長野県松川村は、県中部の安曇野エリアにある人口約9,500人の移住先です。南側が安曇野市と境界を接しており、その先の松本市とあわせてアクセスしやすい立地から、両市への通勤・通学に便利なベッドタウンとして移住者が増えつづけ、子育て世帯を中心に移住先として近年高い人気を誇ります。
移住者が増え続けていることから、周辺の自治体をふくめ利用できる地元の商業施設や病院などの生活インフラが充実しており、北アルプスの自然とともに暮らしやすさを感じられるでしょう。移住先としての人気の高まりもあり、宝島社の月刊誌『田舎暮らしの本』2月号「2025年版 住みたい田舎ベストランキング」、「人口5,000人以上1万人未満のまち」総合部門全国1位を獲得したことで、現在さらなる注目を集めています。人気の長野県においても、生活利便性と自然のバランスが非常に高いレベルといえるのです。
今回は、長野県松川村にフォーカスをあて、魅力やメリット・デメリット、利用できる移住支援、おすすめエリアを紹介します!
移住者が多いことから、はじめての田舎暮らしでも馴染みやすい環境であることは大きな魅力です。ぜひあなたも、長野県松川村を移住先として検討してみてください!
長野県松川村の魅力/メリット3選

まずは、長野県松川村の魅力・メリットに迫ります!豊かな自然と利便性はもちろん、松川村には移住者にとってうれしいメリットがたくさんです。ぜひご覧ください!
生活利便性と豊かな自然が両立した安曇野エリアの人気ベッドタウン
北アルプスの雄大な山々の麓に広がる松川村は、生活利便性と豊かな自然が両立した安曇野エリアの人気ベッドタウンです。長野県のイメージそのままに、どこまでも澄み切った空気と田園風景、北アルプスの大自然が広がっています。
一方で、人口約9万人の安曇野市が南に隣接し、さらに南へ行けば、長野県第2の都市・松本市へも車で約40分でアクセスが可能なため、これらの街へ通勤・通学ふくめ出かけやすいことも人気の理由といえるでしょう。また、北へ車を40分ほど走らせれば、国内有数のスキーリゾートである白馬村へもアクセスでき、冬の長野を大いに楽しめるのもいいですね。
松川村は周辺自治体へのアクセスのよさとともに、村自体の生活利便性も上々です。松川村の代表駅であるJR大糸線・信濃松川駅周辺には、23時まで営業しているスーパーやコンビニがあるため、駅周辺であれば高い生活利便性を誇ります。しかも、高瀬川を挟んだ池田町には救急対応が可能な大きな総合病院まであり、駅から車で数分の距離のため医療体制も問題ありません。
松川村は、都市部へのアクセスのよさと村自体の暮らしの利便性、北アルプスの豊かな自然環境がうまくミックスした安曇野エリアの人気ベッドタウンとして、今後もその人気は加速していくことでしょう。移住先人気ナンバーワンの長野県内のなかでも、多くの方にぜひおすすめです。
移住者が多いため住民の多様性があり馴染みやすい環境
安曇野エリアの人気ベッドタウンである松川村は、県内外を問わず移住者が多いため、住民の多様性があり地域に馴染みやすい環境であることは大きな魅力です。かつて2020年のコロナ禍において移住先として一気に注目を浴び、東京圏からの移住者が増加しました。その勢いは衰えることがなく、2024年4月~10月の半年間で152人の方が移住し、年間およそ300人という驚異的なペースで今も移住者が増えつづけています。
松川村にはさまざまな場所から移住してきた住民が多いため、田舎町にありがちな排他的なイメージはまったくありません。新しく移住してきた方が馴染みやすいことは、移住生活を気持ちよく過ごすのに必要不可欠な要素です。地方移住で、もっともつまずきやすい「人間関係」においてそのハードルが低いことは、移住希望者にとってこれ以上ない魅力といえるかもしれませんね。
土地価格相場が安曇野市の約半分のためマイホームを建てやすい
松川村はその利便性に対し土地価格相場が安く、南隣の安曇野市の約半分となっています。そのため、低い予算でマイホームを建てられることも魅力であり、移住先として人気の理由といえるでしょう。
2024年の松川村の平均地価は1坪あたり55,041円と、安曇野市の102,786円の約半分です。マイホームを建てる際は土地価格が総費用に占める割合が高いため、地価が安いほど低予算でかつ広い家を建てられます。都会ではなかなか叶わない、庭付きの一戸建てを低予算で建てられるため、松川村は移住先として非常に人気があるのです。
移住人気の高まりを受け近年は地価が上昇傾向にあるものの、まだまだ安い水準です。ぜひあなたも松川村へ移住して、夢のマイホームをゲットしましょう!
長野県松川村のデメリット3選

つづいて、長野県松川村のデメリットも3つ紹介します!人気のベッドタウンではあるものの、少なからずデメリットは存在するものです。魅力・メリットとあわせて確認しておきましょう!
小学校と中学校が1校ずつしかなく高校は村外へ出る必要がある
村には小学校と中学校が1校ずつしかなく、高校へは村外へ出る必要があります。ただ、近隣の安曇野市や池田町などに高校が複数あるため、村外といっても距離にしてみれば近いところで数km程度であり、山を越えての越境というものでもないためそこまで問題となることはなさそうです。
電車が1時間に1本しかなく日常生活に車は必須
松川村にはJR大糸線が走っているものの、電車の本数は朝と夕方をのぞき1時間に1本(松本方面)しかないため、あまり利便性がいいとはいえません。また、普段の生活の足として、スーパーなどへの買い物にも車が必須の環境であることも事前に理解しておきましょう。
松川村に限らず、地方での暮らしにおいて車はかなり重要な「生活インフラ」です。現在車を所有していない方であれば、移住前に車を購入しておくことをぜひおすすめします。
積雪は少ないが真冬の最低気温がまれに-10℃以下になる
スキー・スノボなど雪のイメージが強い長野県ですが、松川村は積雪が少なく、多い年で20cm~30cmほどとなっています。雪が少ないため、雪かき・雪おろしなどの対策は必要ないものの、最低気温がまれに-10℃以下を下回ることがあり、かなりの寒さといえるでしょう。
雪はあまり積もりませんが、道路や水道管の凍結が考えられるので諸々の対策は必要です。しっかりと準備をしたうえで、移住したほうがよさそうですね。
長野県松川村移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

ここからは、長野県松川村移住の際に利用できる各種移住支援を紹介します!とくに、子育て支援が充実しており必見です。該当する方はぜひ活用してください!
子どもは村の宝!充実した「子育て支援・各種補助金」
松川村では「子どもは村の宝」をモットーとし、充実した子育て支援と各種補助金が充実しています。以下にその一部を抜粋し紹介するので、ぜひチェックしてみてください。子育て世帯の方は必見です!
【子育て支援および補助金(一部抜粋)】
- 0歳から高校3年生までの子ども医療費の窓口負担が500円のみ。
- 小中高校入学の際に、1人あたり1万円の祝い金を支給。
- 小中学校の給食費実質無償化。
- 私立高校等へ通う生徒の保護者へ、1人あたり年間2万円を補助。
- 高校への通学補助金として、1人あたり年間2万円を補助。
- 4歳未満の子ども1人につきチャイルドシート購入費の3分の1(上限1万円)を補助。
東京圏・愛知県・大阪府からの移住で最大100万円!「松川村UIJターン補助金」
東京圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)および愛知県・大阪府から移住し、就業・起業・テレワークなどの要件を満たすことで、2人以上の世帯の方に対し100万円(単身世帯は60万円)を給付してくれる大規模な移住支援事業です。
移住元での居住年数要件など諸要件がやや複雑なため,詳細は下記のリンク先を参照してください。該当する方は必ず申請しておきましょう。
信州長野の大自然と日常の暮らしやすさを体験!「お試し住宅」
松川村では、現地での暮らしを体験したいという方に向けて「お試し住宅」を用意しています。1泊2日~7泊8日の範囲で利用でき、利用料は人数に関係なく1泊あたり4,000円です。インターネット回線がないため必要に応じて準備する必要はありますが、家電製品や調理器具などはそろっているためすぐに村の生活を体験できます。
信州長野の大自然と、松川村の魅力である日常生活の暮らしやすさを体験し、ぜひ移住を前向きに検討してみましょう。
長野県松川村移住でおすすめのエリア3選

それでは、長野県松川村移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!安曇野エリアの大人気ベッドタウンは、自然と生活利便性の両立が魅力です。ぜひ移住先選びの参考にしてください!
主要施設が集まる村の中心地「信濃松川駅」周辺エリア
JR大糸線「信濃松川(しなのまつかわ)駅」周辺は、村役場や郵便局・スーパー・保育園に小中学校など生活や子育てに必要な施設がすべてそろっており、抜群の生活環境が魅力です。駅近くのスーパー「西友松川店」は23時まで営業しており、仕事が遅くなっても問題ありません。東隣の池田町には救急対応も可能な総合病院もあり、車で数分の近さのためこれ以上ない安心感も得られます。
村の中心地ではあるものの賑やかさはそれほどなく、田園風景が混在した静かな住環境が確保されており、暮らしの満足度はかなり高いエリアといえるでしょう。さらに、子育て世帯の方にとっては、保育園・小中学校、図書館や学習塾までこのエリアに集まり、広々とした公園まであるのでとくにおすすめです。
松川村の中心地である信濃松川駅周辺エリアは、村の魅力がギュッと詰まっているため、ぜひ移住先として検討してみてください。
安曇野市や松本市へ通勤したいなら「細野駅」周辺エリア
松川村のもっとも南に位置するJR大糸線「細野駅」周辺は、安曇野市や松本市への通勤に適したおすすめエリアです。とくに安曇野市が目の前のため生活圏となり、安曇野市側にあるスイミングスクールやゴルフ練習場など各種施設を気軽に利用できます。もちろん、中心地である信濃松川駅へも車で10分以内のため、不便さを感じることはそれほどないでしょう。
細野駅の目の前には田園風景が広がっており、とてものどかな住環境でのんびりとした移住生活が可能です。また、駅近くの「道の駅 安曇野松川」では新鮮な地元の農産物が安価で購入できるため、ぜひ訪れてみてください。地元でとれた農産物を農家直送で味わえることは、まさに田舎暮らしの醍醐味です。
安曇野市が生活圏内となり村の中心地へもアクセスしやすい細野駅周辺は、松川村移住において、両方のメリットを享受できるおすすめエリアといえるかもしれませんね。
北アルプスの麓で田園風景の田舎暮らし「川西地区」周辺エリア
松川村の北部、北アルプスの麓に広がる「川西地区」は、これぞ長野の田舎!というイメージにピッタリのおすすめエリアです。北アルプスを目の前にし、どこまでもつづく田園風景にリンゴ園、風から民家を守る屋敷林(やしきりん)といった田舎の景観は、松川村でスローライフを実現したい方に、ぜひおすすめといえるでしょう。
のどかな田園風景のなかにある「大和田神社」は地域の象徴ともいえる存在で、誰もがイメージするノスタルジックな日本の原風景を感じさせてくれます。また,長野県の特産品であるリンゴの果樹園も多く、リンゴ狩りを気軽に楽しめるのも川西地区ならではです。ハイキングや川遊びなどを楽しめる巨大な森林公園「国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)」へ、10分程度で遊びに出かけられるのも強みといえるかもしれません。のどかな田舎の風景ながら、中心地である信濃松川駅へは車で5分ほどの距離なので、暮らしの利便性もしっかりと確保されています。
松川村で最高のスローライフを実現できる川西地区も、ぜひおすすめのエリアとして検討してみてください。
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長野県松川村の魅力を知って移住を検討しよう

長野県松川村は、安曇野エリアのベッドタウンとして高い人気を誇る注目の移住先です。北アルプスの自然とともに生活インフラが整い、安曇野市や松本市へ通勤・通学が可能なことから、ここ数年移住者が増え続けています。「住みたい田舎ベストランキング 2025年版」で総合部門1位に輝いた実績により、その人気はますます高まっていくことでしょう。「住みやすい田舎」をお探しの方に、長野県松川村はぜひおすすめです!
※内容は2025年2月執筆時のものです。