移住コラム

【長野県】県第4位の都市・佐久市へ移住!新幹線で東京駅まで約70分の利便性と発展した市街地・豊かな自然が充実!

長野県佐久(さく)市は県東部に位置し、上田市とならぶ東信地方の主要都市として、豊かな自然とともに市街地が広く栄えている移住先です。県第4位の人口約9.7万人を有し、市街地が複数ある「多核型都市」の構造をもつことから、市街地ごとに異なった個性があるため、街なか暮らしであっても多様なライフスタイルを実現できることが魅力といえるでしょう。また、長野県佐久市には、新幹線停車駅「佐久平(さくだいら)駅」があり東京駅まで約70分と都心へのアクセスにすぐれ、気軽に東京へ遊びに出かけたり、場合によっては通勤も可能です。

さらに、東京都自由が丘・兵庫県神戸市とならぶ「日本三大ケーキのまち」として、市内には地元で採れた上質なフルーツや乳製品を使用した、おいしいケーキを味わえるパティスリーが多いことでも知られています。豊かな山の自然が強調される長野県において、自然とともに市街地での暮らしがとても便利な移住先としてぜひおすすめです。

今回は、長野県佐久市移住の魅力やメリット・デメリット、利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します!

ぜひあなたも、市街地が広範囲に広がる長野県第4位の都市・佐久市への移住を検討しましょう!

長野県佐久市の魅力/メリット3選

E7・W7系新幹線 長野県佐久市佐久平駅の様子

最初に、長野県佐久市の魅力やメリットを3つ紹介します!長野県佐久市は、東信地方の主要都市として便利な街なか暮らしはもちろん、豊かな自然も魅力です!まずはこちらをご覧ください!

市街地が広範囲に分布する「多核型都市」ながら自然も豊かな人気の移住先

長野県佐久市は、市街地が広範囲に分布する「多核型都市」ながら自然環境も豊かなため、長野県内においても人気の移住先です。長野市・松本市・上田市に次ぐ県第4位の都市として、商業施設が充実した街なか暮らし・自然豊かな田舎暮らしの両方をえらべます。

都市機能を有する市街地が1か所だけでなく複数地域に分布しており、便利な街なか暮らしがしたい場合でも個性が異なるエリアからえらべるため、その利便性は抜群といえるでしょう。市の代表駅であるJR中込(なかごみ)駅周辺、市役所があるJR北中込駅周辺、新幹線を利用できる佐久平(さくだいら)駅など、複数の拠点があるため多様なライフスタイルが実現できます。

また、長野県佐久市は、市街地が広く分布する「多核型都市」の構造をもつ一方、自然環境が豊かであることも魅力です。北に浅間山(あさまやま)、南に蓼科山(たてしなやま)や八ヶ岳を望め、山の自然とのどかな田園風景の景色も近いため、暮らしに便利な市街地と豊かな自然の両方のメリットを享受できます。

そのため、長野県佐久市は移住先として人気があり、2021年から2022年における社会増加数(転入者数から転出者数を引いた人数)は県内1位となりました。移住先をえらぶ際、その判断基準は人によってさまざまです。県内1位の社会増加数からわかるとおり、長野県佐久市は、その幅広いニーズに応えられるだけのポテンシャルをもった、魅力あふれる移住先といえるのです。

新幹線で東京駅まで約70分・高速道路で練馬ICまで約100分の好立地

長野県佐久市には新幹線停車駅「佐久平(さくだいら)駅」があり、東京駅まで約70分、高速道路を利用すれば練馬ICまで約100分という好立地であることも魅力といえるでしょう。

JR北陸新幹線・佐久平駅の存在により、都心への距離がグッと縮まることは移住先選びにおいてかなりのアドバンテージとなります。約70分で東京駅までアクセスできるため、平日は佐久市でゆったりと生活し、休日は買い物やイベント参加のため都内へ遊びに出かけるという、非常にぜいたくなライフスタイルが実現可能です。

もちろん、都心への通勤も決して不可能ではありません。実際に、長野県佐久市から都内へ新幹線通勤している方も多く、市の補助金として月2万円の通勤補助もあることから、場合によっては現在の仕事をつづけながら移住できます。移住先として日本でもっとも人気のある長野県で暮らしながら都内で仕事をする。これもまた素敵なライフスタイルといえるのではないでしょうか?

また、長野県佐久市は県の東側に位置し、群馬県との県境に接しているため東京まで意外と距離が近く、高速道路であれば時間帯によるものの、練馬ICまで約100分でアクセスできます。このように、新幹線・高速道路の両方のアクセスにすぐれていることも、長野県佐久市の大きな魅力といえそうですね。

全国トップクラスの晴天率を誇り夏の夜は涼しく冬の積雪も少ない

長野県佐久市は全国トップクラスの晴天率を誇り、夏の夜は涼しく冬の積雪も少ないことから、日々の暮らしにおいて気持ちよく過ごせる移住先としておすすめです。

日本における年間日照時間の全国平均は、おおむね1,800~1,900時間といわれています。一方で、長野県佐久市の年間日照時間はおよそ2,200時間以上であり、これは全国トップクラスの長さです。日照時間の長さは晴天率と直結しているため晴れの日が多く、天気や日照時間の長短は幸福度に影響するといわれていることから、「全国トップクラスの晴天率」はかなり重要なトピックといえるかもしれません。

また、長野県佐久市は気象観測開始以降、熱帯夜(夜間の気温が気温25℃以上)を記録したことがなく、真夏の夜はエアコンが必要ありません。朝晩が非常に涼しいため、夏の夜の寝苦しさと無縁であることは大きな魅力といえるでしょう。また、真夏の昼間の気温は東京とそれほど変わらないものの、湿度が低いためカラッとしていることも特徴です。

さらに、長野県内でも佐久市は雪が少ない地域とされており、雪かき・雪下ろしが不要なことが多いのもメリットといえます。雪かき・雪下ろしは重労働なので、これはとてもありがたいことです。

長野県佐久市は全国トップクラスの晴天率であり、夏の夜は涼しく、雪かき・雪下ろしが不要なことが多いなど、総合的に「暮らしやすい」移住先といえそうですね。

長野県佐久市のデメリット3選

元日の山脈の様子

つづいて、長野県佐久市のデメリットも3つ紹介します!メリットだけでなくデメリットにも着目し、失敗のない移住を実現しましょう!

雪はあまり降らないが冬の冷え込みはかなり厳しい

長野県佐久市は雪があまり降らない地域であるものの、やはり冬場の冷え込みがかなり厳しいため、水道管の凍結予防をはじめとするさまざまな対策が必要です。

冬場の最低気温はマイナス10℃を下回ることが珍しくなく、あまりの寒さに驚くかもしれません。冬用タイヤはもちろんのこと、住居えらびにおいても断熱性能の高さを重視することをおすすめします。全国トップクラスの晴天率である一方、冬場の冷え込みには十分気をつけましょう。

東京都内で暮らすよりも水光熱費が高くなる

地方移住全般にいえることとして、東京都内で暮らすよりも水光熱費が高くなることに注意が必要です。とくに、冬場の寒さが厳しい長野県佐久市では顕著かもしれません。

まず、都内をはじめ都会では「都市ガス」が利用されますが、地方の大部分が単価の高い「プロパンガス」となります。幸い、長野県佐久市の市街地の一部では都市ガスを利用できるものの、それ以外のエリアではプロパンガスです。プロパンガスは、都市ガスとくらべ料金が2倍近く高くなる場合もあるため、気になる方は事前に調べておくことをおすすめします。

また、冬場の暖房費における電気代・灯油代などもかさんでしまうため、どうしても水光熱費が高くなってしまうことを理解しておきましょう。

便利な日常生活を送るには車が必須

市街地がある程度発展している長野県佐久市といえど、やはり便利な日常生活を送るには車が必須です。大都会とちがって、移動は基本的に自家用車となり、スーパーなどの買い物も車で行くことがほとんどといえます。

ただし、月極駐車場代の相場は6,000円ほどと高くはないため、移住の際は必ず車を所有しておきましょう。

長野県佐久市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

おしゃれな街 佐久市の様子

ここからは、長野県佐久市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します!新幹線通勤に対する補助金などは必見です!該当する方はぜひ積極的に活用しましょう!

東京圏・大阪府・愛知県が対象!最大100万円以上!「UIJターン移住支援事業補助金」

東京圏・大阪府・愛知県からの移住者が、長野県佐久市で就業・起業・テレワークなどの要件を満たすことで、最大100万円以上を支給してくれる大規模な移住支援事業です。全国の自治体で広く実施されている移住支援ですが、通常は東京圏からの移住者のみが対象であることに対し、長野県では大阪府と愛知県からの移住者も対象となることが最大の特徴です。

ただし、移住元の要件や移住先である長野県佐久市での支給要件がやや複雑なため、詳細は下記のリンク先を参照してください。東京圏・大阪府・愛知県から移住を検討している方は、ぜひチェックしておきましょう。

【支援金の額】

  • 単身世帯 60万円
  • 2人以上の世帯 100万円
    ※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、子ども1人につき100万円を加算。

参考:令和6年度佐久市UIJターン就業・創業移住支援事業補助金の申請について

現地視察に要した各種経費を補助!「佐久市移住検討者滞在費補助金」

長野県佐久市への移住・二拠点居住を検討している方に対し、現地での仕事探しや住居探し等の目的で発生する経費の一部を補助する補助金制度です。交通費から宿泊費まで幅広く補助してくれるため、かなり役立つ制度といえるでしょう。

GW期間や年末年始は補助対象期間外となるため、その点はご注意ください。現地視察を予定している方は、ぜひご活用ください。

【利用限度日数】
最大で通算6日分

【補助対象経費と補助率および補助額】

  • レンタカー代(カーシェアも可) 2分の1以内・上限3,000円
  • 新幹線乗車券(佐久市発着のみ) 2分の1以内・上限10,000円(4人まで)
  • 高速バス乗車券 2分の1以内・上限5,000円(4人まで)
  • 高速道路利用料金 2分の1以内・上限10,000円
  • タクシー乗車料金 2分の1以内・上限3,000円
  • 宿泊費(佐久市内のみ) 2分の1以内・4,000円(4人・5泊分まで)
  • 一時保育サービス利用比(佐久市内のみ) 2分の1以内・2,000円(子ども3人まで)

参考:令和6年度 佐久市移住検討者滞在費補助金

東京圏への新幹線通勤費を月2万円補助!「リモートワーカー等新幹線通勤補助金」

新幹線を利用した東京圏への通勤に対し、補助対象経費2分の1以内・1か月あたり2万円を限度に、最大24か月間補助してくれる補助金制度です。佐久平駅発着の新幹線を利用することや、40歳未満の方などが主な交付要件となります。詳細は、下記のリンク先をご確認ください。

佐久平駅から東京駅までは約70分のため、通勤利用は十分考えられます。新幹線停車駅がある、長野県佐久市ならではのありがたい補助金といえそうですね。

参考:佐久市リモートワーカー等新幹線通勤補助金

長野県佐久市移住でおすすめのエリア3選

JR佐久平駅の様子

それでは、長野県佐久市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!「多核型都市」と呼ばれていることから、広範囲に広がる市街地と、その周囲の豊かな自然が魅力です。ぜひ移住の際の参考にしてください!

新幹線や高速IC・商業施設が集積した中心市街地「佐久平駅・岩村田駅」周辺エリア

最初のおすすめエリアは、新幹線や高速IC・商業施設が集積した利便性抜群の中心市街地、「JR北陸新幹線 佐久平(さくだいら)駅・JR小海線 若村田(いわむらだ)駅」周辺エリアです!

市内北部、小諸市との市境に近いこちらのエリアは、「多核型都市」として市街地が複数におよぶ長野県佐久市において、主要な中心市街地という位置づけとなっており、非常に利便性の高い暮らしが実現できます。佐久平駅から新幹線を利用すれば東京駅まで約70分、上信越自動車道・佐久ICを利用すれば練馬ICまで約100分と、広域移動にも便利です。

佐久平駅と岩村田駅の間には「イオンモール佐久平」をはじめとする大型商業施設や大型家電量販店・ホームセンターなどが集積しており、一方では広大な芝生広場でのんびりできる公園など快適な空間も確保されています。小中高校・保育園、さらには看護・福祉系の「佐久大学」もあり、どのような世代であっても充実した移住生活が実現できるでしょう。子育て世帯の方には、プラネタリウムがある科学博物館「佐久市子ども未来館sakumo(サクモ)」がおすすめです。

もちろん、市街地を離れるとのどかな田園風景が広がっているので、遠くに望む浅間山の景色とともに、豊かな緑の癒やしも感じられます。長野県佐久市移住を検討中の方は、ぜひ佐久平駅・岩村田駅周辺エリアをチェックしておきましょう。

市役所・総合病院・文化施設が充実したもう1つの市街地「北中込駅」周辺エリア

つづいてのおすすめエリアは、市役所や市内最大の総合病院・近代美術館などの文化施設が充実したもう1つの中心市街地、「JR小海線 北中込(きたなかごみ)駅」周辺エリアです!

「多核型都市」である長野県佐久市では、主要な中心市街地とされる佐久平駅・岩村田駅周辺以外にも複数の市街地を有しており、岩村田駅の南にある北中込駅周辺もその1つとされています。佐久平駅や岩村田駅周辺には大型商業施設が充実しているのに対し、こちらのエリアは、市役所や市内最大の総合病院「JA長野厚生連 佐久総合病院 佐久医療センター」、図書館・近代美術館・総合体育館など文化施設の充実が特徴です。

駅の東にある広大な「駒場公園」内には、佐久市中央図書館・佐久市近代美術館をはじめ、テニスコートやプールなどがあり、地域住民の憩いの場として多くの市民が訪れます。佐久平駅・岩村田駅周辺とならぶ中心市街地ではあるものの、北中込駅周辺は比較的落ち着いた雰囲気があり、にぎやかすぎる場所が少し苦手な方にとって、暮らしやすさを感じられる環境といえるかもしれません。

生活利便性を重視しながら落ち着いた暮らしを実現したいという方は、ぜひ北中込駅周辺エリアを検討してみてください。市内最大の総合病院や市役所があることは、やはり大きな安心感をもたらしてくれそうですね。

田畑や緑に囲まれた信州の田舎暮らし「浅科地区・望月地区」周辺エリア

最後のおすすめエリアは、田畑や緑に囲まれてのんびりとした田舎暮らしを実現できる「浅科(あさしな)地区・望月(もちづき)地区」周辺エリアです!

市域の北西部に広がるこちらの両エリアは、市街地ではなく田園風景が広がっているため、田舎暮らし志向の方にピッタリなエリアといえます。浅科地区は、地区の東側に千曲川(ちくまがわ)がおだやかに流れており、田園風景とともにその景観を楽しめることが特徴です。主要な中心市街地の1つである佐久平駅へ、車があれば10分ほどでアクセスできるため、そこまで暮らしに不便ということもありません。

浅科地区の西側にある望月地区は、里山に囲まれた日本の原風景ともいうべき景観が広がっており、市内でもっとも自然豊かな環境といわれています。田舎暮らしをしたいという移住者が比較的多く、かつて中山道の宿場町・望月宿として、さらには朝廷へ納める馬の名産地としての歴史をもち、各所でその名残を感じられます。中心市街地までの距離は遠いものの、望月地区にはスーパーやコンビニ・総合病院・小中高校などがそろっているため、豊かな自然環境とともに生活利便性も上々です。

長野県佐久市移住で、田舎暮らしを実現したいという方は、ぜひ浅科地区・望月地区の両エリアを検討してみてはいかがでしょうか?

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長野県佐久市にあるコスモス街道の様子

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長野県佐久市の魅力を知って移住を検討しよう

長野県佐久市 浅間山の様子

長野県佐久市は、県第4位の都市として広く市街地が発展しており、新幹線を利用して東京まで約70分というアクセスが魅力の移住先です。もちろん、浅間山を遠くに望み、足元では豊かな自然を十二分に体験できることから、田舎暮らしにも適しています。長野市や松本市、上田市などと比較して知名度はそれほど高くないかもしれませんが、それらの市にも決して引けをとらない、魅力にあふれた移住先としておすすめです。

長野県佐久市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!

※内容は2024年11月執筆時のものです。

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