多くの移住希望者に知っていただきたい魅力といえるでしょう。
少子化による人口減少が全国的な問題となっている昨今、長野県宮田村では住民の減少に歯止めをかけるため、子育てや教育に対し非常に手厚い支援がおこなわれています。「輝く子育て応援事業」では、子どもの出産につき6万円～50万円の「誕生祝い金事業」や、1世帯あたり100万円を支給する「子育てファミリー転入奨励金事業」など、まさに日本一ともいえる内容です。
また、教育や食育にも力を入れており、ICT機器の導入や子どもの海外派遣事業、地元産食材を60％使用した給食、さらには、全国でもめずらしい1歳児からの「未満児専用保育園」も整備しています。これらの手厚い支援によって、長野県宮田村には毎年およそ60名ほどが移住しており、とくに若い世代の多さが特徴です。
継続的に実施されている圧倒的な支援はかなり大きな反響を呼び、長野県宮田村は、宝島社発行の月刊誌「田舎暮らしの本」2月号『2024年版 住みたい田舎ベストランキング』の村部門において、4年連続子育て世代全国1位に輝きました。しかも、総合部門2位・若者単身者部門2位・シニア部門3位と、軒並みランキング上位であることは特筆すべきポイントです。
長野県宮田村では中央アルプスの豊かな自然のもと、手厚い支援を受けながら安心して子育てができます。子育て世帯の方にとって、これ以上ない環境といえるのではないでしょうか？もちろん、それ以外の方にとっても十二分に暮らしやすさを感じられるはずです。若い世代がどんどん移住する長野県宮田村は、今後も大注目の移住先といえるでしょう。
長野県宮田村のデメリット3選
つづいて、長野県宮田村のデメリットも3つ紹介します！自然豊かな暮らしやすい村ではあるものの、やはりデメリットは存在するものです。デメリットも事前に理解し、失敗のない移住を実現しましょう！
居住域はコンパクトだが日常生活には車が必須
長野県宮田村の居住域は半径2kmとコンパクトなため、どこに住んでも利便性の高い暮らしが送れますが、移住生活を最大限楽しむには車を所有することが必須といえます。
都会とちがって公共交通機関が脆弱であり、日常の足は自家用車です。スーパーへの買い出しはもちろん、ちょっとしたお出かけも車で移動することがほとんどのため、移住の際は必ず車を購入しておきましょう。
最も近い中核都市である松本市へは車で約1時間必要
最も近い中核都市である松本市へは、車で約1時間必要であることもデメリットといえそうです。松本市は人口約23万人を有する県第2の都市であり、大型商業施設や映画館・大学・空港など便利な施設が集積しています。そのため、アクセスするのに1時間必要であることは不便に感じるかもしれません。
ただ、長野県宮田村は決して「僻地」というわけではなく、近隣の伊那市や駒ヶ根市であればそれぞれ10数分でアクセスできるので、そこまで気にする必要はないかもしれませんね。
小さな村のため仕事の種類が限られている
長野県宮田村は人口約8,000人の小さな村であるため、仕事の種類が限られていることも、移住の際のデメリットといえるでしょう。移住先えらびにおいて仕事の充実度はかなり重要ではあるものの、こればかりは仕方ありません。
自分にあった仕事を探したい場合、少し範囲を広げて10万人都市である飯田市や、近隣の伊那市・駒ヶ根市への通勤を視野に入れてみるのもよさそうです。
長野県宮田村移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
ここからは、長野県宮田村移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します！とくに、東京圏以外にも大阪府・愛知県が対象となる移住支援金は必見です。該当する方はぜひ活用しましょう！
東京圏・大阪府・愛知県が対象！最大100万円以上「UIJターン就業・創業移住支援事業」
東京圏・大阪府・愛知県から長野県宮田村へ移住し、就業・起業・テレワークなどの要件を満たすことで、最大100万円以上を支給してくれる大規模な移住支援事業です。ほとんどの県では東京圏のみが対象であるのに対し、長野県では適用される範囲がグッと広がっていることが最大の特徴といえます。
移住元の要件や移住後の要件などがやや複雑なため、詳細は下記のリンク先を参照してください。該当する都府県にお住まいの方は、ぜひ活用しましょう。
【支援金の額】
- 単身世帯 60万円
- 2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、子ども1人につき100万円を加算。
子育て日本一の村を目指す圧倒的支援！「輝く子育て応援事業」
長野県宮田村では、多くの若い世代に移住してもらうため圧倒的な子育て・教育支援を展開しています。「子育て日本一」を目指すこれらの支援によって、着実に若者世代の移住者が増えており、今後のさらなる拡充にもおおいに期待できそうです。
ここでは、長野県宮田村が力を入れる「輝く子育て応援事業」の一部を紹介します。支援内容が多岐にわたるため一部のみの紹介となりますが、気になる方はぜひ詳細を下記のリンク先からチェックしてみてください。
【輝く子育て応援事業の種類（一部抜粋）】
- 誕生祝い金事業
子どもが生まれた世帯に、第1子6万円～第5子以上50万円を段階的に支給。 - 保育料助成事業
第2子以降の保育料が実質無料。 - 輝く子育て応援金事業
子育て世帯が住宅を取得した場合、固定資産相当額の応援金を5年間交付。 - 子育てファミリー転入奨励金事業
転入時に中学生以下の子どもがいる方に対し、1世帯あたり100万円を支給。 -
小中学校および高等学校入学祝金事業
子どもの入学に対し、小学校入学1万円・中学校入学3万円・高校入学3万円をそれぞれ支給。 - 小中学校給食費補助事業
小中学校へ通う児童生徒の給食費を年間15,000円交付。 - Dearみやだ フレ！フレ！ふるさと18きっぷ
高校などへ通う通学費として、3年生または最終学年の生徒に対し年額35,000円を支給。
1泊～30日間利用可能な移住体験住宅！「ベース☆みやだ」
長野県宮田村では移住を真剣に検討している方に対し、1泊から利用できる移住体験住宅「ベース☆みやだ」を整備しています。家電や暖房機器・Wi-Fiなどを完備しているので快適に暮らせ、すぐ近くにコンビニがありちょっとした買い物も便利です。
本格的な移住の前にまずはお試し移住してみたい方は、ぜひ「ベース☆みやだ」で田舎暮らしを体験してみましょう。
【利用期間】
1泊～最長30日以内
【利用料金】
1泊ひとり1,000円（高校生以下の子どもは無料）
長野県宮田村移住でおすすめのエリア3選
ここからは、長野県宮田村移住でおすすめのエリアを3つ紹介します！村の居住域はコンパクトながら、エリアによって個性のちがった暮らしが可能です。実現させたいライフスタイルにあわせて、ぜひ移住の際の参考にしてください！
商業施設が一手に集まる中心地「宮田駅」周辺エリア
最初のおすすめエリアは、商業施設や学校などが一手に集まる中心地「JR飯田線・宮田駅」周辺エリアです！
長野県宮田村唯一の駅である宮田駅の周辺には、村の中心地として各種施設が充実しています。村役場・保育園・子育て支援センター・小中学校・スーパー・コンビニ・飲食店・郵便局などなど、駅東側の国道153号線を中心に配置されており、このエリアであれば自転車か徒歩で日常生活が完結するくらい便利です。
もちろん、住宅街や商業施設とともに田園風景も点在しており、利便性を享受しながらのどかな景色も楽しめます。長野県宮田村へ移住を検討している方にとって、まずは第1候補にしていただきたいおすすめエリアといえるでしょう。
キレイに区画整理された住みやすい住宅街「大原区」周辺エリア
つづいてのおすすめエリアは、キレイに区画整理された閑静な住宅街「大原区」周辺エリアです！
中心地である宮田駅から南東へ直線距離で約1kmほどの場所にある大原区は、小さなエリアであるものの、キレイに区画整理された住宅街となっています。幹線道路である国道153号線から少し離れているので、静かに暮らしたい方におすすめといえるでしょう。
宮田駅へは自転車圏内のため不便さを感じることもなく、スーパーであれば「ニシザワ宮田食彩館」が近くにあり便利です。また、背後にある林をぐるっと回れば長野県を代表する清流・天竜川へ出られ、川の自然も気軽に体験できます。静かな住宅街で暮らしたいという方は、ぜひ大原区を検討してみましょう。
中央アルプスの麓で送る田舎暮らしは高速ICも利用可能「新田区」周辺エリア
最後のおすすめエリアは、中央アルプスの麓で充実した自然体験が可能な「新田区（しんでんく）」周辺エリアです！
新田区は宮田駅から南西方向へ直線距離にして約2kmほど離れた、中央アルプスの麓に位置する山の景色と田園風景に囲まれたのどかな景色が広がっています。長野県宮田村移住で思いっきり自然を感じたい方にピッタリのエリアといえるでしょう。
新田区には、巨大な滑り台がある「宮田村総合公園」や、小田切川で川遊びを楽しめる「森と水のアウトドア体験広場」など家族で遊べる場所がたくさんあり、充実した田舎暮らしが可能です。また、県道75号線・中央アルプス通りを登っていけば、「中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ」に乗れるため、千畳敷カールや木曽駒ヶ岳登山など、中央アルプスの名峰へ気軽にアクセスできます。
さらに、南に接する駒ヶ根市の中央自動車道・駒ヶ根ICが近く、高速道路に乗って遠出する際にも便利なため、アクティブに動き回りたい方にもおすすめです。中央アルプスの自然を体験できる新田区エリアも、ぜひ検討してみてください。
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長野県宮田村の魅力を知って移住を検討しよう
長野県宮田村は、中央アルプス最高峰・木曽駒ヶ岳や千畳敷カールといった、日本を代表する山岳地帯で大自然を体験できる移住先です。また、「子育て日本一の村」を目指し、かなり充実した子育て・教育支援がおこなわれ、若い世代を中心に移住者がどんどん増えています。大人気の長野県で安心して子育てしたいという方はもちろん、幅広い世代の方々から今後さらに注目を集めていきそうですね。
ぜひあなたも、長野県宮田村の魅力を知って移住を検討しましょう！
※内容は2024年10月執筆時のものです。
